準硬式野球部

2016.09.19

秋季東京六大学リーグ戦 9月18日 早大東伏見グラウンド

地の利を生かし第一関門突破

法大2回戦
法大
早大 × 12
(早)○黒須、古賀、矢坂―吉田龍
◇(二塁打)徳島2、吉田良、鈴木

 第1戦は『投』で、第2戦は『打』で法大を圧倒した。5回までに11安打12得点で序盤からリードを広げ、楽な試合展開に。終盤に巻き返されたが、難なく逃げ切った。早大はこれで秋季東京六大学リーグ戦(秋季リーグ戦)4連勝。今季の勝ち点を早くも2とした。負けた法大は平成26年度秋季リーグ戦の早大戦以来18カードぶりに勝ち点を落とした。

 試合前に降った雨でグラウンドコンディションは悪かった。しかし、それがホームグラウンドで戦う早大に味方することになる。先制パンチを食らわせたのは2回だ。先頭打者の徳島有樹(スポ2=早稲田佐賀)が左中間を破る二塁打で出塁。続く倉本芳郎(法3=広島・修道)の犠打が内野安打となり図らずも好機が広がった。そして、吉田龍平(スポ1=東京・小山台)が犠打を試みると、手元で打球の勢いが死んだために相手投手が打球処理を誤り、悪送球で無死満塁に。そこから黒須裕太(人3=栃木・真岡)が押し出し四球を選び先制、森田達貴(スポ2=埼玉・県浦和)のスクイズ、池上倫平(政経2=東京・早実)の2点適時打でこの回一気に4点を加え、試合の流れは早大へ。それ以降も着実に加点し、法大を突き放した。

森田は3回に二塁強襲適時打を放った

 「楽な展開で、余裕があったので自分らしいピッチングができました」と振り返るように先発・黒須はスイスイと投げ、本塁打による1点のみの7回1失点。先発投手としての役割を果たした。2番手は最優秀新人賞を獲得するなど、新人戦で活躍を見せた古賀湧也(スポ2=佐賀西)。しかし、この日は精彩を欠き4失点。不安要素が残った。最終回は矢坂颯雅(社3=東京・早実)がマウンドへ。ゼロに抑え、きっちり試合を締めた。

今季は抑えを任されている矢坂

 守備で言えばより少ないミスでしっかり守る。攻撃では犠打を確実に決め、塁に出れば隙のない走塁で次の塁を陥れる。新体制始動からずっと目指してきた野球がここに来てかたちになりつつある。春季リーグ戦では完敗だった相手から気持ちよく2連勝。この勝利はただの勝利ではなく、大きな自信となるに違いない。そして、次なる相手は春季リーグ戦で惜しくも及ばなかった明大。「残りの明大、立大、慶大は(ここまで秋季リーグ戦で)いい試合をしていて、正直法大よりも隙がない」と金子祐介主将(スポ4=熊本)は語る。春の雪辱に向けて、兜の緒を締め直し、次戦に臨む。

(記事 加藤耀、写真 吉田安祐香、加藤耀)

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コメント

金子祐介主将(スポ4=熊本)

――法大から勝ち点を取りました。このカードを振り返っていかがですか

このカードに入る前に守り中心でいくというのはありましたし、しっかり想定して戦えました。第1戦に関しては山口(将宏、スポ3=愛知・横須賀)がしっかり放ってくれて、きょうは打撃陣が奮起してくれて、新しい勝ち方ができたのがよかったですね。

――法大から2連勝というのは4季ぶりですが

そうですね。本当に久々に法大に勝ててうれしいですね。

――第1戦でいいかたちで勝てたことが自信になったのでは

第1戦でどんな相手でも粘り強く戦っていけば自分たちにも勝機があるということを確認できたので、本当に2連勝できて自信にもなりますし、今後にもつながると思います。

――午前中の雨でグラウンドのコンディションが悪い中の試合でした。序盤のバントによる攻めが相手のリズムを狂わせましたね

ここ(早大東伏見グラウンド)は自分らのホームグラウンドでもありますし、雨の日は常にこういう状況でやってきたので、イメージしやすかったです。試合前にキャッチャー前のゴロは(打球の勢いが)死んで捕りづらくなるということは伝えてあったので、それが攻撃にも守備にも生きたのかなと思います。

――きょうは計11安打を放ちました

法大は今まで室木(大)、末次(慶一郎)という二枚看板で来ていて、それをどう打ち崩すかだったのですが、(きょう登板した)それ以外の投手がそこ(室木、末次)と力の差があったので自分らも打てたのかなと思います。

――投げては先発の黒須投手が好投しましたね

初回から飛ばしているな、という印象でした。吉田龍平(スポ1=東京・小山台)との相性もいいですし、黒須も自信を持って広い視野で投げていたので、安心して見ていました。

――2番手の古賀湧也投手(スポ2=佐賀西)は今季初登板でしたが、やや精彩を欠いた投球だった思います。主将の目にはどう映りましたか

オープン戦のときからケガがあって投げられない時期が続いたのですが、自分個人としてはあまりそういうのは気にしない投手だと捉えているので、きょうは問題なく登板させました。初登板ということもあって少し不安定だったかな、とは思いますが、あまり気にしないで大丈夫だと思います。

――次は春季リーグ戦で勝ち点を落とした明大との試合です。意気込みを聞かせてください

残りの明大、立大、慶大は(ここまで秋季リーグ戦で)いい試合をしていて、正直法大よりも隙がないですし、手強そうだと思っています。なのでしっかり研究するところは研究して準備を万全にした状態で臨みたいです。

黒須裕太(人3=栃木・真岡)

――ナイスピッチングでした。きょうの試合を振り返っていかがでしょう

初回からリズムよく投げられたことが一番大きかったです。僕は立ち上がりが不安な投手なので、初回を三者凡退で終えられたのがよかったです。あとは味方も2回から点を取ってくれて楽な展開で、余裕があったので自分らしいピッチングができました。

――第1戦で山口投手が完封勝利でしたが

あれほどいいピッチングをしていたので自分もプレッシャーを感じていました(笑)。でも勝てればいいと思っていました。マウンド上がってみてもきょうは調子が悪くなかったです。

――早い回から大量援護を受けましたね

本当に打線につながりがあって自分も得点に絡むことができたので、気分よく投げられました。それでワセダに流れが来てチームもいい試合運びができたんだと思います。

――きょうは黒須投手にしては球数が多いようでしたが

慎重に、慎重にと心掛けていたのでその分、ボール球もうまく使って投げようと思っていました。いつものようにポンポン打たせると法大打線だと少し怖いので、いつもより球数が増えたのかな、と思います。

――今はブルペンに古賀投手、矢坂投手が控えています。心強いのではないでしょうか

本当に心強いですね。古賀はきょう悪かったのですがいつも通り投げられれば抑えられるピッチャーです。颯雅もいつも通りきょうも抑えてくれました。1年生の久郷(太雅、創理1=静岡・沼津東)もまだ登板機会はないですが、いいピッチャーです。後ろにそういうピッチャーが揃ってくれると自分も気持ちを楽に投げられるので、彼らの存在は大きいと思います。

――次は1週間を空けて、明大との対戦です。意気込みをどうぞ

春(季リーグ戦)に勝ち点を取れそうで取れなかった相手なので、秋のリーグ戦で優勝するためには重要な試合だと思っています。そこできょうのようにリズムよく投げて勝ち点を取れればいいですね。1週空くのでしっかり調整して試合に臨められればと思います。