バレーボール部

2016.09.14

秋季関東大学リーグ戦 9月11日 

耐えて勝つ!中央学院大を逆転で撃破

 粘り勝ちだった。ここまで秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)を全勝で進む早大は、この日、中央学院大と対戦。前日の試合でナショナルレベルの選手を擁する筑波大に勝利した中央学院大は、勢いそのままに早大と相対する。試合はフルセットまでもつれ込む熱戦となったが、最後に試合のペースをつかんだ早大が、セットカウント3-2(25-19、21-25、25-27、25-19、15-9)でこの試合をものにした。

 立ち上がりは快調だった。今季スタメンに名を連ねる加賀優太(商3=東京・早実)が、この日も好調をキープ。持ち前の万能さを生かし、スパイク、サーブ、ブロックでポイントを積み上げる。早大はまず流れをつかみ、第1セットを25-21で奪取した。しかし第2セット、相手の強烈なサーブにリズムを崩され、4連続ポイントを2度献上。レシーブが乱される中、理想の攻撃を展開することができず、21-25でこのセットを落とすこととなる。

的確なゲームメイクをし勝利に導いた山口

 第3セット、粒ぞろいのアタッカーを抱える中央学院大の攻撃を読み切れない早大は、勢いのままに押し切られ連続の失セット。後がなくなった第4セット、完全に手放してしまった流れを、ようやくたぐり寄せる。「後がない状況になって負けられないという思いでなんとか勝てた」(山口頌平主将、スポ4=長崎・大村工)。この日はレフト中心だった相手攻撃の傾向にようやく対応を見せリズムを取り戻すと、セッターの山口が、相手に的を絞らせないトスで得点を重ねる。25-19でこのセットを取ると、形勢は逆転した。最終セットは、田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西)が調子を上げたこともあり、さらに多彩な攻撃を展開。15-10で、苦しみながらも勝利を決めた。

ベンチから誰よりも声を張り上げてチームを鼓舞する喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)

  「何よりの収穫は白星をつけられたこと」(田中)、「自分たちと同格や格上の相手との戦いになったら負けてしまう」(田中)。一度失ったリズムを見事に取り返した試合だったが、選手は相手に押し切られた第2、第3セットを悔いた。まだ前半戦の秋季リーグ戦。全勝を守りながらも、チームの課題は山積している。優勝へと走る早大は、この後迎える強豪達との戦いに備え、とどまることのない成長を志す。

(記事 喜田村廉人、写真 吉澤奈生)

セットカウント
早大 25-19
21-25
25-27
25-19
15-9

中央学院大
スタメン
レフト 加賀優太(商3=東京・早実)
レフト 藤中優斗(スポ2=山口・宇部商)
センター 加藤久典(スポ4=東京・早実)
センター 山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)
ライト 田中健翔(スポ4=熊本・鎮西)
セッター 山口頌平(スポ4=長崎・大村工)
リベロ 堀江友裕(スポ1=和歌山・開智)
コメント

山口頌平主将(スポ4=長崎・大村工)

――きょうの試合の位置付けは

きのう中央学院大は春リーグ1位の筑波大を倒して勢いに乗っているし、力をつけてきているということは分かっていたので春リーグの試合とは関係なしにきょうも厳しい試合になるということは分かっていたんですけど、勝てて良かったと思います。

――きょうの勝利は今後に向けて大きな勝利でしたか

黒星が付かなかったことは良かったのですがまだフェイントボールなどを終盤の疲れてきて脚が動かなくなったときに落としてしまうだとか、相手の(スパイクの)コースは分かっていてもチームで徹底してコースに入れていなかったりなどチームとしての決まりごとを決めるミーティングや対策などをチーム全員が頭に入れてもっと考えてやっていかないといけないと思います。きょうは曖昧な部分があったのでそこが反省すべきところだと思います。

――中央学院大のプレーできょう苦戦したところは

サイドにしっかり叩いてくるライトとレフトがいて、パスも返ると速攻を使われるのでブロックの的が絞りにくかったです。後半は裏のレフトを(サーブで)狙って崩してサイドを潰すという展開がある程度できました。

――ブロックに関して何か指示はありましたか

ライトとレフトのエースが出しっかりと叩くということで、対策の中では速攻が少なかったのでそこはあまりマークせずにサイドを止めていくというかたちでやっていました。でも、1、2セット目から思ったよりも速攻が続いたので、そこでブロックがどっちつかずになった部分があったと思います。

――きょうはサーブレシーブが乱されて苦しい体勢でのトスも多く見られました

落としてしまったセットは相手の攻めてくるジャンプサーブやフローターの良いサーブがコンスタントに入ってきていてエースも続いていました。サービスエースを無くしてなんとかBパスに持っていくという展開を夏合宿でやってきていましたが、サービスエースが多くてどうにもできない部分があったのでもう少しキャッチをする人はBパスくらいを狙って、そこからチームとしても粘り強いバレーをしていけたらと思います。

――第4セットの終盤でシーソーゲームになりましたが相手に連続ポイントを与えず粘れた部分は大きかったと思います

2セット目を取られてセットカウント1-1になった場面で3セット目始まる前に絶対このセットを取ろうと思っていました。2セットを先に連取されるとメンタル的にもきつい部分があるので3セット目なんとか取ろうということでやったのですが、3セット目を取られてしまいました。4セット目はもう後がないということでとにかく1点1点走り回ったりやってきたことをとりあえず出し切ろうという気持ちでプレーしました。後がない状況になって負けれないという思いでなんとか勝てたんじゃないかと思います。

――来週は日大戦、東京学芸大戦ですがそれに向けての意気込みをお願いします

日大も東京学芸大も2試合とも春リーグで負けたチームなので春リーグ全体としては自分たちよりも下位のチームなのですがリベンジという気持ちで挑戦する気持ちを持ってやりたいです。厳しい戦いにはなると思いますが2点差つけて勝ちたいと思います。

田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西)

――フルセットの展開となりましたがきょうの試合を総括していかがですか

勝てたことはとてもうれしいのですが、正直フルセットの試合をするような相手ではなかったと思うので、内容としてはまだまだ反省するところがあるかなと感じます。

――具体的な課題は見えましたか

まだ1・2年生が雰囲気づくりをうまくできていないかなと思います。プレー面に関してはまだ下級生ですしそこまで大きく求めてはいませんが、雰囲気づくりはもう少しやってもらいたいかなと思います。今、喜入(祥充、スポ3=大阪・大塚)がベンチから誰よりも大きな声を出して応援してくれていて、すごく励まされていると感じます。その点で彼は本当にさすがだなと思います。そこは1・2年生にぜひ見習ってほしいですね。あとは戦術で、ここを閉めてここに打たせるなどといったようなことがまだチーム内で完全に共有できておらず、行動にも移せていないと感じるので、もう少ししっかりそれらの点をやっていきたいです。

――相手レシーブについて振り返っていかがですか

ブロックが高くて抜いたらその後にちょうど拾われるというような感じでした。サーブも思い切って打ってくるし、やりづらい相手ではあったのですが、もっと楽に戦えたかなと思います。

――やはり2・3セットを取られた原因も雰囲気づくりにあるのでしょうか

はい、そうですね。一本サービスエース取られてしまった後みんなでしゅんとなってしまったりして、相手を乗せてしまったのがフルセットになった原因です。

――最終セットは切り替えて良い雰囲気になっていたように思います

やっぱり負けそうになるとみんなの勝ちたいという思いで良い雰囲気になったのではないかと思います。今回は相手がミスを先にしてくれたので助かったのですが、自分たちと同格や格上の相手との戦いになったら負けてしまうと思うので、負けそうになってからでは遅いと思います。

――最終セットは良いかたちでスパイクも決まっていました

そうですね、でも序盤に決めきれない部分があって、自分自身でも気持ちが乗っていなかったので、そこが自分のまだ甘いところかなと思います。

――課題と同時に収穫は見つかりましたか

はい、何よりの収穫は白星をつけられたことですね。また加藤(久典、スポ4=東京・早実)と山口(頌平主将、スポ4=長崎・大村工)、そして監督(松井泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)が他の合宿に行ってしまうので、しっかりと自分中心に残った選手でまたチームの雰囲気づくりをしていきたいと思います。

――続くリーグ戦に向け、意気込みをお願いいたします

しっかり疲れを取って次の戦いに向けて修正すべき点を修正して、山口と加藤がいない間、それぞれが自分自身の課題と向き合えるように僕が引っ張っていけたらと思います。

山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)

――きょうの勝利は早大にとって大きな勝利だったでしょうか

そうですね、あんまり負けてはいけない相手だったので。

――現時点でブロック決定率がリーグ1位ですがブロックについて自信を持って試合に臨めていますか

自信を持って臨めましたが止められたかどうかはわからないです。

――きょうはブロックの的を絞るのが難しい試合に見えましたがいかがでしたか

相手のトスがゆっくりだったので分かりやすかったです。

――きょうはクイックも良く決まっていましたがプレーを振り返っていかがでしたか

スパイクに関しては今季あまり良くなかったのできょうはだいぶ自分の感覚を取り戻せたと思います。

――次の試合に向けての意気込みをお願いします

残りまだ前半戦終わっていないので前半戦すべて勝てるように頑張りたいと思います。

加賀優太(商3=東京・早実)

――きのう筑波大に勝利し、勢いのある中央学院大が相手でしたが、どのようなことを意識して臨みましたか

勢いに乗せると、きのう筑波大が負けたように厄介な相手だと思っていました。できれば1、2セット目を取って相手がしゅんとするような展開に持ち込みたかったのですが、2、3セット目を取られてしまって自分の思うようなかたちでは(試合に)入れなかったです。

――1セットを先取した後、2セット目の出だしで相手に走られてしまった要因はありますか

相手の攻めてきたサーブに対してアウトボールを取るなど、サーブレシーブからの切り返しで、苦しい状況になってしまったと思います。

――4セット目は終盤までシーソーゲームとなりましたが、どのような考えでプレーされていましたか

今までの試合だと、相手のライト側の左利きの選手が(相手の攻撃の)中心だったのですが、きょうはどちらかというと、センターの本数やレフトからクロスに打つ本数が多かったです。なので、(相手の)ライト側のブロックは少し薄めにして、自分たちレフトの選手が(相手の)クイックに対応し、センターとライト二枚で(相手の)レフトに対応するという形を取っていました。

――5セット目の入りで特に意識したことはありますか

相手に対して、自分たちがあまり良い雰囲気でバレーができていませんでした。最後は15点しかないので悔いがないように、全員で走り回って思い切っていこうと思っていました。

――フルセットを勝ちきったことは大きいと思います

2セット取られてしまったのですが、負けないことが重要だと思うので、厳しい展開でも勝ち切れたことは良かったです。

――途中ボールを追っていく中で、ボール入れに足をぶつける場面がありましたが、大丈夫でしたか

そうですね(笑)。なんであんなところに(ボール入れが)置いてあったのか分からないですが、気を付けます。

――秋季関東大学リーグ戦も2週目が終わりましたが、ここまでのご自身の調子はいかがですか

スパイクでは4試合を通して貢献できていると思うのですが、ラリー中の一本目のテンポや質、相手が攻めづらいブロックができていないなど、データに出ないような細かい部分で自分が足を引っ張っているイメージがあります。来週からはそういう部分でもチームに貢献できたら良いと思います。

――次戦へ向けての意気込みをお願いします

日大もきのう日体大に勝っていて、(早大が)春も負けましたし、正直そんなに弱いチームだとは思っていません。ストレートで勝つのはなかなか難しいと思うので、フルセットになっても勝ち切るような試合