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準硬式野球部

2016.03.21

第58回関東地区大学選手権 3月18日 早大東伏見グラウンド

初戦敗退 初陣を飾れず

TEAM
慶大 12
早大
(早)⚫︎矢坂、田中、内田、山口-齋藤、蘆野
◇(本塁打)鈴木1号ソロ (二塁打)笹井、増田、篠田、蘆野

 いよいよ球春到来。金子祐介主将(スポ4=熊本)率いる新チームの公式戦初戦は宿敵・慶大。東京六大学春季リーグ戦でも対戦のある相手なだけに、ここで弾みをつけたいところだった。しかし、試合は初回から主導権を握られる厳しい展開に。終盤にかけて打線が奮起したものの、序盤の失点を取り返すことはできなかった。負ければ終わりの今大会で無念の初戦敗退となってしまった。

 投手陣は昨年までの主力が引退したことにより試合経験のある選手が少なくなった。さらに昨秋、リーグ2位の防御率を誇った黒須裕太(人3=栃木・真岡)がケガで戦線を離脱しているという状況だ。そんな中、先発したのは高校時代の手術の影響で、この試合がベンチ入りすら初の苦労人・矢坂颯雅(社3=東京・早実)。オープン戦で結果を残し、抜てきされた矢坂だったが、この日は立ち上がりを攻め込まれ、早々に2点を失う。「自分らしさが出せなかった」。その言葉通り、それ以降もボール先行でリズムをつかむことができず、さらに傷口が広がっていった。3回には味方の3失策にも足を引っ張られ、4失点。後を継いだ3投手も悪い流れを断ち切ることができず、計2桁失点を喫した。

守備面は課題が残る結果になった

 序盤から得点差が開いていった中、打線は黙っていなかった。6回に3番・笹井健佑(社3=東京・早実)の安打を皮切りに4本の単打で3点を返す。8回も好機は続く。安打と相手のミスが重なり、満塁で打席には守備から出場の篠田将(スポ4=東京・城北)。低い弾道で逆方向へ飛んで行った打球は一塁手の頭を超え、右翼線へ。この2点適時二塁打で一時は最大7点差あったものを2点差まで詰め寄った。しかし直後の9回表に2点を許してしまう。それでもその裏、鈴木夏亥(社3=東京・早実)の一発など最後まで諦めずに反撃を続けたが、あと一歩力及ばなかった。

8回に2点適時打を放つ篠田将

 今季を占う重要な試合だったが、慶大相手に持ち味の守り勝つ野球をすることができなかった。「守備からリズムをつかめるように、と力を入れていました」。合宿、練習での取り組みについて金子主将はそう語ったが、この試合では8四死球、5失策と結果に結びつかなかった。1ヶ月後に控える春季リーグ戦に向けて、課題は山積みだ。目標に掲げる全日本大学選手権優勝に向けて、早大ナインは全員野球で勝利へと突き進んでいく。

(記事 加藤耀、写真 中村朋子)

※掲載中の学年は新年度のものです

コメント

金子祐介主将(スポ4=熊本)

――新体制としての公式戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

組み合わせ自体はいいブロックに入っていました。初戦の慶大戦を勝てれば狙えるなっていう気持ちでいました。慶大に勝つことだけを考えてきたのですが、しかしこういう結果になってしまったのでシンプルに悔しいです。

――メンバーの組み方は

これまでオープン戦を何試合もやってきて、自分たちの形というのができあがっていたので、そこは変えずに今まで通りという感じでした。しかし内容が悪ければどんどん変えていく総力戦という感じでした。

――今までの練習や合宿で重点を置いていたところは

守備からリズムをつかめるように、と力を入れていました。きょねん主力だった選手が居なくて、試合経験の少ない選手が多かったので。

――その練習の手応えは

そこが出せませんでした。緊張していたのか初戦ということで固さがでて、それが波に乗れなかった原因かなと思います。

――守備の乱れが目立ちましたが、出ている選手にどのような声かけをしましたか

ミスは当然出るものだと思っていて、想定はしていました。しかし普段ミスをしないような人がエラーを出したり、チーム全体も少し気持ち的に動揺がありました。起きてしまったことは仕方ないという切り替えの声をみんなでかけていました。

― ―きょうの試合で収穫や課題はありましたか

きょうみたいな総力戦で色々な選手が出て守って打ってという形になるとは思っていたんですけど、その中で篠田将(スポ4=東京・城北)が右翼線のいいところにチャンスで打ってくれて、そういう普段はあまり主力でない選手が、気持ちを見せて大事なところで打ってくれたのは収穫だと思います。でも課題は多くて、守備からリズムを作ることができなかったこと、こっちがとってもとられて、追いつこうとしても突き放されてという展開をどこかで切れなかったことが課題ですね。

――打線は良かったと思いますがベンチから見ていてどうでしたか

正直0−6になったときからつなぐしかないと思っていたのですが、連打がでたときはベンチ全員で変えていくしかないなという気持ちで見ていました。

――春季リーグへの意気込みをお願いします

全日本優勝という目標を掲げているので、リーグ戦で優勝するしか道はないということで、守備を立て直すことを目標にしたいと思います。また、何ができるかと話したときに、総力戦になることは間違いないので、全員が試合で活躍できるような状況にしていき、結果的に優勝することが目標です。

矢坂颯雅(社3=東京・早実)

――きょうの投球を振り返っていかがですか

粘れなかったということが一番だと思います。失策も出ましたが四球も出してしまって、普段であれば空振りを取れる場面でも自分らしさが出せなかったと思います。

――オープン戦は勝利する試合も多かったですが、その時には出せた自分らしさというのは何であるとお考えですか

オープン戦では先発を1試合しかしていなくて、終盤に3回くらいを投げる試合が多かったです。その時は体力を気にしないで投げられて腕も振れていました。先発は走者を背負う場面が多いので、そういう時にどうするかということが今後の課題になると思います。きょうは負けましたが、いい経験だと思ってリーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)に向けて頑張っていきたいです。

――先発に指名された経緯を教えてください

エースの黒須(裕太、人3=栃木・真岡)がケガをしていて、自分は手術をしてこの2年間はあまり多く投げられなかったのですが、オープン戦は調子が良かったので先発になったのだと思います。しかし、その期待に応えられなかったなと思っていて、体力が続かなかったことが一番の原因だと思うので練習をしていきたいです。

――手術をされたのはいつですか

高校3年の時です。高校の時に肩を痛めて、大学で野球を続けるなら手術をしなければいけないということで。大学に入ってからは新人戦で1回投げたのですが、1軍の試合でベンチに入るのも初めてでした。

――試合前はどのような心境でしたか

試合前は少し緊張していたのですが、試合に入ってからは全然緊張もなくできました。相手も良く(バットを)振れていたので、レベルをどんどん上げていかなければいけないなと思います。

――ことしの投手陣をどのように見ていますか

昨年軸になっていた3人の投手が抜けて、昨年投げていた経験があるのは黒須だけ。そして、その黒須がケガをしたので経験の浅い投手でつないでいくことになると思います。先発して投げ切ることはないと思うので、一人一人が自分の役割を持って頑張らないといけないですね。

――次の試合はリーグ戦となりますが、そこに向けてどこを詰めていきたいですか

次こそは勝ちたいです。力負けしていたので、リーグ戦で戦う時にレベルアップして抑えられるようになっていきたいです。