自転車部

2015.12.16

全日本学生RCS第10戦・埼玉クリテリウム行田第1ラウンド 12月13日 埼玉・古代蓮の里・長野小針地区周回コース

ゴールスプリント奮わず、孫﨑8位に沈む

 ことし最後のレースとなる全日本学生RCS第10戦行田第1ラウンド。使用されたコースは1周2.7km、平坦で広い道幅といたってシンプルなものだったが、雨に濡れて滑りやすくなった路面がサイクリストたちを苦しめる。前のレースで落車が発生したために時程が乱れ、クラス2は7周から6周に、クラス1も8周から6周に短縮されることに。その影響もあってか、クラス2の岩田宗也(スポ2=広島城北)が6位入賞したほかは、クラス1で孫﨑大樹(スポ1=京都・北桑田)がなんとか8位入賞を果たしたのみ。誰一人として表彰台に上ることができず、悔しさの残るレースとなった。

 「3位以内を目標にしていた」と高い目標を掲げてレースに臨んだ岩田。序盤はメイン集団にひそみ、足を温存する作戦に出た。計約16.2kmという短い距離のレースだったが、集団は中盤までさほど大きな動きも見せることなく、1列となって走行する。動きがあったのはレースも終盤に差し掛かる5週目。2人が飛び出し、それを3名が追走。さらにその後ろを岩田が属するプロトンが追う。最終周に入ると、メイン集団が前の5名を飲み込み、混戦のままゴールスプリントに。岩田は6位に食い込み入賞を果たしたものの、「満足のいくものではなかった」と不満げな様子でレースを振り返った。

集団の中で足を貯めにかかる岩田

 4人ものワセダ勢が出走したクラス1。しかし、特に役割などは意識せずにレースに挑んだ。金子智哉(商3=神奈川・相模原)は序盤から前に出ると、他大選手と先頭集団を形成し、レースを引っ張る。しばらくは逃げが続いたものの、4周目に差し掛かると後続に追いつかれ、メイン集団に吸収されてしまう。そんな状況にもめげずに、金子は「いくとしたらここがいいところ」と5週目に再びアタックし、独走体制をつくり出す。このままいけるか――。しかし、クラス1は甘くなかった。ほどなくしてつぶされ、脚を使い切ってしまう。一方で、孫﨑は集団前方の好位置を陣どり、ゴールスプリントに備える。だが、小林和希(明大)をはじめとする有力選手に先行を許し、8位と奮わない結果に終わった。

先頭集団に加わり、積極的にレースを動かした金子

 短距離レースの攻略に不安を残すことになった今大会。2月までは同じコースでレースが開催されるため、対策は必須だ。上位勢に食らいつくためにも、今後はスプリント力の強化に努めたい。また、今回の結果を受けて、RCS年間ランキング2位につけていた孫﨑は、首位を走る小林和希(明大)に差を広げられ、3位の野本空(明大)には肉薄を許すことになった。「これ以上差を広げられると、どんどん苦しくなっていく」(孫﨑)。チャンピオンジャージに袖を通すため。年明けのレースでは、勝利を飾りたい。

(記事 佐藤諒、写真 蔵田有希)

結果

▽クラス1

孫﨑 8位、塩田 9位、伊藤 10位、金子 18位

▽クラス2A

中井 20位

▽クラス2B

岩田 6位

▽クラス3B

田中 10位

コメント

金子智哉(商3=神奈川・相模原)

――きょうはレースが短縮されましたね

距離が短くなったので最初から逃げたい人たちがアタックするのかなと思って身構えていました。

――雨が降っていてとても寒かったですが、影響は

寒いっていうか、路面がすごいスリッピーで落車も何度か起きて怖かったです。

――コースの相性はいかがですか

このコースは比較的、僕だけではなくてみんな走りやすいと思うんですけど、道幅も広くて僕は好きです。

――レースプランは

有力選手がいったらそれに反応していく感じで、あまり自分からはいかないようにしました。最初に1人一番滑りやすいところで転んでそれのおかげで4人の逃げができたんですけど、ラスト2、3周くらいで後ろのバックのコの字の手前で仕掛けたりしようとしました。6周なのであのまま決まるかなとか思ったんですけど、みんな強いんで追いつかれてしまいました。

――役割分担はありましたか

いや、きょうは特になく、自由にやりました。

――最終周を振り返って

ラスト2周のバックでアタックしてそこから逃げが決まればいいなと思ったんですけど、捕まっちゃってそこで脚を使い尽くしたので、ラストのスプリントは参加できずに終わりました。

――ラスト2周のときのアタックはここで決めてやろうという思いで前に出たのですか

ここでいかなかったらスプリント力もないし、いくとしたらここがいいところかなと思っていったんですけど、そこでダメだったんで練習不足を感じました。

――きょうのレースで得たものは

きょうのラスト2周で逃げているときに、インカレ(全日本大学対抗選手権)くらいのときなら逃げ切れていたんですけど、苦しくて失速してしまったのは、ちょっと故障していたんですけど最近の練習不足を実感しました。

――RSCシリーズも残り数試合となりますが、意気込みをお願いします

単純に1勝できるように頑張ります。

岩田宗也(スポ2=広島城北)

――きょうは天候が雨でした

今シーズンのレースはインカレ(全日本大学対抗選手権)含め全てが雨だったので、「またか」という感じでした。降り始めは路面がとても滑りやすく、前のレース(クラス3)での転倒をみて自分は転倒しないよう気をつけて走ろうと思いました。

――きょうのレースプランは

本来10kmでしたが、6kmに短縮され、非常に短いレースになりました。なので、途中で順位が変動するというより最後のゴールスプリントで全部決まるだろうと予想して力を温存していました。

――ゴールスプリントの出来はどうでしたか

最近あまり練習していなかったので満足のいくものではなかったです。表彰台3位以内を目標にしていたものの、結局届かず悔しさが残ってしまいました。

孫﨑大樹(スポ1=京都・北桑田)

――今日は雨のレースとなりましたが、こういう天候のときにはどのようなことを考えながら走行するのですか

今の時期は、乗り込んで基礎能力を上げるとともに自分の課題であるスピードを上げるための練習をメインに行っています。今日のレースは確かに大事なレースではあるものの、下手に落車して怪我をすると練習ができなくなって本当に困ってしまうので、落車だけはするまいと気をつけながら走りました。

――きょうのレースプランは

クラス3で落車があり、その影響を受けて自分たちのレースも距離が短縮されてしまい、自分にとってはあまり良いものではなかったです。というのも長距離をハイスピードで走り、他の選手の足を削る感じのレース展開を企んでいたので。でも、レース距離が短縮されたのは仕方なく、逆に言えば集団スプリントが長くなると予想できたのでそれをイメージして走りました。

――現在ランキング上位につけている今年度のRCSシリーズも残り数戦となったが、それに関する意気込みは

きょうのレースでランキングトップにつけている小林和希選手(明大)に2位につけられ、自分は8位でした。これ以上差を広げられるとどんどん苦しくなっていくので、次のレースでは小林選手よりも前でゴールして得点差を縮めていきたいです。