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庭球部

2016.10.31

関東学生選手権 10月30日 埼玉・秩父ミューズパーク

金井・上組は筑波大のペアに敗れ、2位

 長く続いてきた関東学生選手権もようやくこの日、全日程を終えた。女子ダブルスの準決勝と決勝が行われ、早大からは金井綾香(社3=東京・早実)・上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)組と細沼千紗(スポ3=東京・富士見丘)・大矢希(スポ2=愛知・名古屋経大高蔵)組が出場。この二組による準決勝の戦いを制した金井・上組が決勝進出を果たすも、あと一歩が届かず。ダブルスは2位で今大会を締めくくった。

 昨日に引き続き、同士打ちが実現した。ことしの関東学生トーナメント優勝ペアであり、先日行われた全日本選手権では第1シードを破るなど快進撃を見せた細沼・大矢組。対するは、前日のシングルス決勝で対戦し、ダブルスでは今大会初めてペアを組みながらもここまで勝ち上がりを見せてきた金井・上組。ファーストセットは互いに負けたくないという意地がぶつかり合った。金井・上組が序盤にリードを奪うも、細沼・大矢組が3ゲームを連取して4-4に追いつく。6-6まで決着がつかずタイブレークへ突入した。「打てなくて弱気になると後悔するだけだと思ってやった結果、リターンも通ってサーブもしっかり入った」と上が語るように、強気なプレーが光った金井・上組。7-5でタイブレークを制し、弾みをつける。セカンドセットでも勢いは止まらず、金井・上組が決勝戦へ駒を進めた。その一方で「自分たちで追い込んで自分たちでプレッシャーを掛けてしまった」(細沼)と、本来のプレーを貫けなかった細沼・大矢組。関東学生トーナメント以来のタイトル獲得とはならなかった。

「クレーコートということもあって思ったようなプレーができなかった」大矢(右)と細沼

 準決勝からレストを挟み行われた決勝戦。金井・上組の相手は全日本学生選手権2位と結果を残し、勢いのある米原実令・森崎可南子組(ともに筑波大)だ。ファーストセットで先にブレークするが、徐々に調子を上げてきた相手に4ゲーム連取で逆転され3-5。ラリー戦が繰り広げられる中で先にミスが出てしまい、このセットを落としてしまう。「うまく切り替えられた」と金井が語るよう、セカンドセットはラブゲームをブレークすると勢いに乗った。ラリーの中で相手の攻めに対しても粘りを見せ、そこからゲームを展開していく。6-2でこのセットを奪取し、優勝の行方はスーパータイブレークへ。先にリードされながらも追いつくが、相手のコースを突く好プレーにポイントを阻まれた。「強気に行けなかった」(金井)、「タイブレークだけで反省すべき点がたくさん出た」(上)と冷静に振り返った二人。初のペアリングでの初優勝こそ成し遂げられなかったが、その目は次を見据えていた。

「楽しむだけ」と話していたという金井(右)と上

 中断期間を挟み、約1か月半にわたって繰り広げられた夏関の舞台。クレーというサーフェスに苦戦を強いられ、思うようなプレーができず苦しんだ選手もいただろう。選手たちが次なる目標として掲げるは全日本室内選手権。秩父のコートとは対照的に、インドアかつ、ボールの速いコートとして知られる。そしてまた新体制となって初の個人戦。夏関、全日本と直近の大会でも結果を残し、成長著しい早大勢の活躍に注目したい。

(記事 佐藤亜利紗、写真 三佐川唯)

結果

▽女子ダブルス準決勝

〇金井綾香・上唯希7-6(5)、6-3細沼千紗・大矢希

▽女子ダブルス決勝

●金井・上4-6、6-2、7-10米原実令・森崎可南子(ともに筑波大)

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コメント

金井綾香(社3=東京・早実)・上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)

――決勝戦を終えた今のお気持ちは

 決勝で負けたのは悔しいですけど、楽しくできたので。勝てるのが一番いいんですけど、悔しくても泣くほどのものでもなくて、楽しかったです。

金井 上にとっては二連覇が懸かっていたので、勝たせてあげたかったというか勝ちたくて。やっぱり私が足を引っ張ってしまった部分もありました。でも準決勝で勝てたというのは自信にしていいと思いますし、次また頑張りたいと思います。

――準決勝では細沼千紗選手(スポ3=東京・富士見丘)・大矢希選手(スポ2=愛知・名古屋経大高蔵)との対戦となりましたが

 お互いですけど負けたくないという気持ちが強くて。私たちももちろんそうなのですが楽しむことを一番にやっていて、あっちよりも笑顔でできたことやポイント間の話す数が多かったことが勝ちにつながったのかなと思います。

金井 あっちは組んでいる期間が長いペアですし、春関(関東学生トーナメント)で優勝もしていて。団体戦も組んでいて強いペアだというのは分かっていました。普通にやれば実力が上だというのも分かっていたので、二人で楽しむだけだねということを話していました。

――やはりファーストセットでタイブレークを取れたのは大きかったでしょうか

 大きかったですね。1-3でも0-3でも王座で林さんと組んだときそこからまくっていましたし、(点差が開いていても)全然可能性はあって。本当にあの試合は後悔しないように楽しもう、打てなくてチキってミスすると後悔するだけだと思ってやった結果、リターンも通ってサーブもしっかり入りました。それがあのタイブレークを取れた要因かなと思います。

金井 上とは性格が正反対で(笑)。私は結構緊張しちゃうタイプなんですが、上が「ミスっても大丈夫です。思い切りいきましょう!」って言ってくれたので。いい意味で緊張せずにできたかなと思います。

――対照的なところがペアとしてうまくバランスが取れているのですね

 金井さんは几帳面で、私は大雑把で、お互い性格が違いすぎるんですよ(笑)。金井さんは練習も最初から最後まで全力投球で。まあでも今回はそこがいい意味で機能したのかなと。

金井 緊張をほぐしてくれますし、バランスがちょうど取れてるのかもしれないですね。

――決勝は米原実令・森崎可南子組(ともに筑波大)との対戦となりましたが何か対策などは

 対戦したことがあって分かっていたという部分もあったんですけど、ファーストセット取りたかったですね。3-1で先ブレークしてたところからブレークバックされてしまったので。まあでもファイナルまでいったということは実力的にどっこいどっこいだと思います。ファーストセットあそこで取りきれなかったというのはセカンド取ったにしろ、ファイナルまでいってしまった原因かなと思います。

金井 私が米原・森崎とやるのは対抗戦で一度やったことがあっただけで。久しぶりの、2回目の対戦ということだったんですけど、ビデオとか分析とかで団体戦での戦いぶりというのは見ていました。クセとかは分かっていたのですが、最後の方は上に全部任せていて・・・(笑)。

 サーブのコースとか全部聞いてくるんですよ(笑)。綾香さんがサーブなのに、「次どこ打てばいい?」って聞いてきて。何でですかって聞いたら、「その方が安心できるから」って(笑)。まあでもそれでしっかりサーブを入れてくれたので、いい感じですね。

金井 ダブルスが上手い人って次こうすればポイントが取れるっていうのが分かっているので(笑)。フィーリングが大事というか。

――セカンドセットは良い流れで取れていたのではないですか

 初っ端森崎のサーブをブレークできて1-0で。次私のサーブの時に向こうがアドバンテージが何度かあったんですけど、そこでしっかり2-0にできて、とんとんとゲームを取れて。あのセットは出だしも良かったですし、終始良かったかなと思います。

金井 ファーストセットを取られてしまったんですけどそこからうまく切り替えて。初っ端で森崎のサーブをブレークできたというのは自信につながりましたし、良かったかなと思います。

――スーパータイブレークを振り返って

 最後なので楽しもうということだけで(笑)。私が2回相手のボレー、ポーチに引っかかってしまって、見えていたんですけどそれをストレートに打てなかったというのは反省ですね。その2本がうまくいっていればスコアも逆だったわけですし。ストレートに抜けていればというのはあって、タイブレークだけで反省すべき点がたくさん出たので、今後の大会に生かしていきたいなと思います。

金井 それは上だけじゃなくて私もで。ダブルフォルトとか簡単なミスをしてしまって、3-5までいってしまったというのと、7-8で私がボレーにいったときに強気でいけなかったというのは反省しなきゃいけないなと思います。スーパータイブレークで強気なプレーができなかったというのは反省しています。

――改めて夏関での戦いぶりを振り返ってみていかがですか

 日程が延びに延びたんで、いろいろなストーリーがあるというか(笑)。今週はこう、次はこう、という感じなのですがトータルして言うとお互い単複決勝まで残れたので良かったんじゃないですかね(笑)。

金井 私もことしが最後の夏関になると思うのですが、これまで新進でのベスト4が最高で、決勝に行くことができていなくて。シングルスもダブルスも決勝まで行けたというのは自信にしたいです。

――次の大会としては全日本学生室内選手権(インカレインドア)が控えていますが、意気込みをお聞かせください

 去年はシングルスベスト4、ダブルス優勝ということで。ダブルスはそれ以上の戦績というのはありませんが、単複合わせてそれ以上の結果を出せるように頑張ります。

金井 私も去年インカレインドアは予選を勝ち抜いて、本戦に上がって。でもそこで悔しい負け方をしてしまったので、ことしは去年より上に行きたいですし、コートが速いのでそれに向けて対策を練っていこうと思います。

細沼千紗(スポ3=東京・富士見丘)・大矢希(スポ2=愛知・名古屋経大高蔵)組

――準決勝はどういった意気込みで臨まれましたか

細沼 リーグ(関東大学リーグ)、王座(全日本大学対抗王座決定試合)、三菱全日本選手権といい流れで来ているとは思っていましたが相手が前日でクレーコート慣れしていることもあってそのあたりで不安はありました。その相手をどう崩すかがポイントだと思っていて、流れは私たちもよかったですし気にせずプレーしようと考えていました。

大矢 そうですね、細沼さんが言ったのに加えて、上は同期で意識する部分もありましたし、金井さんと組んで間もない一方で私たちはずっと組んで来たペアなので二人で一本ということを意識すれば勝てると思って臨んでいました。しかし、もちろんそれだけが原因ではないんですが久々のクレーコートということもあって思ったようなプレーができなかった部分がありました。

――ファーストセットを振り返って

細沼 やりにくい相手ではなかったですし、ここが苦手と言う部分も特にはなかったんですけど、どちらかといえばやはり上の方にやりにくさは感じていました。なので、上を崩すことを意識してプレーをしていたのですが、そうやって崩す前に自分たちのミスが出てしまいましたね。

大矢 ファーストは4-5で迎えたゲームを結構緊張していましたが、「攻めよう」と声をかけて頂いてポーチにも出れましたし、そのゲームが一番内容的にいいゲームとして取ることができました。その後もそのプレーが全体を通してできていれば良かったのではないかと思います。

――セカンドセットに関してはいかがですか

細沼 セカンドも同じく上を崩すことを二人で考えていたんですけど、その前に1本目のミスとか簡単なミスも増えていってしまいました。相手にプレッシャーを掛けられたミスと言うよりも自分たちで追い込んで自分たちでプレッシャーを掛けてしまったように思います。

大矢 そうですね、ボレーで決められる部分もあったんですけどもっと早くからそういったポイントを増やしていけていたら結果は変わって来たかなと思いますし、私の1-4のサービスゲームの時にそのゲームを落としているので流れ的にもあのゲームは落としてはダメな抑えるべきゲームだったと悔いがあります。

――新チームが始動となりますが、来季の意気込みは

細沼 私はテニスが不器用な方なので、練習をしなければ新しい技とかも扱えないプレーヤーです。4年生になると就職活動も始まってあまり思うような生活、テニスのことだけを考えるというのはできなくなってくると思うんですけど、私が後輩に示せるのはやっぱりテニスを通してしかないので。誰よりも練習して頑張っていきたいです。

大矢 新4年生の方達が就職活動で部に参加できないこともこれから多くなってくると思います。そんな中、私たち3年生が先輩として上級生として雰囲気だとか練習だとかを締めなくてはいけないので、しっかりと自覚を持って頑張っていきたいです。

――次の大会として全日本学生室内選手権がありますが、最後に意気込みをお願いします

細沼シングルスでは前は2位だったので、優勝した(林恵里奈、スポ4=福井・仁愛女)さんもいませんし今回は優勝できるよう頑張ります。ダブルスはまだペアなども決まっていない段階なのですが、絶対優勝します。

大矢 ダブルスは絶対優勝できるように、シングルスは予選からになると思うんですけど勝ち上がって本戦に出場してそこからさらに一戦一戦頑張っていきたいです!