水泳部

2016.09.20

第8回マーメイドカップ 9月17日 神奈川・横浜国際プール    

年に一度!会場を沸かせたマーメイドの舞

   

 大学単位で出場する貴重な機会であるのが、このマーメイドカップである。普段は練習拠点を異にする選手たちが集結し、華麗な演技で観客たちを魅了した。ワセダはデュエット部門、チーム部門の2つに1組ずつ出場。横竹茉優(スポ4=福岡・雙葉)、横竹幸穂(スポ1=福岡・雙葉)の姉妹がデュエット部門で2位、チーム部門では3位という成績を残した。

 デュエット部門に出場した横竹姉妹は、この大会が引退試合となる。12年間の競技人生の集大成となる演技に選んだ曲はアコースティックギター調の一曲。「自分たちの色を出せる曲だと思って選んだ」と2人は曲選びの経緯を語った。複雑な足技で構成されたプログラムで息の合った演技をする姿には、二人で積んできた経験値の高さが表れている。これまで支えてくれた人々へ感謝の思いを抱きながら演じきった2位という結果に、姉妹は笑顔を見せた。演技の間に行われるフリーパフォーマンスでは、競泳部門の男子選手を加えたミックスデュエットで参加。力強い男子選手に支えられたリフトは高く、会場はその迫力に息をのむ。応援歌『紺碧の空』に合わせて肩を組んで体を左右に揺らす振付など、ワセダらしさを前面に出して観客を沸かせた。

以心伝心の演技を見せた横竹姉妹

 松本奈々(スポ4=東京・狛江)、横竹姉妹、吉野倫加(スポ1=埼玉・武南)、清水葉月(教1=日大鶴ヶ丘)の5人で挑んだチーム演技。シンクロ競技の花形、チーム部門の曲に選んだのは映画『ズートピア』の劇中歌だ。コミカルなリズムに合わせて動物らしい振付、警官が敬礼する振付などを取り入れ、映画のシーンを連想させる印象的な演技を見せた。全員で集まる機会が少なく、十分な練習を積むことができずに挑んだ演技であったが、自分たちが楽しみ、観客に楽しんでもらうことを優先して演じきった。「少し出し切れない部分もあったが、それを上回るぐらいに良い笑顔で気持ちをひとつに頑張れた」(吉野)。3位という結果には心残りがあったものの、メンバーの表情は晴れやかであった。

映画の世界観を表現したチーム演技

 今大会で4年生は引退となり、ワセダのシンクロ部門は1年生の2人が引っ張っていくことになる。実行委員長を務めた松本は「ワセダで4年間シンクロができてよかった」と大学での競技生活を振り返った。「新たな人材とともに、らいねんはもっといい演技をしたい」と語る吉野は、早くも次の大会を見据えて、前向きな姿勢を見せている。これからもワセダのマーメイドの活躍に期待したい。

(記事 上野真望、写真 井口裕太、吉田優)

コメント

  

松本奈々(スポ4=東京・狛江)

――最後のマーメイドカップを終えていまどのようなお気持ちですか

1年生が2人入ってきてくれたおかげで、またチームを組んで出ることができたのでとても楽しく泳ぐことができました。

――実行委員長としてことしは迎えられましたが、準備や運営の面で大変なことはありましたか

水球や競泳の先生方に大会の運営の仕方を教えていただいて、たくさんの人と関わりながら大会を作らないといけなかったので、それは大変でした。

――チームでの演技を振り返って完成度はいかがでしたか

あまり合わせて練習することができなかったので、その部分では点数が良くなかったのかなとは思いますが、全員で楽しく泳げたのでそれは良かったと思います。

――練習を始めた時期はいつですか

9月に入ってから、選手で選考会がある人もいた中、集まれるメンバーで集まって練習をしていました。

――フリーパフォーマンスでは競泳部門の男子選手を交えて出場されましたがどのような経緯があったのでしょうか

男子のミックスデュエットが世界選手権でOKになって、その影響でこの大会も男子選手の参加がOKになりました。最後に思い出を作ろうということで出ることになりました。

――男子選手に何かアドバイスはされましたか

みんな熱心に練習をしてくれたので、「こうなってるよ」と言えばすぐに練習をしてくれたのでとても楽でした。

――ワセダで4年間、シンクロをできたことについてはいまどのように感じていますか

いつもはクラブチームでシンクロをやっていますけど、色々なクラブの人と組むことができました。あとはシンクロ部はないですけど、水泳部に入れてもらって競泳や水球の人たちと仲良くさせてもらって、ワセダでできて良かったと思います。

横竹幸穂(スポ4=福岡雙葉)、横竹茉優(スポ4=福岡雙葉)

――今回が最後のマーメイドカップとなりますが、どのような意気込みで試合に臨まれましたか

横竹幸 12年間シンクロをやってきて、これが本当に最後の試合だったのでみんなで楽しもうと思っていました。

横竹茉 今までお世話になった人に感謝の気持ちを込めて泳ぎました。

――デュエットについてお話をうかがっていきたいのですが、2位という結果についてどのように思われていますか

横竹幸、横竹茉 満足です。

――楽しく泳ぐことはできましたか

横竹幸、横竹茉  楽しかったです。

横竹幸 でもきつかったです(笑)。

――今回のデュエットのテーマを教えてください

横竹幸  きょねんとおととしはクラシック系だったので、ことしはスペインっぽい大人な感じにしました。

横竹茉 大人な感じを見せたいと思って、曲を選びました。

――どのような経緯で今回の音楽を選ばれたのでしょうか

横竹幸 すごく悩んでいろんな曲をいっぱい聞きました。この曲はアコースティックギターの曲なのですが、弾いている姿がかっこよくて、自分たちの雰囲気を出せるかなと思いました。他の人と被らずに、自分たちの色を出せる曲だと思って選びました。

――演技をやるうえで心掛けられていることはありますか

横竹幸 双子なので同調することをほかのペアよりも期待されます。そこを重要しています。

――次にチームの演技について聞いていきたいのですが、3位という結果についてはいかがですか

横竹幸 優勝したかったのですが、結果よりも自分達が楽しんで、なおかつお客さんが楽しんでくれればいいかなと思っていました。

――チームでの練習はどのくらいされましたか

横竹茉  全員がそろってちゃんと練習できたのは2日です。

――フリーパフォーマンスでは競泳部門の男子選手とも泳がれていましたが、どうでしたか

横竹幸 会場も盛り上がっているのが分かったので、すごく楽しかったです。

――男子部員の方がいるとどのような所が違いますか

横竹幸、横竹茉  パワーです。

横竹茉 パワーが違いすぎました。

――12年間のシンクロ人生に終止符を打たれるということですが、シンクロ人生を振り返っていただいていかがですか

横竹茉  すごく恵まれているなと思います。

横竹幸 今まであったチームメイトやコーチ、支えてくれた親や友達のおかげでシンクロが続けてこられました。

横竹茉 出会いに感謝です。

清水葉月(教1=東京・日大鶴ヶ丘)

――早大に入学して初めての大会でした。どのような気持ちで臨みましたか

とにかくみんなで楽しく元気に泳ぐことを意識しました。

――きょうの演技を振り返ってみていかがですか

楽しくできたので、満足ですね。

――今回の演技のテーマは

4年生がズートピアというテーマを決めてくださいました。出てくるところの動きから、細部までこだわった振付にしています。

――初めてのマーメイドカップでしたが、高校時代の大会と比べていかがですか

全然違いますね。この試合はとにかく楽しくといった感じでしたが、高校の試合はもっと緊張感がありました。

――1年生のお二人はシンクロ部門では久々の新入部員ですが、雰囲気はいかがですか

すごく良いです。4年生の先輩たちはボケとツッコミで盛り上げてくれます(笑)。同期とも仲が良いですね。

――シンクロはいつ頃から始められたのですか

小学校3年生の時です。いとこがやっていたのがきっかけです。

――この大会で4年生は引退になりますが、今後の目標をお願いします

部員集めですね、切実です。普段クラブチームでシンクロをやっている人もいますが、私は本格的な競技は高校3年生で引退したので、一年の大会はこれだけです。だかららいねんのためにも部員集めを頑張りたいですね。

吉野倫加(スポ1=埼玉・武南)

――この大会はご自身のなかでどのような位置づけでしたか

4年生と1年生で学年も離れているんですが、4年生は最後の大会なので、絶対にみんなで良い笑顔で終われるようにと思っていました。

――チーム演技のテーマは何でしたか

テーマは映画「ズートピア」です。やりたいということで、みんなで決めました。

――振り付けはどのように決めたのでしょうか

みんなで考えて、動物を意識した動きを取り入れました。

――練習はどれぐらい行いましたか

なかなか全員で集まれる機会がなかったのですが、プールが使える夜の時間にやっていました。

――高校までと大学に入ってからで、違いは感じますか

高校の方が余裕が無かった気がします。余裕が出来て色々と考えられるようになりました。

――クラブチームで臨む大会と、大学のチームで臨む大会は違いますか

クラブはクラブの緊張感があるんですが、大学は本当にみんなで楽しむことを一番に考えてやっています。

――この大会を振り返っていかがですか

少し出し切れない部分もあったんですが、それを上回るぐらいに良い笑顔で気持ちをひとつに頑張れたので良かったです。

――演技の中で意識していたことはありますか

直前練習で少しパラパラしてしまったので、みんなで合わせるということを考えました。

――今後に向けての意気込みをお願いします

らいねんは人数が減ってしまうので、新しい人材を集めて、今よりもっと良い演技を楽しくできればと思います。