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柔道部

2016.05.30

東京学生優勝大会 5月29日 日本武道館

男子は目標達成!女子は優勝逃す

 強豪ぞろいの東京において、大学の頂点を団体戦で決める東京学生優勝大会が開催された。全日本学生優勝大会の出場権も懸かる今大会で、男子はベスト8入りの目標を達成。一方の女子3人制は優勝を目指し戦ったが、決勝で創価大に敗れ、2位という結果で今季初の団体戦を終えた。

 初戦となった2回戦で上智大を難なく下した男子部。目標のベスト8入りが懸かった3回戦は、中大との対戦となった。中堅戦まで引き分けが続いたが、流れを変えたのは三将の長谷川公輝(スポ4=新潟・三条)。「ここで(流れが)変わったらすごくいいなというイメージを抱きながら試合できた」(長谷川)と、チームメイトの声援も力にしながら積極的に試合を展開し、払巻込で技ありの判定を得て優勢勝ち。残り2戦が引き分けに終わったため、結果的にチームの勝利を決める白星となった。1-0で中大を下して迎えたのは、強豪・日大との一戦。先鋒のルーキー佐藤竜(スポ1=東京・修徳)が横四方固を決めたが、3試合で一本負けを喫するなどして勝利を重ねることができない。1-5で敗れ、「序盤はいい流れだったが、もうひと踏ん張りができなかった」(林孝樹主将、スポ4=富山・小杉)と力の差を見せつけられる結果となった。

中大戦でチームに勝利を呼び込んだ長谷川

 前回に引き続き優勝を狙って臨んだ女子は、苦しむことなく決勝へ進出した。相手に迎えたのは、過去にこの大会で敗れている創価大だ。先鋒を務めたのは渡邊聖未(スポ2=山梨・富士学苑)。確実に勝利を収めておきたいところだったが、序盤から果敢に向かってくる相手に押されてしまう。残り1分ほどで抑え込み20秒の一本を取られ、痛い黒星となった。もう落とせない中堅戦には小野華菜恵(スポ2=長野・松商学園)が登場。相手に仕掛けられる場面もあったが攻め続け、技ありを奪って優勢勝ちを収める。1勝1敗で回ってきた大将戦に、滝澤美咲(社2=群馬・前橋育英)は「絶対に勝たなければならないと思った」と気を引き締めて臨んだ。しかし、体格差のある選手を相手に苦戦。開始2分すぎに抑え込みで一本を取られてしまった。「悔しいという一言」(滝澤)。連覇を達成することはできず、選手たちは肩を落とした。

決勝で敗れ、肩を落とす女子3人制の選手たち

 目標達成という点においては男女で明暗が分かれたが、ともに全日本学生優勝大会への出場権を手にした早大柔道部。今大会で見つかった課題を全国の舞台での結果につなげたいところだ。男子はベスト8入り、そして女子はことしこそ優勝を成し遂げるため、残りの1カ月でレベルアップを図る。

(記事 熊木玲佳、写真 笹澤桜)

ベスト8入りした男子、2位の女子

結果

【男子】ベスト8

▽2回戦 対上智大 ○7-0

▽3回戦 対中大 ○1-0

▽準々決勝 対日大 ●1-5


【女子3人制】2位

▽2回戦 対大東文化大 ○3-0

▽準決勝 対立大 ○3-0

▽決勝 対創価大 ●1-2


コメント

林孝樹主将(スポ4=富山・小杉)

――ベスト8入りという目標を達成しましたが、きょうの結果について主将としてどうお考えですか

最低限の目標を達成できたのはよかったのですが、ベスト4が懸かった日大戦で自分たちの課題が出てきたのかなという印象ですね。

――課題とは具体的にどのような点が挙げられますか

力の差だったり体格差だったりが大きい相手に対して、まだまだ自分たちの柔道が出し切れていないというところだと思います。

――今大会に向けて取り組んだことはありますか

まずはベスト8進出に向けて自分たちを追い込んで、練習はできてきていて。チームとしてコンディションはよかったのかなと考えています。

――きょうの試合を振り返っていただきます。3回戦の中大戦が一つ目の山場だったと思いますが、どのような気持ちで臨まれましたか

目標であるベスト8が懸かった試合だったので、絶対に勝つという強い意志を持って戦えたと思います。ただ、自分を含めてもう少し役割を果たせればもっと楽に勝てたなと感じます。

――試合中に声を出している姿が印象的でした

選手としては苦しいと思うので、励ます声だったり、あとは技術的な声だったり、悪くなった部分を指摘してという2種類を主に掛けていました。

――中大戦をどのように振り返りますか

どちらかがミスすればミスした方が負けるという、緊迫した試合になったのではないかと思います。

――2つ目の山場である日大戦の前にはチームに声は掛けられましたか

(早大が)昨年ベスト16で、中大戦は勝つとして、日大にどこまでいけるかというチャレンジ精神でいこうと。

――日大戦をどう振り返りますか

序盤いい流れだったのですが、後半は相手の主力級が出てきて、もうひと踏ん張りができなかったのかなと思います。

――1年生の佐藤竜選手(スポ1=東京・修徳)が日大戦で1本勝ちを収めるなど活躍しました。新しい学年が入ってきたことでチームの雰囲気に変化はありましたか

そうですね。1年生が入ってきたことによってチーム内の競争意識が高くなったのかなと考えています。

――ことしの1年生はどのような学年でしょうか

まだ高校生の面影もあるような、元気のいい学年ですね。

――今大会を通して、チームとしての収穫は何ですか

最低限の目標は達成できたという点と、1カ月後に控える全日本学生優勝大会に向けて課題が出てきたという点です。

――では最後に、全日本学生優勝大会に向けて意気込みをお聞かせください

目標のベスト8に入れるように、今後1カ月頑張っていきたいと思います。

長谷川公輝(スポ4=新潟・三条)

――試合を振り返っていかがでしたか

自分はメンバーに入れるレベルではなかったので、団体戦で活躍できてうれしかったです。

――3回戦の中大戦では引き分けで回ってきましたが、どのような心境で臨みましたか

ここで変えなきゃというプレッシャーというか、逆にここで変わったらすごくいいなというイメージを抱きながら試合できて、その結果(流れを変えられて)となって良かったです。

――いいイメージを抱けていたのですね

そうですね。やはり悪いイメージも出てきたのですが、いいイメージの方を信じて試合ができたので、最後にはああやってつながってよかったです。

――続く日大戦では開始10秒ほどで投げていましたね

そうですね。ちょっと狙っていた感もあるのですが、偶然自分より強い選手が入って非常に良かったです。ただ結果的にスタミナ切れで指導で負けてしまったので、反省するところもありました。

――チームメイトの声は聞こえていましたか

聞こえました。自分は1人では素人同然の柔道なので何にもできないんですけど、みんなの声を聞いてアドバイスとして自分の柔道に役立っていたのですごくうれしかったです。

――このシーズンに向けて冬場はどのようなトレーニングをしていましたか

柔道も当然やるのですが、ウェイトトレーニングを基本的にずっとやっていました。体づくりが重要なので、しっかり基礎をつくってそこから柔道をやっていくという感覚でやっていました。

――来月の全日本学生優勝大会への意気込みをお聞かせください

チーム目標のベスト8を目指して、是非チームの役に立てるように練習をしていきたいと思っています。

――何に重点をおいて練習していきたいですか

スタミナがなかったことや今回試合で反省したことをふまえて、体ももっと鍛えられたかなというのはあったので、もうちょっと体をつくって柔道に生かしていきたいです。

滝澤美咲(社2=群馬・前橋育英)

――優勝を目標に掲げて臨んだ今大会でしたが、2位という結果についてどうお考えですか

悔しいという一言ですが、課題も見つかった試合だったので次につながるのかな、まだ力が足りないのかなと思います。

――課題とは具体的にどのような点が挙げられますか

きょうの試合にはチームの雰囲気や流れも(勝敗に)関係していたので、そういった雰囲気や流れづくりをチームとして大事にしなくてはいけないのかなと思っています。

――2回戦、準決勝は順当に勝ち上がったと思います。振り返っていかがですか

自分がやることはやった試合だったかなと思います。

――決勝で当たった創価大は団体戦でも勝ったり負けたりしている相手ですが、どのような気持ちで臨まれましたか

先鋒の渡邊(聖未、スポ2=山梨・富士学苑)が負けて怪我もしてしまったので、チーム自体の流れも悪くなったのですが、中堅の小野(華菜恵、スポ2=長野・松商学園)が流れをつくってくれて、その流れに乗って自分もポイントを取っていかないといけないかなと思いました。絶対勝たなければならないという気持ちで挑んでいました。

――1勝1敗で回ってきた試合でしたが、プレッシャーはありましたか

体格差があったこともあって監督(川田一洋女子部監督、昭55卒)にはいちかばちかで行ってこいと言われました。自分の力を出し切れればいいかなという気持ちでした。

――2回戦では佐藤美裕選手(スポ1=千葉・八千代)も出場しましたが、1年生が入ったことによってチームの雰囲気に変化はありましたか

昨年を否定するわけではないですが、昨年は団体戦に出ているメンバーが頑張ればいいという雰囲気だったのですが、ことしはチーム全員で勝とうという雰囲気になって練習ができていました。1年生が入って、そういった部分が変わったかなと思います。

――今大会の収穫は

全日本学生優勝大会に向けて課題が見つかったということですね。

――全日本学生優勝大会に向けて意気込みをお聞かせください

東京学生では優勝できませんでしたが、全日本学生では優勝を目指して頑張りたいと思います。