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ハンドボール部

2016.04.17

関東学生春季リーグ 4月16日 東京・日大八幡山体育館

響いたエース不在…接戦落とし黒星スタート

 3年ぶりの『日本一奪還』を目指す長く壮大な物語。その序章となる関東学生春季リーグ(春季リーグ)がきょう開幕した。長年チームを支えたスター選手、名コーチが抜け新体制となった早大。手探り状態の中チーム作りを進めてきた。初戦の相手は国士館大。試合は1点を争う接戦となる。前半、守りからリズムをつかむと齊藤凌副将(スポ4=岩手・不来方)らの得点で13-11とリードして折り返す。しかし後半、攻撃のミスから立て続けに速攻を許し逆転されてしまう。なんとか追いすがるも、終盤の好機を生かし切れず25-26。あと一歩及ばず、悔しい黒星スタートとなった。

 静かな立ち上がりだった。自らのスタイル通りしっかりと守りを固めて試合に入った早大。緊張感のある開幕戦でもそれがブレることはなくペースをつかむことができた。しかしエース川島悠太郎副将(スポ4=福井商)の負傷離脱が影響したのか、攻撃面では決め手に欠け苦戦。開始10分で1点しか取れなかった。それでも齊藤、松本光也(社3=神奈川・法政二)の連続得点で一時は4点をリード。松本を中心としたディフェンスは相手の長身選手を封じ込む。岩本岳主将(スポ4=東京・早実)が「セットディフェンスは安定していた」と語ったように、自慢の堅守が完全に崩されることはなく主導権を握ったまま前半を終えた。

果敢にゴールを狙う山﨑

 後半が始まると試合の流れは変わっていった。相手の守備を崩し切れずミスが出ると、すかさず速攻を受けてしまう。「足が止まって、変則ディフェンスに対応し切れなかった」(岩本主将)。セットディフェンスならば相手の攻撃をはじき返すことができても、速攻を受けてしまってはなすすべがない。握っていたはずの主導権は相手に渡り、気がつけば逆転を許していた。迎えた終盤、追いかける展開となった早大は反撃を見せる。しかし、ペナルティースローを止められ、速攻から生まれたGKとの1対1の絶好機も逸した。拮抗(きっこう)した展開の中、重要な局面で決め切れなかった早大。結果的には自滅するかたちで敗れた。

速攻で連取され悔しい表情を浮かべる岩本主将

 今季から就任した三津英士コーチ(平人8卒=福岡・久留米工大付)は敗因について聞かれると「後半点を取れなかったところ」と答えた。昨季に引き続き安定した守備を見せた一方でエースを欠いた攻撃面では課題を露呈した。しかし春季リーグは始まったばかり。この課題を克服した時、早大は一段階上のチームへと成長するはずだ。「一戦一戦、勝っていくしかない」(齊藤)。まずは目の前の一戦に全力を尽くす。

(記事 新津利征、写真 田中一光、栗村智弘)

関東学生春季リーグ
早大 25 13−11
12−15
26 国士舘大
GK 永田奈音(スポ2=宮崎・小林秀峰)

LW 三輪颯馬(スポ2=愛知)

LB 山﨑純平(社2=岩手・不来方)

CB 西山尚希(社3=香川中央)

PB 松本光也(社3=神奈川・法政二)

RB 伊舎堂博武(社2=沖縄・興南)

RW 齊藤凌(スポ4=岩手・不来方)

三津英士コーチ(平8人卒=福岡・久留米工大付)

――初戦を終えていまの心境は

できれば勝ちたかったんですけど、まだまだ始まったばかりなので気持ちを切り替えていきたいです。ディフェンスは守れていたと思うので良い所は伸ばして悪い所はもう一回修正していくという基本に戻りたいですね。

――きょうの敗因は

やはりオフェンスで、特に後半の方で点が取れなかったところだと思います。そして速攻でやられてしまいました。

――セットディフェンスに関しては

よかったと思います。あとは山﨑(純平、社2=岩手・不来方)や小畠(夕輝、スポ2=岡山・総社)のところはもっとフィジカルをつけてやっていく必要があると感じましたね。

――あすの法大戦に向けてお願いします

僕自身こういったリーグ戦に参加するのが久しぶりなので、まずはどういったチームなのかをしっかりと見極めて、基本からちゃんとやりたいと思います。

LW岩本岳主将(スポ4=東京・早実)

――初戦を終えていまの心境は

前半いい形で入れて2点リードで折り返したんですけど、後半にオフェンスでミスが出て走られてしまいました。このゲームを取れなかったっていうのは悔しいですね。でも、収穫もあったのでその部分は継続して次につなげていきたいですね。

――きょうの敗因は

やっぱりオフェンスで足が止まって走られていたので、そこだと思います。自分たちのミスで走られて点取られたのでそれは痛かったですね。

――セットディフェンスに関しては

セットディフェンスは安定していて十分評価できるかな。後半も走られていただけでセットは守れたので自信になると思います。

――今後の課題は

オフェンスですね。途中から入った選手も最初から出ていた選手も足が止まって相手の変則ディフェンスに対応しきれてなかったです。修正して、またあしたがあるのですぐ切り替えていきたいです。

――法大戦への意気込みをお願いします

リーグはまだまだ続いていくので反省するところは反省して、またあした勝てるように頑張っていきます。

RW齊藤凌副将(スポ4=岩手・不来方)

――開幕戦、黒星となりましたが試合を振り返っていかがですか

1試合通してディフェンスは機能していたのですが、後半の出だしのところでつまずいてしまって、毎年早大は同じような感じなのでそこを修正しないとここからは勝っていけないのかなと思いました。

――序盤なかなか得点が入らない中で齊藤選手の得点が目立ちましたが

攻めて攻めてズレたところだったので、そこは確実に決められるように頑張りました。

――後半は得点が止まったように見えましたが

サイドがこっちに寄ってきてあまり打たせないようなディフェンスを敷いてきたのでズレてもこなかったですし、そういうところでもう少し自分から回り込んで得点に絡んだりすればよかったなと思ってます。

――試合全体を通して相手のディフェンスをあまり崩せなかったように見えましたが

相手の変則なディフェンスでしかも大きな選手がいたということで、自分たちから近くなってしまって小さい動きばかりになっていたので、もう少し大きい動きをみんなにさせるような声かけをしていこうと思います。

――ご自身として今後改善していきたい点はありますか

もう少し回り込んでフローターを生かすようなプレーを増やしていけたらなと思ってます。

――次戦の法政戦に向けての意気込みをお願いします

一戦一戦勝っていくしかないので絶対勝つという気持ちで臨んでいきたいと思います。

CB西山尚希(社3=香川中央)

――きょうの試合はいかがでしたか<

前半は良かったのですが、後半に失速してしまいました。前半の終わりに3連続失点をしてしまったところからリードされて、そこから踏ん張り切れなかったところが反省点です。

――開幕戦でしたが、緊張感はありましたか

緊張感はそこまでなくて、やるしかないという気持ちで臨みました。

――チームのオフェンスに関しては

前半はセットの場面でワイドに攻めることができていて、点も取れていたのですが、後半の出だしは全体的に中に集まり過ぎていたというか、攻めあぐねてしまって、そこで流れを変える1本を決められなかったことが、敗因の一つになったと思います。

――きょうは主にセンターの位置でプレーされていましたが、ご自身の出来に関しては

特に後半、もう少し自分で行ける場面を増やさなければいけなかったと思いますし、自分のことで精一杯になってしまって、周りをうまく使うこともできなかったと思います。そこは修正していきたいです。

――チームのディフェンスに関しては

ディフェンスに関しては、練習してきたことをそこそこ出せたと思っています。相手のポストが大きくて、そこをどう守るかというのを練習してきて、きょうは2人で押し上げるのか、段差をつけるのかというところの声かけができていたと思います。ただ、最後の際のところというか、詰めが甘かったなと反省しています。

――次戦の法大戦に向けての意気込みをお願いします

目標は勝つことだけで、その勝つということに向けて、自分たちがいままでやってきたことを全力で出し切れるように、頑張りたいと思います。