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レスリング部

2016.10.05

全日本女子オープン選手権 10月2日 静岡・三島市民体育館

入賞ならずも収穫を得る

 全日本学生選手権(インカレ)から約1か月。インカレではあと一歩及ばずに1回戦敗退と悔しい結果に終わった女子チーム。今大会では強敵相手に勝利を挙げることはできなかったが、インカレでの反省点を生かし次につながる試合となった。

 48キロ級に出場した須崎麻衣(スポ3=千葉・鎌ヶ谷)の試合は思うように攻撃が決まらない結果となった。第1ピリオド(P)序盤から何度も相手の足を狙おうとする須崎だったが、思うような試合をさせてもらえない。相手ペースの試合となってしまいバックポイント、ローリングポイントを立て続けに許してしまう。しかし、第2P開始序盤に相手の片足を取り、背後に回った須崎。その後は、組手で相手にプレッシャーをかけることができずにタックルを切ることができなかった。2-10での敗戦となり、初戦敗退となった。

バックポイントを決める須崎

 国体でことしから実施される女子53キロ級に出場するために、いつも以上に厳しい減量を行って出場した小林奏音(スポ2=長野・佐久長聖)。初戦は相手がタックルに入ったところで背後に回り点を取るなど、冷静に試合を進め勝利を挙げる。2回戦では国際大会でも成績を残す相手との対戦に。第1P序盤に相手に体勢を崩されて、先制点を許してしまう。小林はフェイントなどをかけ相手を揺さぶろうとするがなかなか得点には結びつかない結果となった。「思ったよりも点数は取られなかった」と振り返る、0-4での敗戦で敗北のなかにも手応えをつかんだようだ。

強敵相手に善戦した小林

 「組手、タックル、フィジカルすべてをやり直して、戦うための体作りを続けていきたい」(太田拓弥コーチ)。勝利という結果に結びつくのには時間がかかるが、試合内容では確かな進歩を遂げている。どんな選手を相手にしても自分のレスリングが貫けるように、詰めていきたいところだ。

(記事 杉野利恵、写真 大久保美佳)

結果

女子フリースタイル

48キロ級 須崎 1回戦敗退

53キロ級 小林 2回戦敗退

コメント

太田拓弥コーチ

――きょう出場された2選手の試合を振り返っていかがですか

まず麻衣(須崎、スポ3=千葉・鎌ヶ谷)なのですが、組手でいいところを(相手に)取られてしまって、自分が相手にプレッシャーをかけることができていませんでした。タックルに入られたときにも、組手が完全に相手が有利な状態にあるので、切れない状態でした。組手でプレッシャーを与えるというセオリーが、外に組手が言ってもプレッシャーがあれば何とかなるのですが、下がりながらの外組手だったので、すべて相手の間合いのレスリングで試合をしてしまったのが敗因ですね。あとグラウンドでローリングをかけられてしまったので力の差がまだまだあるかなと感じましたが、1本自分のタイミングで点を取ることができたので、ポイントを取る形や組手を詰めていけば、レベルの高い選手相手にも勝っていけるのではないかと思いました。去年、おととしに比べたら自分の形のレスリングが見えてきているので、組手のプレッシャーやタックルに入ってからの処理を磨いていけば、もっと上を目指せるのではないかという手応えを感じました。奏音(小林、スポ2=長野・佐久長聖)は、組手を組んだ時に引っ張ったり動かしたりする力がないのと、右を差してから良い展開になるのですが力がないので相手を崩し切れていません。単純に引っ張ったり動かしたりする力をつければ、高いレベルの選手相手にも接戦に持ち込めるようになり勝てるようになっていくのではないかと思いました。インカレ(全日本学生選手権)で出た反省点をこの試合に生かそうというところしたが、やろうとしていることは明確に見えてきているので、自分の形を明確にしていければいいかなと思います。2年前はこの試合で女子が4人出て3人優勝したんですよ。麻衣だけが負けちゃったので。その時から比べると少し女子のレベルが、とは思います。麻衣も奏音も高校のときにそこまでやりきれていない選手なので、自分の勝ち方や体力面で足りていない部分をこの1、2年間で補えきているので、なんとか勝たせてやりたいです。

――今回、小林選手はかなりきつい減量をされたようですね。

国体が今週にあり、女子の53キロ級が国体で初めて実施されます。ことしの春先くらいに長野県の先生から打診があって本人とも話しをして。体重を落とすことに関して奏音はちゃんとコントロールができる子なので、出場を決めました。男子部員でもよく言うのですが、地元の生まれ故郷で鍛えてもらったわけなので、国体でチームに貢献して恩返しをしなさいとはよく言います。地元に貢献しろ、という話は普段からしているので、1人でも多く優勝してもらいたいと思いますね。

――女子チームとして強化していきたい点はどのようなところでしょうか

組手、タックル処理、フィジカルすべてやらないと、高校の時あまりやりきれていないのものですから。戦う準備をするための体ではまだないんですよ。この1、2年で戦うための体作りはできてきているのですが。それが試合にもでているので。

小林奏音(スポ2=長野・佐久長聖)

――今回の試合の目標は何でしたか

今回は減量がきつかったのですが、試合はインカレ(全日本学生選手権)から期間が空いてなかったので、インカレの反省を活かした試合をできれば良いと思ってました。

――1試合目を振り返ってみていかがですか

自分的には落ち着いて試合できたし、インカレでできなかったことを意識して試合できたかなと思います。

――2試合目はジュニア時代のトップ選手との対戦となりましたがいかがでしたか

ああ、この子か、という感じだったのですが、思ったよりも点は取られなかったです。前半は簡単に4点取られてしまったのですが、後半は取られることなかったので、前半がもう少し違っていれば、試合も変わっていたのかなと思います。

――コーチからのアドバイスはありましたか

コーチからはインカレのときの反省を活かして、組み手とタックルをしっかりするようにと言われました

――減量が大変だったということでしたが

とにかく大変でした。でも部員にも協力してもらって、例えば一緒に動いてもらったりしました。自分でも驚きなのですが、落ちてよかったなと思います。

――国体に向けての意気込みをお願いします

日にちがないのですが、とりあえずまた体重を落として、国体は県代表ということなので、また違った気持ちでできるので、県を背負って頑張りたいと思います。