水泳部

2016.10.08

第92回日本選手権 10月7日 東京辰巳国際水泳場

粘り強いプレーで初戦突破!

TEAM 1P 2P 3P 4P
金沢市工高
早大 10
▽得点者
眞板4、深川2、岩井2、池水、吉村
   

 9月中旬に行われた最終予選会を1位で通過したワセダはこの日、ついに日本選手権の本選へ臨んだ。真の日本一を決めるこの大会では、日本を代表する強豪チームが顔を揃える。ワセダにとっては現体制で挑む最後の大会であり、有終の美を飾りたい大舞台だ。初戦の相手は、ことしの高校総体覇者である金沢市工高。ワセダは先制点こそ奪ったものの、立ち上がりの部分でいまいち波に乗り切れなかった。しかし、第2ピリオドで同点になると、点を取り合う中で相手のディフェンスを崩し、後半で逆転に成功。わずかなリードを守りきり、10-9で勝利を収めた。

 開始早々、眞板晃生(スポ1=東京・明大中野)のシュートが決まったものの、その後、ディフェンスの隙を突かれ連続で3失点。相手を追う形で試合を進めていくこととなる。そこから両チームは互いに積極的な攻撃を見せ、追いついては離されの展開となるが、池水勇太(スポ3=鹿児島南)の技ありシュートや、第2ピリオド終盤のパワープレーでの得点で6-6の同点に持ち込み、試合を折り返した。

ループシュートを決めた池水

 リードしていきたい後半は、緊迫したシーソーゲームが繰り広げられた。桜井祐太(人4=東京・城北)のパスを受けた岩井雄太郎(文構4=東京・城北)がワンタッチでボールを押し込み、逆転となる1点をチームにもたらしたが、相手もすかさず点を返す。一進一退の攻防の中でも、下がってディフェンスを行い相手の攻撃を抑えると、2点リードで最終ピリオドへ向かった。「気持ちで負けたら終わりだなと思ってやっていた」(眞板)。カバーを重視し、ディフェンスの徹底を図るとリードを守り切って10-9で試合終了。ワセダは大接戦を制し、あすの準決勝に駒を進めた。

確実に得点を挙げていく眞板

 強豪揃いの今大会。無事に初戦を突破したものの、あす以降も厳しい戦いが予想される。「こっちは失うものは無いのでチャレンジャーの気持ちを忘れずに思い切りプレーしてほしい」(中嶋孝行監督、平13卒=福岡工)。泣いても笑ってもあと2試合。メダル獲得という明確な目標に向かって、ワセダはひた走る。

   

(記事 井嶋梨砂子、写真 大森葵、井口裕太)

コメント

  

中嶋孝行監督(平13卒=福岡工)

――初戦突破となりましたが、今回の試合を監督はどうご覧になりますか

トーナメントなのでこれで負けたら終わりという試合ですが、相手が高校生ということで、高校生だからどうというつもりはありませんけれども、心の中で変な試合はできないなというのはありました。1回戦目に関してうちに利があるなと思ったのは、この雰囲気でやりなれているという部分ですね。学生には対戦することになるであろうチームの分析もさせていたので、そこが良かったのかなとも思います。

――接戦となった要因はどこにあると思いますか

この時期は、高校生のチームも大学生に近いような形に仕上がってきます。彼らも思いっきりやってくるでしょうし、こちらもしっかりと受けなければならないなという感じはありました。うちは予選会で秀明英光高とやって1点差でしたし、きょうの相手はそこに勝っているチームなので決して弱いチームではありません。それなので、接戦になるかなという予想もありました。とはいえ、選手には最後まで集中を切らさずやるように言ってあったので、そこは良かったと思います。

――相手の攻撃を抑える戦略はありましたか

ビデオでは研究していたんですが、初めてやる相手はなかなか掴みにくいところもありました。後半は下がって対応できたので、良かったです。

――今回の試合で課題は見つかりましたか

高校生相手に当たるべきところを当たってなくてシュートを打たれてしまうようなこともあったので、あと2試合しかありませんが、そういうちょっとしたところを個人が意識していく必要はあると思います。

――あすも強豪チームとの対戦となりますが、チームにどのようなことを期待しますか

勝てれば決勝にいけるということで、相手は格上ですが、こっちは失うものは無いのでチャレンジャーの気持ちを忘れずに思い切りプレーしてほしいですし、結果がついてくる可能性もあるのでそこは諦めずにやってほしいと思います。

眞板晃生(スポ1=東京・明大中野)

――10ー9ということで接戦となりましたが振り返ってみていかがですか

取ったり取られたりの接戦の試合だったので、気持ちで負けたら終わりだなと思ってやっていました。

――1年生として臨む日本選手権ですが緊張などはありましたか

緊張はありましたね。相手が高校総体の優勝チームということで、しかもトーナメントで負けたら終わりということで、そういった緊張感がありました。

――具体的な戦略などはありましたか

うちの戦略としては中に下がりながら無理な攻めはしないで、空いているところにという感じでした。カバーを一番大事にして、守りながら戦っていました。

――4得点の活躍でしたがご自身のプレーはいかがでしたか

きょうはシュートの調子がすごく良かったので、やっていてすごく気分が良かったです。

――日本選手権は4年生の引退試合だと思いますが、4年生に対してどのような思いがありますか

4年生はすごくみなさん優しく接してくださっていて、僕は初めの頃あまりチームに馴染めなかったのですが、そんな時も優しく対応してくださって、少しでもやりやすいように気を遣ってくださっていました。そういう先輩たちのためにも頑張りたいです。

――あす以降も厳しい戦いが続いていくと思いますが、意気込みをお願いします

僕たちはメダルを目指してこの日本選手権に挑んでいるので、次もし負けたとしても最後の試合で勝てるように、応援してくれている方々のためにも最後まで一戦一戦気を抜かないでやっていきたいです。