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庭球部

2016.05.10

関東学生トーナメント 5月8日 東京・有明テニスの森公園

小堀・坂井組が春関でもタイトル獲得!

 関東学生トーナメント(春関)は最終日。連日の熱闘も、いよいよクライマックスを迎えた。男子ダブルス決勝もまた、ワセダ対決が実現する。準々決勝、準決勝で慶大のペアを撃破し、勢いに乗る松崎勇太郎副将(スポ4=神奈川・湘南工大付)・河野優平(スポ3=福岡・柳川)組。対するは今大会第1シードとして安定した実力を発揮してきた小堀良太主将(スポ4=東京・大成)・坂井勇仁(スポ2=大阪・清風)組。全日本学生室内選手権(インカレインドア)決勝と同じ顔合わせとなった今カードで、優勝の行方を左右したのはスーパータイブレークだった。

 ファーストセットでまず主導権を握ったのは、松崎・河野組だった。強気なリターンでラブゲームをブレークすると、続くサービスゲームもキープ。「ブレークができて、気持ちよくプレーができた」(河野)。サーブで相手を崩し、ボレーで決めるパターンがはまり、相手を圧倒していく。3-1でリードを奪い、迎えた第5ゲーム。40-40に追い上げられながらも、またもやブレークすると、続く松崎のサービスゲームに良いかたちでつなげた。終始リードを保ちながら、このセットを6-2でものにする。

ハイタッチを交わす小堀(右)・坂井組

 セカンドセットは取っては取られ、のシーソーゲームが展開される。まず先行したのは、1セット目とはフォーメーションや作戦を変えたという小堀・坂井組だ。坂井がラブゲームでキープすると、続く第2ゲームではブレーク。しかし普段はチームメートとして、一緒に戦い、お互いの手の内がわかっているからこそ、戦いは一層白熱したものになった。すぐさまブレークバックされ、その後は一進一退の攻防戦が繰り広げられる。「隙ができたところをしっかりと突いていくことができた」(坂井)、「2セット目で自分たちからプレーを少しずつ変えていって、小さなチャンスをしっかりとものにすることができた」(小堀)との言葉通り、ラリーで粘りながら好機をつかんだ小堀・坂井組。4-3から2ゲームを連取し、このセットを奪取した。

 ファーストセットは松崎・河野組が、セカンドセットは小堀・坂井組が、それぞれ流れを引き寄せた。「ことしこそは二人でシードを守って、優勝しようと話していた」(坂井)、「インカレインドアのリベンジと春関2連覇も意識していた」(河野)とそれぞれが優勝への思いを胸に秘め、試合はスーパータイブレークに突入。泣いても笑っても最後の戦いが幕を開けた。小堀・坂井組はネットプレーでポイントを重ね、序盤の出遅れを取り戻していく。今大会を通じて「かなりの確率でサービスゲームをキープできている」(小堀)というサーブでマッチポイントを握った。松崎・河野組も追い上げを見せ、1ポイント差まで詰め寄る。9-8となり坂井がしっかりとサーブを入れ、最後は小堀が上がった球をコートにたたきつけ、火花を散らす戦いに終止符を打った。小堀・坂井組にとっては、昨年の関東学生選手権(夏関)、インカレインドアに引き続き3つ目となる栄冠。昨年は2回戦敗退で悔しさを味わった二人が、春関ではうれしい初タイトルを手にした。

サーブ前に話し合う松崎(左)・河野組

 「集大成となる最後の春関で優勝できてうれしい」(小堀)。試合後には思わず笑みもこぼれた。2年前にも同じ舞台に立ちながら、同士討ちの末、2位に終わってしまった小堀。今回はその借りを返すべく、リベンジを果たすことのできた大会でもあった。しかし喜んでばかりもいられない。今週末には伝統の一戦である早慶対抗試合(早慶戦)が控えている。「この一週間の過ごし方によって早慶戦の結果も大きく変わってくる」(小堀)と、今回の結果に甘んじることなく慶大に向かっていく所存だ。「こっちも層の厚さでは負けていない」(坂井)。「(ダブルス)3本のうち1番良いプレーをして、それをチームに証明していきたい」(河野)。接戦が予想される中、部員全員が一丸となり、いざ早慶戦37連覇の栄光へ――。ワセダのプライドを胸に、大一番に挑みたい。

(記事、写真 佐藤亜利紗)

結果

▽男子ダブルス

決勝
○小堀良太・坂井勇仁(2-6、6-3、10-8)松崎勇太郎・河野優平

チャンピオンスピーチ

小堀(※写真右) まずはじめに、この素晴らしい大会を運営してくださった関東学生テニス連盟の皆さま、各社スポンサー様、本当にありがとうございました。また朝早くから応援に駆け付けてくださった嶋﨑さん(徹夫監督代行、平元商卒=神奈川・桐蔭学園)、隼さん(渡辺コーチ、平19スポ卒=静岡・庵原)、弥起さん(石井コーチ)、そしてOBOGの方々、本当にありがとうございました。そして朝早くから夜遅くまで熱い応援、サポートをしてくれた部員のみんな、本当にありがとうございました。多くの支えによって春関(関東学生トーナメント)でもダブルスのタイトルを手にすることができました。ダブルスに関しては、決勝でワセダ同士で対決することができ、シングルスに関してはベスト8で悔しい結果となってしまいました。来週末にはまた大事な試合がありますので、ワセダ全員で勝てるように準備していきたいと思います。これからも早大庭球部への応援のほど、よろしくお願い致します。本日はありがとうございました。

坂井(※写真左) まずはじめに、今大会を主催してくださった関東学生テニス連盟の皆さまありがとうございました。そしてスポンサー各社の皆さま、ありがとうございました。この一週間、朝早くから夜遅くまでサポートしてくださったOBOGの方々、嶋﨑さん(徹夫監督代行、平元商卒=神奈川・桐蔭学園)、隼さん(渡辺コーチ、平19スポ卒=静岡・庵原)、弥起さん(石井コーチ)、応援してくださった先輩方、同期のみんな、後輩のみんな、ありがとうございました。シングルスは初戦で負けてしまったので、ダブルスだけでも小堀さん(良太主将、スポ4=東京・大成)と優勝したいなと思っていました。(優勝することができて)素直にうれしく思っています。シングルスはインカレ(全日本学生選手権)予選からなので、一つずつ頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

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コメント

小堀良太主将(スポ4=東京・大成)

――優勝おめでとうございます!今の率直なお気持ちをお聞かせください

2年前に大城さん(光、平27スポ卒)と決勝に出て、ファイナルで負けてしまって。そのリベンジというかたちで、今回優勝できてうれしく思っています。夏関(関東学生選手権)、インカレインドア(全日本学生選手権)、春関(関東学生トーナメント)でタイトルを取れたのですごくうれしいです(笑)。

――インカレインドアと同じ顔合わせとなりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

ファイナルセットまでいくだろうと思っていました。1セット目は相手もすごく良いプレーで、僕らは手のつけようがなかった部分がありました。2セット目で自分たちからプレーを少しずつ変えていって、小さなチャンスをしっかりとものにすることができました。それが2セット目の取得につながり、ファイナルセットは着実にポイントが取れるところでしっかりと勝負ができた結果、ああやって勝ちにつながったのかなと感じています。

――サーブの調子が良かったように感じましたが

決勝に限らず今大会は風が強い場面もありましたが、比較的サーブでボイントを取って、かなり高い確率でサービスキープができていました。そこは練習の成果が出たのかなと思います。

――スーパータイブレークは10-8でしたが、振り返ってみていかがですか

0-1、0-2となったときの、坂井(勇仁、スポ2=大阪・清風)がダブルフォルトは冷や汗をかいたじゃないですけど、一気に行ってしまうのではないかなと思っていました。そこからうまく自分たちの方に流れを戻して、1-3から6-3という展開で、そこが一番勝負どころだったのではないかなと思います。7-6からの8-6、9-6で僕がサーブのときに、しっかりと入れて、相手もリターンミスをしてくれたので。大事なポイントでしっかりファーストサーブが入ったというのは、大きかったのかなと思います。最後は確か坂井のサーブで取り切ることができました。

――先ほどお話にもありましたが、夏関、インカレインドアに引き続きタイトル獲得となったことはどのように受け止めていますか

率直にうれしいですね。僕も4年生なので、最後の春関でシングルスは不甲斐ない結果で終わってしまいましたが、ダブルスで結果を出したいなという中でしっかり優勝できて。集大成となる最後の春関で優勝できたということはうれしく思っています。

――早大はシングルスは最高でベスト8、ダブルスが同士討ちという結果でした。主将としてはこの結果をどう捉えていますか

ダブルスに関しては、上のワンツーが決勝まで勝ち上がっていけたというのはすごく良かったと思います。ただダブルス3となる存在がベスト8、ベスト4に食い込んでくれればより良かったのかなと。ダブルスは課題もあって、それに対してシングルスは少し難しいというか悩みどころですね。ベスト8やベスト4、決勝には毎年のように出ていたのですけど、インカレインドアと同様になかなか結果に結びついていないのかなという部分がありました。そこは修正しないといけないなと感じています。

――個人としては収穫や課題というのは見つかりましたか

僕と坂井は1年以上組んでいて、日に日に良くなっているなと感じています。より頂点を目指すのであれば、きょうも坂井のサービスゲームで2ブレークされていて、まだまだミスもあるのかな、と。サーブのキープ力やリターンのブレーク力をもう少しあげれば、確実に勝てるペアになっていくと思います。全体的に更なるレベルアップが必要かなと感じています。

――来週末は早慶対抗試合(早慶戦)が控えていますが、チームとして、また個人としてどのように戦っていきたいですか

サポートも朝早くから夜遅くまで疲れがたまっている中、こうやって熱い応援をしてくれています。一回休みたい気持ちもあるのですが、もう一週間選手も一緒に頑張ってほしいなと思います。最後の集合の時にも言ったのですが、この一週間の過ごし方によって早慶戦の結果も大きく変わってくるので。シングルスに関しては、慶大が同士討ちで決勝に来ていて、波に乗っている部分があると思います。それに対してダブルスはこっちが2本(決勝へ)上がっていて、引く部分はないのですが、相手が乗ってきているというのは確実にあるので、チーム一体となって勝ちたいなと思います。個人的には多分ダブルスしかないと思うので、主将としてダブルスに出るのであればしっかりと勝ちに貢献できるように、試合に関わらず応援から貢献できるようにやっていきたいなと思います。

河野優平(スポ3=福岡・柳川)

――同士討ちということでしたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか

僕らのほうが状態は良いのかなと思いながらコートに入りました。勝負になると何が起こるか分からないですし、特にファイナルセットとかは、どっちに転ぶか分からない展開の中で、接戦で取りきれなかったというのは、力不足だったなと感じました。

――インカレインドア(全日本学生室内選手権)のリベンジという気持ちはありましたか

それもすごく意識していましたし、僕は春関(関東学生トーナメント)2連覇ということも意識していて、いろいろ重なった上で冷静になれなかったりだとか、自分の弱い部分が出てしまったなというのはありました。

――第1セットは6-2ということで勢いもあったように見えましたが、振り返って

ブレークができて、気持ちよくプレーができたし、キープもしっかり簡単にできて、相手を圧倒しているかのように感じていたのですけど。5-2で僕がサーブのときに、ちょっと締め方が悪かったなというのはありました。

――サーブやボレーもたくさん決めている印象を受けましたが、ご自身の調子はいかがでしたか

ダブルスにおいては、去年まで自分のサービスゲームというのがすごく課題で、まあいまも課題ではあるのですけど。それを改善するためにボレーはもちろん、サーブの威力、コントロールを意識して、試合にも取り組んでいました。今大会通してもほとんどブレークされていないですし、そこは良くなったなと感じています。

――スーパータイブレークのシーン振り返っていかがですか

もったいない部分がところどころありました。意識的にスーパータイブレークは攻めたもん勝ちっていうのは分かっていたのですけど、その場面で思わずちょっと入れにいったりした部分があったので、もっと試合中にしっかり攻めたもん勝ちっていうのを意識してプレーすれば良かったなっていうのは感じてます。

――スーパータイブレークに入る前には松崎選手と何かお話はされましたか

お互いスーパータイブレークとかは何回も経験していて、やるべきことは分かってると思うので、そんな特に話すことはないです。こっから二人で上げようっていうのは言わなくても二人とも思ってると思うので。

――声出しに関してはどうでしたか

普段は後ろに応援がいて一緒に叫んでくれて、そこに叫び返すのでやりやすいのですけど、同士討ちだとどこに叫べばいいのかなってなりますね。なのでいつも応援してくれてることに感謝だなと改めて感じました。

――春関全体を振り返っていかがでしたか

単複インカレ(全日本学生選手権)本直決めれましたが、シングルスに関してはまだまだな部分があります。ダブルスにおいてはタイトルを取りきれなかったので、インカレではしっかりダブルスでは優勝して、シングルスでも去年はベスト16だったので、それを超えていけたらなと思ってます。

――最後に、来週には早慶対抗試合(早慶戦)も控えておりますが、意気込みをお願いします

相手はどうダブルスのオーダー組んでくるか分からないですし、まだこちらも決まってないので、もしかしたら今大会接戦だった逸崎(凱人)・畠山(成冴)組と対戦するかもしれません。どんなペアがきたとしても、自分のやることは、ダブルスで絶対に1勝を取ることだと思います。負けてしまったので僕らがダブルスの1番だって証明できるかは分からないですけど、今回の反省を生かして、3本のうち1番良いプレーをして、それをチームに証明していきたいなって思います。

坂井勇仁(スポ2=大阪・清風)

――優勝おめでとうございます!今の率直なお気持ちをお聞かせください

小堀さん(良太主将、スポ4=東京・大成)とは入学当初から組んでいて、去年の春関(関東学生トーナメント)は2回戦で負けてしまいました。ことしこそは二人でシードを守って、優勝しようと大会前から話していました。有言実行することができて、良かったなと思います。

――きょうは、どのような気持ちで望まれましたか

相手は松崎さん(勇太郎副将、スポ4=神奈川・湘南工大付)と河野さん(優平、スポ3=福岡・柳川)ということで、春の早稲田フューチャーズ(三菱電機・早稲田大学フューチャーズトーナメント2016)でも結果を出しているペアでした。周りから見ても向こうが勝つと思ってる人が多かったのではないかと僕は思っていたので、少しの隙をついたりちょっとしたことを変えることでゲームを自分たちのパターンに持ち込めて良かったと思います。

――ファーストセットはラブゲームでブレークされて、2-6という展開でしたが

ファーストセットは相手に圧倒されたというか、相手に好き勝手にやられていたという印象でした。それに対してイライラしてしまった場面もありました。ファーストセットは1-4、1-5でこのセットは仕方ないなというところまできていたので、そこで小堀さんと二人でどうすれば良いかというのを話しあってできたので良かったと思います。

――具体的にはどのようなことを話されましたか

僕がファーストセットをやっている感じだと、一本先の僕らがやろうとしていることが分かっているという感じでした。それでももう一本返して、粘り強くやって行こうと話してそれがうまくいき始めたところで、こっちがガンガン攻めていけたので良かったなと思います。

――セカンドセットはシーソーゲームとなりましたが

1ゲーム目のサービスゲームではじめてキープに成功して、そこでファーストセットとはフォーメーションの使い方や作戦を少しずつ変更して相手にも変わったなと思わせて、2ゲーム目にブレークすることができました。ブレークバックを一度されたのですけど、相手のジャッジなどで隙ができたところをしっかりと突いていくことができたので良かったと思います。

――スーパータイブレークに向けてはどのような気持ちで臨まれましたか

きのうもスーパータイブレークだったのですけども、出だしでしっかりリードを奪えれば優位に進めることもできると思っていました。はじめの数ポイント、6点、7点を取れるように集中して、自分たちの自信のあるところでしっかり勝負していこうと話していました。

――きょうのサーブやボレーの調子はいかがでしたか

サーブ自体は調子は悪くなかったのですが、ファーストセットは相手にコースをきっちり読まれていて、リターンも相手に強打されていました。そこから変化させたり、直球にうまく変化をつけて、相手の強打をはずすことができていたので、良かったのではないかなと思います。

――夏関(関東学生選手権)、インカレインドア(全日本学生室内選手権)に引き続きタイトル獲得となりました

夏関もインカレインドアも、今回もギリギリの優勝で、大きな差をつけての優勝ではありませんでした。夏関やインカレ(全日本学生選手権)では、松崎さんや河野さんも目の色を変えて向かってくると思いますし、
それに対して負けないように一から練習してやっていかなければいけないなと思います。慶大もダブルスに1年生が入ってきて、逸崎凱人・畠山成冴組(ともに慶大)も松崎さんたちからあと一本というところまでいっていましたし、気の抜けない戦いが続くと思います。また来週は早慶戦(早慶対抗試合)があるので、そこでもう一回気を引き締めて全員で戦っていきたいと思います。

――今回の春関での戦いぶりを振り返っていかがですか

シングルスは初戦で負けてしまって、本当に悔しかったので、ダブルスだけでも絶対優勝してやろうと思ってやっていました。シングルスはインカレ予選からにはなりますが、岐阜には行けるので、死ぬ気で頑張っていきたいと思います。

――来週末の早慶戦に向け、改めて意気込みをお願いします

今回の春関はシングルスが慶大対決となってしまい、やられてしまったなと思うのですが、こっちも層の暑さでは負けていないですし、そこは自信を持って戦っていっていいと思います。うちは1年生から4年生まで総動員で戦っていく中で、全員が一本に対する執着心を発揮してやっていけば絶対勝てると思います。まず初日のダブルスは3-0で2日目に回せるよう、全力でやっていきたいと思います。