準硬式野球部

2016.10.02

秋季東京六大学リーグ戦 10月1日 東京・府中市民球場

連続完封!左腕エース山口、防御率は脅威の0・33

明大1回戦
明大
早大 ×
(早)○山口―吉田龍
◇(二塁打)倉本

 流れるような103球だった。3カード目初戦のマウンドを任されたのはもちろん、前のカードで完封勝利をあげた山口将宏(スポ3=愛知・横須賀)。立ち上がりこそピンチを招いたものの、3回以降は無安打投球で付け入る隙を与えない。あれよあれよという間に試合は終わり、9回2安打無失点。2週連続の完封勝利で3勝目を挙げた。チームも開幕5連勝。悲願の4季ぶりVへ勢いは止まらない。

 当たり前のように無失点で帰ってくる。そんな印象さえ与えた。先発した山口は初回、先頭にいきなり左前打を浴びる。次打者には1球で犠打を決められ、たった3球で迎えたピンチ。それでも3番を中飛に打ち取ると、4番に対しては追い込んでから右打者の膝元を突き刺すような内角低めへの直球。左腕から放たれた角度のある球に打者は全く手が出ない。見事な見逃し三振でこのピンチをしのいだ。2回にも2死から三塁打を浴びたが、次の打者は内角の直球を完全に詰まらせ一飛に打ち取る。ここからは完全に山口の独擅場だった。右打者の内角、左打者の外角へ次々と威力ある直球を投げ込み、明大打線を圧倒。球に少々のバラつきはあったものの、力で押し切った。3回以降に出した走者は四球での1人のみと完璧な投球で、初戦から数えて21回連続無失点。2試合連続の完封勝利を成し遂げた。

山口は文句のない投球を続けている

 山口が抜群の安定感を見せた一方、打線には不安が残る。散発5安打と明大先発の右腕・篠原匠(3年)を捉えられず、得点を挙げたのは4回のみ。死球と失策で得た好機で、平凡な二ゴロが二塁手手前で大きくイレギュラー。二塁手はボールに触れることすらできず、記録上は右前への先制適時打となった。その後、4番・鈴木夏亥(社3=東京・早実)が真ん中へ入ったスライダーを捉えて2点目を加えたが、その他攻撃陣に目立った見せ場がない寂しい結果に。直球と鋭いスライダーのコンビネーションで攻める篠原に対して、逆らわず右へ弾き返そうとするも、結果には結びつかなかった。

技ありの一打で2点目の適時打を放った鈴木

 5連勝を飾った早大。5試合でチーム防御率0・42と圧倒的な力を見せる投手陣がその屋台骨を支えている。悲願の優勝へ向け、次なるピースは打線の奮起。東大2戦目、法大2戦目と地力は見せているだけに、敵エースに対してどれだけ対抗できるがカギだ。明日の明大2回戦でも白星を奪い、栄冠へ弾みをつけたい。

(記事 安本捷人、写真 石田耕大)

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コメント

山口将宏(スポ3=愛知・横須賀)

――3カードを消化してここまで勝ち点2の明大との対戦でしたがどのような気持ちで試合に臨みましたか

明大はこれまで延長戦とか接戦をものにしてきているので、ロースコアの展開に慣れているだろうと思っていました。そういう部分で戦い方はうちに似ているのできょうもしっかり粘って投げていこうと思っていました。

――きょうの調子はいかがでしたか

ちょっと特に中盤とかは抜けたり引っかかったりするボールが多かったのですがそれを向こうのバッターが打ち損じてくれてフライが増えたので助かりました。

――右打者の内角への直球が好投につながったように見えました。あれは捕手のリードですか

中盤からは左バッターの外へのまっすぐなどいいボールを投げられていました。龍平(吉田、スポ1=東京・小山台)もいいリードをしてくれていたので自分もそこに目掛けて投げようと思っていました。

――これで2試合連続完封です。ここまでこの成績(3勝0敗、防御率0・33)を残せている要因はどういったところですか

きょうもそうですけど土のグラウンドで相手が2エラーしているのですが、うちはノーエラーです。守備からしっかりリズムをつくろうというところが自分中心にできていると思います。(結果を残せているのは)そういう守備のいいプレーがあるからだと思います。

――それでは来週の立大戦に向けて意気込みを聞かせてください

あした勝てば6連勝で立大戦に臨めます。今は打撃も守備もいい流れできているので、そのいい流れで立大戦に臨みたいです。