ラグビー部

2015.11.05

関東大学対抗戦 11月1日 秩父宮ラグビー場

明大5連勝 慶大下す

 関東大学対抗戦(対抗戦)第5戦、対抗戦4連勝中の明大は秩父宮ラグビー場で慶大と対戦した。試合開始早々、慶大に先制を許すも、即座にトライを決め逆転に成功。その後も素早いパス回しと突破力のあるアタックでトライを重ねていき、慶大に42-10で勝利。ペナルティーが原因で攻撃のチャンスを潰す場面は多かったものの、対抗戦5勝目を飾った。

 試合開始後わずか1分で明大は自陣でオフサイドのペナルティーを犯す。慶大はPGを選択し、これを決め先制した。しかし前半7分、慶大のキックをチャージしたNO・8松橋周平がそのままボールをインゴールまで持ち込みトライ。逆転に成功する。続く11分、相手ボールで再開されたキックをキャッチした後、明大は持ち前の突破力で慶大を急襲。WTB成田秀平が大きくゲインし、パスを受けたCTB梶村祐介がノーホイッスルトライを演出した。21分にもWTB紀伊皓太がトライを奪い、21-3とさらに慶大を突き放す。27分にラインアウトからのモールで押し込まれトライを許してしまうものの、31分には松橋が再びトライを決め、前半を28-10で折り返した。

FB田村熙はキックでもプレーでも中心となった

 迎えた後半戦。開始後1分にこの日2トライを奪った松橋がアーリータックルによるシンビンで一時退場。序盤は苦しい展開となったが、慶大のミスにも救われこの不利な状況を何とか乗り切る。そして後半18分、得意の連続攻撃で慶大を翻弄(ほんろう)すると、ここから数的有利な状況を作り上げ、紀伊がこの日2トライ目を挙げた。22分には自陣ゴール前まで攻め込まれるも、接点近辺で圧力をかけ続け、粘り強いディフェンスで慶大の猛攻を凌いだ。その後は明大、慶大両チームともミスを繰り返し、なかなかトライを決めることができない。停滞した状況が続くなか、紀伊と交代で入ったWTB林祥太郎が試合終了間際の41分にトライを奪い、42-10で慶大に勝利を収めた。

コンスタントにトライを量産する紀伊

 前回の日体大戦同様、今回もペナルティーが原因で攻撃のチャンスを潰す場面や、ピンチを招く場面が多かった。これは次戦に向けて早めに修正する必要があるだろう。しかし、ここまで無敗で対抗戦を勝ち進んできた意義は大きい。次の相手は同じく全勝中の王者、帝京大。得点力の高い帝京大に勝利を収めるため、より質の高いプレーが求められている。

(記事 服平周、写真 橋本望)

関東大学対抗戦
明大 スコア 慶大
前半 後半 得点 前半 後半
28 14 10
42 合計 10
【得点】▽トライ 松橋2、紀伊2、梶村、林 ▽ゴール 田村(6G)
※得点者は明大のみ記載
関東大学対抗戦Aグループ星取表(11月1日現在)
  帝京大 早大 明大 慶大 筑波大 青学大 立大 日体大
帝京大 〇92-15 11/15 14:00

秩父宮
〇89-10 11/29 14:00

上柚木
○108-12 ○110-7 〇92-10
早大 ●15-92 12/6 14:00

秩父宮
11/23 14:00

秩父宮
●25-45 〇52-17 〇57-12 11/8 12:00

敷島
明大 11/15 14:00

秩父宮
12/6 14:00

秩父宮

〇42-10 〇26-0 〇83-5 〇90-0 〇77-6
慶大 ●10-89 11/23 14:00

秩父宮
●10-42 〇33-23 12/6 14:00

熊谷
〇80-10 〇66-12
筑波大 11/29 14:00

上柚木
〇45-25 ●0-26 ●23-33 〇50-17 〇55‐12 11/14 14:00

江戸川
青学大 ●12-108 ●17-52 ●5-83 12/6 14:00

熊谷
●17-50 11/14 14:00

三ツ沢
〇57-10
立大 ●7-110 ●12-57 ●0-90 ●10-80 ●12‐55 11/14 14:00

三ツ沢
11/29 12:00

上柚木
日体大 ●10-92 11/8 12:00

敷島
●6-77 ●12-66 11/14 14:00

江戸川
●10-57 11/29 12:00

上柚木
※秩父宮は秩父宮ラグビー場、上柚木は上柚木公園陸上競技場、敷島は群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場、熊谷は熊谷ラグビー場、三ツ沢はニッパツ三ツ沢球技場、江戸川は江戸川区陸上競技場。
コメント

丹羽政彦監督

――この試合を振り返っていかがですか

慶明戦ということでいろんな意味で気持ちも入っていました。前半の35分くらいまでよく戦えていましたし、後半は松橋が入りの所で一旦退場しましたが、そこはサイドの選手がしっかり0点に抑えていましたので、スコアにつながってない部分があるにしても、戦いの中で修正をしていけば良いので、明治としてはいいラグビーが出来たと思います。あとは防げるペナルティーをもっと減らしていかないと帝京大にじりじり持っていかれて、突き離されるケースが出てくると思うので、そこらへんを修正して1週間後しっかり戦いたいと思います。

――田村選手のボールタッチが少ないと思ったのですがSOとしての起用の可能性はありますか

そこはチームのバランスにもよりますが、田村が後ろからしっかり両サイドをコントロールするというのと、真ん中のディフェンスが強いので、センターの外側でボールをコントロールするときに司令塔的に田村を置いたほうがいいというのもあります。SO堀米航平も成長していますし、今シーズン一回田村がSOで出た時は成田を使ったので。そこは選手のコンディションと、相手のチーム状況に合わせて変えていけばいいと思います。田村を後半戦から前に出すというのも考えてはいます。

フッカー中村駿太主将

――この試合を振り返っていかがですか

今日は入りの20分で慶大を圧倒しようと決めていました。最初PGで先制されてしまったのですが、それからは自分たちのラグビーが出来たので慶大相手に有利に立てたのではないかなと思います。あとはやはり自分たちで防げるペナルティーがすごく多くて、これを帝京大戦で出すと負けてしまうと思うので修正していきたいです。

――ここまでの試合全体でのセットプレーについてはいかがですか

春やった時にも思ったのですが、自分たちのセットピースでは帝京大を上回れる部分は多いと考えているので、どちらかというと自信を持っています。ただ、今日の出来だと良くないと思うのでここは直していきたいと思います。