ホッケー部

2015.11.05

全日本学生選手権 11月1日 奈良・親里ホッケー場

一歩及ばず全日本への夢、散る

 あと一歩、及ばなかった。全日本学生選手権(インカレ)準々決勝、相手は今季ここまで1勝1敗の明大。全日本選手権出場が懸かったこの試合は、互いに譲らず一進一退の攻防が繰り広げられる。2点をリードされる展開となるも、決して諦めることはなかった。前半28分に1点を返すと、後半1分に同点に追いつく。ここから何度もチャンスをつくったのは早大だった。しかし残り時間10分のところでペナルティコーナー(PC)から失点。最後までゴールを狙ったが、非情にもここで試合終了のホーンが鳴り響いた。スコアは2-3。あと1点が遠かった。

 前半9分に先制点を許す展開。互いに熱のこもったプレーが繰り広げられるも、23分に相手のエース谷光未有にPCを決められ2-0に。しかしここで終わるわけにはいかない。28分、FW佐藤良(政経4=東京・早大学院)が高い位置でボールを奪うと、MF中村拓郎(社4=富山・石動)のパスを受けたMF宮口和樹(スポ2=滋賀・伊吹)が早大に勢いをもたらす1点を決めた。この得点をきっかけに攻撃のリズムができ始め、良い流れで前半を折り返す。

木村主将

 すべてが決まる後半、主導権を握っていたのは早大だった。後半開始早々、FW川原悠雅(社4=佐賀・伊万里商)のリバースシュートで同点とし、試合を振り出しに戻す。その後も前線からのプレスが効き、相手陣内でのプレーが続いた。川原からのロングパスに佐藤が走りこむ。さらにFW宮崎俊哉(スポ3=福井・丹生)もシュートを狙った。幾度となくサークルへとボールを運ぶも、1点が遠い。残り10分、ここで相手に痛恨のPCを与えてしまう。PCを武器としている明大はこれを確実に決め、2-3に。早大ペースだっただけに、痛すぎる失点だった。「最後まで諦めず、チャンスがある限り攻めようという気持ちだった」(FB木村浩一郎主将、スポ4=栃木・今市)。残り時間が徐々に少なくなっていく中、猛攻を仕掛けていく。終了間際には、連続してPCを獲得。しかし放ったボールは相手GKのファインセーブに阻まれ、絶好のチャンスを生かすことはできない。最後までわからない紙一重の戦い、それを制したのは紫紺の勇者だった。

あと一歩、及ばなかった

 少ないシュートチャンスを確実にものにした明大と、最後まで決め切ることができなかった早大。「自分たちのちょっとした勝負弱さが出た」(川原)。チーム発足時より目標として掲げていた全日本選手権出場にはわずかに届かなかった。それでも最後まで食らいつき、最後までボールを追いかけた選手たち。このチームで達成できなかった夢は、後輩に託された。しかしまだこれで終わったわけではない。今月末には早慶定期戦という大事な戦いが残っている。「もう相手は慶大しかいないので、しっかりと勝てるようにしたい」と木村主将。勝利をつかみ、最後は笑顔で締めくくりたい。

(記事、写真 大森葵)

全日本学生選手権
早大 1-2
1-1
明大
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コメント

松本剛毅監督(平6卒)

――今のお気持ちはいかがですか

きょうのこの試合を目標にやってきて、勝てなかったということで本当に悔しいですね。

――試合を振り返ってみていかがですか

内容というのは本当に良かったですし、自分たちの力というのは出せたと思いますし、気持ちも出ていたと思います。ですがやはり実力の差を埋めることができなかったのかなと思います。

――インカレを振り返って

ことしはこの大会にターゲットを絞っていて、特にこの試合に照準を合わせてよい仕上がりができていたと思います。きのうの試合もよい勝ち方ができたので、良い調整ができていたと思っていただけに、結構悔しいですね。

――最後に早慶戦が残っていますがそこに向けて

早慶戦はもう意地なので勝つことにこだわって、最後によい締めくくりをしたいと思います。

FB木村浩一郎主将(スポ4=栃木・今市)

――今の率直なお気持ちは

本当に悔しいというか、この試合に懸けていたので悔しい思いもあるのですが、まだ引退ではないので早慶戦に向けてまたみんなで頑張りたいなと思っています。

――一進一退の攻防だったと思いますが試合を振り返って

お互い紙一重というか、チャンスもあったし危ないところもあったしというどっちに転ぶかわからないような試合でした。お互い勝ちたい気持ちというのはあったと思いますが、ちょっとした小さいところで負けてしまったのかなと思います。

――リードをされても諦めずに得点を奪いましたがその点に関してはいかがですか

そうですね。最後まで本当に諦めないというのはミーティングでも話していたので、チャンスがある限り攻めようという気持ちでやっていました。

――インカレ全体を振り返って

最後の遠征で、このチームで最後の大会だったので、記録を残したいなというのはありました。

――次は早慶戦が控えていますがその試合に向けて

相手はもう慶大だけですし気が抜けない相手なので、しっかりと対策をしてしっかりと勝てるようにしたいと思います。

FW川原悠雅(社4=佐賀・伊万里商)

――今のお気持ちはいかがですか

残念です。

――試合を振り返って

最初に2点取られましたけど取り返せるなという気持ちがあったので、後半の早い段階で追いつくことができて、そこからどんどん攻めることができたので勝てるなと思っていたのですが、厳しかったですね。

――2点目の得点シーンを振り返っていかがですか

これで勝つことができたら最高だったのですが、結果を残せなかったので残念です。

――相手の守備に関しては

攻めることができていましたし、チャンスも何本もありました。ですが決め切ることができなかった自分たちのちょっとした勝負弱さがでたのかなと思います。

――早慶戦への意気込みをお願いします

最後は勝って終わりたいです。