メニュー

馬術部

2016.05.25

第88回関東学生選手権・第60回関東学生女子選手権 5月20日~22日 東京・JRA馬事公苑

新入生石山、全日本へ駒を進める

 この日は関東学生選手権(選手権)・関東学生女子選手権(女子選手権)が行われた。ワセダからは関東学生選手権に河野貴大(スポ3=東京・東農大一)が、女子選手権には三川莉奈(スポ3=東京・東農大一)、山田瑞希(創理3=栃木・立教英国学院)、石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)がそれぞれ出場。全日本学生選手権・全日本学生女子選手権へ出場するには、今大会でベスト8入り、つまり準々決勝まで進まなければならない。ベスト8の壁は厚く、他の選手たちが敗退していくなか、1年生である石山が見事にベスト8入りを果たし、全国の舞台への挑戦権を手にした。

 選手権1日目、河野はエスメラルダと共に出場した。あまり慣れていない馬に苦戦するが、1回戦の障害飛越競技(障害)、2回戦の部班競技と進む。1、2回戦合同結果でベスト16に入り、いよいよ2日目の3回戦へ。3回戦は貸与馬による馬場馬術競技(馬場)で、2人の選手が対戦方式で戦う。昨年はここで敗退し全日本学生選手権出場を逃している河野。ことしこそは何としても対戦相手を下し勝ち残りたい一戦だったが、慣れない貸与馬の扱いに苦しみ3回戦敗退。「(ことしこそは)頑張ろうと思っていたので残念」と悔しさをにじませた。

3回戦の馬場で苦戦する河野

 一方女子選手権では、1、2回戦合同結果が振るわず三川、山田が敗退するなか、ルーキーの石山が3回戦へと進んだ。迎えた重要な3回戦では、強敵・日大の選手と当たってしまう。しかし相手の演技が乱れ、反対に落ち着いた演技を披露した石山は見事に準々決勝へ進出。同時に全日本女子選手権への出場権を手にした。続いてベスト4をかけて戦う準々決勝。対戦相手は今大会で2位に入賞している専修大の選手だった。準々決勝では馬場と障害の得点の合同結果で勝敗が決まる。「馬場の馬の乗り方や調整の仕方が悪かった」(石山)。相手に馬場で差を付けられ、さらに障害でも減点なしの走行をされてしまう。挽回することが出来ず、惜しくも準々決勝敗退となった。「全国に行ったら関東の結果はもう関係ない」と、次の舞台でのリベンジを誓う。

準々決勝、貸与馬に乗り障害を飛越える石山

 今大会では1年生ながらも大きな活躍を見せた石山。先輩の河野は「結果を出してくれてとても嬉しい」と語っていた。6月には関東学生三大大会が控えている。新戦力も加わり気持ちを一新し、個々のレベルアップをはかって上位を狙いたい。

(記事 吉田安祐香、写真 吉田安祐香)

コメント

河野貴大(スポ3=東京・東農大一)

――今大会への意気込みを教えてください

1回戦も2回戦もいつも使っている馬とは違う馬に乗るので、とりあえず1、2回戦を抜けたいなと思っていました。

――1回戦を振り返っていかがですか

一回戦はこのエスメラルダで行ったんですが、あまり経験がなくて高い障害を越えられるのかどうかが分からなかったんですけど、結構いい感じに帰って来られたので良かったです。。

――続いて2回戦を振り返っていかがですかか

くじ運も良くて、先頭で、乗っていた馬にとって良い位置を取れたのでそこそこな結果に繋がったのかなと思います。

――3回戦では貸与馬での試合でしたがいかがでしたか

いつも毎年3回戦が馬場馬術で負けていて鬼門だったんですけれど、ことしも負けたなという感じです。

――貸与馬との相性は

ちょっと難しめの馬で、1人目が無難に乗ったので、ちょっと良い感じに乗ろうかなと思ったら失敗しました。

――今回の結果についてはどう考えてらっしゃいますか

3回戦で勝たないと全日本に出られなくて、毎年3回戦で負けていて、頑張ろうと思っていたので残念です。

――前にも馬場は苦手だと伺ったのですが、今大会を経て課題などあれば教えてください

障害と馬場で乗り方が根本的に違くて、障害ばかりやっていたので馬場の乗り方にも段々慣れていきたいと思います。

――1年生の石山選手がベスト8という結果を残しました

すぐ近くにいるので恥ずかしいんですけど…(笑)、1年生でスポーツ推薦で入ってきて、結果を出してくれてとても嬉しいです。

――来月にまた大会がありますが、意気込みをお願いします

去年は馬のコンディションが合わなくて結構苦労したので、馬の体調と人の体調を万全にして良い状態で臨みたいです。

石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)

――今大会への意気込みを教えてください

今回は1回戦も2回戦もどちらも全く乗ったことのない馬だったので、不安がとても大きかったです。3回戦に進めたらいいなと思っていました。全然馬の特徴と乗り方が分からないので、若干恐怖はありましたね(笑)

――1、2回戦を振り返っていかがですか

1回戦目の馬は、自分の中では出来る限りのことは出来たんじゃないかなと思っています。2回戦目の馬も、思ったよりも乗りやすくてそんなに失敗もなく無難に帰って来られたので、自分の中ではすごく満足しています。

――続いて3回戦は貸与馬での試合となりましたが

相手がものすごい強敵で、全日本のジュニアで優勝しているような子だったので、もうあまり勝てる気がしなくて…。でも、ここで勝ったら全日本に出られるので「やれることは全てやりきろう」と思ってやりました。内容に関しては、力不足のところもまだ出来るところもたくさんあったので悔いは残るんですが、無難に帰って来られたので、結果オーライかなと思います。

――準々決勝ではいかがでしたか

準々決勝は100パーセント馬場の馬の乗り方や調整の仕方が悪かったのがミスでした。最初に馬の特徴を見抜いて…。やれることがまだまだあったなと思っていて、そんなに相手と差があったとも思っていなかったので、そこをやっていたら結果をもう少し変えられたのかなと思います。障害の馬は負けが決まっていたので、その馬にとって一番良い走行が出来たらいいなと思ってやりました。そんなにすごく良かったわけではないですけれど、自分の中では満足しています。

――ベスト8という結果についてはどう受け止めてらっしゃいますか

高校の選手権では関東は勝っていたんですが、大学になると一気にレベルが上がるので、ベスト8に入ることが出来たのはすごく嬉しいです。入れるとは思っていなかったというのが正直あります。

――全日本女子選手権への出場権を獲得されましたが、お気持ちは

関東の結果はベスト8止まりなんですけれど、全国に行ったら関東の結果はもう関係ないので、また新たな気持ちでやっていけたらいいなと思っています。

――大学に入られて、高校の時との違いはありますか

高校の時は、部活も入っていたんですが、部活自体が乗馬クラブで個人的にやっているようなものだったので、あまり練習が出来なくて、馬の調整もあまり出来ていなかったんですけど、大学に入ったらやはり毎日乗っているので、馬とのコミュニケーションが取れるというのはすごく大きな違いだと思います。

――練習の雰囲気などには慣れましたか

慣れました。大学に入学する前から通わせて頂いていたので、馴染みやすくて、もう慣れましたね。

――来月に関東学生大会がありますが、意気込みをお願いします

1年生として出るのは1人だけで、スポーツ推薦も部の中で私だけなので、スポーツ推薦として、愛馬と一緒に良い成績を出していけたら、馬の力を最大限に引き出してあげたらと思います。