ラグビー部

2015.11.29

練習試合 対法大B 11月28日 早大上井草グラウンド

再三の好機生かせず、法大Bに敗戦

 早大上井草グラウンドにて行われた法大Bとの一戦。早明戦や、関東大学ジュニア選手権の入れ替え戦に向けて重要な試合だった。Aチーム入りのためにも、後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)への絶好のアピールチャンス。しかしパスやセットプレーでのミスが目立ち、半ば自滅のような形となってしまう。個人としては良いプレーが随所に見られながらも、チームとして勝ち切ることはできず。21-24で法大Bに敗北を喫した。

 前半から何度も敵陣深くへ攻め込んだ早大Bだったが、あと一歩のところでミスを繰り返し、なかなかトライへ結びつけることができない。そんな焦りからか、自らのノックオンでボールが相手に渡ると、独走を許し先制トライを奪われてしまう。その後も落ち着かない試合展開が続く中、反撃に転じた早大B。敵陣深くでの相手ボールスクラムを押し込みターンオーバー。そのままの勢いでFW陣が果敢なサイドアタックを繰り返し相手ディフェンスの注意を引きつけると、最後はWTB門田成朗(法4=埼玉・早大本庄)がトライ。流れを引き戻した。波に乗る早大BはSO浅見晋吾(スポ4=神奈川・桐蔭学園)の突破を起点に、相手ゴール前へ迫る。またしてもスクラムでプレッシャーをかけ簡単にボールアウトさせない。球出しが乱れたところにCTB久富悠介(文構4=福岡・小倉)が反応し、インゴールへ飛び込んだ。ミスやペナルティーが散見されながらも、前半を14-5と早大Bがリードして試合を折り返す。

何度もゲインラインを突破した久富

 後半、8人ものメンバーを入れ替えた早大B。前半、両軍ともにミスが多かったこともあり、キックで陣地を奪いあう手堅い立ち上がりとなった。しかし、後半10分、自陣でのペナルティーからゴール直前で相手ボールでのラインアウトというピンチを招く。ラインアウトからモールで押し込まれてしまい、トライを献上。その後も早大Bは法大BのFW陣を抑えきれずにミスを連発。2本のトライを追加され、14-24と突き放されてしまう。このままでは終われない早大B。後半終了間際に敵陣ゴール前でペナルティーを獲得すると、サイドをしぶとく突き、最後はNO・8山口和慶(スポ3=福岡)がトライ。点差を3点差まで詰める。しかし、ここでノーサイド。逆転まではならず、21-24での敗戦となった。

浅見は難しい角度からのキックも成功させた

 負けはしたものの、随所に4年生プレイヤーの気迫が現れた試合だった。「絶対に赤黒を着たいという気持ち強く出た結果」と浅見が語るように、攻守にわたり、4年生が躍動。またトライを奪われた際には、「4年が引っ張るぞ」との叱咤も飛ぶなど、精神面でも下級生を引っ張る姿勢が強く表れていた。早大として臨む次の試合は早明戦。この試合で見られたような4年生の思いが、早大に勝利をもたらしてくれるはずだ。

(記事 浅野純輝、写真 杉野利恵)

練習試合
早大B スコア 法大B
前半 後半 得点 前半 後半
14 19
21 合計 24
【得点】▽トライ 山口、久富、門田 ▽ゴール 浅見(2G)、広瀬
※得点者は早大のみ記載
コメント

SO浅見晋吾(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――この試合について、自身の出来も含めてどうでしたか

最終的に負けてしまったので、良いプレーをしても、結果がついてこないと意味がないと思います。自分のプレーよりも、負けてしまったことが悔しいです。

――表と裏へのパスの使い分けは意識がけていましたか

そうですね。(試合の出場時間が)40分しかないと決まっていたので、意識していました。

――相手のディフェンスの隙をついて突発する場面がありましたが、狙っていましたか

コーチ陣とも事前に打ち合わせしていて、相手ディフェンスの内側が空きやすいと分かっていたので、内側が空いたときはチャンスだと思って狙っていました。

――FW陣との連携について、試合前に決めていたことはありましたか

特段、決めてはいませんでしたが、試合が始まってからは、ミスが多かったので慎重にいこうとは話していました。また、ボールを持ったら強くヒットして前へ出ようと話していました。

――4年生が引っ張るという気持ちが強く出ていた印象でしたが、事前に4年生同士で決めていたのですか

特に決めてはいなかったです。ただ、4年生として部にいる時間も残り少なくなって、現時点でBチームの試合に出てるというのは赤黒を狙うには厳しい位置だとみんな思っていて、その中で赤黒を着たいという気持ちが強く出た結果だと思います。

――早明戦に向けての意気込みをお願いします

早慶戦出れなかったのが本当に悔しかったので、絶対に出たいです。

SO広瀬泰斗(政経3=東京・早大学院)

――この試合を振り返ってみていかがでしたか

前半、相手のバックスリーのポジショニングが浅めだったので、後半はキックを蹴って、地域を取っていこうという話をチームでしていました。あと、前半を見る限り、相手にサインを読まれてるところもあったので、BKの立ち位置とかをもっとこだわって、読まれていても通用するように、と思って後半に臨みました。

――この試合は早明戦に向けたセレクションのような意味合いもあったのでしょうか

そうですね。監督(後藤禎和監督、平2社卒=東京・日比谷)にもそう言われました。全員、早明戦に出たいという気持ちで臨んだんですけど、負けてしまって。個人的にも全然良くなかったです。Bチームとしても、入れ替え戦もありますし、もっとこだわっていかないといけないな、と思います。

――ご自身のプレーについてはどう評価されていますか

後半の序盤のところで一本キックを蹴ったんですけど、精度が低くて、簡単にドロップアウトになってしまったので、そこの精度がまだまだ足りないな、と思います。

――表への浅いパスと裏への深いパスはどのように使い分けているのでしょうか

表にパスしているのは意図的なんですけど、最初のプレーで当てるときに表で当てて、相手のディフェンスを寄せて、その後に裏のスペースにパスを放るというのが基本的なイメージです。この試合だと、前半も後半もパスを取れていればビッグゲインという場面でボールを落としちゃったりしていたな、と。やはりここでも精度が低いので、チャンスがチャンスで取りきれていないのが良くないかなと思います。ひとつのパスにしても、数10センチずれるだけでトライ取りきれるところで取れなくなってしまうと思うので、精度にこだわりたいです。帝京大とか明大に比べて自分たちは体も小さいので、そういうスキルの部分にこだわって精度を高くやっていかないと、せっかくFWが頑張ってくれてるので、BKはそういったミスをなくしていきたいと思います。

――この試合で出た課題はなんだったのでしょうか

一つのパス、一つのキックの精度のところと、細かいペナルティーですね。基本的なところのペナルティーをなくしていかないと、今後の戦いは厳しいと思うので。

――早明戦に向けて意気込みをお願いします

まだ一週間ありますし、早明戦に出られるように諦めずにやっていきたいです。