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日本拳法部

2016.07.03

全国合同選手権 6月26日 東京武道館

橋本が今季初優勝! 痛みと闘いながらも圧巻の強さを見せつける

 小学生から成人まで幅広い世代の拳士が全国から集う今大会。早大からは男子成年有段軽中量級、中量級の部に合わせて5名が出場した。大柄な社会人相手に苦戦を強いられるなか、橋本周平(社3=大阪・清風)が持ち前の身軽さで強敵を倒し、軽中量級の部で念願の今季初優勝を飾った。

 約1カ月ぶりの実戦に挑む橋本は初戦、2回戦ともに白星を上げる。3戦目は今大会で初めて相手に先制を許すが、直後素早い組みから膝蹴りを決め、試合を振り出しに戻した。2本目も同じく膝蹴りを決め、逆転勝利。「身体の強さではまず勝てないので、自分の持ち味であるスピードで勝負しようと思っていました」。社会人と対戦するにあたり、持ち前の素早さが効果を発揮した。しかし準々決勝ではまさかのアクシデントに見舞われる。面蹴りを決めに行く際に足を痛めてしまったのだ。それでもその面蹴りによって奪った1本を確実に守り切り見事勝利。橋本はここから更にギアを上げた。開始早々に相手の隙を突く胴突きで1本目、2本目ともに決め、決勝進出を果たす。強敵と対戦するごとに強さを増していく橋本を誰も止めることができなかった。遂に迎えた決勝戦では痛みを感じさせない胴膝蹴りで1本目を先取すると、最後は鋭いパンチによる胴突きが決まり1本。全国の猛者が集まる大会で快挙を成し遂げた。

胴突きを決める橋本

 軽中量級の部では、善戦するも課題の残る試合となった。小坂怜亜(教1=大阪・関西福祉科学大高)は1年生ながらこれまで数多くの試合に出場し、活躍を見せている。初戦は面突きで1本奪われるも冷静さを失わず、2本取り返し勝利を勝ち取る。2戦目は打って変わって最初の一撃が決まらない試合となった。1本目を面蹴りで奪われ、距離をおきたいところだったがすかさずまた面蹴りを決められ2回戦敗退が決定。早大で唯一の4年生の出場者・大栄卓磨(文構4=上智福岡)は初戦を制し、進んだ2回戦。1本先取された後、組み技に持ち込むも決めきれず、追いつくチャンスを逃す。そのまま時間切れとなり、悔しい2回戦敗退に終わる。両者とも普段の実力を十分に発揮することができなかった。

 前回出場した東日本学生個人選手権では悔しさを滲ませた橋本だったが、今大会は笑顔でトロフィーを受け取った。一方で怪我の影響がどこまで今後の試合に響いてくるのか懸念される。全国大学選抜選手権を目前に控え、士気を高めている早大。今大会で納得のいく結果が出なかった選手も、次の戦いに向けて気持ちを切り替えたいところだ。前期を締めくくる団体戦で有終の美を飾ることができるか、早大日本拳法部から目が離せない。

怪我をしながらも優勝に輝いた橋本

(記事、写真 森原美紘)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽男子成年 有段軽中量級の部

優勝

橋本周平(社3=大阪・清風)

2回戦敗退

大栄卓磨(文構4=上智福岡)

三橋由吾(文3=北海道・札幌北)

小坂怜亜(教1=大阪・関西福祉科学大高)



▽男子成年 中量級の部

2回戦敗退

佐々木啓行(スポ3=神奈川・鎌倉学園)


コメント

橋本周平(社3=大阪・清風)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください

矢野杯では最後で負けて悔しい思いをしたので、今回は勝てて良かったです。

――素晴らしい試合内容でしたが、ご自身で振り返っていかがですか

思い切って勝負に行き、ポイントを取れて勝ったことは良かったです。ただ、試合の組み立て等の課題もまだまだあるなと感じています。

――優勝まで勝ち進むことができた要因は何だと思われますか

日々の練習で積み重ねてきたものに対して自信を持ち、思い切って勝負に出ることだと思います。

――様々な技で一本取っていましたが、いろいろな技を試そうというような意識はありましたか

個人戦だったので、どれくらい自分の技が通用するのか試してみようと考えていました。

――足を怪我されたようですが、容態はいかがですか

少し痛むので、しっかり治したいと思います。

――痛めた原因は何だったのでしょうか

準々決勝の面蹴りのときに痛めてしまいました。

――来週は久しぶりの団体戦です。意気込みをお願いします

前期で1番メインとなる試合なので、一つ一つ確実に勝って優勝を目指していきたいです。