相撲部

2016.09.20

第41回全国学生個人体重別選手権 9月18日 大阪・堺市大浜公園相撲場

成長感じるも結果は出ず。リーグ戦でのリベンジを期す

 東日本学生個人体重別選手権から約2ヶ月が経ち、舞台は全国へ。全国学生個人体重別選手権が、学生相撲発祥の地である堺市大浜公園相撲場で開催された。早大からは、東日本大会を勝ち抜いた、前川晋作主将(社4=東京・早実)、佐藤太一(社1=大分・楊志館)、鬼谷智之(スポ3=愛知・愛工大名電)の3人が出場した。

 85kg未満級に出場した前川主将。立ち合いで下にかわされると、胸が合うかたちに。勝負をかけにいこうとしたところで豪快に上手投げを決められてしまう。「優勝を狙っていたし、勝てない相手ではなかった」と悔しさをにじませた。1年生ながら全国大会への切符を掴んだ佐藤は100kg未満級に出場。「焦りがあった」と自身で振り返るように、立ち合いですばやく相手に飛び込んだものの、いなされて土俵際に追い込まれてしまう。そのまま土俵の外に押し出され、1回戦敗退となった。

立ち合いから積極的に前に出た佐藤

 115kg未満級には鬼谷が出場した。奇しくも1回戦の相手は東日本大会で敗れた明大の選手。立ち合いが合わず、二回目の立ち合いとなったが、その当たりの強さは十分。勢いを緩めることなく一気に土俵の外まで寄り切り、圧倒してリベンジを果たした。続く2回戦。立ち合い直後に相手にバランスを崩され、厳しい体勢になってしまう。なんとか持ちこたえて攻めに転じようとするが、土俵際での競り合いで先に落ちてしまった。

早大で唯一白星を挙げた鬼谷

 思うように勝ち星を挙げることができなかった今大会。しかし、実力で大きく劣るわけではなく、勝負強さや土俵際での身のこなしといった小さな差での敗北だった。選手たちも手ごたえを感じている。ことしの夏合宿では、土俵を使った練習と共に体づくりにも取り組み、自分たちを追い込んだ。その成果は「圧倒的にレベルが上がっている自信はある」と室伏渉監督(平16人卒=東京・明大中野)も太鼓判を押すほど。次は53年ぶりにAクラスで迎える東日本リーグ戦。実力、勝利への欲は十分。必ず結果につなげてくれるだろう。

(記事 本田理奈、写真 高橋団)

結果

▽85kg未満級

前川参段

一回戦

対渡邉初段(日体大)上手投げ●


▽100kg未満級

佐藤初段

一回戦

対龍山参段(近大)押し出し●


▽115kg未満級

鬼谷参段

一回戦

対川村弐段(明大)寄り切り○

二回戦

対宇佐見弐段(東洋大)引き落とし●


コメント

室伏渉監督(平16人卒=東京・明大中野)

――きょう惜しい試合が多い印象を受けましたが、振り返っていかがですか

そうですね。それぞれみんな秋のシーズンは最初(の試合)なので力が付いてきているのは間違いないのですが、出し切れていなかったですね。固かったです。1部のチームは先週から試合があったり、8月の中旬に大会があったりしたので、内容的には悪くはないと思っています。

――2回行った合宿の成果は出ましたか

みんな体が一回り大きくなって、それぞれが自分の課題を持って取り組んでいたので非常に充実した合宿になりました。

――具体的にはどのような練習をしましたか

前半は相撲が中心で、土俵を使った練習ばかりでした。後半はトレーニング合宿で、とにかくトレーニングだけを1日5時間くらいやりました。大きくなった選手は5キロ以上太ったり非常によかったと思います。

――その成果は今後の試合にどのように影響すると考えますか

来週の東日本リーグ戦(リーグ戦)でどこまで通じるかですね。Aクラスでどこまでできるかというのと、自分たちに何が足りていないのか、あるいはそこで自信を付けるかだと思います。去年はリーグ戦で優勝してその勢いでインカレまでガーっと行ったのでそうなりたいと思っています。

――リーグ戦に向けてチームのレベルは去年と比べてどうですか

圧倒的にレベルは上がっている自信はあります。あとは自分の相撲が取れるかどうかです。結局、稽古をしていると体が覚えてくるのでそこを大事にしてほしいです。いつも言っていますが勝負に厳しく行かないと、きょうも鬼谷が土俵際で負けましたけどあそこの差です。勝負に徹してもらいたいと思います。とにかく勝ちたいという執着心がないと絶対勝てないと思うので。

――基礎の能力的にも1部で通じるレベルにありますか

本当に上がっていると思いますし、自信も付いてきていると思います。あとは結果です。

――リーグ戦の目標はなんですか

目標はせっかく上がったので絶対に残留。それから1部で一勝でもできるように頑張りたいと思います。

前川晋作主将(社4=東京・早実)

――初戦では悔しそうな表情が見えましたが、振り返っていかがですか

優勝を狙っていましたし、勝てない相手ではなかったのでやっぱり悔しかったです。

――全国レベルの個人戦ということで、どのような意気込みで臨みましたか

同じ階級なので自分の相撲を取れれば優勝もいけると思っていました。最後ですしなんとしても優勝したいという気持ちで臨みました。

――合宿での成果を出せた部分はありますか

しっかり体も作って全体的にパワーアップして臨んだんですけど、勝負強さで甘さが出てしまいました。

――春からの課題であった勝利への執着心は出せたのでしょうか

良い体勢になったので、そこで先に勝負をかけにいかなければならなかったのを一瞬待ってしまいました。それが敗因になりました。

――来週から団体戦が始まりますが、チームの状況はどうですか

夏の合宿を経てチーム全員が体も一回り大きくなってパワーアップしています。あとはそれをいかに発揮できるかです。リーグ戦は試合数も多いので一番一番みんなが集中して臨めるようにしていきたいと思います。

――メンタルの部分も重要ということですね

きょう出た3人もそうですけど、実力では勝てないというわけではなくても、勝負強さの部分で負けてしまうことがあります。他の部員もそういうところはあると思うので、勝負強さをしっかり出せるようにしたいです。

――リーグ戦での前川選手個人としての目標はありますか

リーグ戦も先鋒は85キロ未満ということできょうの階級と同じ相手になるので、きょうの試合で優勝できなかった分をリーグ戦にぶつけて全勝します。

鬼谷智之(スポ3=愛知・愛工大名電)

――この大会の目標は何でしたか

東日本(学生個人体重別選手権)では負けたので、優勝するつもりで来ました。

――1回戦についてはいかがでしたか

この前負けている相手だったのですが、力は自分の方が上だと思っていたので、しっかり相手を良く見ていけたと思います。

――2回戦では惜しくも敗れてしまいました

そうですね・・・。土俵際をもっとしっかり稽古していきたいと思います。

――この大会で見つかった課題や得た収穫はありましたか

やはり立ち合いはこの階級では負けないと思っていて、あとは足を運ぶことですね。

――夏合宿での練習はいかがでしたか

2回合宿をやったのですが、自分たちでしっかり追い込むことができて、それをみんなで乗り越えることができたので団結力も高まったと思います。個人的には体重も10kgくらい増えて、とても有意義な合宿になりました。

――次の試合は東日本リーグ戦で、久しぶりに1部リーグで迎えるリーグ戦となります

個人的には勝ち越したいですね。力は上だと思うのですが、やはりチーム力で戦って頑張りたいです。

佐藤太一(社1=大分・楊志館)

――どのような意気込みでこの大会に臨んだのですか

来週リーグ戦があって、同じ体重の人と戦うので、その前に自信を付けたかったというのはありました。

――1年生での出場となりましたが、緊張はありましたか

1年生なので逆に緊張はなくて、プレッシャーもなかったです。

――ご自身の取組を振り返っていかがでしたか

焦りがあって、それで相手に付け込まれたというかんじになってしまいました。

――負けてしまった要因というのは、焦りだったということでしょうか

そうですね。自分の中では焦りだと思っています。もっと自信を持ってやればよかったかなと思います。

――夏合宿で収穫はありましたか

自分なりに追い込んでいったので、それで強くなったというか、自信は付きました。

――リーグ戦への意気込みをお願いします

(相手が)同じ体重なので、全勝するつもりで頑張りたいです。