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射撃部

2016.06.22

東日本学生選手権 6月18日~19日 埼玉・長瀞総合射撃場

エース2人が躍動!照準は学生選抜へ

 ことしは埼玉・長瀞総合射撃場での開催となった東日本学生選手権。2週間後に迫る日本学生選抜選手権(学生選抜)前の最後の実戦の場だ。谷川諒(スポ4=早稲田渋谷シンガポール)、長島遥(スポ4=埼玉・栄北)の男子部、女子部のエース両名が2種目で個人入賞。また関東学生選手権春季大会(春関)では個人入賞を逃していた末本佳那(スポ3=福岡・大宰府)も1種目で入賞を果たした。

 女子部では長島が50m伏射60発部門と50m三姿勢60発部門の2種目で個人優勝。春関、六大学競技会、そして今大会と3大会連続での個人優勝をなしとげ、安定した強さを見せつけた。「目標には届きませんでした」と自己評価は厳しいものの、「徐々にプローン(伏射)の点数が上がってきていて、他の姿勢も上がってくれば確実にいい点数が取れると思ったので、自信にはなりました」と話すように収穫もあったようだ。50m三姿勢60発部部門では末本も個人7位に入り、さらに団体ではこの種目で全体2位。学生選抜に向けて弾みをつける結果となった。

圧巻の活躍を見せた長島

 男子部の谷川も50m伏射60発部門で個人6位、50m三姿勢60発部門で個人8位と2種目で入賞を果たす。立射種目では入賞とはならなかったものの、今大会で谷川が特に手ごたえを感じたのがこの種目だった。最近の大会ではミスが多く得点が伸びなかったが、今大会では「一定のところまで取り戻すことができた」という。立射の復調は三姿勢でも発揮された。急増した立射のセンター数は伏射のセンター数を上回るほどで、谷川も満足感を示した。学生選抜に向けての課題としては膝射の姿勢の調整と立射のさらなる向上を挙げる。残された時間は僅かだが、男子部躍進のキーマンとして最高の状態で臨んでほしい。

谷川は男子部を牽引する

 今大会を通して改めて各々の課題と向き合った選手たち。彼らの照準はすでに2週間後の学生選抜へと向けられている。全日本学生選手権(インカレ)と並ぶ最高峰の大会で、今の早大射撃部がどれほどの結果を残すことができるか。前半戦の最大の山場を迎える彼らの挑戦から目が離せない。

(記事 大庭開、写真 新津利征、杉田陵也)

結果

【男子10m立射60発部門】

▽団体 1786.2点(5位)

谷川  諒 600.0点

松尾 悠佑 597.4点

金子 将之 588.8点

▽個人

早川 航生 588.5点

北嶋 亮太 588.4点

松井 信衞 585.3点

眞城 永稔 583.6点

加藤 勇輔 582.2点

三鍋  亘 574.9点

尾花 駿輔 573.4点

岡村 祐生 573.2点

藤井 尭彬 572.8点

加藤  一 569.2点

小林 凌馬 567.4点

守田 慶亮 567.3点

亀山 祥吾 562.4点

伊澤 昌平 557.7点

波多 秀馬 553.5点

田曽 雅也 DNS

【男子50m三姿勢60発部門】

▽団体 1671点(2位)

谷川  諒 562点(個人8位)

松尾 悠佑 558点

金子 将之 551点

▽個人

眞城 永稔 551点

松井 信衞 543点

建部 紘男 524点

【女子10m立射40発部門】

▽団体 1183.8点(6位)

長島  遥 402.3点

田中 美沙 399.0点

末本 佳那 382.5点

▽個人

毛利 綾花 397.7点

中里 志穏 387.1点

佐藤 史江 381.1点

【女子50m三姿勢60発部門】

▽団体 1667点(2位)

長島  遥 567点(個人優勝)

末本 佳那 558点(個人7位)

中里 志穏 542点

【男女50m伏射60発部門】

▽団体 1819.7点(1位)

長島  遥 610.1点(個人優勝)

谷川  諒 607.7点(個人6位)

金子 将之 601.9点

▽個人

末本 佳那 601.7点

松井 信衞 599.5点

松尾 悠佑 597.2点

眞城 永稔 594.7点

中里 志穏 582.5点

建部 紘男 581.5点

戸井田勇介 575.4点

建部 紘男 559.9点

コメント

谷川諒(スポ4=早稲田渋谷シンガポール)

――この大会を振り返っていかがですか

春関(関東学生選手権春季大会)の後の一定の大きさの大会でしたが、いい意味でも悪い意味でも実力通りの点数が出たかなという感じですね。P60(50m伏射60発部門)に関しては、今回は自分が撃てる点数の範囲の中で下の方(の点数)でしたが、これより下はいかないなと思って撃てたので思っていたよりも悪くはなかったです。撃っていた感じもちゃんとセンターに向かって撃てている感じでした。3×20(50m三姿勢60発部門)の方は、点数自体は春関の時とほぼ同じくらいで、K(膝射)は相変わらず不安定な感じだったのですが、P(伏射)は他の大学の選手にもひけをとらないような点数でしたし、S(立射)の方もミスショットはあったもののしっかり取り戻せて、センター数もPよりも多くてすごく当たっていたので、個人的に満足感は高いです。S60(10m立射60発部門)は、春関の時は結構ミスしてしまったのですが、(今大会では)とりあえずそれを一定のところまで取り戻せたかなという感じです。

――大会を通しての反省点、もしくは収穫があれば教えて下さい

とりあえず三姿勢では次回に向けてKの姿勢を安定させて、点数自体は悪くないんですけど、撃っている時に姿勢が辛い時があるので、そこを楽にリラックスして撃てるように調整しなければいけないなと思います。あとはS60では、今まで撃てていた点数を出さなければいけないので、練習を重ねていく必要があると思います。

――学生選抜(日本学生選抜選手権)の目標を教えて下さい

ファイナルに残って個人でメダルを取ることです。団体の方の目標は、3種目関わっていますが正直他の選手に依存するところが大きいので、4位までに入れればいいかなという感じです。男子部内の目標自体は春関で達成してしまったので、次は全国で4位以上取れればいいなと思います。

――集大成のシーズンへの意気込みをお願いします

インカレ(全日本学生選手権)で優勝したいですね。そのために全部やっているので。私自身の目標がもともと春関で入賞、選抜もしくは秋関(関東学生選手権秋季大会)でメダルを取って、インカレで優勝というようにステップアップしていきたいと思っていて、ここまでは順調にきているので、このまま流れに乗ってインカレで優勝したいです。

長島遥(スポ4=埼玉・栄北)

――この大会を振り返っていかがですか

あまり調子が良くなかったですね。

――具体的に調子が良くなかった点は何でしたか

6月上旬にあった春関(関東学生選手権春季大会)の本戦がシーズン最初の試合だったのですが、そこで緊張してしまい、いいスタートが切れませんでした。そして、その次の週の東京六大学(東京六大学競技会)も個人で優勝はしましたが、もっと上の点数を取らなければいけないなと思いました。もっと上(の点数)を取らなければという思いの中で自分の点数が(目標に)追い付かなかったので、メンタル的にかなり苦しいところがあって、今回もかなり厳しい試合だったなと思います。

――目標の点数を取るために練習メニューを変えたりなどの取り組みはありましたか

練習内容というよりは、とにかく気持ちの面でダメにならないように、気持ちだけは高めていこうと思いました。

――今回の大会は目標には届かなかったということでしょうか

そうですね、目標には届きませんでしたが、いいところもありました。昨年まではプローン(伏射)の姿勢が苦手で点数を落としていましたが、徐々にプローンの点数が上がってきていて、他の姿勢も上がってくれば確実にいい点数が取れると思ったので、自信にはなりました。

――この大会はかなり暑さが厳しかったですが、その点はいかがでしたか

AR(エアライフル)は特に暑くて、コート着るだけでも汗が出るような感じでした(笑)。かなり厳しかったですが、夏はもっと暑くなることが予想されるので、集中力を切らさないように自分のペースをしっかりとつくることが大事だと思いました。

――新入生が入ってきましたが、新たなチームの様子はいかがでしょうか

新入生では栄北高の後輩の田中(美沙、スポ1=埼玉・栄北)がARの新戦力として入ってきてくれました。ことしは特に点数を意識して4年生を中心に一致団結して、明確に目標を立てたので、新チームになってからいい流れになってきていると思います。このままインカレ(全日本学生選手権)に向けて乗っていきたいです。

――2週間後に日本学生選抜選手権(学生選抜)がありますが、そこでの目標は何ですか

次が最後の選抜ですし、昨年は本戦で落とされてしまったので、ことしはファイナルに出て優勝できればいいなと思っています。特に本戦の得点を重要視していて、このクラスに出るとなると(50m三姿勢60発部門で)575点以上は必要だと思うので、周りに流されず自分の点数が取れればいいなと思います。

――最後の一年間の抱負を教えてください

もちろんインカレ優勝ですが、チームの一員としても早大射撃部に貢献できるような点数と順位をしっかりと持ってくることが個人としての目標です。女子では(インカレの)団体総合3位以内に入れたらうれしいかなという思いがあるので、自分自身もそうですが、やはり後輩たちを引っ張って、競技を始めたばかりの子にも指導をしてみんなで点数を上げていきたいです。ことしはそういう役割かなと思っているので、指導の面でも個人としてもしっかりと努力していきたいです。