準硬式野球部

2016.09.11

秋季東京六大学リーグ戦 9月10日 立川公園野球場

秋季リーグ戦開幕、実力差見せ白星発進

東大1回戦
東大
早大 ×
(早)○山口―吉田龍
◇(三塁打)池上2、山口(二塁打)徳島

 秋季東京六大学リーグ戦(秋季リーグ戦)の初戦に勝利し、幸先の良いスタートを切った。夏季オープン戦での好投が評価され、先発のマウンドに上がった山口将宏(スポ3=愛知・横須賀)が東大打線を抑えると、その好投に打線が応える。特筆すべきはこの日4打席連続安打を放った池上倫平(政経2=東京・早実)。さらに下位打線にも安打が出て、6-1で快勝した。

 開幕投手を務めたのは、春季東京六大学リーグ戦(春季リーグ戦)では第2先発を務めていた山口。力のある球で5回までで1安打7三振と序盤から上々の投球を披露。しかし6回には二者連続で四球を選ばれ、さらに犠打で1死二三塁とピンチを迎える。それでも「ランナーを出しても、そこからが自分の投球だと思って落ち着いて投げられた」(山口)とこの回を1点で抑え、東大打線にこれ以上点数は与えなかった。山口は開幕戦の完投勝利にも「打撃のいいチームになると、高めに浮いてくる球を普通に捉えてきて、1点では収まらないと思う」と次への課題を語った。

山口は夏を経てエース級へと成長した

 打線は1回から強さを見せた。「池田監督(訓久、昭60教卒=静岡・浜松商)に『塁に出ることが仕事』と言われていて、その通りだと思って試合に臨んだ」と先頭打者の池上が左中間を破る三塁打を放つと、2番の吉田良平(スポ4=岐阜東)がすかさず適時打で走者を返し、二者で先制点をたたき出した。4回には山口が2死から右越えの三塁打で得点圏に入ると、この日初めてのスタメン入りを果たした森田達貴(スポ2=埼玉・県浦和)が相手の失策を招き1点を追加。さらに続いた池上の適時三塁打で点差を5に広げた。6回に1点を返されるも、7回には6番・徳島有樹(スポ2=早稲田佐賀)と7番・吉田龍平(スポ1=東京・小山台)の二者連続安打でダメ押しの1点を追加し、東大を突き放した。

全打席出塁し、チームを勢いづけた池上

 開幕戦の快勝の中で、不安要素も少し残った。この日不振に終わったクリーンアップ。主軸を前に積極的な出塁ができていただけに、あと一本が出なかったのが悔やまれた。しかし、それにも金子祐介主将(スポ4=熊本)は、「経験豊富な選手が揃っている。(夏季)オープン戦も3、4、5番は固定で使っていて、そこはもう信頼を置いている。きょうの結果を気にせずまたあした以降の試合に臨んでほしい」と期待をこめる。勝ち点がかかる次戦、春季リーグ戦優勝の法大との次カードを前に稲穂打線のエンジンをフル回転できるか――。目標とする優勝への道は、まだ始まったばかりだ。

(記事 中村朋子、写真 喜田村廉人、三浦遥)

コメント

金子祐介主将(スポ4=熊本)

――きょうの試合を振り返って

初戦だったので、とりあえず勝つことを目標にやってきていて、そういった意味では勝つことができて良かったと思います。

――春季東京六大学リーグ戦では第2先発だった山口将宏(スポ3=愛知・横須賀)投手が開幕投手となりました

夏休み中に何回かオープン戦をやってきて本当に調子が良くて、黒須(裕太、人3=栃木・真岡)と変わらないぐらい、両エースと言っていいほど結果を残してくれていたので。この春の反省を生かしてというか、山口がしっかりやらないと、ということを伝える意味でもきょうは先発を任せました。

――森田達貴(スポ2=埼玉・県浦和)選手もリーグ戦では初のスタメン起用でした

セカンドに関してはみんなレベルが同じといいますか、誰を使ってもそんなには変わりのない選手が多い中で、新人戦を優勝したということもありますし、若い選手を多く使ってらいねん以降のチームにもつなげていくという意味でも。若い選手を使えば3、4年生にも刺激になると思いますし、そういった意味も込めて森田を使いました。

――これからセカンドのスタメン争いも激しくなると思われますか

そうですね。結果次第でどんどん入れ替えていくと思います。

――きょうの試合、クリーンアップの安打が1本という結果に関しては

3、4、5番に関してはみんな2年生ぐらいから出ていて、経験も豊富な選手が揃っています。オープン戦も3、4、5番は固定で使っていて、そこはもう信頼を置いているので、きょうの結果を気にせずまたあした以降の試合に臨んでほしいなと思います。

――これから調子は上がってくると

そうですね。そうなってほしいという期待も込めて。

――次の試合への意気込みをお願いします

あしたもまた黒須という右の頼もしいエースがいるので、変わらずに守りから中心に(リズムを)作っていって、1点1点積み重ねてあしたも勝つことを目標にがんばります。

山口将宏(スポ3=愛知・横須賀)

――きょうの投球を振り返っていかがですか

秋季東京六大学リーグ戦の初戦ということもあって、こうしてリーグ戦の初戦の先発に指名されたという意味をしっかり考えて、チームにしっかり勢いがつく投球ができればと思ったんですけど、ちょっと自分の思ったピッチングができず、そこは悔しかったです。でも結果的に勝てたということを素直に喜びたいと思います。

――開幕投手に抜擢されたいきさつは

監督に水曜日くらいに言われたんですけど、対戦校との相性とかも見て決めるということでした。黒須(裕太、人3=栃木・真岡)と僕のどっちが先発したとしても、僕ら二人がしっかり先発の柱としてやっていかなきゃいけないです。それに後ろに矢坂(颯雅、社3=東京・早実)も、古賀(湧也、スポ2=佐賀西)も、久郷(太雅、創理1=静岡・沼津東)も、頼れるピッチャーがいるので、しっかり僕ら二人が軸となってやっていこうということでした。

――好調な立ち上がりになりました

ちょっと初回は死球もあって、浮足立っているというか、緊張もあったんですけど、序盤は球の力があって、いい投球ができたと思います。

――具体的にはどのような部分が反省点でしたか

1点取られた回は、出したランナーが四球2つですし、その後もボール先行のピッチングだったので、やはりあの1点はやらなくてもいい点でした。今回はたまたま1点で抑えられたからいいですけど、打撃のいいチームになると、高めに浮いてくる球を普通に捉えてきて、1点では収まらないと思うので、そこは反省点です。

――夏を通して最も成長した部分は

ちょっときょうは四球を出して崩れる場面もあったんですけど、春のリーグ戦から、オープン戦でも先発としてたくさん投げさせてもらって、余裕があったというか、ランナーを出しても、そこからが自分の投球だと思って、落ち着いて投げられたことが一番の収穫かなと思います。

――今後への意気込みをひとことお願いします

きょう勝てたことは非常に良かったんですけど、まだ自分のピッチングにはほど遠いので、次投げる試合ではより良いピッチングができるように頑張りたいと思います。

池上倫平(政経2=東京・早実)

――本日の試合を振り返っていかがでしょうか

緊張しました。春リーグ(春季東京六大学リーグ戦)がああいった形(4位)で終わって、秋リーグ(秋季東京六大学リーグ戦)の優勝をみんなが目指している中で、初戦は一番大事になってくる試合だと思うので、自分としては緊張した中で臨んだ試合でした。

――きょうのご自身の成績を振り返ってみて、点数を付けるとしたら何点でしょうか

きょうはみんなから「ナイスバッティング」と言われたりしたのですが、いろいろ詰めるところはあると思うので、点数は7割、70点くらいですね。

――30点分は例えばどのような点でしょうか

30点分…、2打席目はヒットになったのですが、少し自分では狙っていない球を打っていたりしていたのと、3打席目では、ファールを粘ってのヒットだったのですが、そのファールで捉えきることができなかった点ですね。今後打っていくには、そういうところを詰めたほうがいいと思いました。

――公式戦1番バッターは初めてですね

はい、そうですね。

――夏のオープン戦では1番を打っていましたか

最後のほうのオープン戦で打ち始めて、自分としては特に意識することなく、打線の最初を打つという気持ちで。別に特に1番として変えることはなく、でも監督さんにも「塁に出ることが仕事」と試合前から言われていて、その通りだと思って試合に臨みました。

――長打が2本出ました。何か意識したことはありますか

それは特にないです。甘い球を打っていこうと思った結果で、両方のスリーベースも追い込まれてからだと思うので、追い込まれてからいい形で塁に出られたと思います。

――きょうの結果を見る限り、これからチーム内での役割も変わってきそうですね

春はチームでは少し足を引っ張ってしまうところがあったので、秋は少しは(チームを)引っ張っていって、チームの中心とは言わずに、一部分になれればいいと思います。

――同期の選手たちもスターティングメンバーに名を連ねてきました

非常に自分たちと一つ下の学年が新人戦(木村杯新人戦)で優勝してからメンバー、メンバー外関わらずライバル意識をもって切磋琢磨(せっさたくま)できているので、いいことだと思います。

――あすは第2戦です。来週の法大とのカード前に勢いをつける試合になると思いますが、意気込みをお願いします。

きょうみたいな打撃成績はたまたまだと思うので、そういった中でいかにチームに貢献できるか考えて、場面に応じて打撃なり走塁ができればいいと思います。