競走部

2016.05.21

第95回関東学生対校選手権 5月19、20日 神奈川・日産スタジアム

後半戦での巻き返しなるか(関カレ1、2日目)

 ついに関東学生対校選手権(関カレ)の戦いの火ぶたが切って落とされた。初日は入賞者が出ず、対校得点を獲得できないままに終わってしまったが、2日目で古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)、加藤修也(スポ3=静岡・浜名)らが表彰台に立つ活躍を見せる。ベストメンバーが組めなかった4×100メートルリレーでも意地の継走を見せ8位入賞を果たし、チームは少しずつに勢いに乗ってきた。明日以降の後半戦では、どのような戦いが待っているのだろうか――。

(記事 平野紘揮)

★内之倉、悔しい7位入賞

内之倉は入賞はしたものの、目標には届かず悔しさが残った

 風が吹き荒れる中で行われた女子走幅跳。5月初めの日本大学記録会にて2年ぶりに6メートルを跳んだ内之倉由美(スポ2=鹿児島・甲南)に期待が高まっていた。内之倉は3回目に5メートル80をマークし、ベスト8進出を決める。一方、3本目の試技を終えた時点で中澤希緒(政経4=埼玉・早大本庄)は惜しくも9位、仲野春花(スポ2=福岡・中村学園女)は24位と4本目以降の試技には進めなかった。4本目からの挑戦で記録を伸ばしたい内之倉だったが、風が回る難しいコンディションの中で4本目、5本目は足を合わせられずファールとしてしまう。6本目には意地で5メートル84と記録を伸ばすが、目標とは程遠い結果となった。「どうしても日本選手権に出たい」と語る内之倉。日本選手権参加A標準記録である6メートル05を飛び越えるためにも、風を味方につけることは必要不可欠だろう。課題を克服した先に、目標とする6メートル30台が見えてくる。

(記事、写真 杉野利恵)

★車田、収穫ある9位

格上の選手にも臆することなく挑んだ車田

 留学生選手を先頭として、ハイペースで始まった男子1万メートル。早大からは安井雄一(スポ3=千葉・市船橋)、車田颯(スポ2=福島・学法石川)、太田智樹(スポ1=静岡・浜松日体)の3選手が出走した。安井は序盤から先頭で攻めの走りを見せるも2000メートル以降で大幅に後退してしまい、苦しい走りに。太田も前を追い切ることができず、19位に終わった。その中で今回の敗因を見つめつつも「また明るい気持ちで練習をしていけたらと思えたことが収穫」と前向きに振り返ったのは車田だ。レース中盤から8位集団を引っ張り、堅実にペースを刻んでいった車田は前の2選手に追いつき6位集団を形成。入賞圏内かと思われる場面もあったが、最後は集団のペースアップについていけずに9位となった。「入賞したかで言えば、9位もビリも同じ」と悔しさを語りながらも、今回は車田にとって久々の収穫あるレースとなった様子。この収穫をどのように生かせるかが今後の活躍につながってくるだろう。

(記事 朝賀祐菜 、写真 杉野利恵)

★故障明けの走りも、次への課題をつかむ

須田は準決勝では思うような走りができなかった

 男子100メートルに出場したのは須田隼人(スポ4=神奈川・市橘)。ケガ明けで練習を調整し、今大会に挑んだという。19日の予選は、「起き上がってからは自分の順位を把握していた」と、周りを見る余裕を持ちながら3着でゴール。同組には桐生祥秀(東洋大)などの強力な選手もいた中で、着順で予選をパスする。続く準決勝では、得意としているスタートを成功させ立ち上がりは上々。このままレースが進むと思われたが、後半に勝負を急ぎ本来の動きができなかったという須田は、70メートルほどから伸び悩み失速。10秒77の7着で準決勝敗退となってしまった。今回の結果を受け須田は、次の試合である日本選手権に向けて、「自分の走りを一から見直す」と語った。次こそはベストコンディションで試合に挑むべく、ケガを克服し、今回のレースの課題を乗り越えた須田の走りに注目したい。

(記事 鎌田理沙、写真 大庭開)

★ルーキー兒玉が躍動!入賞果たす

積極的なレース運びが光った兒玉

 女子400メートルには兒玉彩希(スポ1=大分雄城台)、西村緋菜乃(スポ1=神奈川・相洋)、竹内まり(教1=愛媛・松山西)の3人のルーキーが出場。兒玉と西村が予選を通過し準決勝に進むと、序盤から快調に飛ばした兒玉が1組2着に入り着順で決勝進出を決める。1年生ながら決勝の舞台に立った兒玉は、予選・準決勝と同様に序盤から積極的な走りを展開。前半では格上の選手に追いすがる場面も見られた。しかしホームストレートに入ったところで上位選手たちにその差を一気に広げられてしまう。その中でもルーキーらしく必死に食らいつき、6位でのゴールとなった。
 関カレ初出場ながら入賞を果たした兒玉により、女子400メートルブロックに新たな風が吹いた。これからのチームのさらなる変化、そして飛躍に期待がかかる。あすからの女子4×400メートルリレーにも注目だ。

(記事 鎌田理沙、写真 朝賀祐菜)

★加藤、優勝は逃すも3位で表彰台へ

後半に伸びのある走りを披露した加藤

 加藤修也(スポ3=静岡・浜名)、宮川智安(スポ1=埼玉・早大本庄)、そして愛敬彰太郎主将(スポ4=三重・桑名)が出場した男子400メートル。優勝候補の一角に挙げられていた加藤が順当に勝ち上がり、早大勢から唯一決勝のステージへと駒を進める。迎えた決勝。加藤は200メートルを過ぎた地点で先頭からは遅れを取るも、ラスト100メートルで決死のスパートをかけ、3位に浮上しゴール。優勝は逃してしまったが意地を見せた。
 なかなか対校得点が取れなかった中、110メートル障害の古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)に続き加藤が表彰台に立ったことはチームに勢いを与えただろう。あすからは男子4×400メートルリレーにも出場が濃厚な加藤。昨年失格に終わったこの種目での雪辱を果たすべく、早大のエースは走り続ける。

(記事 鎌田理沙、写真 本田京太郎)

★セカンドベストを記録!わずかに優勝には届かず

勢いよくハードルを越える古谷

 男子110メートル障害に出場したのは竹吉大記(スポ4=千葉・市船橋)、古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)、金井直(スポ1=神奈川・市橘)の3人だ。金井はスタートで出遅れてしまい予選を通過することができず、竹吉は準決勝でまさかのハードル1台目に脚をとられ転倒。最後の関カレは失格に終わってしまった。しかし、残る古谷は予選を13秒台の全体1位で通過する好調ぶり。準決勝も危なげなく組1着で突破し決勝へ進むと、「スタートからの流れが良くなった」と古谷自身が話すように反応良くスタートを切る。3台目までで一気に加速した古谷は、そのまま高山峻野(明大)や金井大旺(法大)らと並走し、3人が頭一つ前に出た状態でハードルを越えていく。5台目以降、「競った場面で身体が硬くなってしまった」と高山に徐々に差を広げられたものの、13秒80のセカンドベストをマーク。金井大と着差なしの2位という結果でレースを終え、表彰台に立った。だが、古谷はこの結果に満足はしていない。自己ベストを出しての優勝を意気込んで臨んだだけに悔しさが残った。今シーズンの大一番となる日本選手権で、今度こそ有言実行を成し遂げてみせる。

(記事 本田京太郎、写真 大庭開)

★ルーキー溝口が見事優勝!

表彰される溝口

 女子1万メートル競歩には溝口友己歩(スポ1=長野東)が出場。「きょうはタイムよりも順位にこだわって優勝をねらっていた」という言葉通り、最初から隙のないレースを展開した。スタートから200メートルの地点で早くもトップに立つとその後もペースはほとんど落ちない。2000メートルを過ぎるころには先頭集団は3人に絞られ、溝口は給水のタイミングをうまく利用し、後続の選手に揺さぶりをかける。勝負が決まったのは5000メートルを過ぎたところだった。警告を恐れず強気に攻め続けた溝口がついに単独トップへ。表情を変えることなくその差をぐんぐん広げていく。7000メートルを通過すると1000メートルのラップタイムは4分50秒を超えたものの、2位の選手との差は70メートルほどにまで開いた。そのままスタート直後から先頭を一度も譲ることなく、最後は独走状態でフィニッシュ。期待のルーキーが大舞台でその実力を証明してみせた。

(記事 太田萌枝、写真 大庭開)

★即席チームも、意地の対校得点獲得

1走竹吉から2走須田へのバトンパス

 1日目、2日目にかけて行われた男子4×100メートルリレー(4継)。今回早大は主力選手の不調から、急きょ障害ブロックの古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)をメンバーに加えてレースに臨んだ。1日目の予選では2組4着となり、着順での決勝進出を逃してしまう。同1組5着の慶大と同タイムとなりプラス2の枠に入ったものの、決勝へ駒を進めた9チーム中、予選のタイムでは遅れを取っていた。迎えた決勝。1走竹吉大記(スポ4=千葉・市船橋)がキレの良いスタートを見せると、2走須田隼人(スポ4=神奈川・市橘)、3走髙内真壮(スポ1=栃木・作新学院)へとスムーズなバトンパスが展開される。アンカー古谷は力強い走りで8位を死守しフィニッシュ。入賞を果たした。
 今回残念ながらベストメンバーを組むことができなかった早大だったが、そのような状況でも対校得点を獲得したことは『リレーの早大』の底力を見せたと言える。前半戦の2日間の仕上げとなった今回の4継。チームが見せた意地の走りは、後半の2日間に出場する選手たちへのエールとなったはずだ。

(記事 平野紘揮、写真 本田京太郎)

結果

1日目

▽男子100メートル予選

髙内真壮 10秒71(+1.7)(4組7着)

須田隼人 10秒65(ー1.7)(5組3着)

▽男子400メートル予選

愛敬彰太郎 47秒06(1組3着)

宮川智安 49秒93(3組7着)

加藤修也 46秒41(4組1着)

▽男子1500メートル予選

小澤直人(スポ2=滋賀・草津東)  4分00秒36(1組11着)

齋藤雅英 3分56秒70(2組11着)

浅川倖生 3分59秒14(3組9着)

▽男子1万メートル決勝

車田颯 29分26秒69(9位)自己新記録

太田智樹  29分57秒89(19位)

安井雄一  30分15秒66(26位)

▽男子110メートル障害予選

金井直 14秒54(ー0.4)(1組5着)

竹吉大記 14秒23(+0.1)(2組2着)

古谷拓夢 13秒83(+1.0)(4組1着)

▽男子4×100メートルリレー予選

早大(竹吉-須田-髙内-古谷) 40秒09(2組4着)

▽男子3部100メートル決勝(ー0.4)

欠畑岳 10秒84(2位)

▽女子100メートル予選

富田葉月 12秒32(+0.1)(4組5着)

▽女子400メートル予選

兒玉彩希 56秒72(3組1着)

西村緋菜乃 57秒53(4組3着)

竹内まり 59秒37(5組4着)

▽女子走幅跳決勝

内之倉由美 5メートル84(+0.4)(7位)

中澤希緒  5メートル79(+4.4)(9位)

仲野春花  5メートル47(+2.1)(24位)

2日目

▽男子100メートル

準決勝

須田隼人 10秒77(ー0.6)(1組7着)

▽男子400メートル

準決勝

加藤修也 47秒04(1組2着)

愛敬彰太郎 47秒66(2組6着)

決勝

加藤修也 46秒96(3位)

▽男子110メートル障害

準決勝

古谷拓夢 14秒01(-0.6)(1組1着)

竹吉大記 DNF

決勝

古谷拓夢 13秒80(+0.3)(3位)

▽男子3000メートル障害予選

大木皓太  8分51秒16(1組2着) 自己新記録

岡田望  9分34秒07(1組17着)

今井開智 9分13秒94(2組8着)

▽男子4×100メートルリレー決勝

早大(竹吉ー須田ー髙内-古谷) 40秒25(8位)

▽男子走幅跳決勝

根岸勇太 7メートル39(+1.2)(10位)

▽男子砲丸投決勝

雨宮巧 14メートル05(15位) 自己新記録

▽女子400メートル

準決勝

兒玉彩希 56秒51(1組2着) 自己新記録

西村緋菜乃 57秒70(2組8着)

決勝

兒玉彩希 57秒61(6位)

▽女子1万メートル決勝

堀明日香 DNS

▽女子1万メートル競歩決勝

溝口友己歩 47分24秒87(1位) 早大新記録

▽男子1部対校得点(20日終了時点)

1位 日大    72点

2位 東海大   51点

3位 順天大   37点

11位 早大   13.5点

▽女子1部対校得点(20日終了時点)

1位 日体大   53点

2位 中央大   39点

3位 筑波大   38点

11位 早大   13点

▽男子3部対校得点(20日終了時点)

1位 順天院  15点

2位 青学院   7点

2位 筑波院   7点

9位 早稲田院  2点

コメント

須田隼人(スポ4=神奈川・市橘)

――今大会の調子はいかがでしたか

2月からずっとケガをしていましたが、ぎりぎりこの大会に合わせるという最低限のことはできたと思います。

――きのうの100メートル予選はかなり余裕があったようでした

そうですね、スタート出て起き上がってからは、自分の順位を把握していて、それを最低限守ろうという意識で走りました。ですので余裕はあったと思います。

――準決勝では、スタートがとても良いように見受けられました

スタートは元々得意だったので、そこは必要最低限の動きはできました。しかしそのあと欲が出てしまって、いつも通りの動きができなかったのが、スタートが目立った要因かなと思います。

――それでは、スタートについてはいつも通りの動きということですか

はい、いつも通りですね。

――中盤以降出たとおっしゃった、『欲』とは

速く動くことが必ずしも速く走ることにはつながらないのですが、動こうと思ってしまいました。そこで素早く動こうとしてしまったところが(タイムが出なかった)原因だと思います。

――今回の4×100メートルリレーは、即席チームとなりました

僕らが入学してからなのですが、いままでベストメンバーで大会には臨めていなくて。今回はハードルの古谷(拓夢、スポ2=神奈川・相洋)が試合直前にメンバーに入ってくれました。結果としては2日目までは(ショートスプリント種目での対校得点は)リレーの1点のみということで、最悪の結果は避けられたかなと思います。他のチームに比べて層が薄いので、即席チームでも勝てるチームするということが、うちのチームの課題だと思います。

――今後の試合に向けて、どのような取り組みをされますか

次は1カ月後に日本選手権があるので、それに向けて今回の走りの反省を踏まえた上で、ケガを完治させること、それから、自分の走りを一から見直すことで、1カ月間で走れる体を作らなければと思います。

車田楓(スポ2=福島・学法石川)

――今回のレースの目標や意気込みを教えてください

僕は自己ベスト記録があまり良くなくて、その立場で良い位置にいることが目標でした。しかし9位という結果は自分の弱さが出たと思います。どこが悪かったというよりも、土台が足りなかったせいで終盤に後ろにつかれていた選手に前に来られてしまって、さらにそのまま離されてしまいました。そこが自分の弱さが一番出たところだったと思います。

――今回のレースで最初は集団の真ん中という位置で走っていましたが、レースプランはどのようなものでしたか

もともとは終盤に追い上げて入賞を狙うプランだったのですが、アップ中に天気が非常に良いと感じて、間違いなくハイペースになると思ったので、最初に出遅れることがないように前の方を狙っていこうと考えていました。しかし実際には留学生についていける日本人選手が多かったため、僕がそれに対応しなかったせいで中盤の中途半端な位置で誰の力も借りることもできずに、ただ淡々とペースが落ちないように走るレースになってしまいました。

――その後8位集団に上がってから6位集団となるまで車田さんが集団を引っ張るかたちとなりましたが、走りづらさなどはありましたか

もし自分に力があれば、引っ張ったところでペースを変えたりして揺さぶって引き離せるところですが、今の僕にそれをするだけの力がなかったので、ただ堅実にペースを刻み続けるという判断をしました。結果としてペースは下がっていましたが、その判断は正しかったと思いますし、それをやってこの結果になってしまったというのはやはり自分のベースの力不足が浮き彫りになったのだと思います。次はそこのところを改善できるようにしていきたいです。

――集団から離れてから感じたことはありましたか

引っ張っていた集団にいた3人は余裕があったのですが、それに対応する体力が自分にはなくじわじわと離されてしまいました。そういうところで変に力んだり、もがいたりするようなことだけはしないで最後にしっかり(ペースを)上げられるように、ペースを崩さないようにひたすら無心で走っていました。

――レース全体を振り返っていかかでしたか

レースに向けてやレース中の対応などの自分の判断は間違っていなかったと思っています。今回の敗戦は戦術ではなく自分の体力やスピードなどの体の方が劣っていた結果なので、次の対校戦は時間が空いてしまいますが記録会などでもっと大幅に自己ベストを更新できるようにしたいです。そのために体作りをもう一度見直して自分を追い込むことで精進していきたいです。

――今回のレースの収穫はありますか

前回は六大学(東京六大学対校大会)に参加させていただきましたが、初めての関カレ(関東学生対校選手権)という大きな舞台で自分の力を出し惜しむことがなく出せたのは自分の武器だと思いますし、自分にとっての収穫だと思います。あと数字の面で言うならば、いつもと違うかたちで自己ベストを出せたというのも収穫だと思います。まだまだ未熟な面がある分、伸びしろがあると信じてまた明るい気持ちで練習をしていけたらと思います。

――前回の試合のインタビューで「自分の殻を破りたい」とおっしゃっていましたが、今回はいかがでしたか

まだまだです。入賞したかで言えば、9位もビリも同じなのでそこは自分に厳しい評価を下したいです。まだ全カレ(日本学生対校選手権)の標準記録を切れていないこともありますし。

――今後のレースの予定があれば教えてください

6月中に何本か記録会を走る予定です。1万メートルで記録を狙いたいと思っていますが、5000メートルも視野に入れつつやっていきたいです。

古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)

――レースを振り返ってみて、いかがですか

110メートル障害と4×100メートルリレーに出場させてもらいました。110メートル障害については優勝を狙っていたので2位という結果は純粋に悔しいです。タイムに関しても自己ベストを出せるくらいの状態でこれていたので、決勝でのタイムはセカンドベストではありましたが、タイム的にもう少しできたのかなと思います。もう1つ上のタイムももちろんですし、今回は対校戦なので純粋に勝ちたかったです。

――織田幹雄記念国際大会とセイコーゴールデングランプリ川崎の2つのレースを踏まえて、このレースで変えたポイントはありますか

そうですね。最初の3台目までのスタートの部分は前よりは少し前に出られるようになりました。でも、3台目から5、6台目までの中間走がまだもうひとつだったのかなと、これでは競った局面で体が硬くなったりしてしまうと思うので、そこで本来の走りができなかったところが反省点ですね。もちろん、良くなった部分もあって、スタートからの流れが良くなったのですが、中盤、後半以降でもっと修正できれば自己ベストを出せるのかなと思います。

――4×100メートルリレについてはレース前から出走は決まっていたのでしょうか

そうですね。本来のメンバーではないのですが、(チーム内のメンバーに)不調などがありまして、僕に出番が回ってきました。もちろん、出番が回ってきたからには本来のメンバーのような走りができるようにと心掛けました。予選をなんとか通過することができ、決勝も8位ではあるのですが1点を取ることができて、最低限のことはできたのかなと思います。悔しい結果ではあるんですけど、良かったと思います。

――古谷選手の出場が決まったのはいつ頃でしょうか

直前でしたね。でも、気持ちの面ではいつでも走れる準備はしていたので、しっかり出番が回ってきたからには走ろうとは思っていました。

――最後に今後の展望について教えてください

やはり日本選手権が一番勝負になってくると思うので、日本選手権でシニアの選手と戦って、タイムもしっかり自己ベストを更新したいと思います。日本選手権の前にまずは平塚で行われる日本学生個人選手権で自己ベストを狙っていきたいなと思っていて、その次の日本選手権ではしっかりと勝負をするつもりでいます。日本選手権以降も試合があり、まだ出場できるとは決まっていないのですが世界ジュニア選手権に出場したいと思っているので、そこでメダルを取れるようにとも思っています。それと、秋までシーズンは長いと思うのでしっかりと練習もしていきたいと思っています。

内之倉由美(スポ2=鹿児島・甲南)

――今回の試合の目標は

ベストが6メートル16で、2年間出ていないのですが、シーズンの入りから調子が良かったので、6メートル20を跳んで優勝することが目標でした。

――結果についてはいかがですか

まったく満足していません。今シーズンは調子が良かっただけに、きちんと調整をしてピークを持ってこれたと思っていたので、すごく悔しい気持ちで一杯です。

――試合についてのお話に移りますが、踏み切りはどうでしたか

風が回っていて、そこがすごく難しかったです。追い風に乗れたときにはファールをしてしまったので、そこで(足を)合わせられないのは力不足だなと痛感しました。

――チームメイトの方にどの点を見てもらっていましたか

自分の課題である前半から中盤への走りの切り替えと踏み切りで足が遅れないかというところを見てもらっていました。

――そこに対して、どのようなアドバイスをもらいましたか

追い風のときにはうまく乗れていたのですが、風に対応しきれませんでした。風をきちんと見て一本一本変えていくことが今後の課題です。

――冬季練習で何か重点的に取り組まれたことなどはありますか

今までウエイトトレーニングをまったくやっていなかったのですが、ウエイトトレーニングを重点的にやって、重量も目に見えて上がってきて自信になりました。また、長い距離の練習もして走りのフォームも改善できたことが今シーズン調子が上がってきていることにつながっていると思います。

――今後の予定は

日本選手権が6メートル05で出れるのですが、どうしても出たいので記録会に出るかどうかなどは今後コーチと相談してやっていきたいと思います。全カレでは何としてでも6メートル30を跳んで絶対に優勝したいです。

溝口友己歩(スポ1=長野東)

――今回のレースで目標にしていたことはありますか

タイムも大事でしたが、それよりもきょうは順位にこだわって優勝を狙っていました。

――レースを振り返っての感想をお願いします

目標の優勝は果たすことができましたが、欲を言うとレース内容でまだまだな部分がありました。後半1人になったときに、ペースが落ちてしまったのでそこをこれからしっかり克服していきたいです。

――レースを通して特に意識した点は何かありましたか

前半ペースが早かったらしっかりついていこうと思っていましたが、早くなかったのでそこは自分が引っ張ろうと、臨機応変に対応することを意識しました。

――給水をきちんと取っていましたが

給水はこまめに取ることを意識していて、高校時代先生に給水を取れるくらい余裕がないとかえってキツいと言われていたので、取れれば自分は元気になると思って取りにいっています。

――5月7日、8日には世界競歩チーム選手権にも挑まれましたが、いかがでしたか

初めての世界だったのですが、世界のレベルの高さを知って自分のまだまだな部分に気付けたのですごくいい試合になりました。

――具体的に何か得たものはありましたか

海外で勝つ選手は前半より後半が強いのですが、今回のように私はいままでどちらかというと後半落ちていくレースしかできていないので、そこをしっかり克服していかなければと思いました。

――今後の具体的な目標があれば教えてください

7月の世界ジュニア選手権にもし選んでいただけたら、そこに向けていまの課題を克服するトレーニングを積んで、メダルを狙っていきたいと思います。