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ハンドボール部

2016.08.22

東京・日大八幡山体育館ほか

関東学生秋季リーグ男子展望

 8月27日、新たな戦いが幕を開ける。関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)では、10チームによる総当たり戦で関東の頂点を争う。今回は熱戦を控える男子部の練習に伺い、秋季リーグの見どころを探ってきた。

※この取材は8月18日に行われたものです。

練習前に全員で集合し、士気を高める

 エースが帰ってきた。左肩脱臼により離脱していた川島悠太郎副将(スポ4=福井商)がついに戦列復帰。状態も「けがは完治してほぼ100%」と実に頼もしい。抜群のセンスとテクニックを生かした華麗なプレーは多くの観客を魅了するだろう。春季リーグでは西山尚希(社3=香川中央)が司令塔となってオフェンスを組み立てきたが、川島が加わることで、攻撃の幅が広がることは間違いない。春季リーグの課題だった変則ディフェンスへの対応が躍進のポイントとなるだろう。守備に関しては、安定しているセットディフェンスに期待が高まる。西山と松本光也(社3=神奈川・法政二)の3年生コンビを中心とする粘り強い守りは早大の代名詞となりつつある。堅守から三輪颯馬(スポ2=愛知)、小畠夕輝(スポ2=岡山・総社)らの速攻で得点を稼げれば早大優位の試合展開となるだろう。また、春は9試合中6試合が5点差以内と接戦が多かったことから、この夏はラスト5分2点ビハインドなど緊迫したシチュエーションでの練習・試合終盤の苦しい時間帯に足を動かすためのサーキットトレーニングなど、徹底して実戦を意識した練習を行ってきた。接戦になったときの戦い方も今回の見どころの一つとなるだろう。

大車輪の活躍が期待されるエース川島

 関東1部リーグは全国的に見てもレベルが高く、全日本学生選手権(インカレ)でも関東勢が上位を占めることが多い。そこで他校にも少し目を向けてみたい。まずは春季リーグで無敗優勝を飾った明大。エース吉野樹(4年)を中心とする攻撃はここぞの場面で得点できる勝負強さがあり、接戦にとにかく強い。守備もGKとの連携の完成度が高く、今回も優勝候補の筆頭となるだろう。次は明大と唯一引き分けた国士舘大。中高から全国の舞台を経験している選手が多く、層の厚さは関東でも一二を争う。ポストをうまく使うチームで、パワーとスピードを兼ね備えた攻撃が魅力。勢いづくと止められない怖さがあり、要注意だ。そして、春季リーグ最終戦で早大を破り、3位に輝いたのが日大。今夏の世界学生選手権で活躍した水町孝太郎(4年)擁する攻撃陣の得点力は突出しており、変則的な立体ディフェンスも相手を苦しめる。上記の3校以外も強豪ぞろいで、春季リーグ全45試合中24試合が5点差以内で終わったことから分かるように、その実力は拮抗(きっこう)している。けが人の復帰や新戦力の活躍などもあり、順位は春季リーグとは違った様相を呈する可能性が高い。

ディフェンスの要を務める松本

 春季リーグを4位という成績で戦い抜いた早大。たくさんの課題と収穫を抱えて夏を迎え、秋季リーグの優勝とインカレでの『日本一奪回』を目指して練習に励んできた。エースの復帰もあり、岩本岳主将(スポ4=東京・早実)は「春以上にパワーアップしたワセダを見せられると思う」と胸を張る。果たして収穫の秋となるか。エンジの戦士たちの戦いぶりに注目だ。

(記事 田中一光、写真 新津利征、田中一光)

コメント

LW岩本岳主将(スポ4=東京・早実)

――夏休みの期間はどういったことを意識して練習してきましたか

7月までは2チームに分けて全体を底上げしようということでやってきました。8月に入って1チームにまとめて、リーグに向けてより試合を意識した練習をやってきました。

――先週の練習試合ではどういった手応えを得ましたか

春と同様、一線のセットディフェンスは機能して、関西・東海地区の相手に対しても通用したのでそこはよかったかなという感じですね。

――ようやく川島副将(悠太郎、スポ4=福井商)が復帰されました!

やっぱりオフェンスの幅が広がりましたね。彼は点も取れるし周りを生かすこともできる選手なので、春よりはセットオフェンスと言う部分でも幅広く攻められるかなと思います。ディフェンスにおいても存在感を出して、ドリブルカット・パスカットから速攻というかたちもあるので、その意味でも春以上にパワーアップしたワセダを見せられるのではないかと思っています!

――関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)を勝ち進むためのポイントはどういったことになるでしょうか

ディフェンスは安定していると思うのでそこが崩れないようにするということが一番なんじゃないかなと思います。春は苦手意識を持っていた3-3DFなどの変則ディフェンスをどう崩していくかという部分もあると思います。

――本日の試合形式の練習では残り5分2点ビハインドなどより実戦的な練習を行っていました

春に同点で終わって試合など1点の重みを感じる試合があったので、そういったシチュエーションで逆転できるかということを制限をつけてやっていました。

――練習の前後に行っていたサーキットトレーニングにはどういった意図がありますか

まずは心拍数を上げること。あとは、きつい状態でコンタクトとかジャンプとかをして試合にも生かせる動きを養っています。より実戦に近づけた動きをできるようにということは意識していますね。

――秋季リーグに向けての意気込みをお願いします

一戦一戦勝ちにこだわるのは当たり前で、その中で全日本学生選手権(インカレ)を見据えながらもやっていきたいと思っています。インカレでは5日連続で試合があって、今まで対戦したこともない相手との対戦もあります。自分たちのハンドボールを貫くことはもちろん、相手にいかにアジャストしていくかということが重要だと思うのでそこは特に意識していきたいです。

LB川島悠太郎副将(スポ4=福井商)

――けがから復帰して、現在のコンディションはいかがですか

けがはほとんど完治して、以前と同じレベルには持ってこれていると思うので、これを継続してやっていければと思います。

――パーセントでいうと何%ぐらい仕上がってきているといえるでしょうか

実戦にも参加できるようになってきて、ほぼ100%といえると思います。

――秋季リーグまで残り1週間ほどですが、チームの状態はいかがですか

自分たち学生だけでやっている中で、去年とは違った盛り上げ方がチームとしてできていると思っていて、自分も秋は盛り上げていけるようにしたいと思っています。

――関東学生春季リーグ(春季リーグ)はベンチからチームを見る時間が長くあったと思いますが、春季リーグの戦いぶりはどう映りましたか

西山(尚希、社3=香川中央)と松本(光也、社3=神奈川・法政二)が真ん中でディフェンスの中心としてやっていて、そこの成長が一番大きかったなと思いました。僕が出ていなかった間も、ディフェンスは固まってきているなと感じています。

――優勝するためにはどういったことが必要になると思いますか

去年は大城さん(大城章氏、平18人卒=沖縄・那覇西)が試合の流れとかも全部見てくれていたんですけど、ことしは自分たちで試合の流れを読んでいかなければいけなくて、それがすごく難しいなと感じますし、一度沈んでしまうとなかなか取り戻せないっていうのが今のワセダの弱みでもあると思うので、そこで4年生を中心に声をかけていけるようにしていくことが必要だと思います。

――ずばり優勝する自信はありますか

ディフェンスは本当に固まってきていると感じます。ただ、オフェンスの簡単なミスが多いので、リーグ開幕まではもちろん、リーグの中でもそういうところを修正していきたいです。それができれば優勝するチャンスは十分あると思います。

――最後に秋季リーグに向けて意気込みをお願いします

4年生として挑めるのは秋季リーグとインカレだけなので、優勝したいと思いますし、学生だけでやっている中で、学生らしさ、ワセダらしさを出していければと思います。