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ヨット部

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2016.11.02

全日本学生選手権 11月3~6日 愛知・海陽ヨットハーバー

全日本学生選手権展望

 全日本学生選手権(全日本インカレ)。まごうことなく大学ヨット界最高峰の大会であり、チームの集大成を見せる場だ。現在、早大はこの全日本インカレを連覇中。ことし優勝すれば、3連覇達成となる。過去、早大は2008年から2010年にかけて同大会を3連覇しており、2度目の3連覇となれば、史上初の快挙となる。黄金時代を築くべく、2010年の優勝と同じ愛知・蒲郡での勝利を誓う。

★全国でも随一の選手層で、圧倒的優勝へ(470級)

 470級は夏以降、関東では他を寄せ付けない強さを見せている。1番艇は、エーススキッパーの座を不動のものにした岡田奎樹(スポ3=佐賀・唐津西)と、岩井俊樹(基理3=東京・早大学院)のペア。岡田奎は6月に行われた470級ジュニア世界選手権で優勝を果たしており、大学ヨット界はおろか日本ヨット界をけん引する存在だ。2番艇は田中美紗樹(スポ1=大阪・関大第一)永松瀬羅(スポ4=大分・別府青山)組。大きな期待を受けるルーキー・田中が、百戦錬磨のクルー・永松瀬と組み、頭角を現した。3番艇はし烈なレギュラー争いを勝ち抜いた市川夏未(社4=埼玉・早大本庄)深田龍介(政経3=東京・早大学院)組。好調時の走りは1、2番艇にも引けを取らない。

 クラス別部門でライバルに挙がるのは、微風、強風問わず安定した走りを見せる、同大、関学大といった関西勢力に加え、総合部門でも最大の強敵となる慶大だ。秋に行われた大会で幾度も優勝している早大470チームではあるが、依然強風域での走りには一抹の不安を抱える。しかし、コンディションの変化に対応し、ミスを最小限に抑えることができれば、クラス別優勝は現実的なものとなる。

1、2番艇は全国レベルの今大会でもコンスタントに上位を走れるはずだ

★弱点であった微風域での走りを克服、慶大に打ち勝て(スナイプ級)

 スナイプ級は、微風続きだった秋の大会で、華々しい成績こそ残していないものの、苦手をきっちりと克服して今大会に臨む。1番艇は、どんなコンディションでも上位で順位をまとめる平川竜也主将(スポ4=神奈川・逗子開成)三宅功輔(商2=東京・早大学院)組。春はやや不調にあえいだが、レギュラーに抜てきされた三宅が力を伸ばし、平川の不動の相棒にまで成長した。2番艇は永松礼(スポ3=大分・別府青山)と、川上健太(創理3=東京・早大学院)の3年生ペア。平川・三宅艇とのダブルエースとも評され、実績も申し分ない。3番艇は岩月大空(スポ2=愛知・碧南工)服部勇大副将(基理4=東京・早実)組。レースのカギを握る存在だが、半年間で急激な成長を見せ、いまや社会人相手でも前を走ることができるほどの実力を持つ。

 最大のライバルは、経験豊富な4年生スキッパーをそろえる慶大。今シーズン、何度も辛酸をなめさせられてきた相手だ。しかし、50点以上の大差をつけられた大会もありながら、10月の早慶定期戦ではわずか3点差に肉薄するなど、その実力差を急激に埋めている。高い完成度を誇る慶大だが、ベストな走りを見せれば、その差をひっくり返すことは十分にあり得る。

岩月・服部組が本来の力を発揮すれば、優勝も夢ではない

★同じ蒲郡の地で、3連覇の再来を(総合)

 総合部門で選手たちが最も警戒するのは、やはり慶大。同大、日大など、地力の強さを持つ大学もあるが、春、秋ともに関東学生選手権を制し今季勢いに乗っている慶大が、最大のライバルとなる。「伝説を再び」(三宅)。2010年、3連覇をかけた戦いでも、優勝を争っていた相手は慶大だった。夏からの好調で、一気に今大会でも優勝候補の本命と目される早大。一番の宿敵に打ち勝ち、伝説を再現できるか、注目だ。

(記事 喜田村廉人、写真 菖蒲貴司、喜田村廉人)

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