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準硬式野球部

2016.10.11

秋季東京六大学リーグ戦 10月10日 早大東伏見グラウンド

投打かみ合い立大に先勝

立大1回戦
早大
立大
(早)○黒須―吉田龍
◇(二塁打)森田、徳島、笹井、吉田良

 慶大と並び同率首位に立っている早大。その慶大との直接対決を前に4位・立大との1回戦に臨んだ。先発投手は黒須裕太(人3=栃木・真岡)。1点リードの3回に四球からピンチをつくると右前適時打で失点を喫する。しかし、それ以降は変化球を見せつつ力ある直球をコーナーに投げ込み凡打の山を築いていく。終わってみれば散発4安打1失点完投。打線は春季東京六大学リーグ戦で最優秀防御率賞を獲得した好投手・片山浩平(立大)から2ケタ安打を放つなど投打がかみ合い、快勝した。

 2回、先頭打者の倉本芳郎(法3=広島・修道)が追い込まれてから決め球のスライダーを中堅にはじき返し出塁。犠打とけん制悪送球で三塁へ進むと、森田達貴(スポ2=埼玉・県浦和)が外角の球を逆らわず逆方向へ。小技を交え、相手のミスから得た好機をモノにし、鮮やかに先制パンチを食らわせた。その後、すぐに同点に追い付かれ、ジリジリとした我慢比べのような展開に。均衡が破れたのは6回だった。笹井健佑(社3=東京・早実)、鈴木夏亥(社3=東京・早実)の連打から1死二、三塁の得点機をつくり、打席には倉本。2球目を一塁線にうまく転がし、スクイズ成功。この意表を突いたプレーで1点をもぎとった。

6回、勝ち越しスクイズを決めた倉本

 先発・黒須は3回に1点を失ったものの、それ以降は速球を中心としたテンポのよい投球で次々と打ち取っていく。しかし、ピンチは1点リードの7回に訪れた。9球粘られた末、四球を選ばれると続く打者にも左前打でつながれて2死一、二塁。ここで打者は前の打席で鋭い当たりの中前打を放っている忠平陵雅(立大)。内角の厳しいコースを攻めた後、外角への変化球で泳がせたが大きな打球は右方向へ。「打たれた瞬間は『やられたかな』と思った」(黒須)。そんな当たりをフェンス際で右翼手の池上倫平(政経2=東京・早実)が好捕しピンチを脱した。「この試合での一番のターニングポイント」を切り抜けた早大はその直後の攻撃で5本の安打を集中させ、一挙3得点。立大を突き放した。打線の援護を受けた黒須は今季初めて最終回のマウンドへ。最後の打者を内野フライに打ち取ると小さくガッツポーズ。122球完投でチームに勝利を呼び込んだ。

7回、最大のピンチを乗り切りホッとした表情を見せる黒須

 走攻守に隙のない野球で先勝した。特にこの試合は早大の積極的な走塁が光った。8回、3連打で1点を加え、なおも一、三塁の絶好の得点機。ここで次打者が初球を詰まらされ三塁ゴロに打ち取られる。しかし、ここで相手の三塁手が目を離し一塁へ送球した隙に三塁走者の笹井が本塁へ突っ込み、見事生還。こういった走塁などの細かなプレーへの意識の徹底が今季の早大の躍進を支えている。さあ、この勢いそのままに2回戦でも立大を撃破だ。

(記事 加藤耀、写真 三浦遥)

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コメント

黒須裕太(人3=栃木・真岡)

――きょうの投球を振り返って

終盤まで粘り強く投げられたのは良かったです。ただ、ボール先行になってしまったりして守備のリズムがあまりつくれなかったので、その点は悪かったかなと思います。

――終盤は変化球が多くなりました

前半、結構真っすぐにタイミングを合わせて打たれていたイメージがあったので、終盤はそこをかわせるようにと捕手の吉田(龍平、スポ1=東京・小山台)と話して、変化球を多めにしていこうと。

――今季初完投となりました

そうですね。完投は今までもしたことはあるのですが、今季では初でしたし、終盤は結構きつかったので完投勝利できてほっとしましたね。

――7回2死一、二塁のピンチでフェンス際の大きな当たりを右翼手の池上倫平選手(政経2=東京・早実)が捕球。ほっとしたような笑顔が見られました

打たれた瞬間は「やられたかな」と思ったのですが…。ライトの池上の好プレーもあってあの回を無失点で切り抜けられたので、それがこの試合での一番のターニングポイントだったのかなと。

――9回に二塁打を打たれたあと、捕手の吉田龍選手とマウンドでどのような話をされたのですか

配球の確認です。ここで打たれて悔いは残したくなかったので、それで吉田とどうしようかと話し合いました。結果、最後の打者を打ち取れたので良かったです。

――最後の打者への配球は直球中心ですか

そうですね、外のストレート中心で。打たれても点差はあったので、とにかく強気でいこうという話をしました。

――来週の慶大戦の登板へ意気込みをお願いします

慶大には苦手意識というか、いつもやられているイメージがあるので今季は慶大に勝って優勝できるようにしたいです。とりあえずあしたも試合があるので、しっかり調整して慶大戦に向けて頑張っていきたいと思います。

笹井健佑(社3=東京・早実)

――まずは1勝です。きょうの試合いかがでしたか

リーグ戦が始まる前から『粘り強く守って少ないチャンスをモノにして勝つ』ということをテーマにやってきたのですが、それがしっかりと試合に表れたな、と思います。

――6回の第3打席は同点で迎えた場面でした。どういったことを考えて打席に入りましたか

先頭打者としてまず自分が塁に出て後ろのバッターに返してもらうということを意識してやっています。なのであの打席もなんとかして塁に出ようと考えていました。

――その回に勝ち越しに成功しました

やはりピッチャーが頑張って投げてくれていたのでどうにか1点でも勝ち越してあげようと思っていたので、よかったです。

――第4打席は中前打で出塁。その後、三塁走者として内野ゴロの間に生還しました。好走塁でしたね

隙があったら行こう、とずっと狙っていました。サードが(送球のときに)目を離したのでいきました。結果的に点が入ったのでよかったです。

――あしたは立大2回戦です。意気込みをお願いします

ここで2勝しておくとあとの慶大戦が楽になると思います。優勝っていうものに手がかかりそうなのですが、まずはあしたも勝って気持ちよく慶大戦に臨めるように頑張りたいと思います!

鈴木夏亥(社3=東京・早実)

――先勝しました。きょうの試合いかがだったでしょう

立大さんとの試合はいつも苦しい試合になりますね。きょうは先制できたのですがすぐに追い付かれるっていう苦しい展開でした。僕らは打てるチームではないので守備からリズムをつくって倉本(芳郎、法3=広島・修道)のスクイズとか絡めて点を取るという僕らのペースで試合展開できたというのがよかったと思います

――きょうは3番・笹井選手と合わせて5安打でした

そうですね。今回のリーグ戦は特に笹井が僕の前でチャンスメークしてくれるので僕は返すだけというか。きょうもタイムリー打てたのですが、笹井がうまくつないでくれたので僕も後ろにつなぐ意識で。あまり(走者を)返そうとは思ってないのですが上位打線でチャンスメークしてくれるので4番の仕事というのはしやすいですね。

――1点リードの8回、鈴木選手の適時打で点がほしいところで取れました

最初の打席のフォアボールのときにカウント3ボール1ストライクからツーシームが来たので、あの場面はツーシームだけを待っていました。うまく反応して打てたと思います。

――その適時打、手応えは

最近調子がいいのであの場面も力まないことだけを考えていました。ランナー二、三塁で打った時にいい感じで飛んでいってくれてタッチアップにも十分な距離だったので、手応えはよかったです。

――あしたは立大2回戦です。このカードで勝ち点を取ると優勝に大きく近付きます。意気込みを聞かせてください

まだ優勝のことは考えていないです。あしたは春リーグで対戦した森田くん(宗太郎、立大)が投げると思います。立大さん本当にいいピッチャー多いですが、きょうみたいに先制して守備からリズムをつくる、という展開ができればあしたも勝てると思うので来週の慶大戦もありますけどまずはあしたの1試合を見据えてがんばりたいと思います。