競走部

2016.05.01

日本選抜和歌山大会 4月30、5月1日 和歌山・紀三井寺公園陸上競技場

大木、表彰台に立つも悔しさ残る

 日本グランプリシリーズ第3戦、日本選抜和歌山大会。本来はフィールド種目、十種・七種競技が主として行われる今大会だが、オープン種目にはジュニア世代による5000メートル、3000メートル障害が設けられている。これらは同時にアジアジュニア選手権とU20世界選手権の代表選考レースでもあった。早大からは大学初の公式試合となる新迫志希(スポ1=広島・世羅)と、先日の東京六大学対校大会の3000メートル障害で優勝という鮮烈なデビューを飾った大木皓太(スポ1=千葉・成田)の二人が出走した。

 1日目、新迫が出場した男子ジュニア5000メートルには、規格外の高校生ランナー遠藤日向(学法石川)や羽生拓矢(東海大)らジュニア世代のスター選手が集結。新迫はその中でスタートから先頭集団につき走りを進めた。1000メートルのラップが2分49秒、2000メートルが5分51秒と安定したペースを刻む先頭に対し、集団は崩れずけん制気味の展開に。しびれを切らした新迫は3000メートル手前で大幅なペースアップを図り、集団を引っ張るかたちとなる。そのまま走りきりたいところであったが、ラスト1000メートルでペースを上げた他の選手たちに対応しきれず後退。必死に巻き返しを図るもスパート勝負に加わることはできず、9位でレースを終えた。

一時は先頭に躍り出るなど積極性が光った新迫

 大木は2日目の3000メートル障害に出走。高校時代、日本人で唯一及ばなかった荻野大成(神奈川大)と久々に顔を合わせることとなった。レースはやはり荻野を中心として進められる。1000メートルを過ぎて徐々に先頭が荻野と小室翼(東洋大)に絞られていくと、集団の後方にいた大木はそれに一瞬対応が遅れ、単独で前の二人を追う展開に。「自分の持ち味はラスト1000メートルからのスパート」(大木)と焦らずに走ったが、前を行く二人は競い合いながらペースを落とさず走り続ける。結局最後まで追いつくことはかなわず、3位で表彰台に立つも悔しさが残るレースとなった。

「意識していた」という荻野を追う大木

 早大の今後を担うべき大木、新迫。今回の結果にはけして満足していないだろう。「優勝を狙っていた分悔しい」(大木)、「次の記録会では必ず13分台を」(新迫)。二人はさらなる高みを目指し、再び練習を積んでいく。新人たちの挑戦はまだ始まったばかりだ。

(記事 平野紘揮、写真 杉野利恵、吉村早莉)

結果

1日目

▽ジュニア男子5000メートル決勝

新迫志希(スポ1=広島・世羅)     14分15秒86(9位)

2日目

▽ジュニア男子3000メートル障害決勝

大木皓太(スポ1=千葉・成田)     9分04秒74(3位)

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コメント

大木皓太(スポ1=千葉・成田)

――きょうの試合への意気込みは

今回はU20世界選手権とアジアジュニア選手権の選考がかかっているということで、世界選手権出場を目標としていたので優勝を目指していたのですが、優勝を狙っていた分3位という結果が悔しいです。

――試合を振り返っていただいていかがですか

自分の持ち味はラスト1000メートルからのスパートと考えていて、それまでは後ろの方で余裕をもってレースを進めていこうと思っていたのですが、前の二人(荻野大成、小室翼)が予想以上に速くて強かったので、追いつくことができずそのまま前にいかれてしまったので悔しいです。

――荻野大成(神奈川大)選手は意識されましたか

レース前からずっと意識していました。

――2000メートル付近で第1集団と第2集団に分かれたときに、集団後方でレースを進められていましたが、どのように対応をされましたか

あまり焦らずに後ろで余裕をもっていこうと思っていたので少し(前との距離が)開いたのですがペースを守って間をあけて走っていました。そのまま突き放されてしまったので、力不足だったと思います。

新迫志希(スポ1=広島・世羅)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

出せる力は出し切れたので悔いはないです。

――レースプランはどのようなものでしたか

先頭についていって勝負するというのがあったんですけど、ペースが遅すぎてこのままじゃ出し切れずに終わっちゃうと思って。途中(前へ出て)勝負できたのは自分にとってプラスなので良かったです。

――先頭に出られたときのことを振り返っていかがですか

やっぱりこのままいきたいという気持ちもあったんですけど焦りすぎてそこでちょっとペースが乱れちゃったかなと思います。

――4000メートル手前で集団の後ろに下がられましたがその点についていかがですか

仕掛けるのが早かったのと力不足で失速してしまった部分があるのでまだまだ練習不足だなと思いました。

――世羅高校の後輩の吉田圭太選手がいらっしゃいましたが意識はされましたか

後輩には負けたくなかったんですけどこういう結果(吉田8位、新迫9位)になってしまって、勝負できるときはもうないのでやっぱり悔しいです。

――最後に、次回のレースの予定と目標をお願いします

次の記録会では必ず13分台を出して大幅に自己ベストを更新し、しっかりチームに貢献したいと思っているのでそのための準備をしていきたいと思います。