卓球部

2016.10.29

第83回全日本大学総合選手権個人の部 10月29日 長野市真島総合スポーツアリーナ

4名がベスト16入りし、最終日の戦いへ

 全日本学生選手権個人の部(全日学)2日目のこの日、女子部からは9名がシングルス2回戦に出場した。佐藤風薫(スポ4=岡山・就実)、阿部愛莉(スポ2=大阪・四天王寺)、徳永美子(スポ2=福岡・希望が丘)、鎌田那美(スポ1=北海道・駒大苫小牧)の4名が勝ち上がってランク入りを果たし、あす行われる5回戦へと駒を進めた。

 加藤夏海(社3=秋田商)は3回戦、昨年この大会で優勝した鈴木李茄(専大)と激突。「とりあえず向かっていこうと思っていた」と加藤が振り返ったように積極的な攻めを展開し、第1ゲームを11-8で手にする。幸先のよいスタートを切ったかと思われたが、一転、続く2ゲームを奪われてしまう。逆転を許し、もう後がなくなったところで、第4ゲームでは粘りを見せた。10点目を先取されたがすぐに並び、ジュースに持ち込むと、互いに譲らない攻防になる。力強い球を放ってチャンスをつくるとその勢いのまま得点を重ね、15-13で接戦をものにした。最終ゲームもラリー戦を制するなど、強豪相手に善戦した加藤。しかし最後はエッジボールで相手に11点目を決められてしまう。3度のジュースを伴う熱戦を取りこぼした鳥屋真帆(社3=高知・明徳義塾)と共に、ここで敗退となった。

前年度優勝者を追い詰めた加藤

 3回戦で、森田彩音(中大)とフルゲームのジュースに及ぶ接戦を制した田中千秋女子主将(スポ3=愛知みずほ大瑞穂)は、4回戦でも苦戦を強いられた。第1ゲームは手にしたが立て続けにあと一歩のところで競り負け、一気にゲームカウント1-3まで追い込まれてしまう。「自分ができることをもう一度振り返ってやろう」(田中)と、相手の異質なラバーから繰り出される攻撃を速いラリーで抑えて立て直す。流れを引き寄せ、ゲームカウント3-3までこぎ着けた。最終ゲームも中盤まで競るが、8-8で並んだところで2ポイント連取されてしまう。サービスで相手のネットミスを誘い一点を返したものの、鋭いコースに放たれた球を返すことができず、ランク入りを目前にここでコートを去ることになった。同じく4回戦に登場したルーキー鎌田は、2ゲームビハインドからの逆転劇を披露。上級生の佐藤、阿部、徳永と共に5回戦出場の切符を獲得した。

田中はフルゲームの末にランク入りを惜しくも逃した

 この日敗北してしまった選手は、「しっかり攻めて得点を取ることができた」(加藤)と自身の成長を感じ、次の成長につながる課題を確認することができた。一方勝ち残った選手はランク入りを果たし、学生日本一を決する大会でその実力を証明。一つでも上の順位を目指し、あす残りの戦いに挑む。

(記事 橋本望、写真 稲満美也、佐藤菜々)

結果

▽シングルス

2回戦
◯加藤3―0北村(中京学院大)

◯田中3―0板橋(中京大)

◯徳永3―1橋田(同大)

◯鳥屋3―0吉田(新潟大)

◯阿部3―0浅井(朝日大)

●栗原2―3楠川(愛知工大)

●金子1―3公平(新潟大)

◯佐藤3―0桑原(朝日大)

◯鎌田3―0内山(福岡大)

3回戦
●加藤2―3鈴木(専大)

◯田中3―2森田(中大)

◯徳永3―1大野(朝日大)

◯阿部3―0向山(関西学院大)

●鳥屋2―3中畑(愛知工大)

◯佐藤3―1林(専大)

◯鎌田3―1奥下(日大)

4回戦
●田中3―4成本(同大)

◯徳永4―0上村(日大)

◯阿部4―2青木(中京学院大)

◯佐藤4―2永田(中大)

◯鎌田4―3田口(筑波大)

コメント

栗原加奈子(スポ4=北海道・札幌大谷)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

勝ちを意識しすぎてしまうと流れが悪くなって、メンタルがもろに出た試合だったなと思います。

――ご自身にとって最後の全日学振り返っていかがでしたか

逆にあまり緊張せずに試合できて、そんなに力を出せなかったということはなかったので良かったと思います。

田中千秋女子主将(スポ3=愛知みずほ大瑞穂)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうは最初から競る試合が多くて、これまでの積み重ねがどうでるかという感じでした。

――3回戦は接戦の末勝利しましたが、勝利の決め手は何だったと思いますか

第2、第3ゲームを簡単に取られてしまって、私としてはどうしたらいいか分からないという状態でした。でもここまできたら思い切りやろうというと思えたので、その思い切りの良さを最後まで貫けたのが勝因かなと思います。

――4回戦はゲームカウント1-3から3-3まで巻き返しましたが、どのようなお気持ちでしたか

相手も実力のある選手で向かっていくだけなので、劣勢だったんですけど自分ができることをもう一度振り返ってやろうと思いました。それで一から立て直した結果、良くなりました。

――スピードの速いラリーが印象的でした。ご自身で振り返っていかがですか

相手が異質のラバーを使っていて、ゆっくり返してしまうと上からすぐ押されて、自分に不利な展開になってしまうので、私自身ももっと前でやるように気を付けていました。それが結果的に、速いラリーにつながったのだと思います。

――4回戦敗退という結果についてはいかがですか

表彰台が目標なので全然まだまだだなと思います。去年やおととしと比べたらステップアップはできたと思うんですけど、本当に上にいくためには強い人たちにも勝っていかなければいけないので、勝負強さもこれから磨いていきたいなと思いました。

――この大会でどのような収穫を得られましたか

サーブレシーブが結構私の中で課題だったんですけど、そこはすこし強化できたかなという手応えを感じられました。あとは、競ったときに自分がどう得点していくかという勝負の駆け引きをこれからもっと磨いていって、この次の全日本選手権(全日本)に向けて頑張っていきたいと思います。

加藤夏海(社3=秋田商)

――専修大の鈴木李茄選手との対戦にはどのような気持ちで臨みましたか

相手の方が格上かつ第1シードということで、思い切って自分のできることをしようと思い、試合に臨みました。

――実際に対戦してみていかがでしたか

自分は相手よりも技術が低いので、とりあえず向かっていこうと思っていました。それがうまく通用する部分と、相手の技術でカバーされる部分があって、最終的には競った場面で相手のうまいところが出ていたので、しょうがないかなというところがありました。

――この大会を終えての収穫は

高校の時にも(鈴木選手と)1回対戦したことがありましたが、その時は全然歯が立ちませんでした。今回試合をしてみて、レシーブなど苦手なところは試合中に修正していくことができました。得意な攻めていく部分では、しっかり攻めて得点を取ることができたので、そこは自信につながりました。反省点として、やっぱり向かっていくだけだと相手もそれに慣れてしまうので、そこで技術的にどう相手を崩していくかが今後の課題かなと思いました。

――これからの目標は

今は3年生ですが、まだ全然結果は残せていないです。リーグ戦でもメンバーではありますが、出場はできていないので、これからの期間で、自分のできることをしっかりとして、リーグ戦ではチームの勝利に選手として貢献したいなと思っています。