ア式蹴球部

2016.09.27

第38回関東女子選手権兼皇后杯全日本選手権関東予選 9月24日 茨城・ひたちなか市総合運動公園スポーツ広場A

5位決定戦で快勝!皇后杯本戦への切符つかむ

 皇后杯全日本女子選手権(皇后杯)本戦出場権を懸けて、前期関東女子リーグ戦で下した(○3-0)浦和レッズレディースユースと対戦した。普段のメンバーから数名を入れ替えたチーム編成で臨んだこの試合。それでも終始相手を圧倒し、前半に2点、後半に1点を奪い計3ゴールを挙げる。守っては、球際で競り勝ち守備陣が相手FWに仕事をさせず、決定的な場面をつくらせない。結果、3-0と完勝を収め、皇后杯本戦出場権をもぎ取った。

5位決定戦は快勝で皇后杯出場を決めた

 開始早々、試合は動いた。2分、サイドをえぐったMF平國瑞希(スポ3=宮城・常盤木学園)のクロスにMF中村みづき(スポ3=浦和レッズレディース)が反応。これは相手DFに阻まれるも、こぼれ球をMF熊谷汐華(スポ2=東京・十文字)が押し込み先制に成功する。その後も少ないタッチ数で素早くボールを回し、敵陣をかき乱していく。すると、23分、中村が追加点を挙げた。MF安部由希子(スポ2=宮城・聖和学園)の楔(くさび)をFW河野朱里(スポ2=静岡・藤枝順心)が反らし、DFの裏に走り込んだ中村がシュート。ゴール左に流し込み、2-0として相手を突き放す。一方の守備面では、セットプレーを起点に攻め込まれるシーンもあった。しかし、GK山田紅葉主将(スポ4=東京・十文字)のコーチングによりDF陣が統制の取れた動きで対応し、付け入る隙を与えず。2点ものリードを得て前半を終えた。

 後半も、主導権を握ったのはワセダだった。49分、サイドを突破した熊谷のクロスに、ファーで河野が合わせだめ押しのゴール。その後も走力で勝るワセダが相手を押し込む一方的な展開に。そんな前線の活躍に応え、守備陣も集中を切らさず相手FWにプレッシャーを掛け続ける。スルーパスが出るたびにDF奥川千沙(スポ3=静岡・藤枝順心)やDF松原有沙(スポ3=大阪・大商学園)が体を入れ、攻撃を完全にシャットアウト。結果、3-0でゲームセット。安定した試合運びで相手を圧倒したワセダが皇后杯本戦への切符を手にした。

松原をはじめとするDF陣が相手の攻撃を終始シャットアウトした

 無事、大舞台への挑戦権をつかみとることができた。しかし、皇后杯予選の最終成績は5位。去年は優勝しているだけに、この結果には悔しさが残る。ただ、いつもとは違うメンバー編成でも好守の噛み合った試合を展開することができたという、ポジティブな要素もあったのは事実。また、「まだまだ自分たちに足りないところがあると認識することができた」(山田主将)と、課題を見つめ直す機会を得た。収穫を得た大会となったことは間違いない。エンジイレブンが次に照準を合わせるのは、関東女子大学リーグ戦第6節、神奈川大との対戦。皇后杯予選で苦しめられた強豪校だが、この夏で得た経験値を活かし、勝利を収めたい。

(記事 佐藤諒、写真 桝田大暉)

スターティングメンバー

皇后杯関東予選5位決定戦
早大 2-0
1-0
浦和レッズレディースユース
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK ◎1 山田紅葉 スポ4 東京・十文字
DF 渡部那月 社2 兵庫・日ノ本学園
DF →62分 杉森彩希 スポ4 東京・十文字
DF 奥川千沙 スポ3 静岡・藤枝順心
DF 松原有紗 スポ3 大阪・大商学園
DF 27 和田麗 スポ2 スフィーダ世田谷ユース
MF 31 高瀬はな スポ1 ジェフ千葉レディースユース
MF 平國瑞希 スポ3 宮城・常盤木学園
MF →HT 八神友梨弥 スポ2 宮城・常盤木学園
MF 10 中村みづき スポ3 浦和レッズレディース
MF 23 阿部由希子 スポ2 宮城・聖和学園
MF 22 熊谷汐華 スポ2 東京・十文字
FW 河野朱里 スポ2 静岡・藤枝順心
FW →32分 山田彩未 スポ2 ジェフ千葉レディースユース
◎はゲームキャプテン
監督:福島廣樹(昭45教卒=東京・独協)
コメント

GK山田紅葉主将(スポ4=東京・十文字)

――無失点で快勝となった本日の試合は、久しぶりの公式戦出場となりました。試合と、ご自身のプレーを振り返っていかがでしょうか

本当に久々の公式戦で緊張するかなと思ったんですけど、それよりもワクワクが強かったです。無失点はフィールドのプレイヤーがしっかりと守備をしてくれたので自分の仕事は少なかったです。

――試合中も積極的にDF陣をはじめとするフィールドプレイヤーに指示を出していらっしゃいましたが、今試合で意識していたことは何でしょうか

常にリスクの管理をすることは意識してますし、自分の役目だと思っています。攻撃時間が多い試合では特にフィールドプレイヤーも攻撃に意識が向くのでその中でいかにカウンターのリスクを管理できるかというのをいつも考えています。

――悔しい5位となった中でも収穫の多い大会となったと思いますがいかがでしょうか

オルカとの試合は互角というより相手のほうが優勢だと感じました。まだまだ自分たちに足りないことがたくさんあると認識することができたと思います。なでしこ2部に上がるチームと本戦前に早い段階で戦えたことはチームにとって良かったと思います。あの試合をしっかりと振り返って残りの関東大学女子リーグ戦と皇后杯本戦に向けてチームで強くなりたいと思いました。

――皇后杯出場が決定しました。皇后杯で勝ち抜いていくために、チームとしてさらに強化するべき点は何でしょうか

強化していくことはたくさんありますが、最近のチームの課題としては攻撃です。

――皇后杯に向けて意気込みをお願いします

皇后杯予選で学んだことをチームのこやしにできるようにしっかりと反省し、チームで一戦一戦戦いたいと思います。