野球部

2016.09.30

東京六大学秋季リーグ戦 10月1、2日 神宮球場

東大戦展望

 前週に行われた立大戦で勝ち点を落とした早大は、もう負けられない状況の中、第4週の東大戦に挑む。東大は今季ここまで4連敗中で、春の直接対決では連勝した相手。苦手意識はないものの、決して侮ってかかることはできない。落としたカードを引きずらず、連勝での勝ち点奪取が求められる。優勝を勝ち取るために、ぜひとも勢いをつくりたい。

 開幕カードから好調をキープするのが打線だ。1番の座を不動のものにしつつある八木健太郎(スポ3=東京・早実)、3番の石井一成主将(スポ4=栃木・作新学院)は、共に打率4割超えと絶好調。前週の立大戦では、5番に抜てきされた佐藤晋甫(教3=広島・瀬戸内)や、6番に座る中澤彰太副将(スポ4=静岡)が適時打を放った。昨季は絶不調に陥った中澤、先発出場のなかった佐藤晋らに好調の兆しが見え、攻撃のサイクルは良くなりつつある。春の不調ぶりが嘘のように打ちまくる早大攻撃陣に、相手側も警戒を強めるはずだが、それをものともしないような活躍を期待してやまない。

 対照的に投手陣は、2カード続けての不調を露呈している。強打の法大、立大が相手だったとはいえ、完璧な投球を披露した投手はまだいない。先発マウンドが予想される小島和哉(スポ2=埼玉・浦和学院)竹内諒(スポ4=三重・松阪)の両投手はまずまずの内容。特に小島は先発登板した2試合で計4失点と安定している。一方、課題が残るのは救援陣。4試合を投げ無失点の柳澤一輝(スポ3=広島・広陵)は、直球を武器に三振を積み上げ、ここまで結果を残している。しかし、他の投手は不安定と言わざるを得ない状況。采配を振るう髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)のタクトにも注目が集まる。

柳澤はここまで4試合7奪三振と救援として奮闘している

 東大で注目が集まるのはなんといっても宮台康平(3年)。今や大学球界屈指の好投手として数えられるほどの存在だ。今季ここまで登板はないが、第2週の慶大戦ではブルペンでキャッチボールを行う姿も見られた。登板の機会があれば、難敵となって早大の前に立ちはだかるだろう。打撃陣は突出した成績を挙げる選手こそいないものの、隙あらばビッグイニングをつくり出す危険性を備えており、脆弱(ぜいじゃく)な投手陣のままで抑え切るのは容易ではない。

東大の4番・田口耕蔵(3年)。今季は明大のエース柳裕也主将(4年)から本塁打を放っている

 3節を終えた時点で、既に負けが許されない状況は決して楽ではない。しかし、ここで付け入る隙を与えないほどの完勝で勢いを得れば、優勝の可能性もまた視野に入る。秋の連覇に向け、再び走り出す早大の姿が見られるのか、目を離せないカードが始まる。

(記事 喜田村廉人、写真 中丸卓己、郡司幸耀)

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東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位 明 大 立 大 慶 大 早 大 法 大 東 大 勝ち点 勝率
明 大 10/22
10/23
○3-0
○5-0
10/15
10/16
10/1
10/2
○9-2
○7-4
1.000
立 大 10/22
10/23
10/15
10/16
○5-3
●2-3
○10-7
○9-3
○7-5
10/8
10/9
.800
慶 大 ●0-3
●0-5
10/15
10/16
10/29
10/30
10/8
10/9
○8-0
○9-6
.500
早 大 10/15
10/16
●3-5
○3-2
●7-10
10/29
10/30
●5-6
○8-7
○5-2
10/1
10/2
.500
法 大 10/1
10/2
●3-9
●5-7
10/8
10/9
○6-5
●7-8
●2-5
10/22
10/23
.200
東 大 ●2-9
●4-7
10/8
10/9
●0-8
●6-9
10/1
10/2
10/22
10/23
.000