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剣道部

2016.09.18

第42回関東女子学生優勝大会 9月17日 東京武道館

まさか…無念の2回戦敗退で全日本出場ならず

 大学の威信を、そして全日本女子学生優勝大会(全日本)出場権を懸けた、女剣士たちの熱い戦いが幕を開けた。トーナメント形式で、上位18校だけが全日本出場権を得られる厳しい戦いだ。シードのため2回戦からの出場となった早大は、今春の関東女子学生選手権(関東大会)で優勝した大亀、準優勝の三好ら強敵を擁する明大と対戦。実力的には全く引けを取らない早大だったが、徹底的に早大対策を取った明大の布陣に苦戦を強いられる。大将・川上ゆき女子副将(スポ4=熊本・菊池女)の一本勝ちのほかは勝ち星を挙げられず、1-3で敗北。優勝候補の一角だった早大が、まさかの2回戦敗退で全日本出場権を逃すというあまりにも残酷な結果となった。

 トーナメントに恵まれず、初戦から強敵・明大とぶつかった。先鋒は、圧倒的成長を遂げ今や早大になくてはならない存在となった杉村麻記(社3=茨城・守谷)。強敵・三好(明大)を相手に主導権を握ったかに見えたが、終盤につばぜり合いからコテを決められてしまう。ビハインドで迎えた次鋒戦に挑むのは、「自分が取る」と意気込む太田麻友(スポ1=茨城・守谷)だ。しかし、一瞬の隙にドウを奪われ1本負け。2連敗で早くも王手をかけられる形となった。もう後がない早大の中堅は実力者・川﨑茜(文3=京都・日吉ケ丘)。「絶対に一本取って後ろに回そうと思った」と強い気持ちで挑む。あと一勝と勢いづく相手にも冷静な試合展開で引き分け、劣勢ながらもかろうじて勝利の可能性を残したまま次につないだ。

最後に一矢報いた川上

 勝負の行方は副将・河村奈穂(スポ3=大分鶴崎)に託された。引き分けすら許されないというプレッシャーの中、関東女王の大亀(明大)と対戦。大亀が優勝した関東大会でベスト4という好成績を残している河村だが、女王の強さはやはり圧巻だった。中盤にコテを奪われ、「取り返さないと」(河村)と焦った隙にさらにドウを決められ2本負け。この時点で早大の負けが決定し、全日本への道は絶たれた。しかし、試合はまだ終わっていない。ぼうぜんと立ち尽くした河村と入れ替わりに試合場に入った大将・川上が、早大の意地を見せる。「最後はきちんと締めよう」(川上)と力強いメンで一本勝ちを挙げ、最後に明大に一矢報いた。

試合後うなだれる選手たち

 十分に優勝を狙える実力を持ち、初戦だけでなくトーナメントのさらに上を見据え定石通りの布陣で挑んだ早大。その一方で早大を警戒し、入念な対策のもと大幅なオーダー変更を行った明大に軍配が上がる結果となった。2年連続で出場していた全日本への切符を逃した悔しさは、ことしの代にかかる期待が大きかっただけに計り知れない。しかし、それでもワセ女たちは懸命に前を向く。補欠選手として誰よりも近くで試合を見守った阪本皇子女子主将(スポ4=長崎・島原)は、「心の底から悔しい」としながらも、4年生の引退試合となる早慶戦に向け「でもやっぱり早慶戦には勝たなきゃいけないし、前を向いていこう」と部員に呼びかけた。伝統の一戦では、今度こそ「心の底から嬉しい」という言葉を聞かせてほしい。

(記事 久野映、写真 佐藤諒)

結果

2回戦 ●早大1―3明大

先鋒 杉村  ―コ

次鋒 太田  ―ド

中堅 川﨑  ―

副将 河村  ―コド

大将 川上 メ―

早大 2回戦敗退

コメント

阪本皇子女子主将(スポ4=長崎・島原)

――2回戦敗退という結果となりましたが、今日の試合を振り返っていかがでしたか

まだあまり負けたっていう実感がないんですけれど、とにかく悔しいです。

――トーナメントが発表され、初戦が明大とのことでどのような対策をされてきましたか

メンバーは選手と監督で話し合って決めて、早い段階からこのメンバーで練習試合をしたりしてきました。それなりに対策を立てたりしてきましたね。

――明大のオーダーは予想したものと違っていたのではと思いますが

そうですね、完全に当ててこられたなという感じです。どんなことがあっても最後まで諦めないで試合をしようって話はずっとしていました。明大もやっぱり強いですしどうなるかわからないということで話していたんですけど…やっぱり勝負は難しいですね

――試合後はどのような話をされましたか

みんな本当に悔しくて、心の底から悔しくて、次の早慶戦にすぐ切り替えられるかっていうとそうでもないんですが、でもやっぱり早慶戦には勝たなきゃいけないし、前を向いていこうっていう声かけはそれぞれにしています。

――早慶戦に向けて意気込みをお願いします

連覇とかはあんまり考えずに、これからの切り替えはまだ難しい部分もあるんですけど、早慶戦しかもうないので、みんなで一致団結して頑張っていきたいと思います。

川上ゆき女子副将(スポ4=熊本・菊池女)

――敗戦が決まってからご自身の試合に臨むことになりました

そうですね、試合はもう負けてしまったという気持ちはあったんですけど、でもここで大将として負けてしまったらみんなのためにもならないかと思って、最後はきちんと締めてきちんと仕事はやろうと思いました。

――いつも通り落ち着いて試合をされている印象でした

試合がもう決まっていたというのももちろんあるんですけれど、最近は調子も良くて自分のペースでやれば勝てると思っていました。そんな浮ついた気持ちもなく、落ち着いてやれたかなという感じです。

――前4人の試合を大将としてどのような心境でご覧になりましたか

もちろん試合は負けたんですけれど、結構みんないい試合していたと思います。でも申し訳ないという気持ちですね、ああいう悔しい気持ちをさせてさしまって。

――試合後、阪本皇子女子主将(スポ4=長崎・島原)とは何かお話されましたか

ごめん、としか言えなかったですね、キャプテンとして大変だったと思うんですけど最後試合に出してあげることもできなくて。(初戦に)勝って次の試合で(阪本を)出すというのが私の頭の中にあったので、それができなくて本当にごめん、としか言いようがないです。

――最後に、早慶戦への思いを聞かせて下さい

今はもう本当に考えたくもないんですけれど、やっぱり早慶戦はワセダにとっては大事な戦いなので、圧勝して自分の剣道人生を終えられたらと思います。

川﨑茜(文3=京都・日吉ケ丘)

――先に二敗し負けらない場面でご自身の試合を迎えましたが、その時の心境を教えて下さい

絶対に一本取って後ろに回そうと思ったんですけれど、やはり相手もすごく対策を立ててきていてやりづらくて、取れなかったところが悔しいです

――相手選手はかなり押してくるタイプでした

はい、すごく力が強かったです。

――本日の試合では2回戦敗退となり、全日本出場を逃す結果となりました

4年生には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、でももう試合は終わってしまったので、来年は必ず出て先輩方に喜んでもらえるように頑張りたいです

――最後に、早慶戦への思いをお願いいたします

早慶戦は本当に4年生の先輩方の最後の試合になるので、みんなが1つになってみんなでいい思いができるようにしたいです。そして絶対に勝ちたいです。

河村奈穂(スポ3=大分鶴崎)

――初戦敗退となりました。今のお気持ちは

大将につなぐことができなかったということと、全国に行けないということで、4年生に申し訳ない気持ちです。

――4年生とは試合後お話されましたか

来年からはシード権がなくなるから、厳しいと思うけどお前ら頑張れよって言われました。

――初戦から明大ということで、引きが悪かったと思います

組み合わせを聞いたときはびっくりしました。でも、そこから絶対にメイジに負けないっていう気持ちでみんなで取り組んだのですが、かないませんでした。

――明大は完全にワセダをターゲットにしてきていました

あのオーダーをこっちは予想していなくて、試合前にオーダーを聞いて動揺してしまいました。

――関東覇者の大亀選手との試合はいかがでしたか

全然かなわなくて。一本取らないといけなかったんですけれど、力の差を感じました。

――ビハインドで出番が回ってきましたが、プレッシャーはありましたか

(大亀選手は)やったことがある相手だったのですが、どこを打てばいいのかという自信がなくて。でも、引き分けで回したらそこで終わりなので、取りに行こうと努力したのですけど、向こうの方が上でした。

――先に一本取られてしまったときのお気持ちは

取り返さないとという気持ちでいっぱいで、焦ってばたばたして全然ダメでした。

――二本負けが決まったとき、ぼうぜんとしていました

私で終わらせてしまったっていう気持ちで、どうしても(勝って大将戦に)回したかったんですけれど、大将につながらずに負けてしまったのは本当に申し訳ないです。

――ワセダの敗因は何だと考えていますか

相手のオーダーをある程度予想していたのですが、違ったもので来られたので、一人一人対策できてなかったというか、予想外過ぎました。

――メイジは格上のワセダをターゲットにしてきていました。一方のワセダはメイジも意識しているけれども、メイジがワセダを意識しているほどではなかったと思います。いかがでしょうか

組み合わせが決まったときに上を見ていて、(早大は)優勝を目指すチームなんだから一回戦は(相手が)どこでも勝って当たり前だみたいな感じで(思っていました)。まず一回戦から上を見過ぎずにやれば良かったと思います。

――今後早慶戦に向けてどのような稽古をしていきますか

メイジの方が攻めが上手だったので、早慶戦に向けてワセダももっと積極的な技を出して、もっと前に前にやっていきたいと思います。

杉村麻記(社3=茨城・守谷)

――初戦敗退となりました。今のお気持ちは

申し訳ないのと、悔しい気持ちです。

――初の団体戦メンバー入りとなりましたが意気込みのほどはいかがでしたか

プレッシャーを感じずにのびのびやろうと思っていました。初戦が明大だったので、絶対に気持ちでは負けないように頑張ろうと思ってました。

――先鋒の三好選手は明大のポイントゲッターということで、先鋒戦は鍵となる試合だったと思います

最初は私の方がリードしていて流れが良かったかなと思ったんですけど、最後にぽこんと打たれてしまって情けないです。

――コテを取られてしまいましたね

やられたと思いました。

――シードで二回戦が初戦となった早大に対して、明大は一試合こなした後二回戦に臨んでいました。コンディションの差はありましたか

あっちは一試合やっていて動きも乗っていたと思うんですけど、私たちもアップでちゃんと動けていたし、そこの差はあんまり感じていないです。

――明大はオーダーも変えてきました

ちゃんと当ててきましたね。やられました。

――ずばり、敗因は何だとお考えですか

私のツメの甘さですね。引き技を打たれたんですけれど、気を付けようと思っていたのに最後打たれてしまったので。

――先鋒戦が終わった後、後衛の試合をどのようなお気持ちで見ていましたか

絶対にどこかで勝てると思っていたので、祈っていました。

――今後早慶戦に向けてどのような稽古をしていきますか

自分の足りないところがつばぜり合いの甘さなので。他の大学の人は私に引き技が狙えると思っていると思うので、そこで私が打てれるようになってもっと技を磨いていけたらなと思います。

――試合後のミーティングではどのようなお話をしましたか

泣きすぎて覚えてないです(笑)。ずっと申し訳ないって思っていました。

――最後に一言お願いします

全日本に出られなくても早慶戦があるので、早慶戦は絶対に勝って、代替わりしても次こそは(関東と全日本で)優勝できるように頑張ります。

太田麻友(スポ1=茨城・守谷)

――初戦敗退となりました。今のお気持ちは

ただただ悔しいです。

――相手は守谷高校の先輩でしたね

はい、そうです。同じ高校の先輩に、勝たなきゃいけない場面で負けてしまって悔しいしか出てこないです。

――先鋒戦を落としたのちの、ビハインドを背負っての試合となりました

前が勝っても負けても、引き分けでも、自分が取るんだっていう気持ちでいました。そこで取られてしまったのが自分の甘さだと思ってこれから頑張りたいです。まだ早慶戦、新人戦とあるので。どんな場面、どんな相手でもきちんと勝ちを挙げられる選手になりたいと思っています。

――早慶戦を除くと、今回が4年生と臨む最後の公式戦となってしまいました

半年しかなかったんですけど自分は試合に出させていただいて先輩と関わる機会も多くて。もっと一緒に試合に出たかったというのが今一番思うことです。早慶戦、新人戦で勝って、来年また全日本に出て勝つことが一番の恩返しだと思うので、これからも頑張っていきたいです。