アーチェリー部

2016.10.20

六大学定期戦 10月15・16日 千葉・東大検見川総合運動場

混戦を制し、男女アベック優勝を達成!

 爽やかな秋晴れの空の下、検見川では2日間にわたり熱い戦いが繰り広げられた。試合形式は六大学対抗の総当たり戦。同的で射った相手校の選手との点数を競い、勝った選手の数が多い大学が勝利となる。早大は男子部が4勝1敗で立大と並んだものの選手の勝ち数で上回り優勝。女子部も4勝1敗、勝ち数でも慶大と並んだが、総得点で上回ったため優勝となり、昨年成し遂げることができなかったアベック優勝を果たした。

 優勝候補の筆頭である男子部。昨年は慶大に敗れ2位で涙を呑んでいただけに、ことしこそはという思いは強かった。初日に行われた予選を上位で折り返し、満を持して2日目の順位決定戦に臨んだ。順調に勝利を重ねるかと思われた矢先、迎えた第2戦目。相手は直前の定期戦で大勝した立大だった。「油断というか、完全になめてかかってしまった」(池田亮主将、人3=東京・国際)。勢いづいた相手に調子を乱され、2勝4敗1引き分けでまさかの敗北を喫した。それでも互いに声を掛け合うなどして気持ちを切り替えた早大は、その後は相手を寄せ付けない戦いぶりを見せた。迎えた宿敵・慶大との第5戦目では、立ち順を変える作戦に出る。「確実に勝ちにいく」と語った池田の言葉どおり、5勝2敗で見事な白星を挙げた。全試合を終え4勝1敗で立大と並んだが、選手の勝ち数で上回った早大が優勝。昨年の雪辱を果たした。

夏合宿を経て成長を遂げた竹内

 一方の女子部は、昨年に続き全勝優勝を目指す戦いとなった。「みんな信頼し合っているというか、お互いに支え合っている感じがある」と狐塚佑姫(社2=岐阜・聖マリア女学院)が話すように、新体制になってからも変わらない雰囲気の良さは早大の強みといえる。普段とは異なる試合形式であることや優勝へのプレッシャーがかかる中、第2戦目の対立大戦では2勝3敗で敗れてしまったものの、互いに応援で鼓舞し合った。その後は安定した射を展開し危なげなく勝利を重ねていく。勝敗、選手の勝ち数で慶大と並び、優勝の行方は総得点での勝負となったが、「後輩たちが点数で引っ張ってくれたので、たぶん大丈夫だろうと思いました」と倉坪絢女子リーダー(スポ3=岐阜・高山西)の自信のとおりに、総得点で上を行った早大が優勝を決めた。

チームを盛り上げる倉坪女子リーダー

 アベック優勝という結果で今大会を終え、強さを見せつけた早大。しかし、勝つべきところで勝ち切れないなど課題も多く見られた。「相手が誰であろうと、風が吹こうと、自分がやるべきことに集中していくこと」(守屋麻樹監督、平3政経卒=東京・杉並)。3週間後には早慶定期戦が控えている。今回での経験を糧に、次も目指すのは『勝利』の二文字だけだ。

(記事 山下夢未、写真 田中一光、山下夢未)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽男子

4勝1敗 優勝

※立大と並ぶも、選手の勝ち数で上回ったため

▽女子

4勝1敗 優勝

※慶大と並ぶも、総得点で上回ったため

コメント


※予選終了時

池田亮主将(人3=東京・国際)

――きょうの試合を振り返って

個人の調子はあまり良くなかったです。いつも通りという感じですね。

――ケガは良くなりましたか

まだ微妙なところですね。練習しなかったらもう少し良くなってたのかもしれません(笑)。

――新体制になってからの団体戦は、今回が初めてですか

初めてではないです。ただ、みんなで70メートルを射つ機会は今回ぐらいかなと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか

雰囲気は良いんですけど、きょうは点数が出なかったことが悲しいですね。70メートルはワセダの射場であまり練習ができないので、なかなか点数は出ないですね。

――風の影響はありましたか

きょうはこの射場にしては吹いてないほうですね。ただ、みんなこの射場が嫌いなのか分からないですけど(笑)、点数は出ませんでしたね。

――あしたに向けての意気込みをお願いします

きょねんは対慶大戦で負けてしまったので、ことしはそこにしっかり調子を合わせて勝てるようにしたいです。

倉坪絢女子リーダー(スポ3=岐阜・高山西)

――きょうの試合を振り返って感想をお願いします

個人的には感覚としての調子は良かったんですけど、風がある環境といつもと違う射場ということで点数を落としてしまいました。最後は盛り返すことができたんですけど、最初ちょっともったいないことをしてしまったなと思いました。

――チームとしてはいかがでしたか

今までのリーグ戦形式では仲間が近くにいる感じだったんですけど、今回はバラバラに配置されたので、その中で近くにいる部員と会話してリラックスしたり応援したりする様子が見受けられたので良かったと思います。

――女子リーダーになって何か変わったことはありますか

女子リーダーとしては、雰囲気でも点数でもチームを引っ張っていきたいなという意識があります。今のところ点数は満足いく感じでできてないんですけど、みんなが打ちやすい雰囲気というのを意識しながら、より点数が出るようにということを重視してミーティングなどを進められていると思います。

――今後の目標を教えて下さい

次は早慶戦があります。今回とは違ってチームが一列に並んでやる試合で、早慶戦はやっぱり定期戦の中では一番大事な試合だと思っているので、そこに向けてみんなの調子を上げていけるようにしたいと思います。

――具体的にはどういったことでしょうか

今のチームの課題としては、今まで周りに配慮するということを前提にやってたんですけど、それによって個人が自分自身に集中し切れてないんじゃないかということと、試合始まってすぐが全体的に調子が良くないので、最初から点数を出して盛り上げていけるようにしていきたいなと思います。

――最後にあしたの本戦に向けて意気込みをお願いします

女子は70メートルを射てる人間が全員出場するので、人数は少ないんですけど盛り上がっていけるようにしたいと思います。

狐塚佑姫(社2=岐阜・聖マリア女学院)

――きょうの試合を振り返って感想をお願いします

この1週間の練習でポイントを一つ決めることができたのでそこだけを意識してやれたのが点数の良さにつながったかなと思います。

――ポイントとはどういったことですか

引き込む時に軸をずらさないようにして引き手を強くすることで緩まない射ち方ができたと思います。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

あしたは団体戦なので絶対自分が当てなきゃというよりもチーム全体が楽しめたらなと思います。

――新体制になりましたがチームの雰囲気はいかがですか

みんな信頼し合っているというか、お互い支え合っている感じがあるチームだと思います!


※本戦終了時

守屋麻樹監督(平3政経卒=東京・杉並)

――きょうの結果について

男女共に、落としてはいけない試合で負けてしまったというのが課題として残ったかなと思います。

――課題とは具体的にどういう点ですか

一対一になったときに勝ち切るということがすごく大切だと思っているのですが、アーチェリーというのは相手がいても結局は自分が点数を出せば良い競技で、コンタクトスポーツとは違うんです。今回の試合では、選手たちは相手がいるということを意識しすぎているように感じました。今後の課題としては、相手が誰であろうと、風が吹こうと、自分がやるべきことに集中していくことですね。その意味では、この大会は良い経験になったのではないでしょうか。

――早慶定期戦も控えていますが、どのような戦いを期待しますか

ひとりひとりが持っている力を100パーセント以上発揮して、しっかり勝ちにこだわって欲しいと思います。

池田亮主将(人3=東京・国際)

――きょうの試合を振り返って

思いもよらないところで負けてしまったというのは、油断というか、完全になめてかかってしまったということで本当にミスだなと思います。

――動揺はしましたか

落ち込みましたし、主将として自分の力不足も痛感しました。

――どう立て直しを図りましたか

声掛けなどは自分はあまりできていなかったのですが、同期が頑張ってくれました。良い同期を持ったなというか、感謝しています。

――途中、立ち順を変えるなどの作戦が見られました

そうですね。(点数を出せる選手が)強い相手をできるだけ避けて、確実に勝ちにいく作戦を練りました。

――今大会で特に活躍が目立ったと感じる選手は

夏以降は竹内寛人(スポ1=愛知・東海)が調子が良くて頑張ってくれているし、声も出ているなぁと思います。あと、きょうは蓼沼(蓼沼佳斗、基理2=東京・早大学院)がチームを引っ張ってくれましたね。

――早慶定期戦に向けての意気込みをお願いします

3週間は長いようで短いですし、今回こちらが勝ったことで相手はきょう以上に本気を出してくると思うので、それに応えるというか、良い勝負ができればなと思います。

倉坪絢女子リーダー(スポ3=岐阜・高山西)

――きょうの試合を振り返って

最初の方からチーム一丸となって勝ちを取りに行くぞという雰囲気があったのと、いつもと異なる雰囲気の中でも動きがきびきびとしていて良い雰囲気を作れていたと思います。

――優勝の行方が最後まで分からないという展開でしたが

私自身の点数はあまり良くなかったのですが、後輩たちが点数で引っ張ってくれたので、優勝をチームの総得点で決めるということを聞いたときに、たぶん大丈夫だろうと思いました。でも少しドキドキしましたね(笑)。

――2日間を通して何か課題は見つかりましたか

いつもと異なる射場でしたし、地面もでこぼこだったりと環境に左右されてしまった人が多かったということと、点数を狙いすぎていつも通りのフォームで射てなかったという反省が多かったですね。環境が違っても点数を狙えるようにすることが今後の課題だと思います。

――早慶定期戦が控えていますが、意気込みをお願いします

今回は勝つことができたのですが、相手も対策を練ってくると思うので、満足できる試合運びをして勝てるように練習に励みたいです。

蓼沼佳斗(基理2=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返って

個人としては、雲の上の存在のようなトップアーチャーの人たちと対戦できて光栄でしたし、しっかり自分の射をして勝ちに貢献したいと思いながら試合に取り組みました。

――第2戦目の対立大戦を振り返って

対戦相手の人は、自分が高校生のときから知っていた人でずっと勝てなかった相手だったので、自分と当たると知ったときに、勝つしかないと思いました。そのまま試合に臨んで結果的に勝つことができたので、本当にうれしかったです。

――今回の試合を通して何か課題は見つかりましたか

風が吹いたときにフォームが崩れてしまったり、うまくいっていたのに、逆に緊張して点数を落としたりともったいないことをしてしまいました。そういった甘いところが課題かなと思います。

――早慶定期戦が控えていますが、抱負などがあればお願いします

点数的な面やフォームなどに課題が見つかったので、それを克服しつつ、選手として出場できればなと思います。

竹内寛人(スポ1=愛知・東海)

――きょうの試合を振り返って

自分が苦手とする試合形式だったので、その中で自分がどのくらいの点数が出せるのかなとチャレンジする気持ちで射ったことが、結果につながったので良かったです。

――試合中、とても表情が豊かなところが印象的でした

顔に出ちゃうので(笑)。気持ちが乗っているときは、そのまま調子良く射てるんですけど、外れだすと訂正がうまくいかないところがあるので、そこが課題かなと思っています。

――自分の強みというのは、どのような点ですか

1回決めたことは最後までできることですかね。点数が入りだすとずっと良い点数を出せますし、短期集中で勝敗が決まる試合では割と勝てるのかなと感じています。

――池田主将が、竹内選手は夏以降調子が上がってきているとおっしゃっていましたが

高校からアーチェリーをしていて、大学に入ってから点数が伸び悩んでいたんですけど、夏合宿でそこから脱け出すヒントを得ることができたので、調子は順調かなと思います。

――新人戦や早慶定期戦など試合が続きますが、意気込みをお願いします

きょうは対立大戦で同学年の選手に負けてしまったので、新人戦ではしっかり勝って、早慶定期戦でも勝ちたいと思います。