米式蹴球部

2016.06.28

新人戦 6月26日 早大東伏見グラウンド

劇的な幕切れで接戦を制し、連勝を飾る

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TIE BREAK TOTAL
早大 BIG BEARS 18
中大 RACCOONS 12

 日差しの強い夏のような晴天の下、中大との一戦に臨んだ。前半はパスが安定しなかったが、ランプレー主体で攻め込み12-6で前半を終える。後半にミスから相手に得点を許し同点に追いつかれたものの、タイブレークの末、18-12で勝利を収めた。

 自陣30ヤード地点から早大ボールで始まった第1シリーズは、いきなりインターセプトを許してしまう。その後、立て続けにランプレーで押し込まれ、TDを奪われ0-6とリードを許す。しかし、第1クオーター(Q)終盤、OL/DL箕輪京介(社1=東京・早大学院)の強烈なタックルにより相手RBがファンブル。リカバーを決め試合の流れを引き寄せ、その直後RB/DB八尾朋哉(商1=東京・麻布)が55ヤードの独走TDで6-6の同点に追いつく。続く第2Q、RB沢坂渉(商1=神奈川・鎌倉学園)の19ヤードのランを皮切りに連続フレッシュを獲得すると、最後はWR/DB坂入純平(法1=東京・早大学院)が31ヤードのTDパスをキャッチし12-6と逆転に成功した。終盤、自陣15ヤード付近までじりじりと攻め込まれる場面があったが、相手のノーハドルオフェンスにも対応し、なんとか持ちこたえ6点リードのまま前半を折り返した。

独走TDを決めたRB/DB八尾

 第3Q、相手のランを中心とした攻撃で連続フレッシュを奪われたが、WR/DB黒木優人(法1=東京・早大学院)のインターセプトで嫌な流れを断ち切った。しかし終盤、ボールセキュリティーの甘さにより自陣20ヤード付近でターンオーバー。そこからランプレーで押し込まれTDを許し12-12の同点に追いつかれる。その後、両者一歩も譲らないまま後半が終了しタイブレークに突入。相手の堅い守備に阻まれ、なかなか得点のチャンスを作ることができなかったが、3度目の攻撃で、WR/DB木幡剛(商1=東京・早大学院)からQB小玉峻也(法2=東京・早大学院)へのTDパスが通り、劇的な幕切れで勝利をつかみ取った。

新人ながらOL陣は高いパフォーマンスを発揮した

 オフェンスはパスに課題を残したものの、安定したパスプロテクションや的確なランブロックなどOLが奮闘。ディフェンスは、ずるずるとランプレーを出される厳しい場面もあったが、鋭いタックルや素早いギャザーなど良いプレーも多い。濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)も「毎プレー毎プレー成長していたし、良いプレーがどんどん出ていた」と話していたように1年生の成長を感じる試合だった。新人戦での経験を活かし、この夏で1年生の更なる成長に期待したい。

(記事 成瀬允、写真 足立もも、元田蒼、吉田優)

コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――接戦を制しましたが、今の気持ちをお聞かせください

1年生にとって新人戦はすごく貴重な経験だし、その中で緊張感のある試合をやって最後勝ったのは非常に良かったかなと思います。1年生は1年生で秋からの練習やフットボールに向けての動機付けになったと思うので、この気持ちを継続してチーム一丸となって秋のシーズンに臨めればな、と思います。

――先週の新人戦に続き連勝となりましたが、得るものはありましたか

やっぱり負けるよりは勝ったほうがいいので、ここ最近はずっと新人戦も負けていた中で勝てたのは良かったと思います。1年生もみんな楽しくできたんじゃないかと思います。

――監督から見て著しく成長したポジションなどはありますか

みんなそうでしたね。特に未経験の学生は初めての試合の中で本当に毎プレー毎プレー成長していたし、良いプレーがどんどん出てきていたので非常に良かったと思います。顔つきも言動もみるみる変わってきて、非常に良い試合だったと思います。

――本格的に秋に向けての準備が始まりますが、意気込みをお願いします

この春はちょっと緊張感が欠けていた部分もチーム全体の中であったので、もう一回日常生活から緊張感をもって一日一日を大事に秋のシーズンインまでチームを仕上げていきたいです。シーズン中も一試合一試合丁寧にやって去年を越えたいと思っています。

WR/DB渡辺大地(教1=東京・早実)

――新人戦ではゲームキャプテンを務めましたが、試合での目標はありましたか

(先週の)日体大戦は勝てたもののミスも多く、特に1Qが悪かったので、入りからきちんとしたゲームを行うことを心掛けました。

――タイブレーク前にはどのような声掛けをしましたか

今日は天候も暑く疲れている部分もあったので、ここまできたら勝つ気持ちが強い方が勝つんだという風に皆に促しました。タイブレークは何度もやり直したので、最終的に粘り強さで勝てたのではないかと思います。

――個人のプレーを振り返ってみていかがですか

今日はランプレーが主体だったので、自分のサイドにランが回ってきた時に相手のCBをブロック出来ていた点は良かったと思います。

――この春からアメフトを始められましたが、チームの雰囲気はいかがですか

人数も多く皆明るいです。経験者の人たちが優しく接してくれますし、上級生も心広く迎えてくれたので、すごくやりやすい環境の中で新人戦を終えられたと思います。

――夏に向けて意気込みをお願いします

新人戦までの期間は上級生に支えられてやってこれた期間だと思います。BIG BEARSの一員として日本一を目指すという点では今日がスタートライン。1年生が上級生を脅かすような存在になれれば層の厚い強いチームになると思います。

QB柴崎哲平(政経1=東京・早大学院)

――パスプレーの調子があまり良くないように思われましたが原因はどのようなものだと思われますか

一番大きなところは、自分のスローの調子の悪さだと思います。1年のチームで、未経験者もいる中、本来はQBとして自分が先導していかなくてはならなかったところをできなかったのが原因だと思います。もし他に挙げるとしたら、全体的に1年とパスのルート取りやコミュニケーションがとれてなかったこともあるとは思います。

――終盤、連続QBサックなどがありましたがQBから見てOLの調子はいかがでしたか

序盤、OL全体的にはもっていてくれていたように感じますし、前回の試合と比べて精度は上がってました。終盤のQBサックは自分のチョイスも遅かったので、そういうことが原因だと思います。試合を通してランプレーもでていたので、OLは良かったんじゃないかと思います。

――フィジカル面やメンタル面に不安が残るところはありますか

メンタル面ですね。試合に対する集中力を保つことはもちろん意識はしていましたが、やっぱりまだまだ足りなかったのかなと感じてます。高校時代から、スタートでミスをしてしまうとそれをそのまま引きずってしまうというところがあって、そこが課題でした。今回の試合も最初の方のミスがあってから、切り替えができてなかったことが反省点です。

――次のシーズンに向けての課題と意気込みをお願いします

シーズンを通して、1年生の試合も上級生の試合も出させてもらって感じたのは、まだまだ自分は周りのでき次第のQBだなってことです。上級生にひっぱられればそれにつられていいパスが投げれる時もありましたが、1年とうまくタイミングがあわなったりしてミスすることが多々ありました。QBとしては、どんな状況でも常にチームを勝利に導けるようにいなくてはいけないと思います。そのためには個々の能力として、フィジカルアップだったりとか、特にクイックネスをこの夏磨いていきたいです。

WR/LB杉田直人(法1=東京・早大学院)

――最後の新人戦、どういう心境で臨みましたか

中大はサイズもあり選手層も厚いので、厳しい戦いになると予想していました。

――相手はラン主体のプレーできましたが

前半はDLがやられていた部分もあったのですが、後半はDLが低く低くいってくれたのでLBも動きやすくて止めやすかったです。

――踏み込んだタックルができてたと思うのですが、振り返っていかがでしたか

相手に押されながらのタックルもありましたが、良いタックルが何回かできたのは、普段から低くタックルすることを心がけて練習していたからだと思います。夏の間も常に意識して練習し、相手を前に倒す低くて鋭いタックルができるように頑張ります。

――タイブレークはどんな気持ちでプレーしていましたか

相手がランプレー主体だったので、タイブレークもランプレーが来るだろうと思い、ランを止めることを意識していました。また、タイブレークはスペシャルが毎回使えるということだったので、スペシャルもケアしながらプレイしました。

――新人戦を振り返っていかがですか

日体大戦は慣れないメンバーも多く、自分のパフォーマンスも満足のいくものではなかったのですが、中央戦ではチーム全体で問題点を改善することに努めたので、チームワークも向上してよかったと思います。

――夏の合宿に向けて一言お願いします

合宿は相当キツイので、しっかりメンタルをつけて臨みたいです。個人的な目標としては、自分はまだ体格が小さくて足りないので、秋までには体重を増やしてフィジカルアップをしたいです。そして少しでもチームに貢献したいと思います。

WR/DB 坂入純平(法1=東京・早大学院)

――きょうの試合にはどういった意気込みで臨まれましたか

前回、レシーバーで落としたので、リベンジしようと思って頑張りました。

――第2QでのTDはいかがでしたか

少し危なかったですが、意気込みを果たすことができ嬉しかったです。

――QBの柴崎選手(哲平、政経1=東京・早大学院)との連携がうまくいかないところも見受けられましたが、いかがでしたか

チームは始まったばかりなので、これからちゃんと直していければいいと思います。

――きょうが新人戦最後になりますが、夏に向けての抱負をお願いします

1年生がよりチームを盛り上げていけるように、頑張りたいと思います。

RB/DB八尾朋哉(商1=東京・麻布)

――きょうの新人戦はどのような意気込みで臨みましたか

日体大に勝てて、チームが浮足立っている感じではあったのですけど、僕はあまり日体大と変わらない平常心で、そんなに空回りしないようと落ち着いた雰囲気で臨みました。

――独走のTDがありましたが、振り返ってみていかがですか

僕はスイープというプレーが高校からやっていて、結構好きなプレーで、いけるかなと思っていて、最初一番外が空かなかったんですけど、中を向いたらオフェンスラインがいい感じにブロックしていて、もう道があいていたのでそこを走るだけでした。

――オフェンスをやられていた時はどのようなことを意識しながらプレーされていましたか

体が強くないので、スピードで穴があったら走り抜けるしかないというイメージで、一発タッチダウンを狙ってプレーをしてました。

――ディフェンスをやられていた時は何を意識しながらプレーをされましたか

ディフェンスは日体大よりもレベルの高いプレーをしてきたので、結構FBのダイブが多くて、SFとしては我慢の時間で、ギャザーをするしかなかったのですが、よく耐えて、もう一人のSFにうまく指示も言えて、いい試合になって良かったです。

――RBとSFどちらのポジションが好きですか

何とも言えないのですが、高校は主にディフェンスでCBをやっていて、大学に入ってSFをやって、どっちのポジションも楽しかったのですけど、フィジカルが全然ないので、コーチの方やポジション主任の方の判断に任せて、なった方でひたすら頑張ります。

――夏に向けての抱負をお願いします

1年なので、上の練習に入ってやれることは、あまりないと思うのですが、声だけでもちゃんと出して、チームに活気を出して、出れないと割り切るのではなくて、絶対出るという気持ちで立大戦まで、1年ではあるのですけど、やれることをやってちゃんと備えて、チームを盛り上げられるような存在になりたいと思います。