バレーボール部

2016.10.14

秋季関東大学リーグ戦 10月9日 神奈川・東海大湘南校舎総合体育館

フルセットの熱戦!粘りのバレーで明大を破る

 2戦連続で勝ち星を逃し、ここで連敗を食い止めたい早大は明大との一戦に臨んだ。幾度も白熱した戦いを繰り広げてきた両校。この試合もお互い一歩も譲らずフルセットまでもつれ込む接戦となったが、(21−25、25−22、25−22、23−25、15−13)で勝利をつかんだ。

 第1セット、出だしから立て続けに2本のスパイクを相手にブロックで止められるなど、なかなか自分たちの流れをつくることができない。レシーブをつないで粘る明大を前に、終始押される展開となった。それでも終盤に早大も粘りのバレーを見せる。18-22の場面。山口頌平主将(スポ4=長崎・大村工)がフェイントに素早い反応を見せると、相手の1本目のスパイクを喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)が滑り込んでレシーブ。このボールは直接相手コートに返ってしまうが、ここから相手の強烈なスパイクに対し田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西)が2連続でレシーブを上げる。レシーブが乱れボールはコート外にはじかれる。しかし、それを加藤久典(スポ4=東京・早実)と山口が泥臭くつなぎ、最後にはダイレクトで打たれた相手のスパイクがアウトとなり早大の得点に。懸命につないでつかんだこの一点には会場からも拍手と歓声が湧き上がった。結局、序盤の失点が響きこのセットは落としたが、ここから調子を取り戻し、第2セットは入りから早大らしいバレーを見せる。センターを効果的に使い、しっかりとこのセットを取り切った。

速攻を叩き込む山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)

 第3セット。「止められるまで使おうという気持ちでトスを上げて、加藤もそれに応えてくれた」と山口が語るようにセンターを軸に多彩な攻撃を展開。このセットをものにすると、第4セットも序盤から順調に得点を重ねた。このまま勝利するかと思われたが、終盤に逆転を許し試合はフルセットへ。東海大・日体大との試合をフルセットの末に落としていただけに、何としても勝ち切りたいところだった。13−13の同点の場面からセッターの山口は2連続でトスを田中に託す。この試合を通じて調子が良かった田中は「気持ちで押し切った」と気迫で最後の2点をもぎ取り、熱戦に終止符を打った。

要所で得点を決める活躍を見せた田中

 秋季関東大学リーグ戦も残すところあと一試合のみとなった。早大が最後に対戦するのは石川祐希を擁する中大。ここ最近の対戦では白星がなく、強敵には違いないが全日本大学選手権での優勝を狙う上では、避けては通れない相手だ。「チームとして戦えば勝機は必ずある」(山口)。チーム力の真価が問われる一戦を制し、4年生にとって最後となるリーグ戦を勝利で締めくくりたい。

(記事 杉山睦美、写真 渡辺新平、藤原映乃)

*掲載が遅れて申し訳ありません

セットカウント
早大 21-25
25-22
25-22
23-25
15-13

明大
スタメン
レフト 喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)
レフト 藤中優斗(スポ2=山口・宇部商)
センター 加藤久典(スポ4=東京・早実)
センター 山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)
ライト 田中健翔(スポ4=熊本・鎮西)
セッター 山口頌平(スポ4=長崎・大村工)
リベロ 堀江友裕(スポ1=和歌山・開智)
コメント

山口頌平主将(スポ4=長崎・大村工)

――2戦ぶりの勝利となりましたが今のお気持ちをお願いします

明大はこのリーグで3勝しかしてなくて、下位の方なので入れ替え戦の可能性もあるチームです。自分たちはフルセットでこの2試合負けていて、きょうフルセットでなんとか勝てたということは大きかったです。でも自分たちの力をしっかり出して普通にやれればもっと楽な展開でできたと思います。結果だけ見れば競った試合を勝てたということで良かったのですがもう少し細かく内容を見ていくとそこまで良くなくて課題などがまだまだあるなと思いました。

――内容的に良くなかったらところは具体的にどのようなところですか

1セット目の入りはサーブを入れに行ってのミスなどで誰も納得しないようなミスが多くありました。明大はよくレシーブでつないで粘るチームですが、自分たちは序盤そういうプレーがなかなか出ませんでした。2セット目で自分たちも粘って粘って相手がミスしたり、こっちが切り返したりという展開が少しずつ出てきて勢いづくことが徐々にできていったんじゃないかと思います。

――第1セットで入りが悪いとおっしゃっていましたがそれは雰囲気も関わっていますか

4年生がチームを引っ張る声や、1年生がもっとコートを走り回ったりなど各学年によって役割とか責任というのがいろいろあると思います。一人一人が学年としてポジションとしての役割をもっと果たしていかないとだめなのかなと思います。

――きょうはセンター、レフト、ライト全てがうまく機能できました

加藤に2枚コミットきたりしてたんですけどそれでも結構加藤が決めていて、サイドの決定率があまり良くなかったので止められるまでは加藤でいいかなというのはありました。相手がきつくマークに来ているというのはわかったのですが、止められるまで使おうという気持ちでトスを上げて、それに加藤も応えてくれました。きょうこれでサイドばかりの攻撃になっていたら結構きつかったと思うのですが、センター陣や厳しいところでサイドがよく頑張ってくれていたと思います。

――明大とはフルセットの試合を何度もしてきているわけですがどのような気持ちで5セット目に臨みましたか

本当に4セット目を取られてちょっと沈んだ感じはあったんですけど、ここ2試合はフルセットで負けて絶対にああいう思いはしないぞということでもう一度気を引き締め直すことができたんじゃないかなと思います。

――良いかたちで最終戦に臨めることになりましたが、中大戦に向けて意気込みをお願いします

一人一人の能力やうまさ、パワーはやっぱり(中大は)高いものを持っていますがこっちももっとチームとして戦えば勝機は必ずあると思います。今週出た課題を見つめ直して対策していきたいです。リーグ戦としては最終戦なのでやってきたことや持っている力を一人一人が全部出せるように準備して全部ぶつけていきたいと思います。

加藤久典(スポ4=東京・早実)

――2連敗できょうの試合を迎えましたが、どのような意気込みで臨みましたか

きのうのミーティングで4年生が全然引っ張れていないという話が出ていました。チームの状態も決して良いとは言えないですが、一人一人が雰囲気良く一本取れたら走っていくというのが(きょうの試合では)やれたのかなと思います。ですが実際のところ、きょうの試合内容はあまり良くなかったです。

――どのあたりが良くなかったですか

4セット目とかは特に、リードしているのになぜか追いつかれてしまうという展開がありました。自分らの甘さやリードしていて逆に焦ってしまったり、攻め急いでしまったた部分があったと思います。そういうときこそ、気持ちの部分で余裕を持って緊張しないで、リラックスした状態でできるように普段の練習からやっていけたらいいと思います。

――ブロックではしっかりとワンタッチが取れていました

ワンタッチは取れていたのですがあまりシャットができていませんでした。最後のセットはシャットができていたのでそこはよかったと思いますが、もう少し本数は増やしたいです。

――スパイクに関して1セット目に比べ2、3セット目では打数が増えましたが何か話し合いなどをしたのでしょうか

試合の中で、クイックのマークはきつくてもクイックを決めれないと、ワセダの流れにならないので、僕ら(センター陣)が決めるということでもう少し本数を増やすということになりました。

――きょうの試合では最近の試合と比べてしっかりと打ち切れる場面が多かったですが、何か修正した点はありますか

いい意味で開き直って、自分で止められたらしょうがないという感覚で打っていけたので良かったのかなと思います。

――きのうに引き続いてのフルセットとなりましたが、きょうは勝ち切ることができました。きのうに比べて良かった点はありますか

5セット目の出だしが良かったということと、厳しいところでキャッチを我慢して、攻撃やコンビを組み立てられていたのかなと思います。

――最後は中大戦となりますが、どのようなことを意識したいですか

僕らはもう勝つしかないので、向かっていく気持ちを持っていきたいです。同じ大学生なので向こう(中大)も万全の状態で戦えるとは限らないので、僕らが強い気持ちを持って戦いたいです。

喜入祥充
(スポ3=大阪・大塚)

――久々のスタメン出場となりました

自分のプレー、できることをしっかりとやってチームの勝利に貢献できるよう頑張りました

――疲労はいかがですか

きのうもフルセットだったのですが、僕は3、4、5(セット)だけだったので、疲労はそんなにたまってはいませんでした。ただ、会場の暑さで思った以上に汗をかいて、体力をもっていかれましたね。

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

相手が上位のチームではないので、競ってしまったというのは自分たちの甘さがあったんじゃないかなと思います。

――まだ本調子ではありませんか

Aチームに入ってやってきていなかったので、まだまだミスが多いです。リーグもあと残すところ1戦なので、来週までに調整していけたらなと思います。

――ジャンプはいかがですか

ジャンプはできてる方だと思うので、あとは頌平さん(山口主将、スポ4=長崎・大村工)としっかり合わせることですね。

――きょうは中に切り込んでスパイクを打つ場面が目立ちました

そういう作戦というか中に切り込んでいこうという話になっていました。トス回しの方は頌平さんに任せているので、自分はそれに生かされてという感じでしたね。

――ご自身のレシーブを振り返ってみていかがですか

まあまあ安定してきたとは思うのですが、レシーブの位置取りがもうちょっとうまくなればと思います。

――次の中大戦に向けて意気込みをお聞かせください

相当アウェーになるとは思うのですが、自分たちのやるべきことをやって楽しみたいと思います。