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ハンドボール部

2016.04.10

東京・日大八幡山体育館ほか

関東学生春季リーグ展望

 早大ハンドボール部の新たな船出の時が、いよいよ目前に迫ってきた。関東学生春季リーグ(春季リーグ)は男子が4月16日(対国士館大)、女子が4月23日(対桐蔭横浜大)にそれぞれ開幕戦を迎える。男女ともに昨季(男子が年間6位、女子が5位)の雪辱を誓う新シーズン。果たしてどういった戦いを見せてくれるのだろうか。

 女子部が目指すのは悲願の創部史上初優勝だ。だが、この目標を達成するためには、昨季苦汁をなめさせられた東女体大や筑波大などのライバルに勝つことが必須となる。そのために新チームがこれまで意識的に取り組んできたのは、ミスを減らすことと、『堅守速攻』の徹底。大事な場面で着実に得点を重ね、粘り強く守り続ける。これに攻守の切り替えの早さと、得意とするクレバーなプレーが合わされば、初優勝も決して夢ではない。メンバー自体も、昨季の中心選手が何人か抜けはしたものの、期待が膨らむ陣容がそろっている。中でもチームの命運を握る存在といえるのが安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)だ。巧みなボールさばきと広い視野を武器とする司令塔は、常にセットオフェンスの起点となり、攻撃のかじ取り役を担う。その他にも、ここぞという場面での勝負強さが光る佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)や、高い決定力と安定感を誇る内海菜保(スポ3=香川・高松商)、多彩なシュートで相手ゴールを陥れる芳村優花(教3=愛知・星城)など、粒ぞろいのタレントが顔を並べる。『意識改革』を共通テーマに掲げる今季の女子部。チーム全員が勝利への強い『意識』を持ち、一枚岩となって新たな戦いに挑む。

今季も攻撃のタクトを振るう安藤

 男子部の今年度の目標は『日本一奪還』だ。集大成の全日本学生選手権(インカレ)で頂点に立つために、春季リーグも目の前の勝ちにこだわっていく。並み居る強豪と戦う上で重要なのは『ワセダのハンドボール』を貫くこと。ディフェンスを固めて攻撃へとつなげ、試合の主導権をつかむ。そのスタイルが正しいことは、昨冬の全日本総合選手権での対湧永製薬戦の勝利で証明済みだ。そこで、活躍を期待されるのが松本光也(社3=神奈川・法政二)、西山尚希(社3=香川中央)の二人。ディフェンスの要として、いかにリーダーシップを発揮できるか、相手エースを封じることができるかが今季の鍵となるだろう。また、下級生の躍進にも期待したい。スピードに乗ったキレのあるプレーが魅力の伊舎堂博武(社2=沖縄・興南)や運動量と正確なシュートでレギュラーに定着した三輪颯馬(スポ2=愛知)はもちろん、けがから復帰した山崎純平(社2=岩手・不来方)にも注目が集まる。主将に就任した岩本岳(スポ4=東京・早実)や斎藤凌(スポ4=岩手・不来方)ら上級生の経験と下級生の思い切りの良さがかみ合えば、春季リーグの優勝は近づくはずだ。昨季は勝負どころで勝ち切れず、悔しい思いをした男子部。3年ぶりの『日本一奪還』に向け、新たな歴史が幕を開ける。

2年目を迎えさらなる成長が期待される伊舎堂

 新チーム初の公式戦となる春季リーグ。積極的にチャレンジし、今後の課題を発見する実りあるシーズンにしたい。また、選手たちはことしも観客に感動を与えるような熱戦を繰り広げてくれるだろう。新たな戦いに挑む早大ハンドボール部から目が離せない。

(記事・写真 栗村智弘、田中一光)

佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

——開幕を控えた現段階でのチーム状態はいかがですか

12月から新チームになって練習を重ねていく中で、2月の合宿では、最初に出た様々な課題を克服するために練習メニューを組みました。みんなで共通意識を持ちながら練習することができて、3月の合宿ではその課題をいくつか克服できていたので、そこをさらに詰めていければ、いいかたちで開幕を迎えられると思っています。

——具体的にどういった戦いをしていきたいですか

やはり点を取らなければ勝てないので、チームとして意識しているのはミスを少なくするということです。あとは、ディフェンスから速攻で点を取れるチームになるということを目指してやっています。

——具体的な目標は

チームとして『意識改革』ということを掲げています。ここ数年、リーグ戦では5位にとどまってしまっていて、これを打破するためには一人一人の意識が変わっていけなければいけないと思っていますし、その上で初のリーグ優勝を目標にしています。

——開幕に向けて意気込みをお願いします

チームとしては、歴代最高の成績を収められるように頑張りたいです。個人的にはここ一番で頼れる選手になることを目標に、頑張っていきたいです。

岩本岳主将(スポ4=東京・早実)

――ことしのチームの特徴は

きょねんいた雄斗さん(東江、平28スポ卒=沖縄・興南)とか正さん(桐生、平28人卒=群馬・富岡)みたいにずば抜けたプレーヤーはいないんですけど、全員が連携して頑張るというチームですね。

――練習中の雰囲気は

リーグに向けてかなりよくなってきていると思うのでこれは継続していきたいですね。

――下級生ものびのびとやれているように見えます

そうですね、コートに立ったら上級生下級生関係ないので。そこは僕らはあまり意識していないです。まあ、その中で下級生の役割だったり、僕ら上級生の役割があるんだと思います。試合に出てる出てないは関係ないです。

――主将になって心境は変わりましたか

これまでは基本的に自分のことだけを考えてやっていて、練習でも次のプレーで自分がどうしようとかしか考えていませんでした。いまは全体のことを考えなくてはいけないという部分で変わりました。責任は重いです。でも、西山(尚樹、社3=香川中央)だったり、光也(松本、社3=神奈川・法政二)だったり下級生も自分の意見を言ってくれるから僕はやりやすいですね。

――開幕に向けて抱負をお願いします

ことしの目標は日本一奪還、インカレ優勝です。春も一戦一戦目の前の勝ちにこだわってやっていきたいです。また、自分たちを見に来てくれるOBの方々や応援して下さる方々がたくさんいる。その人たちのためにも勝ちたいと思っています。