バスケットボール部

2015.11.04

第91回関東大学2部リーグ戦 11月1日 東京・日体大世田谷キャンパス

最終戦で勝利!入れ替え戦への切符を手にする

 関東大学2部リーグ戦(リーグ戦)もいよいよ最終戦。この日は1部昇格へ向けた入れ替え戦を懸けた、日体大との直接対決となった。勝った方が入れ替え戦出場権を得る試合は両者共に負けられないという思いからか、立ち上がりから激しい攻防が続く。第1クオーター(Q)は互いにシュートを打ち合うかたちとなり、18-20とわずかのビハインドで終えた。しかし第2Qではディフェンスで相手を抑え込みつつ早大も得点を重ね、54-34の大差で前半を折り返した。後半も引き続きディフェンスが上手く機能し、第3Qを9失点に抑えるなど相手の勢いを完全に封じ込めた。最終的に93-70で勝利し、3年ぶりの1部昇格へ向けた入れ替え戦に臨む。

 「この試合で負けたら4年生最後かもしれない」(G池田慶次郎主将、社4=東京・京北)。その言葉通り、両チーム共に気持ちのこもった立ち上がりとなった。序盤からシュートの打ち合いになり、早大はG石原卓(社2=東京・京北)やSF新川敬大(スポ2=東京・京北)のスリーポイントシュートで得点を重ねる。しかし相手もそれに応戦し、競る時間帯が続いたまま18-20で第1Qを終えた。続く第2Qでは、早大の攻撃力が爆発する。開始3分のG河合祥樹(スポ3=京都・洛南)のスリーポイントシュートを皮切りに、5連続でスリーポイントシュートを決め、瞬く間にリードを広げた。ディフェンスでは、この試合で早々にファウルの数が溜まってしまった主力のセンター陣に代わって入ったC富田頼(スポ1=京都・洛南)が活躍した。リバウンドや得点の要である長身の相手プレーヤーを見事に抑え込み、ほとんどリバウンドを取られることなく安定したディフェンスを見せた。その後も「自分たちはディフェンスが強み」(池田主将)と圧倒的な自信を持つ早大は、相手に前からプレッシャーをかけることで相手のチャンスを自分たちのチャンスに変えていった。ゾーンディフェンスを敷く相手に対しても、スペースを上手く活用したシンプルな攻撃で得点を重ね、54-34という大差をつけ前半を終えた。

池田主将の活躍が入れ替え戦出場を呼び込んだ

 後半も早大の安定したディフェンスは効果を増し、徹底したボールマンプレッシャーで相手を追い込む。オフェンスでも相手のゾーンディフェンスを難なく攻略し、石原のドライブが決まったかと思えば池田主将のスリーポイントシュートが決まるなど、中と外を使い分ける攻撃で相手を翻弄(ほんろう)した。第3Qを9失点に抑える守備を見せ、ゲームは最終Qへと移った。良い内容で試合を展開し、入れ替え戦へとつなげたい早大であったが、「第4Qで気が抜けてしまうというのが僕たちの反省点」(新川)と語るように、ここで多少の気の緩みが見え始める。それまで完全に抑え込んでいたリバウンドが取られ始め、徐々に相手の得点数も増えていった。それでも最後まで守りのみに徹しない攻めのバスケットを見せた早大は、試合終盤になってベンチ入りしている4年生全員がコートに立ち、最後のリーグ戦勝利の瞬間を分かち合った。これで2位以上が確定し、入れ替え戦と全日本大学選手権(インカレ)への切符を手にした。

リーグ戦通してチームが一体となった

 惜しくも2部リーグ優勝とはならなかったものの、早大が目指すのはあくまで『1部昇格』だ。入れ替え戦に向けて日がない中で、早大の強みも弱みも力に変えていくことが大事になる。「何としても後輩たちのために、1部昇格したい」(池田主将)と語る、入れ替え戦ならではの緊張感や厳しさ、敗戦した悔しさを知る上級生のリーダーシップ。「初めての入れ替え戦だが、緊張せずにいつも通りプレーしたい」(新川)と語る、未知の領域に足を踏み入れようとしている下級生の爆発力。これらが合わさったときに、悲願達成の瞬間が訪れるであろう。

(記事 橘高安津子、写真 秋間勇人、黒田菜々子)

第91回関東大学2部リーグ戦 11月1日(vs日体大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

18 36 25 14 93
日体大 20 14 27 65
◇早大スターティングメンバー◇
G#34 池田慶次郎主将(社4=東京・京北)
G#7 石原卓(スポ2=東京・京北)
SF#36 澁田貴大(スポ3=東京・京北)
SF#8 新川敬大(スポ2=東京・京北)
C#38 宮脇隼人(スポ3=京都・洛南)
◇主なスコアリーダー◇
得点  池田慶次郎主将:23得点
リバウンド  新川敬大:14リバウンド
アシスト  池田慶次郎主将:4アシスト
コメント

G池田慶次郎主将(社4=東京・京北)

――入れ替え戦出場が決まりました。いまのお気持ちは

この試合負けてしまったら4年生が終わってしまうような試合で、相手も同じような状態ですごく気持ちを懸けてきた試合だったんですけど、4年生を中心に下級生も自分たちについてきてくれて最高のかたちで終われたので、本当にホッとしているしすごく嬉しいです。

――試合前はどんなお話をされましたか

こういう試合だいたい力が入っていいことないので、いつも通りやってきたことを出そうという話をしました。

――ディフェンスが勝利につながりましたが、ディフェンス面を振り返っていかがですか

リーグ戦始まる前から自分たちはディフェンスが強みということをチームの中に浸透させてきて、本当に最終戦でこういったディフェンスで見せることができて、仲間を頼もしく思うし、相手が困っているというのがディフェンスやっていてわかったし、ここからの入れ替え戦とインカレに向けてまたディフェンスを強化していきたいと思います。

――先々週からなかなかシュートタッチがよくないように見えましたが、きょうは絶好調でした

力が入っていたんだと思います。本当にこれが最後の試合になるかもしれなかったので、いい精神状態できょうの試合に臨めたのでシュートが入ったのかなと思います。

――きのう辺りからきっかけをつかんでいたのでしょうか

先週の神奈川大戦ぐらいから、その前日の大東大戦で調子悪くて、気持ちを切り替えて考え方を少し変えて臨んだらいい結果になったので、それを継続してきたという感じです。

――最後は4年生がコート上で揃う場面もありましたね

リーグ中にもたまに4年生で出させてもらうことがあったんですけど、やっぱり周りを見たときに4年生がいると4年間頑張ってきてよかったなと思うし、頼もしく思うし、4年生に対しての特別な思いはあります。

――これで入れ替え戦出場が決まりましたが、下級生のときに戦った入れ替えの雰囲気は覚えていますか

1年生のときも、2年生のときも入れ替え戦を経験しているので、すごい雰囲気ではあるんですけどその時でも自分たちのバスケが貫ければいい結果になると思うので、4年生中心にチームを一つにしていきたいと思います。

――相手は法大ですがどんな印象ですか

法大は春のトーナメントでは負けているんですけど、自分たちのバスケをするだけです。

――入れ替え戦への意気込みをお願いします

ここまで本当にチームの仲間に助けられて入れ替え戦への切符を手に入れたので、またここから4年生を中心に一つにまとまって、何としてもらいねんの3年生以下のためにも1部昇格したいと思います。

G木澤義椰副将(人4=京都・洛南)

――入れ替え戦を懸けた戦いでしたがどのようなお気持ちで臨まれましたか

勝てば入れ替え戦で負ければ少なくとも入れ替え戦にはいけない状況という中でチームみんなが勝つぞという気持ちで臨めたと思います。

――相手のゾーンディフェンスにはどのような対応をとりましたか

ゾーンディフェンスに対するオフェンスは難しいことを考えずにしっかり中を攻めていくことや、中にいかせてから外でシュートを決めるとか、隙があればシュートを打つというシンプルなオフェンスができたかなと思います。

――ディフェンスがうまく機能していた印象がありますがいかがですか

ディフェンスが機能するとこのような点差がつくと思います。きょうも日体大とやって前からプレッシャーをかけろといわれていたのでそのディフェンスが徹底してできたかなと思いますし、ディフェンスがいいとこういったゲーム展開に、僕たちの求めているゲームができると思うのでそれを入れ替え戦にもつなげていけたらなと思います。

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

いままでで一番楽しかったというかシュートもみんなたくさん入ってて、やっていて楽しくてベンチも含め応援席もチーム一丸となって戦えた試合じゃないかなと思います。

――リーグ戦を通してチームの姿勢の変化などは見られましたか

リーグ戦始まる前から1部昇格という目標があったのでそれに向けて最初は練習をして勝ってきて、後半から負けが増えてきたときに崩れずに下を向かずに切り替えて、自分たちのバスケをやり抜こうというのを4年生を通じてみんなに話していたので4年生がチームを引っ張っていけたなと思いますし、みんなもついてきてくれたと思うのでそれが最後の試合の結果につながったなと思います。

――入れ替え戦に向けて意気込みをお願いします

目標が1部昇格なので絶対勝ちたいですし自分たちのバスケをやれば勝てると思うので、それをやり抜くだけですね。そしたら絶対勝てると思います。

G河合祥樹(スポ3=京都・洛南)

――きょうの勝利おめでとうございます。いまのお気持ちを率直に聞かせてください

きょう勝たないとインカレの出場権も入れ替え戦への切符も手に入らないという追い込まれた状況だったので、本当にほっとしているという気持ちが強いのと、ここまで来たら入れ替え戦に勝たなきゃいけないっていう、入れ替え戦に向けての気持ちに切り替わっているところがあります。

――きょうの試合前はどんなお話をされましたか

特別どうこうっていうことは無かったんですけど、いままで自分たちがやってきたディフェンスと、徹底すべきところを徹底しようっていうワセダの基本的な部分の話しかしていないです。あとはもう全力を出すっていう、そこだけでした。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

最初は相手もすごく勢いがあって苦しかったんですけど、そこに飲まれずにずっと前半から自分たちのやるべきことを一つ一つ潰していったっていう部分で最終的に前半であれだけの点差を離して勝てたのかなと思います。

――河合選手自身、途中出場から連続スリーを決めるなど流れを変える活躍をされていましたが心境はいかがでしたか

何か変わったことや特別なことをやろうという風には考えていなくて、いままで自分がリーグ戦や練習の中で与えられてきた役割を1つ1つやっていこうという、そういうことだけを意識してやっていった結果、ノーマークだったり打てるタイミングがあったのでそれが入って良かったという、単純にそういう気持ちです。

――相手のセンターに対して外でボールを持たせている印象がありましたが、それはプラン通りでしたか

1戦目にインサイドでやらせないということを徹底して、その結果インサイドの得点を与えずに自分たちの流れで試合に勝てたっていう良いイメージがあったので、そこをもう1回徹底していこうということで、2戦目もインサイドに入る前にガードにプレッシャーかけてなるべくインサイドに入れさせずに苦しいところでボールを持たせるっていうことができたと思います。

――きょうでリーグ戦も終了となりましたが、リーグ戦を振り返っていかがでしたか

できれば大東大にも全部勝ってこの間の日大にも負けることなく終わりたかったんですけど、この長い18試合を全部通して最終的に上手く自分たちのバスケを徹底して勝てたということはこの入れ替え戦やインカレに向けてすごくチームにとって財産になると思うので、そういった面では本当に18試合全部成長できたリーグ戦でした。

――入れ替え戦へ向けて修正したい課題などはありますか

まだまだピックアンドロールからガードがアタックしてスコアするとか、フリースローを確実に決めるとか、終盤まで徹底してディフェンスのローテーションをするとか、まだまだ細かいところをもっともっと突き詰められると良いと思うので、そういった所を改善していきたいと思っています。

――最後に入れ替え戦への意気込みをお願いします

僕は1年の時に1部から入れ替え戦に挑んで、残留することができなくて、そのとき自分もスタメンとして試合に出してもらっていたんですけど、本当に目の前で入れ替わるっていうすごい悔しい経験をしているので、その悔しさを3年目で全部晴らせればいいなと思います。

G石原卓(社2=東京・京北)

――きょうは3位・日体大との直接対決でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

負けたらインカレにもいけないかもしれなかったので、みんな気合いは入っていましたが、いつものワセダのバスケットをやれば勝てると言われていたので、いつも通りプレーしようと思っていました。

――ディフェンスが上手く機能していたように感じましたが、いかがですか

ワセダはやっぱりディフェンスからのチームなので、きょうに限らずいつもディフェンスから頑張って走ってというのを意識しているんですけど、きょうもディフェンスが良かったからこのような結果になったのかなと思います。

――相手のゾーンディフェンスに対してはどのような対応をしようと思っていましたか

そんなに難しく考えても空回りしてしまうだけなので、一人一人が攻めの気持ちでシュートを狙いにいけば、絶対に止められないということをスタッフ陣から言われていたので、各自がゴールを狙いにいこうという意識はありました。

――日体大には長身のプレイヤーがいましたが、圧倒される感じはありましたか

大きいので抜いてもブロックとかされるかなと思うんですけど、ブロックされてもいいからとにかくガードは積極的にアタックしろということをスタッフ陣に言われていたので、高さでは勝てないですけどスピードという面では自信をもってプレーしていました。

――リーグ戦を振り返っていかがですか

最初はなかなか上手くいかなかったんですけど、4年生がリーダーシップをとってくれて、リーグ戦を通して強くなれたなという感じがします。

――次は入れ替え戦になりますが、1部への思いというものはどのようなものでしょうか

僕はまだ1部でやったことがないですけど、やっぱりバスケするならよりレベルの高いところでやりたいので、絶対に勝って1部に上がりたいですね。

SF新川敬大(スポ2=東京・京北)

――入れ替え戦出場を決めましたが、今のお気持ちはいかがですか

素直に嬉しいですが、まだ終わりではないので、次の入れ替え戦へ向けて気持ちを切り替えようと思います。

――入れ替え戦出場が決まり、チームではどのようなお話をされたのですか

中2日で入れ替え戦なのですが、その2日で気持ちをどう入れ替え戦へ向けて切り替えていくかということをスタッフ陣にも言われています。勝ったという喜びもいいのですが、僕たちの目標はまだ達成できていないので、目標を達成するまでは素直に喜べないですね

――3位日体大と当たるということで重要な試合でしたが、どのようなお気持ちで臨まれましたか

特に何も意識していないです。ディフェンスは相手の方が完全にサイズが大きいので、4番5番のところで確実にリバウンドを取らせないということを意識してやれと言われましたね。

――第2Qから点差が開きだしましたが、原因は何だったのでしょうか

相手に気持ちいいシュートを打たせなかったということと、相手にリバウンドを取らせずに僕たちが取ったということが原因だと思います。

――新川さんはリバウンドやスリーポイントシュートなど八面六臂の活躍でしたが

リバウンドは取れましたが、まだ相手に取られていた部分があるので修正したいです。それとスリーポイントシュートの確率が全然良くないので、それも残り2日で調整していきたいと思います。

――本日の試合をふまえて見つかった反省点は

第2Q、第3Qでどんどん点差をつけられたのは良かったのですが、やはり第4Qで気が抜けてしまうというのが僕たちの反省点なので、最後まで気を抜かないで良いディフェンスをしてワセダらしく勝つということです。

――入れ替え戦へ向けての意気込みをお願いいたします。

僕たちが高校3年生の時に2部に落ちてしまって、先輩たちが悔しい思いをしています。僕たちが入学して、初めての入れ替え戦なんですけど、緊張せずに、いつも通りプレーして勝ちたいと思います。