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野球部

2016.09.08

東京六大学秋季リーグ戦 9月10、11日 神宮球場

法大戦展望

 いよいよ開幕する東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)。昨季は5位に終わり屈辱を味わっただけに、今季こそは2季ぶりの優勝を狙いたい。そんな中、勢いに乗るためには、まず開幕カードでの勝ち点が求められる。対するのは春季リーグ戦3位の法大。選手たちは、厳しい夏を経て成長した姿を見せてくれるのか。勝利への期待は高まるばかりだ。

 『守り勝つ野球』をモットーに戦うチームにとって、投手の活躍が大きく勝敗に関わる。夏季オープン戦で結果を残しているのは、竹内諒(スポ4=三重・松阪)北濱竣介(人3=石川・金沢桜丘)だ。春季リーグ戦、慶大2回戦で完投勝利を果たした竹内は、勢いそのままに夏季オープン戦でも安定した投球を見せている。今季こそは『最優秀防御率』のタイトルを獲得し有終の美を果たしたい。また、後ろに続く北濱も経験豊富なリリーフとしてピンチに備える準備は万端だ。さらに勝ち点を得るためには、エース大竹耕太郎(スポ3=熊本・済々黌)の完全復活が必須である。豊富な投手陣を擁する早大。層の厚さを見せつけ、最少失点で勝ち点を取りにいきたい。

 一方の打線で注目は、好調の木田大貴(商4=愛知・成章)八木健太郎(スポ3=東京・早実)の二人。木田は昨季後半から急激に安打数を伸ばし、開幕戦では8番だった打順も最終戦では1番へと上げた。夏季オープン戦では4番打者として役割を十分に発揮し、石井一成主将(スポ4=栃木・作新学院)と共にクリーンアップの座を任されそうだ。また、激しい外野手スタメン争いの中、一歩リードをしているのが打撃面でも活躍する八木だ。夏季には打撃練習を集中して行い、力を付けてきた。俊足を生かし、次の塁、次の点を狙い勝利を呼び込みたい。チームとして不振に終わった春季のリベンジを果たす時がやってきた。

好調の木田は開幕4番打者での起用が濃厚だ

 対する法大。春季リーグでは、昨年秋の成績を上回る3位。最も注意しなければならないのがその打線だ。昨季の個人打撃ランキングでは上位3人が法大の選手。その中でも唯一打率4割台に乗った金子凌也(4年)は、今夏開催されたハーレムベースボールウィーク2016で首位打者とMVPに選出された強者だ。さらに4番に座る柴田圭輝(4年)も法大打線のキーマンとなりそうだ。『優勝を知らない世代』が4年ぶりの賜杯奪還のため、闘志を燃やす。

昨季首位打者の金子凌

 昨季の早法戦では先勝したものの、その後は粘りを見せられず勝ち点を逸した。今季は弾みをつけるため、投打共に本領発揮が期待される。Bクラスに終わった春季リーグ戦から3カ月余り。選手たちは、し烈なレギュラー争いが繰り広げられた夏季オープン戦を経て一回り大きくなったに違いない。4年生にとってはラストシーズンとなる今季。最後の最後で笑った姿をぜひ見たい。

(記事 中村朋子、写真 中丸卓己、杉田陵也)

東京六大学秋季リーグ戦星取表
明 大 立 大 法 大 慶 大 早 大 東 大 勝ち点 勝率
明 大 10/22
10/23
10/1
10/2
9/24
9/25
10/15
10/16
9/10
9/11
――
立 大 10/22
10/23
9/17
9/18
10/15
10/16
9/24
9/25
10/8
10/9
――
法 大 10/1
10/2
9/17
9/18
10/8
10/9
9/10
9/11
10/22
10/23
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慶 大 9/24
9/25
10/15
10/16
10/8
10/9
10/29
10/30
9/17
9/18
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早 大 10/15
10/16
9/24
9/25
9/10
9/11
10/29
10/30
10/1
10/2
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東 大 9/10
9/11
10/8
10/9
10/22
10/23
9/17
9/18
10/1
10/2
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