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バレーボール部

2016.10.01

秋季関東大学リーグ戦 10月1日 東京・青学大記念館

戦略変更実らず、松蔭大に力負け

 主将とエースを欠く早大。その穴はあまりにも大きい。秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)3戦目の相手は松蔭大。かつて、何度もフルセットの熱戦を演じてきたライバル校だ。負けられない一戦、早大はポジションの変更を行った。中川知香(スポ3=神奈川・橘)をレフト、飯田友美(商1=長野・諏訪清陵)をリベロで起用。大幅なテコ入れで流れを変えたいところであったが、第1セットを惜しくも落とすと、その後は立て直すことができず。セットカウント0-3(21-25、18-25、18-25)。完敗だった。

 第1セット、立ち上がりの悪さが目立つ。慣れないメンバー構成ということもあり、トスやレシーブの連係がうまくいかない。それでも、中盤から森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)を中心にアタッカー陣が得点を重ね、食らいつく。15-17から加納茉未(社4=北海道・札幌大谷)がブロックポイントとスパイクを決め、ついに追いついた。しかし、最後はツーアタックの成功から波に乗った松蔭大を止めることができず、このセットを落とす。途中からは互角の攻防が繰り広げられただけに、序盤に続いたサーブミスでの失点や要所での細かなミスが悔やまれる失セットとなった。

森のスパイクでチームを鼓舞する

 第2セットも追う展開。相手のフェイントを織り交ぜた攻撃に対応し切れないまま、あっという間にこのセットも奪われた。ストレート負けだけは避けたい第3セット。リーグ戦初出場のルーキー飯田と、本職はリベロの中川が好レシーブを連発し攻撃につなげる。一進一退の攻防となり、分岐点は7-9の場面に訪れた。襲い掛かる相手攻撃陣を、加納、佐藤夢菜(文4=埼玉・狭山ヶ丘)の4年生二人が何度もブロックで止め、この日最長のラリーに。最後はレシーブで根負けし、松蔭大に軍配が上がった。そこから、点差は広がっていくばかり。ライトからもスパイクを放った森、打数を増やしまさに『二刀流』の働きを全うした中川をはじめ、全員が試合終了まで次の1点を狙い続けたが、勝利には程遠かった。

攻守でチームを支えた中川

「自分が少しでも決めることができれば他のアタッカーの負担も減らせる」(中川)、「自分たちが4年生の分まで頑張らなければいけない」(森)。苦しいチーム状況の中、コートに残るメンバーは、与えられた役割を果たすべく懸命に戦っている。崖っぷちから這い上がってきた雑草軍団が迎えた一番の正念場。もう一度、全員で喜びを分かち合える日を信じ、試練の秋を戦い抜く。

(記事 川浪康太郎、写真 鎌田理沙)

試練の秋を成長の糧にできるか

セットカウント
早大 21-25
18-25
18-25

松陰大
スタメン
レフト 中川知香(スポ3=神奈川・橘)
レフト 富澤結花(スポ1=東京・文京学院大女)
センター 佐藤夢菜(文4=埼玉・狭山ヶ丘)
センター 森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)
ライト 加納茉未(社4=北海道・札幌大谷)
セッター 芹澤友希(スポ3=茨城・土浦日大)
リベロ 飯田友美(商1=長野・諏訪青陵)
コメント

中川知香(スポ3=神奈川・橘)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

ポジションが変わったのですが、振り返ると守備で貢献するべきなのに、守備で自分が崩してしまう場面があったので、そういう面では反省点が多かった試合でした。

――東日本大学選手権ぶりに、ポジションがリベロからスパイカーになりました

アタッカーをそんなにやったことがなかったのですが、けが人もいて人数が足りない中で、自分がやるしかないと思っています。他の人と比べたら、(私は)決めるアタッカーというよりはつなぎというか守備面で貢献できるアタッカーとして、これからどうなるか分からないのですがやっていければいいなと思います。

――チームの雰囲気は

言い訳になってしまうのですが、けが人が出て崩れてしまっている部分はやはりあると思います。口頭で確認できる部分もたくさんあると思うので、しっかり確認して臨めたらいいと思います。

――相手のフェイントに翻弄(ほんろう)される場面がありましたが、守備に関しては

強打も軟打もあるチームだったので、軟打に対してもう少し対応していかなければいけませんでした。フェイントだと相手の逃げ球になると思うのでそこはやはり落としてはいけないので、毎回確認できればと思います。

――中川選手自身のスパイクの打数は東日本大学選手権より上がっていましたが、意識したことなどはありますか

東日本(東日本大学選手権)はライトで入って、今回はレフトということもあるのですが、東日本の時は本当に攻撃しないでブロック、レシーブなどに専念するかたちでやってきました。けれど自分が少しでも決めることができれば他のアタッカーの負担も減らせるので、(トスを)呼ぶということは意識しました。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

どんなメンバーで戦っても、4年生としては最後のリーグ、その学年の最後のリーグになるので、もう一度引き締めてやっていきたいと思います。

森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)

――松蔭大戦は昨秋以来でしたが、どのような対策をしてきましたか

夏、秋季リーグに向けて練習してきたメンバーとは全然違うかたちとなってしまったのですが、だからこそ、先輩や同期が取ってくれているデータを駆使して、相手のどのような攻撃が来るかであったり、この時はどこに打つのが有効かということを詰めて対策してきました。ですが、いざ試合になると細かいミスが出てしまいました。

――普段より負担の大きいポジションだったと思いますが、その点についてはいかがですか

アタッカーがいない分、普段リベロをやっている中川さん(知香、スポ3=神奈川・橘)も今回はレフトでやらなけらばいけなかったりと、私だけでなく全員負担は大きいと思うのですが、私は与えられた役割があって、それはスパイクを決めることだと思うので、それを貫くのみだと思います。

――自身のスパイクの調子はいかがですか

試合ごとで波が激しいので、もっと安定して決められるようになりたいです。

――それに対して、松蔭大の守備も粘り強く見えました

相手はしぶとくブロックフォローをしていて、ワセダにはそれがなかったと思います。ブロックフォローが目立ったラリーをこっちが落としてしまっていたのですが、自分たちもサーブと粘り強さは強みとして固めているので、固めた以上は、自分たちも負けないくらい粘っていかなければいけないと思いました。良い刺激になったと思います。

――相手のフェイントを織り交ぜた攻撃はどう見えましたか

相手も自分たちの対策をしてきていると思うし、それはどちらも同じことで、それでも自分たちは早い内に修正すべきことをできなかったということは課題だと思います。

――現在、主将とエースが不在という中、どのような思いで戦っていますか

人数は少ないのですが、それを言い訳にしてはいけないし、4年生にとっては最後のリーグ戦なので、自分たちが4年生の分まで頑張らなければいけないという思いです。

――最後に、あすの試合に向けた意気込みをお願いします

あしたは筑波大戦で、自分たちも今回初めてのメンバーでの試合だった中で良いプレーも見れたので、課題をしっかり修正して良いかたちで臨めるようにしたいと思います。