漕艇部

2016.09.23

第43回全日本大学選手権 9月22~25日 埼玉・戸田ボートコース

男女合わせ7艇が準決勝・決勝へ進出!

 あいにくの天気の中、全日本大学選手権も2日目を迎えた。男子部からは、きのう惜しくも準決勝進出を逃したエイトをはじめとする4艇が敗者復活戦に臨んだほか、舵手付きペアが予選に登場。女子部からは、舵手なしペアが予選、他2艇が敗者復活戦にそれぞれ出場した。

 男子部の先陣を切ったのは、シングルスカルの有田光祐(創理4=東京・早大学院)だった。きのうの反省を踏まえ何とか法大に食らいつこうとするものの、中盤から徐々に引き離されてしまい敗退。続いて登場した舵手付きペアは、レースプラン通り序盤でリードを奪うと、最後まで守り切り見事決勝へ駒を進めた。3番手のダブルスカルは最後まで競り合う白熱した戦いとなる。それでも、「残りの距離で抜かせるように早めにスパートをかけた」(寺田圭希、人4=滋賀・膳所)と冷静さを失わず、粘り強いレースで接戦を制すと、ゴール後に喜びを爆発させた。最後に登場したのは、花形種目・対校エイトだ。2着に終わったきのうのレースから、「攻めて攻めてということを再確認した」(鈴木大雅、スポ2=埼玉・浦和)と言うように、序盤から他艇を圧倒。あす決勝進出をかけ、強豪校とのレースに臨む。

デッドヒートを見事に制した男子ダブルスカル

 一方の女子部。予選に挑んだ舵手なしペアはスタートから一度もトップを譲ることなくゴール。盤石のレースで見事、決勝進出を決めた。続くシングルスカルも安定したレースを見せる。「正直もう少しタイムを上げて周りの人にプレッシャーを与えたかった」(南菜月、教1=新潟南)と試合後に反省を述べたものの、狙い通りの予選トップ通過となった。3番手のダブルスカルも圧倒的な速さで他艇を寄せ付けない。後を追う他大に20秒以上の差をつけてゴールし、準決勝へ向けて弾みを付けた。

圧巻の強さで勝ち上がった女子ダブルスカル

 きょうの結果により、男子部から4艇、女子部から3艇があす以降の準決勝・決勝に駒を進めた。中でも注目すべきは対校エイトの準決勝の行方だ。奇しくも、日大、一橋大、仙大と去年の決勝と全く同じ組み合わせとなったのだ。19年ぶりの優勝を手にした昨年に続く連覇を目指すエイトにとって、あすが正念場となることは間違いない。「絶対に相手よりも前に出る」(鈴木)と試合後の選手からは、準決勝に向けての強い気持ちがうかがえた。総合8連覇に向けて、女王としての強さを見せた女子部からも目が離せない。あす以降も早大クルーの活躍に期待したい。

(記事 杉山睦美、写真 矢野聖太郎、大浦帆乃佳)

結果

予選

▽男子部

【舵手付きペア】

C:佐藤修平(文3=秋田) 

S:高山格(スポ1=神奈川・横浜商業)

B:堀内一輝(スポ1=山梨・富士河口湖)

7分48秒16 【1着 決勝進出】

▽女子部

【舵手なしペア】

S:田口えり花(商3=埼玉・浦和一女)

B:土井鈴奈(教4=埼玉・浦和一女)

7分58秒25 【1着 決勝進出】

敗者復活戦

▽男子部

【エイト】

C:藤川和暉(法4=東京・早稲田)

S:石田良知(スポ3=滋賀・彦根東)

7:石橋広陸(スポ3=愛知・豊田北)

6:鈴木大雅(スポ2=埼玉・浦和)

5:是澤祐輔(スポ4=愛媛・宇和島東)

4:木金孝仁(社4=東京・早実)

3:伊藤大生(スポ2=埼玉・南稜)

2:竹内友哉(スポ4=愛媛・今治西)

B:内田達大(スポ3=山梨・吉田)

6分03秒85 【1着 準決勝進出】

【舵手なしクォドルプル】

S:藤井拓弥(社1=山梨・吉田)

3:川田諒(社1=愛媛・松山東)

2:杉田陸弥(人4=栃木)

B:尾崎光(スポ2=愛媛・今治西)

6分38秒53 【2着 準決勝進出】

【ダブルスカル】

S:菅原諒馬(商1=東京・早大学院)

B:寺田圭希(人4=滋賀・膳所)

7分08秒72 【1着 準決勝進出】

【シングルスカル】

有田光佑(創理4=東京・早大学院)
 
7分57秒57 【2着 敗退】

▽女子部

【ダブルスカル】

S:木野田沙帆子(スポ3=青森)

B:木下弥桜(スポ1=和歌山北)

7分39秒23 【1着 準決勝進出】

【シングルスカル】

南菜月(教1=新潟南)

8分27秒62 【1着 準決勝進出】

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コメント

B:寺田圭希(人4=滋賀・膳所)

――きょうのレースの振り返りをお願いします

きょうのレースは前半出られてしまい、焦りはしなかったですが、危ないレースでした。どうなるかと思ったのですが、最後にしっかりと差せたので良かったです。

――レースプランはどのようなものでしたか

しっかりとスタートで出るという予定だったのですが、そこで相手に出られたので、そこをあしたは改善していきたいです。

――1000メートル地点まで2レーンのチームに飛び出された状況でした

そこは相手は持たないということが分かっていました。スタート戦でとりあえず出て相手を惑わせるような、勢いだけだということが分かっていたので、それは大丈夫でした。3レーンのチームに出られたのが少し痛かったです。

――最後まで競る展開となりましたが、ラストスパートのタイミングなど意識したことはありますか

ラスト300メートルくらいで並んだのですが、残りの距離で抜かせるように早めにスパートをかけるようにしました。

――きのうのレースから、クルー同士で話し合ったことや修正した点はありますか

きのうは足があまり使えていなかったので、体の一番大きい筋肉である足をしっかり使っていこうと、二人で試合前に話していました。それがきょうはしっかりできていたと思います。

――きょうのタイムはどのように捉えていますか

敗者復活戦で上がった8艇のうち3位なので、そんなに悪くはないと思います。あしたのレースに出る4艇中3艇のタイムが並んでいるので、そこが勝負になると思います。

――準決勝に向けての意気込みをお願いします

拮抗した戦いになるとは思いますが、最後は死ぬ気でゴールを取りに行きます。

有田光佑(創理4=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

自分は組の中で予選のタイムで見ると2位で、1位の選手がきのうと同じ法政大の選手でした。きのうもスタートは自分から出て相手に500メートル地点から開けられてるという状況だったのですが、きょうもそこが課題だと思ってスタートは飛ばして、そこから食いついていこうとはしたのですけれども、やはりフィジカルの差が大きかったのだろうと、きのうと同じような展開でピッチも多少は上げたのですが、そこから引き離されたという感じです

――実際にきょうのタイムを見ていかがでしたか

自分は最初にとばすと後で結構タイムが落ちてしまう傾向があるので、それがきょうはちょっと出て、きのうより全体のタイムを見ても奮わなかったなという印象があります。

――500メートル地点ではきのうのタイムより良かったですが、それはなにか意識したのですか

とにかく相手が真横に見えていたので、そこで頭を取らないと可能性はゼロになってしまうから、そこはとにかくました。相手を意識した結果1秒縮まりました。

――きょうのレースプランはどうでしたか

きのう自分は引き離されたので、とにかく最初は上げて、取った頭をどれだけ耐えられるかというところだったのですが、結局あまり耐えられませんでした。

――インカレの出場を振り返ってみていかがですか

インカレのクルーが決まってからはずっとシングルスカルで漕いできたのですが、その中で結局自分が漕がなければ進まないので、精神的にも自分の調子が悪いと艇が進まないというのが明らかに分かる種目なのでその面ではすごい成長させてもらえたかなという感じはします。フィジカルが若干足りてなかったかなというのは感じます。

――次への意気込みをお願いします

全日本(選手権)は基準タイムがあるのでまずは自分はそれをクリアしないといけないのですけれども、まだ漕ぎの精度も100パーセントではないと思うので、フィジカル的にも追い込みながら、技術も上げなければいけないと思います。

C:佐藤修平(文3=秋田)

――決勝進出おめでとうございます。まずはきょうのレースプランはどのようなものでしたか

スタートの500メートルで勝負しようと意気込んでいて。思ったよりも決まって、そこで勝ったみたいな感じですね。

――レース全体を振り返っていかがですか

スタートの500メートルが決まってからそのままのリードを保ったんですけど、それ以降の1000メートルはまだまだ課題が多いので、後半でもっと勝負に出たいですね。

――このチームの強みとなった体の大きさは生かせましたか

そうですね、後輩2人のパワーというかキレをスタートから出せたかなと思いますね。ただもっと生かせるかなと思います。

――去年に引き続きことしも1年生と組んでのインカレとなりましたが、後輩をまとめるにあたって意識していることはありますか

いつも思っているんですけど、まだまだできなくて当たり前というか。伸びしろしかない2人なので、あまり抑えつけることなく3人で盛り上がってレベルアップしていけたらなと思いますね。

――きょうの雰囲気も良好でしたか

そうですね、雰囲気はいいと思いますよ。出艇前にミーティングするんですけど、もうそのときから笑顔もありつつ、そのまま出艇できたかなと思いますね。

――去年と比べて自身の気持ちに変化はありましたか

去年は自分も2年生でしたし、まだまだ若さで勝負しようという感じだったんですけど、ことしはある程度経験も積んで余裕もついてきたので、そこを活かせたらなと思いますね。

――7分48秒というタイムについて、率直な感想をお願いします

率直に言うと遅いですね。まだまだ伸びると思います。

――どのように修正していきたいですか

やっぱり(修正すべき部分は)ラスト1000メートルですね。力みを後半につなげられればなと思います。

――コックスから見て、クルーの印象はいかがでしたか

二人ともよく漕いでくれたなと思いますね。しっかり予選に合わせてくれて、すごいいいキレで漕いでくれたなと思います。まだまだ合格点ではないんですけど、誇らしいですね。

――コックスとして意識したこと、決勝で意識していきたいことは

きょうはスタートで結構飛び出せたので、イケイケドンドンという感じでコールしたんですけど、まだもう少し自分も含めて持ち上げていきたいですね。

――では最後に、決勝に向けての意気込みをお願いします

もちろん他のクルーは上級生、ラストイヤーの4年生が乗っているクルーもあるのでそれに勝つとなると余程の気持ちがないと勝てないと思うので、もう一回気を引き締め直して無心で戦いたいなと思います。

S:田口えり花(商3=埼玉・浦和一女)

――きょうのレースを振り返って

思っていたより棄権があり、1日遅れのスタートでした。良い意味で一日しっかりと調整をして落ち着いて準備ができたおかげで、(きょう)1番目のレースだったのでスタート時間が遅れるようなこともあったのですが、二人で落ち着いてスタートを決められたことでスタートからポンと出ることができて、有利に進められたかなと思います。

――きょうのレースプランは

スタートは良いリズムで楽な感じで進むことが練習中からできていたので、そのままポンと出られるかなと思っていたのですが、逆に中盤が二人とも苦しい漕ぎになってしまう、少しブレードが深く入ったりして頑張って漕いでしまうときが多いので、途中で二人で声をかけ合いながら修正していくことを目標にしていました。

――現在予選1位のタイムで通過していますが、このタイムをご自身ではどのように考えますか

きょうそこまで順風だったわけではなく、むしろ逆風で7分58秒というタイムだったんですけど、きょねんのワセダの出したタイムはもう10秒、20秒速いはずなので、きょねんの自分を超えるという意味でも、二人でもっと良いタイムを狙って中盤をもっと伸ばせるといいのかなと思いました。

――レース後、ペアの土井鈴奈選手(教4=埼玉・浦和一女)とはどのようなお話をされましたか

まず1位通過できたことにほっとした感じもあったのですが、まだまだ修正点が多かったので、まだできそうだねという風に話しました。

――きょねんもペアは優勝されていますが、ことしのインカレへの意気込みをお願いします

自分が連覇して、ストサイとバウサイ共に日本最強スイープ女子だということを証明したいというのと、あとは鈴奈さんがことしでインカレが3回目ということでベテランの選手になるので、ことしこそ金メダルを取れるといいかなという思いで、絶対金(メダルを)取ろうと思っています。

3:鈴木大雅(スポ2=埼玉・浦和)

――きょうのレースを振り返って

きのうの反省を生かしてそれを修正しにかかるというレースを目指していたのですが、まだ完成形ではないので、ここからきょうの反省を生かしてあしたの準決勝につなげていきたいと思います。

――きのうの反省とは具体的に

ちょっと守りに入ってしまったというところが一番の反省で、もう一回自分たちが挑戦者だという意識を持って、攻めて攻めてということを再確認しました。

――きょうのレースを受けて準決勝では変えようと思った点は

変えるというよりかは質を上げるというか、狙っているところはぶれていないはずなので、そこでいかに理想に近づけるか、その理想に近づけるためにどういうアプローチがするかというところだと思います。

――今回のインカレからエイトの6番にシートを変更しましたが慣れの方は

まだまだ力不足かなというところはあるのですが、そう泣き言も言ってられないので、しっかり役割を果たせるようにあしたからも戦っていきます。

――あすの準決勝は強豪ぞろいとなりましたがどういったレースにしたいですか

少しでも守りに入ると相手のペースにのまれるので、絶対にびびらずに相手よりも前に出ます。前に出ると自分たちのクルーは上がっていくはずなので、攻めて攻めてというレース展開ができればと思います。

S:藤井拓弥(社1=山梨・吉田)

――今大会への意気込み

初めてのインカレで全然勝手が分からなかったのですが、全部自分の持っているものを出し切るつもりで優勝を狙って頑張りました。

――きょうのレースを振り返って

きのうの課題としてスタートで絶対に出遅れないというのがありました。きょうのレースでは最初の500メートルでしっかり1位の艇にくっついていくことが出来たのですが、第2クオーター辺りからじりじり引き下がってしまって、そこで漕ぎが乱れてしまって、良い雰囲気で続けて軽いパワーで第3クオーターに入ることが出来なかったので、あしたはそこを頑張りたいと思います。

――1位との差が開いてしまった要因とは

スタートスパートは良いリズムで漕ぐことが出来ていたのですが、回転数が高い状態から回転数を落として一本一本の漕ぎを長くして、強く長く漕ぐことが、フォーカスしてはいたんですが、まだ少し足りなかったのかなと思います。そこをもっと4人で合わせて一本一本、漕ぎの一番前のところからしっかりかいていきたいです。

――初めてのインカレはいかがでしたか

今まで何回かレースを経験させてもらっていたのですが、そのレースは青年カテゴリーで大学生だけではなくて一般の社会人の方とかも出ているものでした。タイムの差も本当に速いところは速いし遅いところは遅くて、予選の組み合わせでここに入れれば楽勝だったり、ここだとちょっと厳しかったりしたのですが、インカレは均等に強いチームがいて、毎回毎回自分たちの最高のパフォーマンスを発揮しなければ勝ち上がることが出来ないので、コンスタントに自分たちの全力を出し続けるということが必要だと思いました。でも自分はまだそこが足りていないなと思います。

――あすの準決勝への意気込み

あしたの当たりは自分たちは3番手で2位以上じゃないとあさってにつながらないので自分たちが出せるものを最大限に出して、その上で積極的に攻撃を仕掛けて最終日につなげたいです。

B:木下弥桜(スポ1=和歌山北)

――きょうのレースの流れを振り返っていかがですか

きょうはあまり目ぼしい大学とは当たっていなくて、自分たちの漕ぎでタイムを狙うということを目標としていました。レース展開的には他艇も引き離せて、いいタイムも出たので自分たちの良いレースが出来たのかなと思います。

――漕ぎの感触はいかがですか

きのうのレースで出た課題を、しっかりきょうのレースで調節して、あしたの準決勝への準備ができたのかなと思います。

――きのうは他艇に出られていたスタートを修正しましたが

きのうはスタートは抑え気味でいくっていうレースプランだったんですけど、きょうはスタートから抑えずにパワーを出してって感じで、良かったと思います。

――キャッチの長さがとれなかったという課題については

きょうは、きのうより長さもとれて前から水中を強く押すことができたと思います。

――あしたの組み合わせはタイムの上では勝っている相手との対戦ですが

自分たちの漕ぎをして、相手を気にせず決勝につなげられるレースが出来たらいいなと思います。

――決勝で、タイムで上回る相手や予選で敗れた相手と戦うときの対策は

予選では、抑えめのスタートで出られなくて焦ったというのがあります。なので、スタートでついていって、コンスタントで粘って、淡々と漕いで、って感じです。

――あしたへの意気込みをひとことお願いします

決勝につなげるレースをして、決勝に上がりたいと思います。

南菜月(教1=新潟南)

――きょうのレースの振り返りからお願いします

まず全体1位上がりというのを目標にして、かつきのうは後半あまりタイムが出せないというか力が持たなかったので、後半にきちんと余裕を持ってあげられるように意識して漕ぎました。

――きのうからきょうにかけて改善点はどこだったのでしょうか

前半攻めるというのは変わらずやって、後半いかにさらに上げていけるかというのをきょうはレースで取り入れていました。

――きのうおっしゃっていた通りトップ通過を決めましたがいかがですか

正直もう少しタイムを上げて周りの人にプレッシャーを与えたかったというのもあるんですけど、1位通過であしたの準決勝の組み合わせも良いところに当たれたのでそこは良かったなと思っています。

――タイムについてはいかがでしょうか

そうですね、多分20秒前半くらいを出していければ、予選だけタイムが良かったと思われずにずっと安定したタイムが出せるんだなというプレッシャーを与えられたのかなと思うので、少し残念だなと思います。

――インカレの目標をお願いします

ワセ女はいま8連覇を狙っているということなのできちんと総合優勝に貢献出来るように最終日まで残って良い結果を残したいと思います。

ーー最後に準決勝への意気込みをお願いします

1位上がりでAファイナルに行きたいと思います。