庭球部

2015.11.03

全日本選手権 10月31日・11月1日 東京・有明テニスの森公園

今井が単複で初戦突破

 全日本選手権の戦いが幕を開けた。単複で今井慎太郎(スポ4=神奈川・湘南工大付)、ダブルスで坂井勇仁(スポ1=大阪・清風)・小堀良太(スポ3=東京・大成)組が本選出場。2日間にわたり1回戦が行われ、今井主将が単複ともに2回戦へと勝ち上がりを見せた。

 ダブルスは井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)と組んで出場した今井。相手は
全日本学生選手権(インカレ)や全日本大学対抗王座決定試合(王座)などで何度も対戦している上杉海人・高田航輝組(慶大)。相手にブレークを許さず、ファーストセットを6-2で先取する。セカンドセットは相手のサーブやボレーに磨きがかかり、なかなかゲームをブレークすることができない。5-6とされ、迎えた第12ゲーム。今井の好サーブでキープに成功し、タイブレークに持ち込んだ。しかし、4連続ポイントを許し、セットカウントを1-1とされる。インカレ王者はファイナルセットでもとどまることを知らない。3-3から一気に2ゲームを連取し、井藤・今井組にプレッシャーをかける。今大会第4シードの実力者はそこで試合を終わらせることはなかった。6-6のイーブンに戻し、タイブレークでの決戦に挑む。大勢の観客が固唾(かたず)をのんで見守る中、シーソーゲームが展開されていった。互いに好プレーを見せる中、先にセットポイントを握ったのは井藤・今井組。最後は井藤の強烈なスマッシュが決まり、セットカウント2-1で激闘を制した。翌日のシングルスにも登場した今井。6-1、6-1と圧巻の試合運びで2回戦へ駒を進めた。

接戦をものにした井藤(ライフ・エヌ・ピー)・今井組

 ワイルドカードで全日本選手権本選への出場権を獲得した坂井・小堀組。日本のみならず世界でも活躍している内山靖崇(北日本物産)・添田豪(GODAIテニスカレッジ)組との対戦となった。「どのくらいの力の差があるのか、どのくらい通用するのか」(小堀)とチャレンジャーの気持ちで試合に臨む。坂井のサーブから試合が始まり、ラブゲームは相手に全くポイントを与えずキープ。強烈なサーブでリターンアウトを誘われ、ポイントを重ねることができない。2-6で続くセカンドセットへ。「高いレベルになるとワンブレークが重くなってくる」(坂井)と、相手にブレークされリードを許す。「相手に終始攻められていた」(小堀)との言葉通り、高めに浮いた球をどこからでも鋭角に打ちこんでくる相手に苦しめられた。ボレーなどで果敢に攻めていくプレーも見られたがミスも響き、万事休す。強豪相手に一勝を挙げることはかなわなかった。

声を掛け合う坂井・小堀組

 「決めれるところで決めていかないと勝てるチャンスも訪れない」(小堀)と、チャンスの場面でのミスを悔いた。一方の坂井も「早い段階で相手にブレークを許してしまったのは楽に勝たせてしまった原因」と冷静に試合を振り返る。1か月後の全日本学生室内選手権に向け、「ダブルスは優勝を狙っていきたい」(小堀)「トップ争いに食い込んでいきたい」(坂井)と気合十分だ。新体制でも中心となってくる彼らの活躍から目が離せない。

(記事、写真 佐藤亜利紗)

★善戦するも、本戦出場ならず

惜しくも本選出場を逃した坂井

 男子シングルス予選に出場した坂井勇仁(スポ1=大阪・清風)。勝てば本戦出場が決まる一戦で、大西賢(ノア・インドアステージ)を相手に迎えた。第1セットでは僅差でタイブレークを制したが、続く第2セットは相手の好プレーに流れを持っていかれ、落としてしまう。勝負の行方がかかった最終セット。相手にリードを許す展開となったが、「もう一回自分で踏ん張ろうと決めた」と、粘り強くボールを拾いゲームを奪い返していく。セットカウント5-5に追いつき、0-40。ブレークチャンスをつかんだ。しかし、ここで焦りからかミスを連発してしまう。再三の好機をものにすることができず、本戦出場はならなかった。チャンスで焦りポイントを落としたことについて、「負ける時の課題がいつもそういった部分」と振り返った坂井。今後は試合経験を積み、課題の克服を目指すと語った。

(記事 山本葵、写真 佐藤亜利紗)

結果

▽男子シングルス

1回戦

○今井慎太郎(6-1、6-1)細野桂佑(日大)

▽男子ダブルス

1回戦

○井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)・今井慎太郎(6-2、6(5)-7、7-6(6))上杉海人・高田航輝(慶大)

●坂井勇仁・小堀良太(2-6、2-6)内山靖崇(北日本物産)・添田豪(GODAIテニスカレッジ)

コメント

小堀良太(スポ3=東京・大成) ・坂井勇仁(スポ1=大阪・清風)

――内山靖崇(北日本物産)・添田豪(GODAIテニスカレッジ)組との対戦となりましたが

小堀 世界でも戦っているような日本のトップの選手と対戦できるということで、どのくらいの力の差があるのか、どのくらい通用するのかというのを試みて試合に臨みました。

坂井 こういう試合で日本のトップ選手と対戦できるチャンスは数少ない中、今回はワイルドカードで出場させていただきました。勝ちにいきたいという気持ちがあったので、もっと序盤から相手に食らいついていけたら良かったなと思いました。

――きょうの試合を振り返って

小堀 最初にブレークして先手を取ろうと二人で話していたんですが、僕のサービスゲームが4回ブレークされてしまいました。うまくゲームを展開できず、相手に終始攻められていました。もっと貪欲にやる場面であったり、積極的に行く場面であったり、もっと自分たちから動けるプレーがほしかったなと試合後に感じました。

坂井 こういう高いレベルになると、ワンブレークというのが重くなってきます。ましてや簡単にブレークさせてくれる相手ではないので、早い段階で相手にブレークを許してしまったのは楽に勝たせてしまった原因だと感じました。

――積極的に行く場面もみられたのではないでしょうか

坂井 僕が後ろで小堀さんが前というパターンで、僕がサーブの時は小堀さんが前で動いてくれてキープすることができました。その逆になってしまった時に、小堀さんのサーブの確率であったり、僕のボレーの決定力であったりが流れを持って行かれてしまう原因になってしまうなと感じました。弱点を練習していくしかないなと思います。

小堀 小さなミスが勝敗を分けてくると思います。こういう高いレベルの試合だと決めれるところで決めていかないと勝てるチャンスも訪れないですし、きょうは相手に隙を与えすぎていた部分もありました。地道な練習から基礎を固めていって、もう一度この舞台に帰ってきたいなと思います。

――坂井選手はシングルスの予選にも出場されていましたが、振り返ってみていかがですか

坂井 ファーストセットは紙一重で自分が取り切ることができたので良かったです。セカンドセットは相手の良いプレーもあって、流れを持って行かれそうになった部分がありました。ファイナルセットではもう一回自分で踏ん張ろうと決めて、しつこいプレーをしていました。終盤でチャンスが来ているのにもかかわらず、焦ってしまったというのが悔やまれる敗因です。負けるときの課題がいつもそういった部分で、監督やコーチにも言われていることでもあります。練習試合や本番の試合で、自分で気づいていくしかないのかなと思います。いっぱい試合に出て、積極的に経験を積んでいければと思います。

――1ヶ月後には全日本学生室内選手権(インカレインドア)も控えています

小堀 多分シングルスは予選で、ダブルスは本戦だと思います。シングルスはしっかり本戦に上がれるように、全日本学生選手権や関東大学リーグ(リーグ)、全日本大学対抗王座決定試合(王座)で出た課題を克服していきたいです。ダブルスは優勝を狙っていきたいと思います。

坂井 ダブルスはペアにもよりますが、単複で本戦から出ると思います。今大会やリーグ、王座で出た弱点を見つめ直して万全の状態で臨みたいと思います。インカレインドアはらいねんの新しい勢力図的な意味も込められていると思うので、トップ争いに食い込んでいけたらなと思います。

――今後に向けての抱負をお願いします

坂井 四年生が抜けて、らいねんは一年生も入ってくるのでその中で負けないように、常に向上心を持って練習していきたいなと思います。

小堀 新チームになってくると思うんですけど、そっから王座優勝に向けてチーム一丸となってやっていきたいなというのと、個人的には最後の集大成になるので、一試合一試合、一大会一大会ベストを尽くして頑張っていきたいと思います。