スケート部

2016.10.25

第23回全日本距離別選手権 10月21~23日 長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)

ルーキー石川・由井が初大会 石川は男子1500メートルで10位

 スピードスケートのロングトラック競技開幕戦である全日本距離別選手権(距離別)が開催された。当大会では高校生から社会人選手まで、全国からつわものが集う。今回初めて早大として大会に出場したのは、スポーツ推薦で入部した2人のルーキー、石川将之(スポ1=山梨・北杜)と由井直樹(スポ1=山形中央)。石川は3種目、由井は2種目を滑走し、その中でも石川は男子1500メートルで10位の好成績を収めた。

 滑り終えると、ガッツポーズが出た。得意種目である男子1500メートルで、石川は堂々の10位。これは同距離では大学選手で4番目の順位にあたる。第28回ユニバーシアード冬季競技大会(ユニバーシアード)の選考大会でもある距離別。「世界と戦いたい」と代表入りを狙う石川にとって今回の結果は大きい。また、3日目の男子1000メートルは自己ベスト更新の1分11秒96で19位、初日の男子500メートルでは32位となった。石川は「シーズン始めでこのタイムを出せたのは大きい」と今季を明るく見据えた。

男子1500メートルで10位となった石川

 由井は2日目、男子1500メートルを1分53秒41で27位、男子3000メートルで21位となった。入院期間を経て体力的には万全でない中でのレースであったこともあり、「あまり自分の中で期待してなかった」と語っていた由井。結果は予想を超え、男子1500メートルでの昨季とのタイム差は小さく、着実な回復を予感させた。今後の目標を「日本学生氷上選手権(インカレ)での入賞」とし、残りの2か月間で休養時期のライバルたちに対する後れを取り返す。

男子1500メートルに出場した由井

 両選手は1月のインカレでの健闘を誓う。スピード部門では昨年度4年生が引退したため、ロングトラックを専門とする選手が不在の状態であった。そんな中入部した2人の実力あるルーキーたち。石川と由井が、インカレで早大という看板をアピールすることが期待される。

(記事、写真 廣田妃蘭)

結果

▽男子500メートル

石川 37秒36 32位

▽男子1500メートル

石川 1分50秒45 10位

由井 1分53秒41 27位

▽男子3000メートル

由井 4分8秒28 21位

▽男子1000メートル

石川 1分11秒96 19位

コメント

石川将之(スポ1=山梨・北杜)

――入学して初めての大会となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

1年目という不安があったのですが、きょねんの自分を超えるということを目標にして臨みました。1000メートルと1500メートルに出場して、1000メートルは自己ベストを更新、1500メートルも自己ベストに近いタイムが出たので、やってきたことが身になったのかなというような大会でした。

――特別強い思いがあったのは1000メートルと1500メートルでしょうか

そうですね。得意種目なので。

――具体的な目標はありましたか

大学生の世界大会であるユニバーシアードの選考大会でもあったので、この大会で6番以内に大学生の中で入る、というのがまずありました。それに1500メートルで(4位として)食い込めたというのが大きいかなと。ユニバーシアードの代表は、ジャパンカップでまたレースをして、正式に発表されるという形になります。

――各レースの結果について、率直な感想をお聞かせください

自分の種目は満足しています。今、ジュニアからシニアという世代に上がった時に、やはり今の優勝タイムとは程遠いというか。もっと練習しなきゃいけないとか、自分の必要とする技術とかがあるので、そこに向けて課題が見つかったかなと。

――1500メートルのレース後にはガッツポーズも見られましたが、実感があったのでしょうか

そうですね。調子も良かったので、やはり(1分)50秒は出るかなと思っていたのですが。きょねんのベストが50秒8だったので、それをシーズン始めで更新できたということはやはり大きい収穫かなと。

――ご自身のスケーティングの持ち味は何ですか

氷を捉える時間が長いというか。インエッジで長く捉えられるというのが、スピード持久という点でも大事なところなので。そこが持ち味かなと。

――今大会の自己採点お願いします

80点です。目標を一つクリアできたことと、シーズン始めでこのタイムが出せた、というのは大きいので。良いシーズンになるかな、と思いました。

――今後の目標や課題はありますか

大学生の大会、インカレでまず優勝を目指すこと。後は世界に立って、世界の人と戦いたいという気持ちがあって。ユニバーシアードに出場したいと思います。


由井直樹(スポ1=山形中央)

――入学して初めての大会となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

病気体質というか、一回入院していたので、体力的にあまり万全な状態ではなくて。その中でできることをやればいいかなと。

――どの種目に特別強い思いがありましたか。

今回は1500メートルです。

――具体的な目標はありましたか

とりあえずあまり自分の中で期待していなかったので、特に目標というのはありませんでした。

――調子の方はいかがでしたか

筋力的にはあまり良い状態ではありませんでしたが、フォーム的には悪くなかったです。

――ご自身のスケーティングの持ち味は何ですか

他の選手と比べると筋力的に劣ってしまうので、技術的なスケーティングですね。

――今大会の自己採点お願いします

60点ぐらいです。1500メートルはあまり期待していなかったのですが、その割にはタイム的にきょねんとさほど変わりませんでした。そこがまだ良かったかなと。あと(足りてない)40点はこれからへの期待です。頑張っていこうと。

――今後の目標や課題はありますか

(目標は)インカレで入賞することです。課題としては、入院していた期間、みんなに後れを取っているので。そこを、これからの2か月間ぐらいでどれだけ詰めていけるかですね。