馬術部

2016.09.22

第63回全学習院対全早稲田定期戦 9月17日、18日 早大東伏見馬場

苦しみながらも、大会9連覇

 今年で63回目を迎えた全学習院対全早稲田戦。2日間で6競技が行われ成績に応じてそれぞれ勝ち点が与えられる。試合は両大学が交互に点数を取り合う接戦となり勝敗は第6競技までもつれ込む。それでも山田瑞月(創理3=栃木・立教英国学院)、工藤千明(人4=東京・三鷹)、河野貴大(スポ3=東京・東農大一)らが大事な場面で勝負強さをみせ大会9連覇を達成した。

 第一、第二競技は馬場馬術競技(馬場)で争う。第一競技に出場した石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)が得点率60%を超えトップに立つなど早大勢が上位に入り勝ち点2を奪取する。第二競技でもこの勢いに乗りたかったが三川莉奈(基理3=東農大一)らが本調子ではなく点数を伸ばしきれない。勝ち点が3-4となり相手を追う展開になる。続いて第3競技の小障害飛越競技。早大は二人が落馬をする厳しい状況下で山田が減点0の見事な走りを披露しジャンプオフに進む。これには敗れたものの勝ち点1を取り総合得点で学習院大に追いつき1日目を終えた。

第一競技の馬場で1位に輝いた石山

2日目は高校生による第4競技、OBによる第5競技が行われた。早大はどちらの競技も勝利するがなかなか相手を大きく引き離すことはできない。総合得点を9-7とし優勝をかけて第6競技の中障害飛越競技(中障害)を迎えた。この競技で大崩れをすると負けの可能性もあったが早大は得意とする障害で力を発揮する。第一走の石山が減点0で走り切ると河野もこれに続きノーミスで終える。相手は重圧がかかったのか思うような走りが出来ず、失権と障害減点を重ね自滅。最後は工藤が減点0の確実な走りで試合を締め第6競技でも学習院大に勝利。この結果最終得点を11に伸ばし11-9で早大が総合優勝を決めた。

障害を飛越える工藤・ゾビオン組

 今大会早大は苦手な馬場でも高得点を出し確実に成長の跡がみられる。しかし「順位も点数も取れてはいても内容は良くなかった」と石山が語るように選手たちはまだまだ満足していない。一ケ月後の全日本学生大会は相手も強くなり個々のレベルアップが一層求められる。残りの期間でどれだけ課題を克服できるかに注目だ。

(記事 喜柳純平、写真 佐藤詩織、吉田安祐香)

コメント

山田瑞月(創理3=栃木・立教英国学院)

2日間を振り返っていかがでしたか?

私は主に運営のほうを行っていたのでとりあえず運営が全て大きな事故もなく出来て良かったなという感じです。

早学戦 9連覇という結果について

学習院の馬もいるにはいますが全体的に早稲田の馬の方が揃っているので純粋に勝てて良かったです。

障害を振り返っていかがでしたか

障害についてはいつも自分の乗ってる馬でしたがフラットワークから障害まで全部自分でやるというのがあまり無くて、無事ジャンプオフまで帰って来れてまだまだ課題はありますが満足感があります。

第二競技を落として迎えた第三競技はいかがでしたか?

わたしの馬が勝たないとっていう状況だったのですごい緊張していたのと第二競技が負けていたのでここで負けたら勝てないっていうのがあってとりあえず全力出して帰ってこようっていう気持ちでやりました。

第三競技でのジャンプオフの末の2位という結果について

第一走行目の佐藤洋平選手(学習院大)が上手な方なので無理だなと思ってしまいましたが結果的には良い内容で帰って来れたかなと思います。

次戦に向けて

次の大きな試合の全日本学生馬術選手権に未熟な部分が多いですがそこを修正して臨めるように毎日練習していきたいと思います。

石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)

―― この2日間を振り返って

全体的には点数を取れたという点に関しては本当によかったのですが、一頭一頭のことを考えると、順位も点数も取れてはいても内容は良くなかったなと思います。

――初めての大学対抗戦はいかがでしたか

1つの大学と戦うので、「打倒!」というか「みんなで打ちのめそう!」という雰囲気でとても楽しかったです。

――第一競技の馬場を振り返って

今回はまとまりのない演技になってしまいました。順位は1位を取ったとしても、点数も演技も内容も全てに関して、馬にふさわしくないものになってしまったなと思います。終わった後も全く達成感はありませんでした。

――第六競技の障害を振り返って

所々危ない部分もありましたが、一回目の走行でタニノマティーニにしては満点で帰ってくることが出来たことは本当によかったです。あまり途切れるところも無くて、そんなに身なりが崩れることもなかったのでそこに関してはよかったのですが、ジャンプオフは攻めすぎてかっこ悪くまとまりのない感じになってしまいました。

――次戦への意気込み

全日本学生がいよいよ迫っていますが、今回の早学戦でまだ稲隆の馬場が全く強化出来ていないことが分かったので、本当に一日一日を無駄にしないようにしっかり計画を立てて、粗探しではないですが、自分の駄目だったところを一つ一つ修正していかなくてはならないなと思いました。障害に関しては、今回は出ていないのですが、新しく稲帥という馬と組ませて頂きます。瑞月さん(山田瑞月(創理3=栃木・立教英国学院))の担当馬なので、先輩がいつも可愛がっている馬に失礼のない走行が出来るようにしたいです。