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ハンドボール部

2016.05.09

関東学生春季リーグ 5月8日 東京・日女体大体育館

作戦ズバリ!『創部史上初』2次上位リーグまであと1勝

 関東学生春季リーグ(春季リーグ)第6戦。早大は今季初の連勝を目指し、国士舘大と対戦した。序盤から我慢強く守り続ける早大だったが、最後の最後でシュートを決められるなど、なかなか波に乗り切れない。1点ビハインドで迎えた後半、ディフェンスの陣形を3−2−1に変更。するとこの作戦が見事的中した。相手のミスを誘発し、速攻を仕掛ける回数を増やすと、流れは一気に早大へ。前日に続き後半に相手を圧倒し、25−20でゲームセット。今季3勝目をつかみ取り、1次リーグ4位に浮上した。

 前の試合の反省を生かし、前半からリードを保ちたい早大。攻めては内海菜保(スポ3=香川・高松商)と川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)の両ウイングのシュートや、橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)の豪快なミドルシュートなどで得点を重ねた。しかし「最後の最後で点を取られてしまった」(川上)と振り返るように、惜しくも守り切れない時間帯が続き、前日同様もどかしい展開となってしまう。終了間際には相手にスカイプレーを決められ、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

要所でファインセーブを見せ、チームを救った大沢

 巻き返しを図る後半、早大が選択したのはディフェンスのシフトチェンジだった。すると「相手のミスを誘いたいという狙いがあった」(佐藤未来主将、スポ4=東京・文化学園大杉並)という言葉通り、相手は冷静さを欠きミスを連発。これを素早い切り替えで速攻につなげ、後半開始8分で4点のリードを奪った。その後も積極的に高い位置から圧力をかけ、次々に決定機を生み出す。中盤からはGK大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)のファインセーブなどでさらに勢いに乗ると、今井季穂里(教3=千葉・昭和学院)の速攻や芳村の個人技などでじりじりとリードを広げた。後半一気に畳み掛けた早大が25−20で国士館大を下し、今季初の連勝。通算成績も3勝3敗とし、春季リーグ4位に浮上した。

重要な場面のノーマークを落ち着いて決めた今井

 創部以来、女子部の春季リーグ過去最高順位は5位止まりである。しかし今週土曜日の試合で勝つか引き分けると1次リーグ4位以内が確定し、『創部史上初』となる2次上位リーグ進出が決定する。もちろん選手たちにとって一番の目標は、『優勝』の二文字。だがこの目標を達成するためには、2次上位リーグ進出が必要不可欠であることもまた事実だ。「優勝するためには、まずは上位に入ることが必要。そのために、チーム一丸となって頑張る」と力強く意気込みを語った佐藤主将。早大女子部の歴史に新たな1ページを書き加える準備は整った。

※2次リーグは1次リーグ(8チームによる総当たり戦)の成績に応じて、上位リーグ(1位〜4位)と下位リーグ(5位〜8位)の二つに分かれ、それぞれで再び総当たり戦を行う。これにより春季リーグ最終順位を決定する。

(記事 栗村智弘、写真 比留田孟徳)

関東学生春季リーグ
早大 25 9−10
16−10
20 国士館大
GK 大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ3=香川・高松商)
LB 橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 正木優唯(スポ4=京都・洛北)
PB 佐藤未来(スポ4=東京・文化学園大杉並)
RB 芳村優花(教3=愛知・星城)
RW 川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)
コメント

PB佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――きょうの試合はいかがでしたか

とりあえず勝てて良かったです。

――きょうの試合にはどういった気持ちで臨みましたか

きのうは出だしの部分があまり良くなくて、きょうは攻めに時間をかけてくる相手に対してペースを合わせずに、しっかり守り抜こうということを言っていたのですが、きょうも最後のところでラストパスを通されてしまったりして、もどかしい感じになってしまって。ただ押されているという感じではなかったですし、後半は切り替えていこうという感じで、ある程度余裕はありましたね。

――後半から3-2-1DFに変更しましたが、その狙いは

点差を離したいというのと、相手のミスを誘いたいという狙いがあって、3−2−1にしました。狙い通り相手のミスが増えて、速攻にもいきやすかったですし、普通よりも足を動かすディフェンスなので、陣形を元に戻してもその流れのまましっかり動いて守れるというのが良かったですね。

――相手のキープレイヤーにマンツーマンをつける場面もありました

相手が一人退場したということもあって、マンツーマンでつくようにしました。あのプレイヤーに対しては間合いがうまくいかないというか、下がっていると大きく展開されてしまうということもあったので、パスを受けさせないようにしようという狙いでした。

――今季初の連勝となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

きょう勝って、あと残り1勝すれば上位にいける可能性は十分にありますし、春季リーグでは(創部以来)まだ1次リーグで上位4つに入ったことがないそうなので、全員が本当にそれを目指したいという気持ちでやれていると思います。

――次戦への意気込みをお願いします

優勝するためには、まずは上位に入ることが必要ですし、そのためにチーム一丸となって頑張ります。

RW川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

きのうは前半から離せる相手だったんですけど、競って相手のペースにのまれてしまって。きょうはそれを踏まえてみんなで粘って点差を付けようと話したんですけど、今回も相手のペースになってしまって、守れていても最後の最後に点を取られてしまっていたので、そこが課題だなと思いました。

――前半は追う展開もありましたが、どのように修正しましたか

ポストに走られたりとか、ディフェンスのミスが多かったので、前に出る人はちゃんとボールにアタックして、ポストはもっと激しく押し上げてマークを強くするということを話しました。

――守りにくさがあったわけではないですか

練習試合を何回もやっていたのでそれは無かったんですけど、最後の最後で気が抜けたミスとか、自分たちが打たせてキーパーが止めているのにルーズボールを取れなかったりしたところがあったので、それが序盤に競った原因かなと思います。

――ハーフタイムで話したことはありますか

真ん中に対するディフェンスを厚くすることと、速攻のバランスが悪くて、片側に寄ってしまっていたので、つないでゴールに持っていこうという話をしました。結果的にそこはあんまり綺麗には決まらなかったんですけど(笑)。

――後半流れをつかみ始めた頃に、大沢選手(アビ直美、スポ1=東京・佼成学園女)のセーブに救われる場面もありました

助かりましたね。やられてるところで結構止めてくれてるので。ただルーズボールをディフェンスが取れないので、1年生が止めてくれているのに情けないなと思います。

――また6点リードしているタイミングでタイムアウトを取っていましたが、何か作戦があったのですか

うーん、なんだろ(笑)。水飲んでて話に関われてなかったです(笑)。

――試合を通しての収穫と課題は何ですか

最後はペースをつかめて離せたのはいいんですけど、出だしの悪さと速攻のバランスが課題として出たので、そこを来週の試合までに修正していきたいです。

――連勝し上位リーグにまたひとつ近づきましたが、そこはどうお考えですか

きのう、きょう、そして来週の相手は上位リーグにいくには勝たなければいけない相手なので、確実に勝っていきたいです。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

自分たちの力を出しきって勝利して、上位リーグにいきたいと思います!!