庭球部

2016.10.29

関東学生選手権 10月29日 埼玉・秩父ミューズパーク

同士打ちを制し、上がシングルスでうれしい初タイトル!

 全日本大学対抗王座決定試合や国体といった大会が続き、延期されていた関東学生選手権。約1ヶ月ぶりの再開となったこの日、女子シングルスの決勝戦が繰り広げられた。今大会ダブルスを組み出場している金井綾香(社3=東京・早実)と上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)によるワセダ対決。ともに大学でのシングルス初タイトルを懸けた一戦は上に軍配が上がった。

大学入学後初のシングルス優勝を果たした上

 ファーストセットで先に流れをつかんだのは上だった。5ゲームを連取したが、一方の金井も負けてないない。「やるしかないなという気持ちで1ゲームをというより1本ずつ積み重ねることを意識してやった」(金井)と丁寧にコースを突いたプレーで0-5から4ゲームを奪取。4-5まで追い上げを見せたが、第10ゲームを上がブレークバックし、6-4でファーストセットを先取した。「ファーストセットを取ることができて、すごくリラックスできていた」(上)と、セカンドセットからはのびのびとプレーを展開。ラリーで粘って前で決めるという得意の攻撃パターンでポイントを重ね、相手に付け入る隙を与えない。「反撃の糸口をつかめなかった」と金井が語るよう、セカンドセットでは積極的に攻める姿勢を貫いた上。6-4、6-2で同士打ちを制し、大学入学後シングルスでは初の栄冠を手にした。

「攻める姿勢が出てきた部分が成長」と語った金井

 これまでダブルスでは全日本学生選手権2連覇するなど数々の実績を残してきた上だが、シングルスではあと一歩のところで決勝進出を逃し、悔しい思いをしてきた。それだけに今大会優勝できて「うれしい」と笑顔も見られた。一方の金井も「勝ちたかった」と悔しさをにじませながらも、「この結果を素直に受け止めたい」と前を向いていた。あすもまたダブルスの試合が控えており、ここでもまた早大対決が実現。急造ペアでここまで勝ち上がってきた2人の活躍に期待が高まる。

(記事、写真 佐藤亜利紗)

結果

▽女子シングルス決勝

○上唯希6-4、6-2金井綾香

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コメント

金井綾香(社3=東京・早実)

――決勝戦を終えた今のお気持ちをお聞かせください

勝ちたかったのですが、やはり上(唯希、スポ2=兵庫・園田学園)の方が実力が上だったかなと。素直にこの結果を受け止めたいと思います。

――国体など他の大会を挟んでの決勝戦となりましたが、影響はありましたか

夏関の決勝までこれた時はすごく勝っていて、気持ち的にものっていたんですけど、夏関が中断になってその間に国体と王座があったのですが、そこで負け続けてしまって。そこで気持ち的にも自信を失っているという部分では影響はありました。でも相手の方が上だったので素直に受け止めたいと思います。

――上選手との対戦ということで、何か対策はありましたか

フォアよりはバックの方がミスが多いということで、バックを狙っていたんですけど私も同じようにバックを狙われてしまって。私の方が穴が大きかったのかなと思います。

――ファーストセットを振り返って

出だしは緊張していたわけではないんですけど、30-0、40-15までいってもゲームが取れていない状態で。0-5になってからやるしかないなという気持ちで、1ゲーム取りに行くというよりは1本ずつ積み重ねることを意識してやっていたら、相手にもちょっと焦りが見えてきて。キープは2回チャンスがあったんですけど、フォアのストレートがちょっとだけアウトしてしまったりして取り切れなくて。ですがそこで攻める姿勢が出てきたというのは自分の中で成長した部分なのかなと思います。

――セカンドセットを振り返って

1ゲーム目をブレークできたんですけど、相手が私の苦手なところを突いて前で決めるというパターンに変えてきて。すごくうまくやられているなと感じていて、そこに対して私が反撃の糸口をつかめなかったのが大きかったかなと思います。

――久々のクレーコートや風の影響は

最初コートに来た時は風が強くて嫌だなという気持ちだったのですが、コートに入ってみてそこまで気にはならなかったですし、クレーコートは元々好きなので。感覚としては良かったかなと思います。

――あすはダブルスの準決勝が控えています。意気込みをお願いします

また同士打ちということで、相手は全日本選手権で第1シードを破っていて勢いのある選手だと思います。らいねんの団体戦ということを意識すると、林さん(恵里奈、スポ4=福井・仁愛女)が抜けてダブルスを強化していかなきゃいけないので、私ももっと頑張りたいなと思います。

上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)

――優勝おめでとうございます!今のお気持ちを

一番にワセダ同士で決勝戦ができたというのはうれしいですね。(決勝で同士打ちだと)タイトルを取ることができるのは絶対にワセダですし、男子も単複2つワセダが取っているので。個人としては大学に入ってからシングルスでタイトルを取ったことがなかったのですが、決勝までくることができて勝つことができたので、うれしいです。

――決勝戦が延期され続けたことによる影響はありましたか

決勝が延びに延びていたので、いい意味であまり決勝という感じがなくただの1試合という感じで、優勝とかも意識していなくて。ただ金井さん(綾香、社3=東京・早実)と秩父で試合をする、という感じだったので気持ち的には楽でした。本当はもう少し早く決勝戦をやりたかったんですけどね(笑)、変に考えることなく楽にテニスができました。

――金井選手との対戦ということで、何か対策などは

対策というよりは、自分で言うのも何ですけど、私はフットワークもピカイチに悪くて足も遅いんですよ。ハードコートだと金井さんのボールでえぐられたら多分取れないだろうと思っていて、クレーコートだと球足が遅くなるので。自分の悪さをカバーできたという点では、クレーに助けられたという部分があって、あれがハードコートだったらどうなってたかなという部分が大きいですね。

――ファーストセットは5-0から4ゲームを連取されるという展開でしたね

5-0にした時にすぐ1ゲームを取りきれなかったというのは私の集中力が足りなかったというのはあるんですが、金井さんもそこまであまり調子が良くなくて。それで相手が吹っ切れて、丁寧かつコースを突いてきた時に自分の集中力が欠けていて流れを相手に渡してしまったという部分もあったので。最初から集中して自分のテニスができていれば5-0から6-0にできるチャンスも大いにあったと思います。4ゲーム落としてしまった のでこれは反省しなきゃいけないなと思います。5-0の40-0からまくられてしまって、そこから5-5になってしまうと分からないので。守ってしまった部分もあったので5-0からしっかり強気で打っていければ良かったなと思います。

――セカンドセットを振り返って

ファーストを取ることができてすごくリラックスできていたというか。5-1から5-2になった時は「やばい、ファーストの再来だ」と思ったのですが(笑)、5-3にもなりかけて「もう終わった」とも思っていて。ファーストセットで守ってしまったという反省があったので、打っていけたことが2ゲームで仕留められた要因かなと思います。

――では積極的に動けたことが勝因でしょうか

積極性は早くに出さなければいけなかったというのが反省なんですけど(笑)、最後の一本で打てたことは良かったかなと思います。守ってしまっていたので反省の方が大きいですね。

――あすのダブルスに向けて意気込みをお願いします

同士打ちということで、相手は長いこと組んでいろんな大会に出ているペアで。私たちはまだこの大会でしか組んでいなくて、練習も一切していなくて。なんちゃってでここまで上がってきたんですが、相手のペアとは林さん(恵里奈、スポ4=福井・仁愛女)とのペアで何度も練習していますし、金井さんも2人のプレーを見てプレースタイルというのもしっかりわかっていると思います。勝つチャンスは大いにあると思うので、頑張って決勝まで駒を進めたいなと。決勝の相手が全日本選手権で負けた相手で、そこでリベンジマッチをしたいので、金井さんとしっかり笑顔で楽しくやっていきたいと思います。