ラクロス部

2016.10.12

関東学生リーグ戦 10月9日 東大駒場キャンパス第二グラウンド

課題を再認識 ファイナル4へ収穫ある試合に

前半 後半
早大
東農大
▽得点者
平野響2、中川2、小谷、畑田、大山、原

 3年ぶりの関東学生リーグ戦(リーグ戦)ファイナル4進出を決めた早大女子ラクロス部は、この日ブロック最終戦を迎えた。立ち上がりはディフェンスが崩れ、相手にリードを許すまさかの展開に。中盤こそはオフェンス陣が躍動し得点を稼いだが、終盤にも失点が重ってしまう。1点差まで追い上げられ、最終スコアは8-7。ファイナル4に向けて、収穫や課題のある試合となった。

 以前から課題として挙げていた試合の入りにこの試合も苦しんだ。ドローで相手ポゼッションになると、開始早々に東農大に先制点を奪われてしまう。前半5分にMF平野響子(スポ4=茨城・土浦二)が1点を返すが、その後2失点を喫し、ビハインドの時間が流れる。序盤はディフェンス陣がもたついてしまった。それでも、平野響やAT中川真菜(スポ3=大阪・茨木)、AT小谷英里主将(国教4=東京・大妻多摩)が4点を返し、逆転に成功。徐々に調子を取り戻して、5-4で前半を折り返す。

2得点を挙げ、チームに流れを引き寄せた平野響

 波に乗った早大は、前半の勢いのままに得点を重ねる。後半1分でAT大山咲里桜(人3=東京・国学院)がフリーシュートのチャンスをものにすると、直後にもAT山田美帆(社2=米国・サウスブランズウィック)のドローからの速攻がはまり、MF畑田奈美(スポ4=東京・法政女)がショットを決める。6分にはMF原ひかり(人3=東京・成蹊)が相手ディフェンスをかわして8得点目。攻撃がうまく機能し、リードを広げた。しかし、このまま終われなかった。終盤、守備の連動が思うようにいかず、まさかの3連続失点。オフェンス陣も決めるべきところで決め切れず、1点差まで攻め寄られ、僅差で戦いを終えることとなった。

ドローからの速攻が光る山田は、ドローのさらなる向上を誓った

 序盤と終盤で相手のペースを許し、自分たちのやりたいことを体現することができなかったこの試合。「満足することなく、課題が分かって良かった」と小谷主将が語るように、以前から課題であった試合の入りやドローでいかに流れをつかむかということを再認識することができた。4勝1敗とBブロック2位で関東ファイナル4に駒を進めた早大は、Aブロック1位の東海大と対戦する。勝てば初の関東ファイナル進出となる大事な一戦だ。まだ見ぬファイナル4の先へ。目標の日本一へと大きな一歩を踏み出したい。

(記事 後藤あやめ、写真 稲満美也、高橋弘樹)

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コメント

川上順久女子部ヘッドコーチ(平10理工卒=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

試合の最初と最後が相手のペースで、自分たちのやりたいことよりも相手のやりたいことを常時やらせてしまったことが課題だなと思いました。

――きょうはファイナル4進出が決まっての試合でしたが

そうですね。なので、普段なかなか出られない選手も、自分も出場機会があるのかなとわくわくして臨んだ試合だとは思っています。

――試合の入りと終わりに攻められた原因は

特に入りのところは、ディフェンスで頑張って守り切るぞというところで、ディフェンスの守る場所が良くなくて、相手に良いようにやられるスペースを作ってしまったかなと思います。

――オフェンスは相手のファウルを誘うプレーが見られました

オフェンスの方はディフェンスでチャレンジしていた分、手堅くまとめていました。しかし、やはり最後はショットが決まらなかったりと、リズムがつくれなかったのは反省です。

――中盤はうまく得点を重ねました

そうですね。中盤は選手を代えながら、選手たちが少ない時間の中で力を発揮していました。そのような力はファイナル4に向けての良い材料かなと思っています。

――1点差に終わったことに関しては

今回は勝つことができて、次につながっているので、1点という得点差というよりは、最初と最後が良くなかったという内容が課題だと思っています。勝てたことは良かったと思います。

――3年ぶりのファイナル4に向けて意気込みをお願いします

女子部としてはファイナル4で勝って決勝戦に駒を進めたことがないので、まずは次の試合でしっかり勝って、その歴史を一つずつ変えていけるように全員で頑張っていきたいと思います。

AT小谷英里主将(国教4=東京・大妻多摩)

――きょうはファイナル4進出が決まっての試合となりましたが、どのような気持ちで臨まれましたか

ファイナル4が決まっているので消化試合ではありましたが、そのようには捉えないで、大切な試合として、課題をつぶせる良い試合にしようとは話していました。

――実際に戦ってみて、課題というのはいかがでしたか

つぶせた部分とつぶせなかった部分がありました。ファイナル4に向けてやろうと言っていたことができた部分とまだまだな部分があります。

――立ち上がりは以前からの課題だったと思いますが

今回も先制点を取られてしまったので、ドローがいかに大事かということを再認識しました。試合の入りというのは今後も課題となってくると思います。

――オフェンスでは相手のファウルを誘うようなプレーも見られましたが

オフェンス面はやろうとしていたことはしっかりできる時間があったと思っていて、セットオフェンスだけではなく、ブレークをしっかりつくれたので、それは良かったです。でも、自分たちのペースではなくなる時間ができてしまったのは課題で、もったいなかったと思います。

――試合の序盤や終盤で相手のペースになってしまった原因は

相手のペースになってしまった原因というのは、あっちの力というよりは自分たちがバタついてしまったというのがあったと思います。入りも途中のところも最後のところも自分たち次第でどうにかなると思っているので、改善していきたいです。

――1点差に終わったことに関しては

この試合はいろんなメンバーを出してやっていましたが、その上で圧勝するというのが目標でした。1点差というのはふがいない試合だったなとは思います。

――それでも収穫のあった試合でしたか

そうですね。その中でも課題がよく分かった試合だったと思うので、大差で勝つことが理想ではありましたが、満足することなく、課題が分かって良かったなと思います。

――ファイナル4に向けてやらなければならないことは

このリーグ戦を通して言っているドローとショットの二つを、あと1カ月で関西遠征などありますが、その中で改善していきたいと思います。

――3年ぶりのファイナル4に向けて意気込みをお願いします

日本一になることを目標にやってきて、ファイナル4は大事な試合ではありますが、通過点として捉えられるように、まず勝つというのをみんなでやっていきたいと思います。

MF平野響子(スポ4=茨城・土浦二)

――ファイナル4を決めてから、初めて臨む試合でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

ファイナル4に向けていい流れをつくろうと試合に臨みました。私の役割をしっかり果たして勝利につなげることを考えてやっていました。

――試合を振り返っていかがですか

最初の入りが課題だったのですが、きょうも先制点を取られてしまって、いつもの課題が出てしまいました。途中リードして、練習してきたブレークで点が取れたのは収穫かなと思います。その後全員が集中して点差を最後まで保ちたかったのですが、それができなかったので、ファイナル4までに修正していきたいです。

――具体的にはどのようなところを課題として捉えていますか

ディフェンスで崩れて1on1だったり、フリーシュートで点を決められてしまうことは予想していたのですが、それが重なってしまったのは力不足だったと思います。

――その後平野選手が2連続得点を決めました

ここは流れを変えたいと思ったので、それが得点につながったかなと思います。ベンチに入れなかったメンバーがいつも励ましてくれるので、情けないなと思ってもう一回気合いを入れ直しました。

――1点差まで迫られましたが、後半を振り返っていかがですか

後半は私を含め全員が、決めるべきところで決め切れなかったことと、ファウルを含め前半のディフェンスのミスを引きずってしまったことが、後半あそこまで追い詰められてしまった原因だと思います。

――ディフェンスリーダーとしてきょうのチームのディフェンスをどのように評価していますか

1on1と、その次の連動というところはいつも練習してきているのですが、少しメンバーが違う中で連動までできていなかったことが一番の修正点かなと思います。誰が出ても、同じように堅いディフェンスができるように、ファイナル4までに層を厚くするという意味でできたらいいなと思います。

――3年ぶりとなるファイナル4に向けて意気込みをお願いします

たくさんの期待を背負って全員がやるのですが、本番は楽しむだけでできるようにしっかり準備していきたいです。

AT中川真菜(スポ3=大阪・茨木)

――きょうはファイナル4が決まってからの試合になりましたがどのような意気込みで臨みましたか

ファイナル4を見据えた試合として挑んだのでいろいろ調整することも多く戸惑ったところもあったと感じました

――試合の序盤は相手に押される展開でしたが、立ち上がりはいかがでしたか

相手は点を決めてきて、ワセダはショットの場面がありながらもなかなか点が取れていなかったので点を入れることで雰囲気が変わってきたと思いました

――そのあと2得点連続で決めていましたがそのご自身のプレーについてはいかがですか

前半の中盤あたりはどんどん攻めていく時間帯だったので何も恐れずにブレイクを狙っていこうと思っていました

――試合の終盤は相手に追いあげられて1点差にまで迫られましたが、その点についてはいかがですか

落ち着くべきところでバタついてしまい、そこから自分たちのプレーにもってくるまでの修正ができていなかったので、それがこれからの課題にもなると思います

――最後にファイナル4に向けて意気込みをお願いします

ワセダとしては3年ぶり、個人としては入部してから初めてのファイナル4の舞台になるので勝ってファイナルに繋げたいという思いが一番ですが、ファイナル4だからとあまり意気込み過ぎずに、今まで通りの一つの試合だと思ってワセダらしいプレーを全員でやりたいです

AT山田美帆(社2=米国・サウスブランズウィック)

――ファイナル4が決まって迎えたこの試合を振り返っていかがですか

ファイナル4が決まっていましたが、試合前から気を引き締めて緩めずにやっていこうと話していて、それができていて良かったです。

――山田選手はドローを務めるということで、プレーの1番始めの部分でチームに勢いをもたらす重要な役目だと思います。自身のドローを振り返っていかがですか

序盤は一進一退の攻防でしたが、相手を研究しつつ自分のペースに持ち込めたかなと思います。

――今日の試合はチームで8得点とファイナル4に向けていい方向にむいていると思います

特に自分なのですが、バタついた時に落ち着いてプレーして、攻め込む時には一気にいくことを徹底したいと思います。

――3年ぶりのファイナル4ということでチームも気持ちが入っていると思いますが、チームの状態は山田選手から見ていかがですか

まずはみんなうれしい気持ちがあり、今年こそは日本一という雰囲気がありますし、私も日本一いけると思っているのでいい状態だと思います。

――山田選手自身の調子は

いいですね。でもドローは相手に研究されていると思うので、私も研究して新しい技を身につけて、相手のペースに持ち込まれないようにしたいです。

――最後に、ファイナル4、日本一に向けて意気込みをお願いします。

負けたら終わりなので、気を引き締めて練習していきたいと思います。