ソフトボール部

2016.11.03

第47回関東大学選手権 10月30日 神奈川・秦野市カルチャーパーク野球場

初回にまさかの9失点、日体大に惨敗

TEAM
関東学園大
早大
○杖子―山本
◇(本塁打)山本
TEAM
早 大
日体大 14
(4回コールド)
●豊田、吉田―山本
◇(本塁打)塩沼

 寒気が身にしみるこの日、早大は関東大学選手権(関カレ)を迎えた。負ければ終わりのトーナメント戦で、注目の初戦は関東学園大だ。先発の杖子量哉(スポ2=岡山・新見)が完封で相手を封じ込めると、続けて行われた3回戦は宿敵・日体大。秋季リーグ戦(リーグ戦)ではコールド勝ちで圧倒していただけに、何としても勝ちたい相手であった。しかし、その期待とは裏腹に、初回に3者連続本塁打を許すなど一挙に9失点。打線もわずか3安打に抑えられ、終わってみれば2−14。優勝すると意気込んで臨んだ関カレは、あまりにも苦すぎる結末だった。

 2回戦となった関東学園大。「ワセダの得点パターンが機能しなかった」と山本修平(スポ3=大阪・清風南海)が語るように、4回まで安打は遊撃手への内野安打1本のみ。関カレ独特の雰囲気に不安が募る。しかし、その不安を拭い去ったのは、代打で登場した豊田誉彦(スポ3=兵庫・滝川)だ。5回1死一、二塁、これまで早大打線を押さえ込んでいた相手投手から難なく右翼前に打球を運ぶと、その打球を右翼手が取り損ない、自らもホームイン。3得点を挙げ、拮抗(きっこう)していた流れを一気に早大に引き寄せた。6回には山本のダメ押しとなる一発が飛び出し、勝負あり。投げては先発・杖子が好守にも助けられ、7回を無失点10奪三振と安定した投球で締め、関カレ制覇に向け幸先のよいスタートを切った。

あわや本塁打という打球を倒れこみながらキャッチした飯泉副将

 続いては山本が「実力差は五分五分」と語る日体大との対戦。今大会において一つのヤマ場となる相手だ。初回、川上卓哉(スポ1=岡山・新見)が中前打で出塁すると、相手の失策が絡み1点先制。2回戦の勢いそのままに試合が進むと思われたが、直後に悪夢は待っていた。リーグ戦では日体大を完全に押さえ込んだ豊田であったが、この日は制球が定まらない。四死球と内野安打で迎えた1死満塁のピンチで2者連続の押し出し、さらには3者連続の本塁打を浴び、この回だけで一気に9点を失った。豊田に変わって登板した吉田尚央(人3=長崎・佐世保西)も粘り切ることはできず、相手に与えた得点はわずか3回で14点。4回に塩沼泰成主将(スポ3=福島・安積)が意地の一本を放ち、1点を追加するがむなしくも反撃はここまで。試合後の早大ナインに笑顔は完全に消えていた。

この日の豊田は精彩を欠いた

 「自分たちのミス絡みで点を取られてしまったのは良くなかった」(山本)。トーナメント戦では、勝ち進むにつれて相手のレベルが上がり、ミスが許されない状況になってくる。その点でこの日の試合は反省すべき点が多くあるだろう。しかし、立ち止まったままではいられない。11月5日には特別ページシステムの準決勝で再び日体大との対戦が決定している。「日体大に勝ち越した状態でシーズンを終えたい」と山本が言うように、日体大への勝利が、選手らの大きな自信につながることは間違いない。失った自信を取り戻すべく、日体大へのリベンジを誓う。

(記事 中澤紅里、写真 矢野聖太郎)

コメント

塩沼泰成主将(スポ3=福島・安積)

――きょうはどのような気持ちで試合に臨みましたか

関東インカレということで、トーナメントの大会が次の全日本総合まで無いので、しっかりトーナメントで勝ちにこだわりたいという気持ちで臨みました。

――1試合目を振り返ってみていかがですか

1試合目に関しては初めて戦う相手だったので、情報がない中で少し打てない流れはあったのですが、しっかり勝てたのは大きかったと思います。

――1試合目では序盤は投手に打線が苦戦していましたが、相手投手はいかがでしたか

相手投手の情報は少しはあったのですけれど、そういったなかでしっかり打つことができなかったということで、自分達の力の無いということもあっただろうし、対応しきれなかったというのはすごく感じました。

――中盤からその投手を攻略してきたように見えましたが、何か手掛かりはあったのですか

基本的にストライクを取ってくる球というのは回を追うごとに分かってきて、絞りやすくなってきたので、その中で投手の球筋も見えてきてしっかり強打することができたのかと思います。

――2試合目を振り返ってみていかがですか

前回コールドで勝っていて力の差はそこまで無いと思っていたのですが、結果的には14ー2ということで点差が開いてしまって、自分達がやらなければいけないことというのが沢山出たなと感じました。

――大量に得点されましたが、チームとして何が原因だと思いますか

1回ですと四球や失策が絡んでの大量失点だったので詰めるところをしっかり詰めないと力の差がない分、自分達によるミスでピンチを広げられて僕らのやるべきことがしっかり出来なかったことで大量失点に繋がったのかなと思います。

――再び日体大と戦いますが、それを踏まえて次戦への意気込みをお願いします

来週の土曜日に戦うということなので前回勝っている分、次も今回負けた分借りを返すために対応対策していって、自分達がどれだけ1週間で日体大と詰められるとこを詰められるかがカギになってくると思うので次は負けないように今後の練習に取り組んでいかないといけないかなと思います。

山本修平(スポ3=大阪・清風南海)

――1試合目を振り返っていかがですか

関東学園大は、自分たちが苦しんだ日大に対して17ー2で勝ち上がってきたので、手強い相手だと思って試合に臨みました。しかし、序盤からなかなかワセダの得点パターンが機能せずに0ー0の均衡した試合になってしまい、不安もあったのですが、結果的に勝てたので良かったと思います。

ーー1試合目ではダメ押しの一発となる1点も出ました

点差が3点あって、ランナーがいなかったので、思いっきり振ってこうという気持ちでいきました。結果、良い形でフェンスを越えてくれたのは良かったと思います。

ーー2試合目を振り返っていかがですか

前回リーグ戦でコールド勝ちした相手でしたが、実力は五分五分だと思っていました。初回から自分たちが先制したので、良い形で試合には入れたとは思ったのですが、やはり相手の初回の攻撃で、自分たちのバッテリーミスもあって、自分たちが抑えきれずに相手のペースになってしまいました。キャッチャーとして反省しています。

ーーバッテリーとしての反省点はどのような点でしょうか

豊田は初回に抑えれば、試合が進むにつれて徐々にペースを掴んでいくピッチャーです。なので初回に四球などの自分たちのミスがらみで点を取られてしまったのはよくなかったと思います。

ーー次戦では再び日体大との対戦が控えています。意気込みをお願いします

今回は負けてしまったのですが、前回は勝っているので、次の試合ではどういう試合を展開するのかによって年が明けた後のことにも関わってくると思います。次の試合では日体大にしっかりと勝ち越した状態でシーズンを終えたいと思います。