ラグビー部

2016.09.24

関東大学ジュニア選手権 対法大B 9月24日 法大多摩グラウンド

好機生かせず、法大Bに敗北

 春シーズンはミスが目立ち、逆転負けを許した法大Bとの一戦。早大Bはディフェンスの時間が長く続き、チャンスをものにできないまま0点で試合を折り返す。後半は選手交代もあり、スクラムで圧倒する展開が増えたものの、ミスが足を引っ張り苦しい流れを変えることができない。認定トライを一つ得たが、5-24と雪辱を果たすことはできなかった。

 「キャリアーが簡単に倒されて寝てしまった」とSO広瀬泰斗(政経4=東京・早大学院)が振り返ったように、マイボールをキープするもののなかなか前進することができない。膠着(こうちゃく)状態が続く中、トライへあと一歩のところでラインアウトミスを犯しターンオーバーされてしまう。6分にもWTB緒形岳(スポ2=新潟・新発田)が敵陣深くまで走り込んだがボールを奪われ、自陣22m付近から左端を駆け抜けられて失トライ。その後も好機をつくれないままじわじわと攻められる。法大Bにラインアウトからモールに持ち込まれ、そのまま追加点を許した。さらにトライをねじ込まれたが、相手のペナルティーにより敵陣5mラインからのスクラムとチャンスを得る。しかし、ここで早大Bもペナルティーを犯し、またトライが遠のいてしまった。PGを狙ったがこれも決まらず、ここで前半終了となった。

大きくゲインする場面が目立った緒形

 後半も、攻める場面も見られたがトライにつなげていくことができない。8分、ラインアウトから広瀬がパスを出し、FB水谷彰裕(商2=埼玉・早大本庄)が独走。ついに点を挙げたかと思われたが、これも決めきることはできず。だが、「少しずつ自分たちのラグビーができるようになった」(プロップ佐田涼祐、社4=東京・早実)と振り返ったように、後半のスクラムは優位に立っていた。そして35分、ゴールライン前のスクラムで圧力をかけて相手のペナルティーを誘い、ようやく認定トライで得点を挙げた。このまま追いつきたいところだったが、試合終了間際に相手の選手が駆け出しトライ。そこでノーサイドの笛が鳴り、24-5で試合を終えた。

後半、スクラムで優位に立った

 「勝ちにこだわってやっていきたい」(水谷)。この法大B戦ではラインアウトのミスなどで得点のチャンスを生かしきれない場面が目立った。カテゴリー1に返り咲くためには、ミスを減らし、自分たちのラグビーをすることが不可欠だ。このままで終わるわけにはいかない。次の筑波大B戦での挽回に期待したい。

(記事 橋本望、写真 杉野利恵、大庭開)

関東大学ジュニア選手権
早大B スコア 法大B
前半 後半 得点 前半 後半
17
合計 24
【得点】▽トライ 認定トライ
※得点者は早大のみ記載

         

 

         

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
佐田 涼祐 社4 東京・早実
  後半25分交代→16井上    
鷲野 孝成 基理2 神奈川・桐蔭学園
  後半25分交代→17周藤    
武田 雄多 文1 東京・早実
  後半15分交代→18柴田雄    
沢登 直也 法4 神奈川・鎌倉学園
  後半25分交代→19水野    
吉満 慎吾 人3 東京・本郷
千野 健斗 人2 東京・成蹊
増原 龍之介 教1 広島・崇徳
  後半38分交代→20西田    
◎堤 悠 政経4 東京・攻玉社
吉岡 航太郎 スポ3 国学院栃木
10 広瀬 泰斗 政経4 東京・早大学院
11 桐ケ谷 稜介 スポ2 群馬・太田
12 武田 誠太郎 社1 群馬・太田
13 フリン 勝音 スポ2 福岡・筑紫丘
14 緒形 岳 スポ2 新潟・新発田
  後半38分交代→22高橋駿    
15 水谷 彰裕 商2 埼玉・早大本庄
リザーブ
16 井上 大二郎 スポ2 愛知・千種
17 周藤 直也 社4 東京・早大学院
18 柴田 雄基 文3 神奈川・鎌倉学園
19 水野 孟 基理3 東京・早実
20 西田 強平 スポ2 神奈川・桐蔭学園
21 貝塚 陸 スポ2 東京・本郷
22 高橋 駿 文構4 東京・早実
23 作田 蓮太郎 教3 東京・早実
※◎はゲームキャプテン、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)
コメント

プロップ佐田涼祐(社4=東京・早実)

――試合全体を振り返っていかがでしたか

前半ラインアウトでミスがあったり、自分たちが立ち帰るべきラインディフェンスというものを崩してしまったがゆえに主導権が握れず相手の好きなようにやらせてしまったと思います。それに対して後半は山下監督からそういうところに立ち帰れと言われて、そこでやっと一人一人自覚が生まれました。一つのブレイクダウンだったり、一つのラインディフェンスを意識するようになって、少しずつ自分たちのラグビーができるようになりました。そこからやっとワセダのラグビーができたかなという感じですね。

――スクラムで押せているシーンが多くありました

メンバーが相手もこっちも代わったというのことも関係していると思います。押す力も強くなったりしましたし、ラインディフェンスやスクラムに対して意識を変えたというのは大きいと思います。

――スクラムを起点にした攻撃は良かったですか

良かったと思います。アドバンテージを取れてから余裕をもってアタックできたと思うので優位に立てたと思います。

――ラインアウトについて細かな部分はいかがでしたか

サインをミスしてしまったりとか、試合中で混乱してしまったというのも分かるんですが、初歩的なミスをなくしたかったと思います。そこが一番のミスで、後半はシンプルに後ろメインで行くと決めていました。シンプルに考えられることが本来あるべきですが、複雑化させ過ぎというか、自分たちで追い込み過ぎたと思いました。

――次の試合に向けて一言お願いします

Bチームとしての公式戦なのでまずは負けない、勝ち負けはもちろんですがその中でも僕たちが練習でやってきたことと、やるべきことを必ず前半の初めからして自分たちの試合にするというのが目標です。

フッカー鷲野孝成(基理2=神奈川・桐蔭学園)

――ラインアウトが安定しなかった理由は何だったと考えていますか

ロックの吉満さん(慎吾、人3=東京・本郷)といつもコミュニケーションをとってサインを出すのですが、うまくコミュニケーションが取れませんでした。吉満さんのチョイスが悪かったり、吉満さんのチョイスが良かった時に僕のボールが悪かったりとそれが重なって球が取れなかったという感じです。

――スクラムはいかがでしたか

最初のほうは対応ができなかったのですが、後半になって修正ができたのでよかったと思います。

――ディフェンスは全体的にはいかがでしたか

前に出るという意識が足りなくてそこで出られなかったです。あと、一本の鎖になるというのをやっているのですが、内側が前に出ていなくて鎖になれていない部分が多くなって抜かれることが多かったと思います。

――これからどのような点を修正していきますか

セットプレーが安定しないとフッカーとして試合が出来ないと思うので、スローイングの部分を練習をしてディフェンスの部分で目立てるようにしたいです。また、アタックの部分でもボールを持って前に出ることができるようにしたいです。

――Aチームを目指されていると思いますが、これからの意気込みを教えてください

絶対に貝塚さん(隼一郎、政経4=埼玉・早大本庄)に勝って、Aチームの試合に出たいと思います。

SO広瀬泰斗(政経4=東京・早大学院)

――けがから復帰し久々のBチームでの出場になりました。どのような思いで臨まれましたか

久々のBでの出場だったので、Aチームを脅かしてやろうくらいの気持ちで臨みました。

――途中足を痛めている場面が見られましたが、いまの状態はいかがですか

もう回復しました。

――雨の中での試合でしたが、ゲームプランで普段と変えた部分はありましたか

ここ数週間ずっと天気が悪い中での試合だったので、雨の中でもやることは練習中からチームで共有できていました。

――アタックの際に、なかなか前に出られなかった原因は何だったと思いますか

キャリアーが簡単に倒されて寝てしまったというのと、それに伴って2人目、3人目がブレイクダウンでプレッシャーをかけられてしまったというのが原因だと思います。

――ご自身のディフェンスは振り返っていかがですか

チームで違う人間が外に行ったときに内側の人間が切れずに埋めていかなければいけなかったんですけど、自分が埋めなければいけない場面でゲインを切られてしまいました。そこがまだまだ甘かったと思います。

――次戦に向けて改善したい点はありますか

BKなので、まずやるべきこととしてとくにチームディフェンスをして簡単に食い込まれないようにするというのと、個人のスキルとしてキックやパスの精度を高めたいです。

WTB緒形岳(スポ2=新潟・新発田)

――ゲインする場面が目立っていましたが、ご自身のアタックを振り返っていかがですか

夏からやっている新しいアタックのシステムで、FWを相手にアタックするという、ミスマッチを突く新しい役割が与えられたので、そういうところで自分のやるべき仕事としてゲインを取れたというのは良かったと思います。

――きょうはBKではトライを取りきれませんでしたが原因は何だと考えていますか

ミスがあったというのもあったのですが、雨で自分たちのオプションの選択が消極的になってしまいました。今週Aチームと一緒に一次攻撃は外に展開してアタックするというのをやってきて、法大も内側のディフェンスはできていたので、外をもう少し仕掛けられたらなという感じだったのですが、選択が消極的になってしまったなと思います。

――BKのディフェンスに関してはいかがでしたか

隣とよくコミュニケーションが取れていて、BKの1次でゲインを切られるということはありませんでした。でも、内側がFWになったり、何度もアタックされていく中でディフェンスラインが不整備な状態になったりした時に、まだまだディフェンスラインの攻防でできていないところがありました。そこは修正していかなければいけないと思いました。

――前回Aチームのリザーブから対抗戦に出場を果たしました

誰もが経験できることではないのでありがたいことだと思います。上のチームで一緒にプレーした経験というのは、周りの選手の声のかけ方なども参考になりますし、相手の気迫だったり、対抗戦ならではの雰囲気だったりを味わえたので、自分にとってはプラスになったと思います。

――今後への意気込みをお願いします

やはり目標はBチームで活躍することではなくて、Aチームで試合に出ることなので。シニアにいるということでおごらずに、宗詩さん(本田宗詩副将、スポ4=福岡)という高い壁ですが頑張りたいと思います。

FB水谷彰裕(商2=埼玉・早大本庄)

――試合を振り返っていかがでしたか

山下監督も言っていたのですが、自分たちが強みにしているところを前半出せなくてもたもたしている間に、相手のやりたいことをやらせてしまい失点した、という感じでした。後半は自分たちのラグビーが少しできてロースコアゲームになったので、そこはよかったと思います。

――やはり前半のセットプレーのミスはオフェンスに影響してきましたか

球が出ないので、BKの用意していたプレーができなかったのは残念でした。

――ゲインも何本かありましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

やっぱりレッグドライブできていない部分があったり、トライにつながるプレーでミスしていたので、そこは悔しいです。

――BKではハンドリングミスが多い場面も見られましたが、雨の影響がありましたか

まあ、そうですね。想定はできたんですけど、同じようなミスが多かったです。

――後ろからの声がよく聞こえましたが、どのような声をかけていましたか

バックスリーで緒形や桐ケ谷(稜介、スポ2=群馬・太田)は同学年で声をかけやすいので、チームを活気づけようというのは3人で言っていました。それができたかなと思います。

――次の筑波大戦に向けて意気込みをお願いします

もうこれで負けられなくなったので、個人的にはトライをすること。チームでは勝ってAチームを勢いづけるという意味でも、残り2試合は勝ちにこだわってやっていきたいと思います。