アーチェリー部

2015.11.11

関東学生新人個人選手権 11月7・8日  神奈川・富岡総合公園

大舞台へ羽ばたけ!ルーキーが躍動

各大学から多くのルーキーたちが集う関東学生新人個人選手権。男子部からは9人、女子部からは3人の選手が出場した。この試合は後の大会に直接的な影響のない独立した試合のため、選手一人ひとりが自分の一射だけに集中する独特な雰囲気となる。そのような中、未経験選手の健闘など、今後の早大を支えていく新人たちの成長を感じさせる結果となった。

男子未経験者の部でチームトップの成績を収め頭角を現した諸口

 経験者女子の部には3名の選手が出場した。その中でも狐塚佑姫(社1=岐阜・聖マリア女学院)、舩見真奈(スポ1=山形・鶴岡南)の2名はインカレ出場を果たしている実力の持ち主だ。しかし、その狐塚は「途中で集中力が切れてしまいました」とミスが重なり惜しくも632点で総合2位。一方、船見は途中経過で4位と一歩出遅れていたが、「しっかり挽回できた」と得意の30メートルで記録を伸ばし見事3位入賞を果たす。残りの一人、川部栞理(文1=千葉・船橋)は30メートルでリズムが崩れてしまい567点で15位という結果になった。しかし「課題が見つかって良かった」と、関東学生リーグ戦に向けて前向きな姿勢を見せる。各々ミスがあったとはいえ、好成績をマーク。早大の力を見せつけた試合となった。

不調な時期が続いていた中でも大健闘を見せた吉永

 男子経験者の部からは総勢7名が出場。初日は、660点以上と個人入賞を目標に掲げ試合に臨んだ野村翼(スポ1=愛知・岡崎北)が魅せる。667点で見事総合3位に入り、有言実行を果たした。また「点数を意識せずに射っていた」という鬼塚聡(スポ1=千葉・黎明)は50メートルでつまずくも、30メートルでの挽回に成功する。656点を獲得し4位入賞。全日本学生室内個人選手権(インカレインドア)出場に向け、視界は良好だ。冷たい雨が降りしきる過酷な環境で行われた2日目は、吉永剛(人1=神奈川・浅野)が登場。572点と伸び悩み33位に終わったが、「楽しく射てたのでよかった」と安堵の表情を浮かべた。一方、男子未経験の部で活躍が光ったのは諸口拓也(政経1=埼玉・川越)。自己新記録の580点をたたき出し、6位入賞と自信につながる結果を残した。
 

 普段の試合とは違った雰囲気の中、それぞれが確かな経験を積んだ今大会。「ワセダの勝利に貢献できるように」(川部)。早大でのアーチェリー生活を「幸せ」と表現した川部がこう語るように、未来を背負うルーキーたちの言葉は頼もしい。待ち受ける次なる舞台での飛躍を誓い、たゆみない歩みを続ける。

(記事 高橋団、川浪康太郎 写真 新津利征、山下夢未)

結果

▽男子

経験者の部

野村 667点 【3位】

鬼塚 656点 【4位】

小仲正高(教1=東京・早大学院) 614点【16位】

蓼沼佳斗(基理1=東京・早大学院) 594点 【20位】

吉永 572点 【33位】

川端悠仁(政経1=東京・早大学院) 547点 【37位】

森雄陽(政経1=東京・早大学院) 494点 【43位】

未経験者の部

諸口 580点 【6位】

新村寛生(人1=静岡・沼津東) 541点 【31位】

▽女子

経験者の部

狐塚 632点 【2位】

舩見 626点 【3位】

川部 567点 【15位】

コメント

鬼塚聡(スポ1=千葉・黎明)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうは点数を出そうとする意識もなく、普通に射てました。

――ご自身の出来はどう評価していますか

50メートルは普段よりも点が落ちてしまったのですが、30メートルはいつも通りの点数が出たので良かったです。

――先週の早慶定期戦では射型が課題とおっしゃっていましたが、改善はされましたか

今回は射型をきれいに射てて、フォロースルー(リリース後残る姿勢のこと)が良くなかったと思ったので、次の試合までに直していきたいです。

――新人戦で得られたことはありますか

きょうは点数を意識せずに射っていたのですが、前回の早慶戦では射型がきたなかったのでフォロースルーを除けば良かったです。

――今後に向けて一言お願いします

次の試合までにしっかりフォロースルーを直してて、インカレインドア(全日本学生室内個人選手権)に向けて18メートルも射っていきたいと思います。

川端悠仁(政経1=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

自分はまだあまり経験がないので、とりあえず試合に出ること自体が、試合に慣れるという意味で成果が出た試合だったかなと思います。

――ご自身の出来については

試合が始まる前から、点数というよりは自分のフォームや射型を整えたり安定させるのが目標であったのですが、きょうはそちらの面でいくつか良い面があったので良かったです。

――今後に活かせるような課題や反省点は見つかりましたか

ペースとテンポは良かったのですが、あまりにもテンポが良く射てたので一射一射が雑になってしまいました。今後は一本一本テンポ良く、かつ丁寧に射てるようになれば良いかなと思います。

――大学でのアーチェリー生活はいかがですか

質や練習量の格が違いを感じているので、自分もその中で色んな面で成長を感じられる場だと思います。

――今後に向けての目標は何でしょうか

今後も試合に出ていくことで、場慣れをできるだけしていって、最終的には慣れてチームの一員として団体戦でも貢献することが目標です。それに向かって頑張っていきます。

小仲正高(教1=東京・早大学院)

――きょうの新人戦を振り返っていかがですか

最近はあまり点数が出ていなくて、その中での試合でした。50メートルは最近の中では良い感じで射てたのですが、30メートルは苦手にしている中でも最近点が出ていなかったので、自分が納得できないところがありました。そこは反省をして、これからの練習につなげていきたいと思っています。

――30メートルを苦手としている理由は何でしょうか

距離が近いので、当てなければいけないという気持ちが自分の中で出てきてしまって、外してしまうと気持ちが切れてしまったりしまいます。最近30メートルで苦手意識があったので、そういうところで外してしまったのかなと思います。

――練習で見つかった課題を今後どう活かしていきたいですか

30メートルがさっきも言っていた通り苦手意識があったので、特に30メートルをしっかり射っていきたいです。あと左にいってしまうクセがあるので、練習で自分でその原因を考えたり、監督やコーチにアドバイスを聞いていきたいです。

――大学でのアーチェリー生活はいかがですか

とても良い環境だなと思っていて、自分の同期をはじめとしてうまい人や意識が高い人がたくさんいて良いと思います。なにより監督やコーチが的確なアドバイスをくださったり、自分はメンタル的にも外してしまうことが多いので、守屋麻樹監督(平3政経卒=東京・杉並)が的確な指示をくださいます。そういう意味でも、自分の競技力も人間的にも成長できる環境の中で充実しています。

――最後に今後に向けて目標があれば教えてください

来年の関東学生リーグ戦で戦力となれるように頑張ります。

新村寛生(人1=静岡・沼津東)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

雨とかで思うような射ができないことが多かったんですけど、その中でも良かった射はきちんと当たっていたので次に活かせるように良い射を増やしていけたらいいなと思います。

――良かったと思える射というのは具合的にどのようなものなのでしょうか

感覚なんですけど、構えたときにこれは当たるなという感じがありまして、そのまま打つと10点や9点に当たってくれます。

――50メートルと30メートルで得意不得意の差はありますか

50メートルは、少し失敗すると大きく外れてしまうのでブレを少なくするのも課題でしたね。

――今回の新人戦で次に活かせるような課題は見つかりましたか

雨という悪いコンディションなんですけど、雨を意識したせいで雨とは関係ない部分で、自分のミスがありました。それをなくせるようにすれば、外の条件にも左右されなくなるのではないかなと思います。

――大学からアーチェリーを始められたということですが、アーチェリー生活はいかがですか

自分は所沢キャンパス生ということで練習する時間はたくさんあるので、早く経験者に追いついて、いつかは追い越せるように頑張ります。

――最後に今後に向けて目標を教えてください

2年生になったときに、関東学生リーグ戦のメンバーに入ることができるように頑張ります。

野村翼(スポ1=愛知・岡崎北)

――新人戦に向けて取り組んできたことは何ですか

なるべく毎日、試合に近づけるために点取りを行っていました。

――具体的な目標は

点数660点以上と、個人入賞です。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

点数的には悪くなかったんですが、射形の面で自分の思い通りに打つことができなかったので、これからしっかり修正して次の試合に臨みたいと思います。

――高得点の要因は

練習量を増やせたことと、点取りの量を増やせたことだと思います。

――その中で見つかった課題はありますか

点取りをしている時としていない時で、矢のグルーピングの精度が差があるのでそこを改善していかないといけないと思いました。

――今後に向けた意気込みを聞かせてください

今後はインドアの練習をして、インカレインドアに出場することが目標です。

森雄陽(政経1=東京・早大学院)

――きょうの新人戦を振り返っていかがですか

悔いの残る内容だったなというのが正直な感想です。その中でもできたことがあったので自信を持って次につなげられたらと思います。

――具体的に悔しかった点とは何でしょうか

いままで練習でやったことが、全く試合でできなかったことが大きいですね。この試合でできたことはメンタル的に最後まで落ち込まずにできた

――ご自身の点数についてはどう評価していますか

全然満足はしていないですね。

――新人戦に向けて特別に対策したことはありますか

この新人戦でやることを決めて臨みました。

――高校からアーチェリーをされていますが、大学に入って変わったことはありますか

練習量も増えましたし、指導を受けられる環境が多くなりました。自分でもうまくなっていると実感する部分が多くなりました。

――今後に向けて目標や意気込みがあれば教えてください

もっともっと頑張って練習して、うまくなります。

諸口拓也(政経1=埼玉・川越)

――きょうの大会を振り返っていかがでしたか

応援の人が一人ずつついてくれてよかったのと、自己ベストを出すことができたことがよかったです。

――きょうの大会で得た収穫はありますか

違うなと思ったら引き戻しをして、いい射を選んで落ち着いて打てたことです。

――課題は出てきましたか

きょうの課題はまだまだアンカーに入ってから違うなと思うことがあったのでそれもしっかり引き戻せばもっと低い点を打つことは少なくなるのかなと思いました。

――ではその課題をどのように克服していきたいですか

練習でもしっかり引き戻しをして、練習でしっかり試合のような雰囲気で打っていけるようにしたいです。

願いします

――今後の抱負を教えてください

今後は、未経験なので自己ベストを出していって、4月のリーグ戦などで活躍できるようになりたいです。

吉永剛(人1=神奈川・浅野)

――きょうの50メートルと30メートルをそれぞれ振り返って、いかがですか

ここ最近、ずっと不調が続いていたなか、きょうは50メートルも30メートルも楽しく射てたのでよかったと思います。

――50メートルが終わった時点で7位でしたが、その後の30メートルに向けて意識した点はありますか

きょうはあまり点数を気にしていなかったし、そもそも練習量が少なかったので、30メートルで点が出なくてもしょうがないと思っていました。だから意識した点はほぼ無いですね。むしろ、最近は不調だったので、きょうは点が出るなぁと感じました。

――中学生の頃からアーチェリーをされているそうですが、大学のアーチェリーを経験されて以前と変わったなと感じる点はありますか

良い射場があるんだなということですかね(笑)。大学では的が20ぐらい置ける広い射場で試合をするし、応援も結構あって賑やかにやる競技というか、お祭りみたいで楽しいです。

――きょうは日没前まで試合が続き、最後のほうは的が見えていないように感じましたが、どうでしたか

自分としては、きょうは調子が良くて点が取れたと感じていたのに、最後のほうは的が見えなくて、矢が全部左下に飛んでいたので悔しかったですね。ただ天気とかの問題はしょうがないと思うし、こういうこともあるんだなくらいに捉えています(笑)。

――今後に向けての抱負をお願いします

苦しい時期が続いても、いつかは調子が戻ってくると思うので、腐らずに頑張ろうと思います。

川部栞理(文1=千葉・船橋)

――きょうの新人戦を振り返っていかがですか

個人的には50メートルは良いテンポで射てて、いままでの課題をクリアできました。ですが、30メートルに入って自分のテンポが崩れてきてしまって、当たらなくてそれを気にしてしまい悪循環が起きていました。なのでトータル的には今後の課題が見つかって良かったと思っています。

――具体的な課題というなは何でしょうか

射型の問題なのですが、取り掛けのときに指が弦に滑ってしまうというのがあったので、それを冬中には直してリーグ戦の時期には万全は状態にしたいと思います。

――今回の新人戦に向けて特別に対策したことはありますか

新人戦に向けては、やっぱり点数を気にせずにリラックスして射つことを練習のときから考えていました。しかしやはり本番では練習のようにいかなかったので、それも今後の課題にしていきたいと思っています。

――練習で課題をどう活かしていきますか

具体的には、試合の雰囲気を練習でも感じることができるように点取りなどを自分で増やしていきます。

――大学でのアーチェリー生活はいかがでしょうか

やっぱり高校のときから早稲田大学のアーチェリー部に憧れを持ってアーチェリーをやっていました。早稲田大学でアーチェリーを続けられてとても幸せです。憧れのチームに自分も入れてすごく良かったと思っています。大学でのアーチェリーはすごく楽しいです。

――今後に向けての目標を教えてください

今年の冬中には自分の課題をしっかり見つめ直して、関東学生リーグ戦では早稲田大学の勝利に貢献できるようになっていたいと思います。

狐塚佑姫(社1=岐阜・聖マリア女学院)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

50メートルで2本0点を打ってしまって、感覚が悪すぎたわけではないと思いますが、悔しいです。

――新人戦ということでいつもの試合と意気込みなど違うところはありましたか

考えすぎずにいつもよりリラックスして打てたと思います。

――途中経過では2位でしたが、後半で1位に上がる手応えはありましたか

0点を売った時点で、集中力が切れてしまいました。

――きょうの反省は集中力ということですか

はい、そうですね。

――1か月後のインカレ予選については

今回の0点は防げたと思うので、しっかり点数を出してインカレにいきます。

舩見真奈(スポ1=山形・鶴岡南)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

自分では思っているように打てていたつもりでしたが、矢の飛びがバラバラに散っていて焦ってしまいました。しっかり精神的なところをコントロールできたらよかったと思います。

――新人戦ということでいつもの試合と意気込みなど違うところはありましたか

新人として出る試合はこれが最後になるので、しっかりこれまでの成果を出せるように臨んだ試合ではありました。

――反省などはありますか

当たらなくて、メンタル的に焦ってしまったことと、射型面でも雑になってしまう部分があったのでそこは改善したいと思います。

――途中経過の順位は4位でしたが、立て直しはできましたか

はい。30メートルは私自身得意な競技なので、しっかりと挽回できたと思います

――1か月後のインカレ予選については

インドアシーズンになって距離も変わってくるので、それに向けてしっかりと調整をして、自分の射型も見直していきたいと思います。