日本拳法部

2015.11.14

第34回早慶定期戦 11月7日 早稲田キャンパス

伝統の一戦を快勝!連勝重ねる

 今大会で34回目を迎える日本拳法部の早慶定期戦。ことしは早稲田キャンパスでのホーム戦となった。昨年は主力選手の出場が見送られたことも相まって、本戦では大将戦までもつれ込む激戦の末に勝ちをもぎとった。それとは対照的に、ことしは新人戦で小川友太朗(商1=基町)が優勝、本戦でも4年生を中心に慶大チームを圧倒して勝利を収め、次戦に向け明るい兆しとなった。

 応援部によるエール交換がなされた後、最初に行われたのは新人戦。早慶両校の1年生たちによるトーナメント形式の個人戦だ。小川は1回戦から鋭いパンチで相手を翻弄し、難なく決勝戦へと駒を進める。対して伊藤天晴(人1=東京・世田谷)は慶大の木山慶悟を相手に苦戦を強いられ敗北を喫してしまう。この1年間、競技経験も無い中で努力を重ねてきていた分、主将の田中健博(商4=東京・国分寺)は「もったいなかった、勝ってほしかった」とこぼした。1回戦を終えた結果、決勝では小川と木山による早慶対決が実現する。開始早々、まずは巧みに寝技に持ち込んだ小川が面突き1本を先取。そのまま小川のペースで試合は進み「本戦に勢いをつけたいという気持ちがあった」(小川)と、目標であった優勝を見事に果たした。

表彰される小川

 その後、ついに本戦が始まる。7人制による対抗試合の形式で行われた本戦は、先鋒の森祐紀(政経1=早稲田渋谷シンガポール)が1本目を先取されるも、盛り返して2本を取り返して勝利。次鋒・高橋智之(政経3=神奈川・浅野)も激しい打ち合いを制して2連勝とする。立ち上がりは良好かと思われたが、参鋒戦で慶大の山本雅道も意地も見せ、格上の大栄卓磨(文構3=上智福岡)に勝利。慶大サイドは大きな盛り上がりを見せた。その流れも影響し、続く中堅戦では慶大の勢いに対応しきれず、後手に回る場面も。残る3人となった三将・三橋啓吾(スポ4=千葉・成田)、副将・小枝信介(社4=埼玉・西武文理)、大将・田中は皆4年生。この最後の砦とも言うべき位置に配置されたのは「監督からのメッセージ」と主将の田中は感じていた。その思いを背負った4年生たちは圧巻の3者連続2本先取での勝利。ワセダの強さを見せつけることとなった。

果敢に攻める田中

 伝統の一戦は昨年に引き続きワセダが制した。この勢いをそのままに、続く全日本学生選手権でも全国にワセダの力をとどろかせることができるだろうか。今年度の集大成を見せるべく、日本拳法部は再び稽古に打ちこんでいく。

OBも数多く訪れた

(記事、写真 平野紘揮)

※掲載が遅くなり申し訳ありません。

結果

▽早慶定期戦

新人戦

優勝 小川友太朗

1回戦敗退 伊藤天晴


本戦 対慶大 7勝1敗

○先鋒 森裕紀

○次鋒 高橋智之

×参鋒 大栄卓磨

○中堅 橋本周平(社2=大阪・清風)

○参将 三橋啓吾

○副将 小枝信介

○大将 田中健博

コメント

田中健博主将(商4=東京・国分寺)

――今回で34回目になる早慶定期戦でしたが、振り返ってみていかがですか。

2年の時から早慶戦の本戦に出させていただいていたんですけど、やっぱり毎回緊張はしますね

――早慶戦に対する思い入れはありますか

他の部よりはないのかもしれないのですけど、将来早慶戦で自分が戦っていたんだ、と言われるのはとても楽しみに思います。

――慶大の選手と対峙して、何か感じたことはありますか

自分はワセダの主将で、対戦相手の渡辺くんも慶応の主将で。私的にも仲良くしている間柄なのですが、初めて試合で、しかも大将戦で主将同士ということだったので、ワセダの強さをここでしっかりと示しておきたいなと思い、気合を入れて臨みました。

――試合自体は終始優勢に運ばれているように見えました

そうですね。ただ、終始攻めることを意識していたのですが、相手も反撃をしてきて、どっしりと構えて殴り合ってくれたので、思い通りただただ攻め込むという展開にはならなかったですね。その中でもやはり稽古の量や勝ちへの思いが、勝利へと繋がったのかなと思います。

――新人戦、本戦ともにワセダが勝利を収めました。振り返っていかがでしょうか

新人戦の方は伊藤が出場したのですが、伊藤は最近ものすごく伸びている選手で。もともとはパソコン部だったので格闘技の経験もなく、ガリガリで入部してきていたんです。その中でも必死で稽古についてきて、体重を増やすためにご飯も食べ、努力をしている選手でした。木山くんの方が一枚上手で負けてしまったのですけど、それがもったいなかったですね。勝ってほしかったです。本戦の方は、後ろの3人−−−−参将・三橋、副将・小枝、大将・田中ですね。この3人は皆4年生なのですが、そこには監督からのメッセージもあるんじゃないかと思って。「最後はちゃんと締めてこい」というメッセージだったと思うんですね。それを僕らはしっかりと達成して、全員2本目までを連続で取って勝って、帰ってくることができた。これが僕はものすごく嬉しいですね。

――次戦の全日本大学学生選手権(全日本)に向けて一言お願いします

僕らの最初の山となるのは、ベスト4をかけて戦う立命館大戦になると思います。その試合にいかに勝つか、勝つためにやるべきことは何か。これをつきつめて、実行していきたいと思います。

小川友太朗(商1=広島・基町)

――初の早慶戦でしたが

本戦にも出たい気持ちはあったのですが、新人戦ということで、相手も一年生なので緊張せずに試合ができたと思います。

――今回の目標は何だったのでしょうか

そうですね、やっぱり優勝でした。

――決勝では昨年と違い、早慶両選手による対戦となりました

決勝で勝って本戦に勢いをつけたいという気持ちもありましたし、やはり早慶戦なので、慶応に勝ちたいという思いがありました

――結果は見事優勝でした。振り返ってみていかがですか

あまり緊張せずに自分の持っている力を出し切れたなと思います。

――今大会の結果を受けて、今後の目標などがあればお願いします

やはり11月の大会(全日本)に出てチームに貢献するというのが一番なのですが、僕はまだ1年生なので、その先、2年・3年になった時に個人でも優勝を狙える選手になりたいなと思います。