バスケットボール部

2016.10.08

第92回関東大学リーグ戦 10月8日 茨城・つくばカピオ

見事な大逆転!チーム力で専大を制す

 先日の青学大戦で劇的な勝利を収めた早大。関東大学リーグ戦(リーグ戦)11戦目は専大と対戦した。春の関東大学選手権、先月のリーグ戦と2戦2勝している相手だが前半から専大の勢いにのまれダブルスコアをつけられてしまう。しかし第3クオーター(Q)から気持ちを切り替え早大らしいプレーが随所に見られると、最終Qで点差を詰め同点に。そこから一進一退の攻防が続くも、早大が最後まで粘りを見せ、最終スコア77-73という接戦を制した。

 専大戦はトーナメントと先月のリーグ戦の2試合で前半に流れを引き寄せ、勢いを落とすことなく勝利を挙げた早大。この一戦も前半から圧倒したいところであったが、相手のスリーポイントシュートで先制されるとなかなか点数を奪えない。相手の高さに苦しめられインサイドで得点できず、じわじわと引き離される苦しい立ち上がりとなる。F澁田貴大(スポ4=東京・京北)がスリーポイントシュートで点差を詰めるも、その後が続かない。積極的なプレーを見せるが、リバウンドで当たり負けする場面も見られた。そのまま流れを引き寄せられず28-43と15点もの差をつけられて前半を終えるという厳しい展開となった。

この日最多得点の富田

 何とか点差を詰めたい第3Q。ここから早大の反撃が始まった。C富田頼(スポ2=京都・洛南)がゴール下で得点したことを皮切りに、着実に加点していく。中盤以降もリズムをつかんだ早大はSF伊藤諄哉(人4=京都・洛南)、C宮脇隼人(スポ4=京都・洛南)、澁田が4年生の意地を見せスリーポイントシュートを沈め、得点を量産。第3Qだけで27点を重ね、55-56と1点差にまで詰め寄ることに成功した。勝利に向けて光が差した最終Qでも勢いが止まることはなかった。開始1分でG南木俊樹(社3=東京・早実)がシュートを決めると逆転に成功。流れを完全に引き寄せた早大は徐々に専大を引き離していった。しかし専大も簡単に逆転を許してくれる相手ではない。残り4分のところで外のシュートを決められてしまい、68-70と2点差に。すぐさまG森井健太(スポ3=京都・洛南)が外からシュートを沈めるも、相手も負けじと得点し、一進一退のシーソーゲームを展開。しかしここからG石原卓(社3=東京・京北)と、残り8秒で伊藤がスリーポイントシュートを華麗に決め勝負あり。最後まで集中力を切らすことなく、泥臭く勝ちにこだわった早大の劇的な逆転勝利となった。

スリーポイントシュートを放つ澁田

 ことしの早大は、一味違う。点差を離されても諦めることなくルーズボールに飛び込み、積極的に攻める。そして強みの一つであるオールコートディフェンスによって相手に隙を与えない。きょうの一戦は、その勝利へのこだわりが見られた試合だった。これで早大はリーグ戦2巡目を開幕2連勝とし、流れをつかんでいる。しかし次戦の相手である白鴎大は先月負けを喫している。早大は高さのある白鴎大に対し、総合力で白星をつかめるか。今、リーグ戦を通して成長し続ける早大の力が試される。

(記事 黒田菜々子、写真 橘高安津子)

第92回関東大学リーグ戦 10月8日(vs専大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

16 12 27 22 77
専大 22 21 13 17 73
◇早大スターティングメンバー◇
G#11 河合祥樹主将(スポ4=京都・洛南)
C#38 宮脇隼人(スポ4=京都・洛南)
G#21 南木俊樹(社3=東京・早実)
C#35 岡野佑紀(スポ2=愛知・千種)
F#39 桑田裕平(商1=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  富田頼:17得点
リバウンド  富田頼:7リバウンド
アシスト  河合祥樹、石原卓、森井健太:3アシスト
コメント

F伊藤諄哉(人4=京都・洛南)

――序盤からリードを許す展開でしたが、試合を振り返っていかがですか

出だしの調子が良くないというのは練習を通して分かっていたので、ある程度の覚悟はしていました。その分後半で巻き返せたのは良かったと思います。

――原因としては具体的にどのようなことが考えられますか

シュートに関して人任せにしてしまうというのがあると思います。自分の前のスペースが空いていても打ちに行かなかったり、留学生を前にしてパスを回して人に任せてしまったのが悪かったことかなと思います。

――前半のディフェンスに関してはいかがでしたか

ディフェンスに関してはそこまで悪くなかったと思います。専大は一対一の勝負が強いチームなのですが、自分たちはそこで守りきることができるメンバーが揃っていたので、その点は頑張っていたなと思います。

――ハーフタイムはどのようなお話がありましたか

まず集中力を切らさないということは言われました。相手も20分で20点のリードを奪ったので自分たちも後半巻き返せると思っていましたし、まず第3Qで追いつこうという話をしました。

――実際に第3Qで追いつきましたが、追いついてからの戦い方はいかがでしたか

追いついて逆転してからもっと早いタイミングで突き放せたらいいなと思ったんですけど、自分たちのミスでなかなか点差をつけることができなかったです。

――前節の青学大戦に引き続き、試合を決めるシュートを伊藤選手が決められましたが

終盤になると味方にマークが集中するので、ボールが来たら打ち切ろうと思っていて、その結果だと思います。

――次の白鴎大戦に向けて意気込みをお願いします

一度負けている相手なのできちんとリベンジしたいです。あしたも留学生がいるので怖気付いて人任せにせずに、自分のプレーに責任をもって何とかリベンジしたいと思います。

C富田頼(スポ2=京都・洛南)

――リーグ戦も2週目となりました。ご自身が意識しているプレーはどのような部分でしょうか

相手は自分たちよりも身長が高い相手が多くて、リバウンドのところでいつも苦しめられていて、僕らの弱いところをつこうとしてリバウンドとかの中を攻めてくると思うので中でリバウンド争いを負けないようにというのは意識しています。

――専大とは相性がいいと思いますが、きょうはどのような意気込みで臨まれましたか

春も合わせて2戦2勝でやってきているのですが、どちらもディフェンスで前からプレッシャーをかけてミスを誘ってさらに相手にオフェンスリバウンドを取らせないようにというのを意識して勝ってきたので、きょうもそういったところを意識してやろうというのは話していました。

――立ち上がりの固さの原因は

出だしのところで、ペイントのゴール下部分までアタックできるところをいかずに、外のシュートとかで終わっていて。さらにオフェンスのミスからの速攻での得点というのが多くて、なかなか自分たちのリズムが取れなかったのが原因かなと思います。

――後半はワセダらしいプレーが見られました

持ち味のオールコートディフェンスをやって、そのおかげで向こうの方のターンオーバーがでて、そこから得点につなげられたのが大きかったと思います。

――ハーフタイムにはどのようなことを話されましたか

自分たちの悪かったところを修正して、今までやってきたことを、丁寧にやっていこうと話しました。

――富田選手自信も流れを変えるプレーが目立ったと思いますがいかがでしょうか

ガードの人たちがしっかりゴール下までアタックしてくれたおかげで、自分がノーマークでボールをもらえたことが多かったので、後はしっかり決められたのが良かったなと思います。

――あすに向けて

あすは白鴎大で、1週目はリバウンドとかで負けていたので、集中して同じことをやられないようにしたいと思います。