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ハンドボール部

2016.05.07

関東学生春季リーグ 5月7日 東京・日女体大体育館

守りからリズムをつくり快勝!上位進出に望みをつなぐ

 関東学生春季リーグ(春季リーグ)第5戦が行われ、ここまで1勝3敗で5位につける早大は、同じく1勝3敗で6位(得失点差で早大が上回る)の日女体大と対戦した。前半、内海菜保(スポ3=香川・高松商)の角度の狭いサイドシュートや、橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)の3連続得点などで着実に得点。しかし、要所でのミスもあり、なかなか突き放すことができない。同点で迎えた後半、試合を優位に進めたい早大は、開始15分間でわずか1失点という堅守を見せ、徐々に流れを手繰り寄せる。すると、攻撃にもリズムが生まれ始め、安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)や芳村優花(教3=愛知・星城)を軸に、次々に相手ゴールを陥れた。結果は23−18の快勝。トップ4に向けて貴重な白星を挙げた。

 上位浮上に向けて、是が非でも勝ちたいこの試合。正木優唯副将(スポ4=京都・洛北)のペナルティースローで幸先良く先制したものの、その後は拮抗(きっこう)した内容で進んでいく。前半13分過ぎ、内海がほとんどずれのない状態から飛び込み、鋭いサイドシュートをネットに突き刺すと、14分過ぎからは、橋本が3連続で見事なアウトカットインを決める。しかし、粘る相手との点差を広げることができず、逆に20分過ぎには2点のビハインドを背負ってしまう。だが、早大の勝利に対する強い『意識』も決して引けを取らなかった。24分過ぎ、相手のミスからパスをつなぎ、最後は川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)が落ち着いてゴール。直後には再び相手のミスから最後は内海が決め、すぐさま同点に追い付いた。両者譲らぬまま、前半を11−11の同点で折り返す。

積極的なプレーで得点を連取した橋本

 後半2分過ぎ、橋本のミドルで勝ち越しに成功すると、1分後には安藤がペナルティースローを冷静に決め追加点を奪取。その後3分過ぎから6分過ぎまで続いた相手の長い攻めを、全員が一丸となって耐え抜くと、この流れから川上がクロスアタックで相手のパスをカットし、ワンマン速攻を決める好プレー。点差をこの日最大の3点に広げると共に、チームは完全に勢いに乗った。15分過ぎからは、エース・芳村が次々に得点を決め相手ディフェンスを手玉に取ると、頼れる二人の司令塔・正木副将と安藤もうまくボールを散らし、ゴールにつながるプレーを披露した。終盤は食い下がる相手を難なく振り切った早大。最後は途中出場のGK橋本佳那(スポ3=埼玉・浦和)がノーマークを完璧にセーブし、ゲームを締めくくった。

「いつもより落ち着いた組み立てができた」と振り返った安藤

 何より結果が求められたこの試合。前半こそ競り合う展開になったものの、後半は持ち味の粘り強さを存分に発揮し、理想的な展開でゲームを進めた。特にディフェンスに関しては出色の出来だったと言えるだろう。「もう勝つしかない」(橋本澪)という言葉通り、上位進出に向けて、早大に残された道は『勝利』することのみ。1次リーグで対戦する残り2チームは、実力を出し切れさえすれば早大に分があると言える相手だ。「甘く見てかかると競り合いになる」(正木副将)という気持ちはもちろん、これまでの試合で得た自信も糧にして、春季リーグ後半戦も全力プレーを見せてほしい。

(記事 栗村智弘、写真 田中一光)

関東学生春季リーグ
早大 23 11−11
12−7
18 日女体大
GK 大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ3=香川・高松商)
LB 橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 正木優唯(スポ4=京都・洛北)
PB 佐藤未来(スポ4=東京・文化学園大杉並)
RB 芳村優花(教3=愛知・星城)
RW 川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)
コメント

PB佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――きょうの試合はいかがでしたか

もう少し点差を離すことができたなと思います。前半相手のリズムになかなか対応できなくて、それを修正するのに時間がかかってしまったので、そこが反省点です。

――この試合にはどういった気持で臨みましたか

実力的には自分たちが上回っているということは思っていて、ただその中で油断すると、足元をすくわれてしまうとも思っていたので、ボールへの執着心であったり、粘り強さであったりというのを大事にしようと臨みました。

――きょうは速攻を中心に攻めることができたのではないですか

そうですね。ただ前半、相手がもう(自陣に)戻っているときにも速攻で取ろうとしていた部分があって、やはりそういうときはセットで取れた方がいいということは試合中も言われていたので、そこをゲームの中で修正できたのは良かったです。後半は特に粘り強く守って速攻につなげられていたので、良かったと思いますね。

――春季リーグはきょうが折り返しの5試合目となりましたが、ここまでの戦いを振り返っていかがですか

チームとしては良くなってきていると思いますし、リーグ戦後半に向けてこれまで修正してきたところをもう一度しっかり共有していきたいです。まずは次の2試合で勝たなければ上位には入れないと思うので、そこは特に勝ちにこだわってやっていきたいです。

――あすの試合への意気込みをお願いします

あしたの相手もきょうと同じように粘り強く戦ってくると思うのですが、自分たちが今までやってきたことを序盤からしっかり出して、走り切って勝ちたいです。

CB正木優唯副将(スポ4=京都・洛北)

――きょうの試合はいかがでしたか

もっと点差を離したかったというのはありますね。ただ、試合の途中で修正できたところは良かったです。

――具体的にどういったところで点差を離すことができたと思いますか

前半相手の弱点というか、攻めのポイントをしっかり把握して、それをもっと早い段階で改善できれば良かったと思います。試合の終盤までかかってしまったので。

――きょうはどういったことを意識してプレーされましたか

きょうの相手のディフェンスはすごく寄りが早かったので、いつもよりボール回しを速くすることを意識しました。それだけでずらすこともできていたのですが、もう少しポストを狙えれば良かったなというところが、課題です。

――ここまでは同じポジションでプレーする安藤万衣子選手(教3=東京・文化学園大杉並)と併用というかたちになっていますが、ライバル意識のようなものはありますか

お互いタイプが違うということは自分でもわかっていて、例えば万衣子がプレーしている方が流れがいいときとかもあるんですけど、そういうときはやはり悔しいなと思います。ただ二人いるからこそ、色々話し合うこともできていますし、ライバル意識というよりは、いてくれて助かる存在というか・・・良きライバルって感じですかね(笑)。

――ペナルティースローを打つ場面も多いと思いますが、そのときの気持ちはいかがですか

めっちゃ緊張します・・・(笑)。その試合の一本目は絶対に決めないと、やはり流れが悪くなりますし、そこは絶対決めようと強く意識してます。ただここまでは、二本目以降にだいぶ外してしまっているので、あしたからは二本目以降も絶対に決めたいです。

――あすの試合への意気込みをお願いします

練習試合では大差で勝ったりする相手なのですが、そうやって甘く見てかかると競り合いになってしまうと思うので、粘り強く自分たちらしい試合をしたいですし、いい流れをオフェンスからつくっていけるように頑張りたいです。

LB橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)

――勝利の感想をお願いします

いやー、もうホッとしました。うれしいです(笑)。

――きょうの勝因はどういったところですか

前半は相手のスローペースにのまれたんですけど、後半ディフェンスを切り替えてできて、速攻につなげられたところだと思います。

――橋本選手自身もアウト割りをたくさん決めました

自分の前はあまりディフェンスが強くないと思ったので、攻めれるところはいこうと思いました。

――日女体大のホームでの試合でしたが、やりづらさはありましたか

日女はやっぱり応援がすごく多いので、その中でも自分たちの指示とかを共有して通せるように頑張って声を出しました。

――日女体大は横のパス回しが速い印象でしたが、どういった対策をして臨みましたか

でもあんまりミドルシュートとかは怖くないので、変なところで出たりしないように全員で足を動かそうというふうには言っていました。

――出場機会の少ない選手もきょうは出ることができました

出してあげられて良かったんですけど、もっと早くから出せればと思いましたね(笑)。

――残り3試合で勝利すれば上位に残れると思いますが、チームの意気込みはいかがでしょうか

もう勝つしかないと思っています!絶対に上位へ進みます!

――あしたの国士舘大戦に向けての意気込みをお願いします

あしたもこういう試合になると思うんですけど、前半から自分たちのプレーができるように全員で声を出して頑張ります。

CB安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)

――きょうの試合を振り返っての感想をお願いします

2勝目を挙げることができて良かったと思います。

――ここまで1勝3敗同士のチームの対戦となりましたが、どんな意識で試合に臨みましたか

絶対に負けてはいけないという気持ちが強かったです。

――途中出場となりましたが、どんなふうに試合を見ていましたか

最初に優唯さん(正木副将、スポ4=京都・洛北)が出てくださるので、ディフェンスがどう動いているかとか、他の選手の調子を見れて、きょうだったら橋本澪(スポ3=東京・佼成学園女)の方がアウトでずらせると思ったので、そこにボールを持っていけたらなとイメージして前半は見ていました。

――出場してからのオフェンスの組み立てに関してはいかがでしたか

きょうは自分が冷静でずれてくるのとかもすごく視野が広く見えていて、かなりいい組み立てといううか、落ち着いた組み立てができました。ミスもありましたが、悪いミスは減らすことができたと思います。

――ポストに落としたり、サイドにもいいパスを出せたりと散らすプレーというのも見られましたが

最初は自分で点を取りたいという気持ちが強かったのですが、ディフェンスの状態を考えると自分が突っ込めるような状況ではありませんでした。その中で周りのディフェンスが寄ってきてくれて、パスをさばいたり、空いたところがきょうはなんとなくわかったので、いつもよりいいパスが出せて良かったです。

――きょうは視野が広く、パスの調子も良かったというわけですか

はい。きょうは冷静にディフェンスを見れたと思います。

――そんな中でもステップシュートを積極的に狙っていく場面も見られましたが、シュートに関してはいかがでしたか

点を取りたいという気持ちがあるのですが、間を割っていくのは、きょうのような前に出てくる相手では無理だなと思ったので、隙間が空いた時に後半は点差も開いたので積極的に打ちにいきました。外しちゃいましたけど(笑)。

――このリーグ戦では主にオフェンスでの出場になっていますが、どんな意識で試合に臨んでいますか

私が出たときに流れを変えられたら一番いいなと思っていて、両バックの澪も優花(芳村、教3=愛知・星城)も同い年なのでそこでしっかりコミュニケーションを取って、二人を生かしたり、生かしてもらったりするプレーができたらなと思っています。

――きょうでリーグ戦も折り返しとなりますが、今後に向けての抱負をお願いします

あと2勝は絶対に落としてはいけないと思っているので、2勝してできれば上位リーグに入って、負けた相手にもう一回チャレンジしたいなと思います。