ラクロス部

2016.09.25

第29回関東学生リーグ戦 9月25日 埼玉・武蔵大学朝霞グラウンド

勝利収めるも、圧倒し切れず 満足できない結果に

1Q 2Q 3Q 4Q
早大 10
法大
▽得点者
佐藤大2、髭本2、池田2、鈴木潤2、伊藤皇、篠崎

 ここまで3戦3勝とファイナル4に向けて勢いに乗る早大。この日も圧勝すべく、法大戦に挑んだ。試合は序盤から早大がボールを保持し、4連続得点と出だしは好調。しかし、中盤からは集中が途切れたのか、相手に攻め込まれる場面が増える。それでも、地力の差を見せつけ、10-4で4勝目を挙げた。

 相手ディフェンスを打ち崩した。DF矢野博主将(商4=神奈川・逗子開成)がフェイスオフを獲得して始まったこの試合。まずはMF伊藤皇希(スポ4=愛媛・今治西)が先制点を奪う。第1クオーター(Q)開始3分には、MF佐藤大(スポ4=東京・調布北)が、相手の意表を突く、ゴール脇からのショットに成功。DF黒瀬聡志(政経3=東京・錦城)やDF丸山将史(政経3=東京・早大学院)などディフェンス陣も、相手のクリアを防ぎ、つけ入る隙を与えない。13分にはAT秋山拓哉(スポ3=兵庫・豊岡)から好アシストを受けたAT髭本慎吾(政経4=東京・早大学院)が3点目のゴール。第1Q終了間際にも秋山、AT篠崎大雅(スポ4=栃木)、MF池田侑大郎(商3=東京・早実)とうまくゴール前のパスがはまり、4連続でゴールネットを揺らした。

ゴールを決めた鈴木潤(左)とアシストをした池田

 しかし、第2Qで早大のゴールラッシュが途切れてしまう。グラウンドボールを取り切れないなどの自らのミスがピンチの場面を招く。プレッシャーをかけ、何とか乗り切ったと思われたが、第2Q残り2分にファウルを取られ、マンダウンの状態でゴールを許してしまう。第3Q、4Qにも同じような数的不利な場面で失点。中盤からの気の緩みが失点につながった。それでも、終盤は軌道修正し、篠崎や佐藤大、MF鈴木潤一(教3=東京・城北)が得点を重ね、意地を見せた早大。10-4で白星を上げた。

俊足を生かしたプレーが光った野呂

 「不完全燃焼」(石渡祐介ヘッドコーチ、平18商卒)。この一言に尽きるだろう。4連続得点と滑り出しは良かったものの、途中はミスが目立ち、相手のオフェンスが続くなど、早大らしさを出し切ることができず。ブロック戦では圧勝を目指しているチームにとって、今回は満足のいく結果とはならなかった。ファイナル4やファイナルを見据えると、このチーム状況を打開することは必要不可欠であろう。再来週はブロック最終戦。千葉大からは、圧倒的な強さで勝利をもぎ取ってほしい。

(記事 後藤あやめ、写真 岡田静穂、小川由梨香)

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コメント

石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)

――きょうの試合全体を振り返っての感想を聞かせていただけますか

不完全燃焼という感じです。

――具体的にはどのあたりが

グラウンドボールが取り切れてない部分があって、そういう部分で相手に流れを持って行ってしまったというのが反省点かと思います。

――第1Qは早大のペースで進みましたが、試合の入りはいかがでしたか

試合の入りが一つ課題となっていたのですが、きょうの入りは良かったと思います。

――中盤で早大の流れが悪くなってしまった要因は何でしょうか

ミスが多かったと思います。シュートが入らず、流れが向こうに傾いてしまって。どうしてもディフェンス時間が長いと向こうにチャンスが生まれてしまうので、そのあたりが要因だと思います。

――終盤には流れが良くなってきたように感じられました

そうですね。メンバーも多少変えたりしたんですけど、試合の中で修正できてはいったとは思います。

――前節の神奈川大戦から3週間弱空きましたが、何か詰めてきた点はありますか

試合感が鈍らないように練習試合を入れたりはしていました。社会人と対戦しながら、自分たちの対策は進めてきました。

――良い状態できょうの試合に臨めたのでしょうか

そうですね。

――その中できょうは出し切れなかった部分があったということですね

そうですね、でも課題が見えたので、そこは良かったかなと思います。

――次戦・千葉大戦に向けては

千葉大は(ブロック)3位争いをしているチームなので、良い試合をしてしっかり勝ちたいと思っています。その勝ちを弾みにファイナル4に臨みたいと思っています。

――最後に次戦への意気込みをお願いいたします

予選1位通過を目指して頑張っていきたいと思います。

DF矢野博主将(商4=神奈川・逗子開成)

――きょうの試合を振り返っての感想を聞かせていただけますか

リーグ戦の目標としてこの法大戦は圧勝するということを掲げていて、特にディフェンス陣は3失点以内ということを目標にはしていたんですけど、圧倒するような良い試合ができなくてふがいなかったなと思います。

――10ー4というスコアについては

まだまだ足りない部分があるなと感じています。

――ディフェンス面できょう感じたことは何かありますか

失点の4分の3がマンダウンで、相手のエキストラで好きにやられてしまうところが多かったのでそこは修正していかなければいけないということです。開幕戦からマンダウンがずっと課題になっていて、開幕戦でも3点くらいマンダウンで取られていたので。もっと危機感を持ってエキストラ、マンダウンの練習をしなければいけないというところと、あとはファールケア。ファールが多かったので、そこの意識を変えていかないとまた同じようにやられてしまうと思うので、やっぱりエキストラ、マンダウンのところは課題だと思いました。

――流れに乗り切れない時間帯はどのような気持ちでプレーされていますか

最終的にそういう苦しいときに自分たちが頼りにするべきなのは個人の力だと思っています。チームが辛いときに連動してコミュニケーションを取るのも大事なんですけど、そういうときに個人でグラウンドボールを拾えたりとか、1人ができることがどれだけ大きいかが公式戦では重要になってくるかなと感じていて。コミュニケーションを取ってチームで乗り切ること以上に個人で打開してやろうって思っています。

――きょうのご自身のフェイスオフについてはいかがでしたか

法大は今季のリーグ戦の中でもフェイスオフが強いチームと言われていたんですけど、自分のスタイルは変えずに臨んで、通用する部分としない部分があって。手元で通用してもそのあとのグラボ(グラウンドボール)で拾い切れない部分があって、フェイスオフは取り切るまでがフェイスオファーの役目なので、次の千葉大戦ではもっともっと勝率を上げられるように頑張りたいと思います。

――次の千葉大戦までに強化していきたい点はありますか

千葉大戦の前にFALCONSとの練習試合があって、そこで勝つことを先の目標として掲げているので、まずはそこに焦点を当てて、連携の強化とかを一体感を持ってやっていって、その結果千葉大戦できょうよりもさらに圧倒できるような試合ができたら良いと思います。

――次戦への意気込みを聞かせてください

気持ち良くリーグ戦を終えたいので、きょうのような試合にはならないように、絶対に圧倒していきたいと思います。

MF池田侑大郎(商3=東京・早実)

――本日の試合、10―4での勝利となりましたが、試合全体を振り返ってみていかがですか

正直もう少し大差をつけたかったっていうのはあります。ディフェンスとしてはもう少し点を抑えたかったですし、オフェンスとしてもあと5点ぐらいは取りたかったです。でも勝ててよかったです。

――きょう2得点決められて1得点目がストーリングの警告がかかっている中でしたが、どのような気持ちでショットを打たれましたか

残り時間が1分ぐらいになっていて無理に攻めて相手のカウンター攻撃になることは避けたかったので、時間を潰して、最後シュートで終わればいいやぐらいの気楽な気持ちでいった結果入ってラッキーでした。

――2得点目がワセダのディフェンス時間が長い中での得点でした。振り返ってみていかがですか

ワセダが結構攻めあぐねていて、攻めても崩し切れない時間帯で相手が油断していたので、自分でいきました。普段の状態だったら入らなかったと思うんですけど、相手が油断しているところをつけた感じはするので、運がよかったです。

――法大のディフェンスが少し特徴的だったと感じたのですが、オフェンスとしての作戦は何かありましたか

ありました。ゴールの裏で自分がボールを持っていて、そこを起点にして攻めようということでした。得点もうれしかったんですけど、9点目に鈴木潤一(教3=東京・城北)が決めたとき、きょうやろうと思っていたことがアシストでできて、それが1番うれしかったです。

――池田選手は普段ゴール裏からパス回しをされてるイメージがこちらとしては強いのですが、きょうは2得点を決められました。それに関してはいかがですか

さっきの攻める作戦と被るんですけど、わりときょうは自分がサポートのほうに徹していろんな人にパスを出して、いろんな人に決めてもらおうという考えだったので、その仕事ができた上で点が取れたというのは、次につながる試合だったのかなと思います。

――本日の勝利でファイナル4進出が決まりました。残り1試合は残っていますが、ファイナル4に向けてチームとして修正していきたい部分はありますか

きょう第1Qは4―0で良い雰囲気だったんですけど、第2、3Qで流れが悪くなった、チームの弱さも出た試合でした。千葉大戦ではそのような甘いところを消さないとファイナル4であたる東大、慶大には勝てないと思うので、そこを課題にしていきたいです。全部のQで圧勝することを目標にやっていきたいです。

――池田選手個人として強化していきたいことはありますか

ファイナル4は東大も慶大も負けたくない相手で、今シーズン勝ったり負けたりしているので自分がチームを活かすというか、自分が点を決めるのももちろんなんですけど、自分のパスでいろんな人が点を取れるようにしていきたいです。

――最後に次戦、千葉大戦に向けての意気込みをお願いします

やっとシーズン初得点を決められたので、今度の試合も点を取れるように頑張っていきたいです。

MF野呂太郎(教3=神奈川大付)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

チーム一丸となってプレーができなかったなと思います。圧勝するということでしたが、(圧勝)し切れませんでした。そこは要反省ですかね。

――一丸となってプレーできなかったというのは

ベンチなど全体的にムードが…。4点取った後に余裕ができて、そこからだらだらいってしまったところがあったのかなと思います。

――法大に対して何か作戦はありましたか

スカウティングはしましたが、いつも通りのディフェンスをすればいいという感じでした。ディフェンスはファウルなどがあって、それでエキストラ(エキストラマンオフェンス)で決められてしまったので、もう少しエキストラでのケアがあればもっと守れたかなという印象です。

――全体的にディフェンスの出来はどうだったのでしょうか

良くはありませんでしたが、点数的には4点に抑えて、まあまあ守れていたのかなと思います。

――法大のフェイスオフからの速攻に関しては守れている印象でしたが

スカウティングをしていたので、そこに関してはできていたのかなと思います。

――相手のクリアを防ぐプレーが見られましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

僕はまだまだかなと思います。これからファイナル4などで強豪校と当たるにあたって、もっとできたのかなと反省しています。

――次戦の千葉大戦に向けて意気込みをお願いします

次こそ圧勝という意味で、ディフェンスは気を引き締めてしっかりやっていきたいです。